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2016年3月 1日 (火)

ザ・ぼんちインタビュー! 東京では日本武道館以来35年ぶりの単独ライブに「絶対、笑かします!」

2月に、大阪・なんばグランド花月、名古屋・大須演芸場で行われた『ザ・ぼんち三都市ライブ~日本一元気な漫才~』が、3月12日(土)の東京・ルミネtheよしもとにて、最終日を迎えます。

還暦を過ぎてもなお、新ネタを作り続け、精力的に単独ライブを行っているザ・ぼんち。
東京での単独ライブは、日本武道館での1981年以来、実に35年ぶりというお2人に、お話を伺いました。

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ザ・ぼんち
(※左:ぼんちおさむ/右:里見まさと)


  *  *  *  *  *


――2月の大阪、名古屋での単独ライブが好評のようでしたね。

まさと 中身はちょっとずつ変えてまして、100点満点は当然ないですけど、非常にどちらの会場とも、お客さんには喜んで帰っていただけたんじゃないかなと思っています。
おさむ 笑ってくれて、良かったよって言ってくれる方もいて、自分たちも肌で感じました。3月12日のルミネtheよしもとで、もう一回それを感じたいですね。

――大阪では、ゲストが笑福亭鶴瓶さんと豪華でしたね。

おさむ 友情出演みたいな形で、本当にありがたかったです。テーマも何も決めずに、3人で立ち話みたいな感じで、楽しかったですね。

――そして、3月12日(土)には、いよいよルミネtheよしもとで楽日を迎えます。もう構成は固まっているんですか?

まさと 漫才を3本して、あとはそれぞれピンのコーナーと、ゲストコーナーという感じになると思います。

――ゲストは、ジミー大西さんとレイザーラモンの2組と発表されていますね。ジミーさんは、おさむさんのお弟子さんですが、こうした共演は多いんですか?

おさむ いやー、番組なんかで会って、トークはあるけど、舞台ではどうやろ...。
まさと この3人だけでっていうと、何十年ぶりでしょうね。
おさむ この単独ライブに向けて、2人で電話で会話したんですが、噛み合わへんのですよ。「師匠、こんなことしたいんですわ」って大西が言うですけど、僕はそれが理解できなくて、こちらの話も伝わらない。噛み合わないまま5分くらい会話して、「そういう話は相方のまさとにしてくれ」って言って切りました(笑)。

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――まさとさんが、お2人の通訳的な立場になったわけですね(笑)。

おさむ そうそう。A地点からB地点のその間の中継地点がちょうど相方です(笑)。

――ありがとうございます! ジミーさんと言えば、先日の『ガキ使』(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』ジミー大西24時間ロングインタビュー)などで、おさむさんのケチエピソードを披露していますが、その辺はどう思われていますか?

おさむ どうっていうのはないですよ。「名前を出してくれてありがとう」っていうくらいですかね(笑)。

――なるほど。一方のレイザーラモンさんは、どういったいきさつでゲスト出演されることに?

まさと LINEで東京での単独ライブすることを書き込んだら、「出たいです」って言ってくれたんですね。個々に力がある2人ですが、この何年間か漫才をしっかりやろうとしてはるんです。それをわかってましたんで、逆にありがたいとお願いしました。僕らも楽しみにしていますね。

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おさむ ザ・ぼんちの漫才は、しゃべくりが上手というわけじゃないんですよ。元気で、わけわからんくて、そういうのが若手にウケてる可能性もあるんです。ハチャメチャなところがある正統派ではない漫才で、ひょっとしたらレイザーラモンもそういう正統派ではないのかも。ジミー大西はもっと正統派じゃないけど(笑)。

――どうなんでしょうね(笑)。さて、東京での単独ライブとしては、1981年の日本武道館以来というのは本当ですか?

おさむ そうなんですよ。東京の劇場にもいっぱい出てますけど、単独ライブとなると、それ以来、35年ぶりなんですよ。

――MANZAIブームの最中、ザ・ぼんちは音楽番組からも引っ張りだこで、多忙を極めた頃だと思いますけど、日本武道館で覚えていることはありますか?

