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2017年2月23日 (木)

よしもと×そとばこまち第二弾『おりょう』上演決定!! ミサイルマン岩部・福本愛菜 W主演! 川下大洋に続き、若手主力俳優が吉本所属に

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1976年に京都大学の学内サークルとして発足し、辰巳琢郎さん、生瀬勝久さんなどが過去に在籍した、関西小劇場を代表する人気劇団、劇団そとばこまち。その後、坂田大地さんが7代目座長に就任。坂田さんが作・演出する公演は、スピード感溢れるストーリーにダイナミックなダンス、流麗な殺陣など、今までの時代劇と一線を画す、エンタテイメント時代活劇で、ファンの心を掴んでいます。

中でも、2013年に大好評を博した『のぶなが』を、昨年11月に初コラボとして、ミサイルマン・岩部彰、福本愛菜(吉本新喜劇)のW主演、そして、劇団員南園みちな・田中尚樹のW キャストで再演。約1900人の動員を果たし、関西演劇界に新風を巻き起こしました。

そして、今回待望の第二弾が上演決定! 坂本龍馬とその妻を描く幕末ロマン『おりょう』を上演します。あわせて本公演を期に劇団そとばこまちの若手主力俳優の田中尚樹、新谷佳士、和泉、井本涼太の4名が吉本所属となりました。

2月23日には公演の発表会見を行い、岩部、福本、田中、新谷、和泉、井本らが登壇。公演に関する意気込みや、よしもと所属に向けての心境を語りました。

最初にそとばこまちのメンバーがスピード感ある殺陣を迫力満点に披露。その後、岩部と福本らが登場し、会見が始まりました。

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まず、劇団そとばこまち七代目座長、坂田大地さんが「『おりょう』は坂本龍馬の妻のおりょうを中心にお話が進んでいきます。誰が龍馬を殺したのか、なぜ龍馬は殺されなければならなかったのか。おりょうはその真相に向かいます。このお話には維新の英雄、西郷隆盛、大久保利通、新撰組や見廻組が登場します。殺陣あり、ダンスあり、エンターテイメントと時代劇に吉本の笑いが加わります。劇場にてお待ちしております」とご挨拶。

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続けて2月23日より吉本所属となった劇団そとばこまちの俳優4人がご挨拶しました。

『おりょう』で三吉慎蔵役と坂本龍馬役を演じる田中尚樹は、「『おりょう』というお芝居は、坂田大地が座長になって7代目劇団そとばこまちの初めてのエンターテインメント時代劇となっています。5年前に上演したのですが、5年前の自分自身を大きく塗り替えて、公演、劇団、よしもとクリエイティブ・エージェンシーにたくさん貢献できたらと思います。僕自身、劇団に入って初めてのWキャストで、そのお相手が岩部さんです。多分、全く別の坂本龍馬になると思うのですが、岩部さんからも学ばせていただければと思います。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属1本目の作品になるので、泥を塗らないように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」とコメント。

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大久保利通役の新谷佳士は、「僕は田中、南園と同じ、劇団初演のメンバーなんですが、その時、またいつかこの作品を再演する機会があるだろうなと思っていました。それがまさか吉本とコラボ、しかもそこに自分が所属させていただいている状況になるなんて夢にも思っていませんでした。しかもまた初演と同じ大久保利通を演じるということで、立場の変化とか、吉本に所属させていただくようになったとか、プレッシャーがすごいのですが、来ていただいたお客様にチケット代以上のものを持って帰っていただけるように、また来ていただいた感想を聞いた観に来れなかったお客様が泣いて悔しがるような最高のエンターテイメント作品を作り上げたいと思います」と意気込みました。

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まだ役は決まっていない井本涼太は、「僕は新谷さんの下で殺陣を3年学ばせていただき、今は殺陣助手としていろんな公演に関わっています。また新谷さんとは違う、僕の得意の殺陣、ジャンル、振付があるので、今回の公演『おりょう』でもいろいろなジャンル、雰囲気の殺陣をお見せできればと思います。よしもとに入ることでこれまで以上に素敵な出会いや未知との出会いが待っていると思うと今からワクワクドキドキします。でも、もらうばかりでなく、何か返せるように尽力いたす所存です」とフレッシュなご挨拶を。