おさむ もちろんあります。開演前、裏方のスタッフさんが、ギリギリまでセット作ったりしてたんですよ。それが100人以上いて、「これだけの人が動いてくれてる」「一人では何も出来へん。裏方さん、スタッフさんの力があるから僕ら出来たんや」って感動しましたね。そして舞台に出たら、うわーっと夜空の星を見ているみたいな光景が広がっていて、1万人くらいのお客さんがペンライトを振ってくれていたんです。感動しましたけど、「え? うちら漫才師やのに」ってビックリしましたね。

――漫才も披露されたんですか?

おさむ もちろん、漫才師ですから。
まさと LPも出してたので、10何曲は歌いましたけど、漫才もしましたよ。
おさむ 声が反響して、漫才はやりにくかったですね。オチで笑いが起きても、全体では時間差があるんですよ。ちょっと待ってしゃべらんと。そういうことも初めてわかりましたから、貴重な体験でしたよね。

――ちなみに、『恋のぼんちシート』など、ザ・ぼんちさんへ楽曲提供をされた近田春夫さんとは、交流があるんですか?

まさと あったんですけど、何十年も会ってないですね。
おさむ そうやね。たまにお見かけすると、個性ありますよね。あの人の精神も若いと思いますよ。
まさと いい老け方してるわ。

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――1980年から翌1981年にかけて、MANZAIブームは最高潮を迎えましたが、大規模なお笑いコンテストが複数あったり、お笑い芸人がMCを務める番組がたくさんある現在と比べて、何か違いを感じることはありますか?

おさむ 出ている芸人の数が違いますよね。今の方が大変やと思いますよ。僕らの時は、若手って言ったって、少なかったですからね。今は1000組くらいいるでしょ。

――(よしもとスタッフからの補足で)今は、よしもとでも約3000組とかいますね。

まさと 3000って(笑)。
おさむ だから漫才のコンテストでも大変でしょう。その中で勝ち抜いていく若手って、すごいなと思いますよ。

――それは『THE MANZAI 2014』に出場された際にも実感されましたか?

おさむ そうですね。でも、みんな上手でしたよ。よう考えてるわー。
まさと 僕らが出場した1回戦で、他の漫才師を見させていただんですけど、誰やこれっていうコンビで、重たい入り方するなあと思っても、「あ、こんな笑かし方があんねや」っていうような漫才を見られたのは、非常に幸いでした。

――刺激を受けたわけですね。

おさむ ものすごい勉強になりましたよ。「あー、こんな収まっている場合じゃないわ」って。うちらも、向かっていく気持ちがなかったら、老けていくだけ。顔は老けてもしゃあないけど、気持ちまで老けたらダメです。向かっていく精神がないと。
まさと 最高にいいコメントしますね~(笑)。

――3月12日のルミネtheよしもとには、35年前、武道館でペンライトを振っていた方も来るかもしれませんね。

まさと 間違いなく来るでしょうね。
おさむ 「同世代やのにがんばってるわ」っていう見方もあるし、若い人なら、自分たちのお父さん、お母さんに、「ザ・ぼんち、めちゃくちゃおもろい。めちゃくちゃやったわー」って伝言していただきたい。それに僕らの漫才は理屈じゃないんで、3歳、4歳くらいでも笑うんですよ。たくさん芸人が出るイベントで、他の若手はウケないけど、ザ・ぼんちの時は子供が寄ってきて、ワーワー騒いで、笑ったり。そういう特殊なもの持ってるんですかね(笑)。単独ライブでも絶対笑かしますので、みなさん観に来てください!

――とにかくいろんな世代、いろんな方に見ていただきたいですね。本番を楽しみにしております!

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●公演情報
『ザ・ぼんち三都市ライブ~日本一元気な漫才~』
3月12日(土) 開場19:00開演19:30
会場:ルミネtheよしもと(東京都新宿区新宿3-38-2 ルミネ2 7F)
出演:ザ・ぼんち ゲスト:ジミー大西/レイザーラモン
チケット:前売3500円/当日4000円 ※全席指定
Yコード:999-050
Pコード:597-721
チケットよしもと予約問合せダイヤル:0570-550-100(問合せ:10:00~19:00)


【ザ・ぼんち】