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そしてNSC31期生で芸人経験もある和泉もご挨拶を。「エンターテイメント時代劇というコラボレーションが2回目ということで、前回は衣装を担当させていただきました。今回もみなさんに着ていただいているのですが、またさらにかっこいい衣装を作れるようにと思います。役はまだ決まっていませんが、劇中に"おこま"という役が出てくるんです。会見にその格好で出たら、今日そのまま役をもらえるのではないかと思って、おこまの衣装で出てきました」。演劇と出会い、その世界に魅力されていったという和泉。「今回、よしもとにまた所属させていただくということで、元々の笑いをさらにパワーアップさせて、またよしもとでも芝居で活躍させてもらったり、そとばこまちでももっとパワーアップしていきたいと思います」と気合を入れました。

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続いて、劇団そとばこまちの南園みちなさん。南園さんは福本愛菜と同じくおりょう役と真吉役のWで登場します。「よしもと×そとばこまちの第二弾が決定して嬉しく思っています。第一弾の『のぶなが』ではご来場くださったお客様にとても嬉しいお言葉をいただき、とてもありがたく思っています。今回もご期待に応えられるよう一生懸命、全身全霊で作品に向き合いたいと思っています。今回も岩部さん、福本さん、よろしくお願いします。あとは本番まで怪我や病気のないよう、頑張って稽古に励みたいと思います」とご挨拶されました。

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そして主役のおりょうを演じる福本愛菜。福本は前回のコラボ第一弾『のぶなが』にも出演しました。「前回も得られるものがすごく多かったです。見に来てくださったファンの方からもいろんな意見をいただき、ぜひよしもととそとばこまちさんのコラボで再演、第二弾を観たいという声をいっぱいいただき、第二弾でまた岩部さんと出させていただけることを嬉しく思います。前回、芝居の大変さをすごく学ばせていただいたので、今回はその心構えで稽古に挑みたいと思います。劇団の皆さんとの距離もだいぶ縮まったので、1作目の『のぶなが』をさらに超える作品を皆さんにお見せできたらと思います」。

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主役の坂本龍馬を演じるミサイルマン・岩部彰も第一弾の『のぶなが』に出演。その際も主役の信長役でした。「前回、九州・佐賀にいる両親に出演を伝えるとぜひ観に行きたいということではるばる見に来てくれたんですが、だいぶ前半で殺されて。開始から45分でもう出て来ないというので親父がだいぶ焦ったということがありました。今回の坂本龍馬はできるだけ長生きして、舞台で演じられるように一生懸命頑張りたいと思います。そして前回、出させていただいた時、一番に思ったのがそとばこまちさんのすごく熱い思いです。熱量、情熱をひしひしと感じました。今回もまたそれをお客様にお見せできればいいなと思います。稽古を精進して、本番を一生懸命がんばりたいと思います。できるだけたくさんのお客様にお越しくださるようよろしくお願いします」と意欲を語りました。

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『おりょう』は坂本龍馬がなぜ暗殺されたのか、妻のおりょうがその真相を突き詰めていく物語で、史実に基づきつつもエンターテイメント色の強い作品に仕上げます。龍馬暗殺後のおりょうの身の上も、そこに至った理由を探っていきます。坂田さんが本作も早々に龍馬が暗殺されるとお話されると岩部から注文が。「今回、両親だけじゃなくて、おかんが所属しているママさんバレーの皆さんも来られるので、できるだけ舞台に長くいさせてください。おかんが恥かきますので...」と二の舞を案じる一面もありました。

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坂本龍馬役Wキャストで演じる岩部と田中。それぞれの役作りに関するプランを聞きました。

「龍馬には日本を変えるというすごく熱い思いがありましたし、その時代の流れに乗れないモヤモヤもあったでしょうし、こうしたいけどできないという葛藤もあったでしょうし、目には見えない心の中の熱いものをお客様に出して、少しでも涙を流していただければと思います」と岩部。『のぶなが』では千秋楽のカーテンコールで岩部が大泣きするという"大事件"が起こったため、「本作では僕は泣かず、お客様に泣いてもらう。そんな演技ができればと思います」と改めて気合を入れました。

一方の田中は、「坂本龍馬は僕のイメージでは骨太というか、日本を変える、時代を変えるという人物。岩部さんは僕の中でかなり骨太な男性なので(龍馬役に)ぴったりだなと思います。なので、僕と全然違う龍馬になるんだろうなと思いますが、岩部さんもおっしゃっていたように今までの時代のルールとか、そういったものを根底から変えようとする人のエネルギーはとんでもないと思うので、それをセリフだったり、身体の表現だったりでお客様にひしひしと感じていただけるような、骨太な坂本龍馬が演じられたらと思います」と熱を込めました。

武将様としても活躍する岩部。『のぶなが』では「武将様が演じる信長を見てください」と伝えました。今回は、「お客様が混乱しないように、武将様ではなく岩部が演じているんですよとしっかりと伝えようと思います。"岩部が演じる坂本竜馬を見てくれと武将様が言っておりました"」とさらにややこしいことに(!?)。「ファンのお客様にも楽しんでいただけるよう、また、この時代にも興味を持っていただけるように、分かりやすく、そして気持ちを伝えていけたらと思っています」とのことです。

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『のぶなが』で初めて演劇作品の稽古を経験した福本は、新喜劇と180度異なる稽古に驚きを隠せなかったとか。「あんなにがっつり稽古したことなかったので...。新喜劇は前日の数時間しか稽古をしないのですが、お芝居の稽古は何か月もかけて、毎日毎日、ちょっとずつ作っていく。そのことに私は慣れていなかったので、体力的にやられてしまって。でも心があの期間でめちゃくちゃ強くなったと思うんです。それを第二弾に生かして、強いおりょうを演じられたらいいなと思います」と過去の経験をプラスに転じさせたいと語りました。

吉本所属になった劇団そとばこまちの4名に、吉本所属の俳優として今後の希望、展望、野望を教えてもらいました。

幼いころからお笑いを見ていた田中、芸人への夢はあきらめたものの劇団そとばこまちで発揮してきました。「うちの劇団はコメディの劇団なので、ここで人を笑わせようという時は力が入って楽しんでいます。岩部さんをはじめよしもとの芸人さんはお笑いのプロとしてお仕事をされているので、そういった部分を学びながら、自分もお芝居で培ったエッセンスを交えて新しいものが作れたらと思います。うちの劇団にも殺陣とか、ダンスなど、いろんな分野でできる人間がいるので、そういった部分もお笑いのプロと一緒に新しいものが作れたらと思います」。

続いて新谷は「吉本は芸人さんはもちろん、いろんな方面で活躍されている方が所属されているので、そういう方と今後、たくさん接していく中でいろんな分野のエッセンスを盗んでいって、食っていって、自分にどんどん還元していって、役者とかお笑い芸人というくくりではなく、大きい意味で一人のエンターテイナーとして成長していきたいと思っています。自分が大きくなっていくことで劇団そとばこまちや吉本にいろいろ返して、全体が大きくなっていければと思っています」とビジョンを語りました。

井本は殺陣で新しい風を吹き込みたいと話します。「僕は殺陣をもっと活性化していきたいと思います。いろんな種類の殺陣があってもいいと思うので、僕主体で振付とかしていき、新しい風をどんどん吹かせていけたらと思います!」。

和泉は、「芸人さんと芝居人のコントバトルとか、そういうイベントを一緒に作っていけたらと思っています。劇団そとばこまちの小屋が十三にあるんですけど(十三ブラックボックス)、そこでイベントをしたり、朝日劇場などとコラボして、みんなが光っていけたらいいなと思います」と具体的な展望を明かしました。

最後に岩部と福本に、先輩として吉本の心得を聞きました。

「出前を注文することも増えてくると思うんですが、信濃そばは電話で注文して、切って、1分以内に届くので、トイレとかに行かないように。体感で言うと25秒で届きます。その速さを体感してほしいと思います。信濃は早いです」と岩部、芸人は出前に始まるそうです。

それを受けて福本も「先輩から出前を頼まれることが多いと思うので、携帯のアドレス帳に出前フォルダを作っておいた方がいいと思います。探すのが大変ですから」と時短アドバイスを送りました。

なお、劇団そとばこまちからのよしもと所属俳優は川下大洋がおり、1998年に吉本興業に所属しています。

よしもと×そとばこまち第二弾『おりょう』は5月18日(木)より大阪阿倍野・近鉄アート館で開幕です。新感覚のエンターテイメント時代活劇をお楽しみください!

【ミサイルマン・岩部】【福本愛菜】【田中尚樹】【新谷佳士】【和泉】【井本涼太】

よしもと×そとばこまち第二弾「おりょう」

日時:2017年5月18日(木)~21日(日) (全7公演)
18日(木)15:00開演・19:00開演
19日(金)19:00開演
20日(土)14:00開演・18:00開演
21日(日)13:00開演・17:00開演

場所: 近鉄アート館

【作・演出】坂田大地(劇団そとばこまち座長)
【出演】岩部彰(ミサイルマン)、福本愛菜(吉本新喜劇)
田中尚樹、新谷佳士、和泉、井本涼太(劇団そとばこまち)
南園みちな(劇団そとばこまち)、他

料金: 前売り4000円 当日4500円 学生割引3000円(要学生証)

【チケット発売】3月5日(日)~
チケット情報: チケットよしもと