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2017年12月23日 (土)

京都初上陸!今くるよ presents「京都でどやさ!~ステキな笑いの盛り合わせ~」が開催されました!

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12月21日、京都・よしもと祇園花月にて「京都でどやさ!~ステキな笑いの盛り合わせ~」が開催されました。同公演は、これまで2月に東京・ルミネtheよしもとにて「女芸人大集合!ルミネでどやさ!!」が、8月に大阪・なんばグランド花月にて「2017女芸人大集合!なんばでどやさ!!」が行われ、どちらも大盛況を博した人気シリーズ。このライブが満を持して京都に初上陸した、熱い一夜をご紹介します。

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人気ライブの京都初開催に名を連ねるのは今をときめくスターぞろい! そのせいか会場には若い女性の姿も多く、年末のざわめきと共に熱気に包まれます。そして開演時間、まずは今回のオーガナイザー・今くるよが、司会のKBS京都アナウンサー・梶原誠を引き連れて登場。この2人は長寿ラジオ番組でタッグを組んでいるだけあって息ぴったりです。緊張気味の梶原を「ドキドキですわ(笑)」とくるよが笑顔でリードしつつ、もちろん「どやさ!」連呼のサービスも欠かしません。初っ端から沸き立つ空気のなか「ベストメンバーをそろえました!」(くるよ)と、太鼓判を押して漫才の時間へ突入します。

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トップバッターは、くるよに"関西のKinKi Kids"とニックネームで紹介されたダイアン。すかさず「(似ているのは)人数のみ」(西澤)と、2人は苦笑いでスタートします。しかし漫才となれば、キレ味は抜群。独特かつたっぷりの間にドキリとさせられてからの、津田の人懐っこいスマイルで入るツッコミに笑いが量産されます。さらに、西澤が変幻自在に次々演じる人物像に引き込まれ、あっと言う間に2人の作り出す世界の中へ。加えて、インテリヤンキーや相撲といった"いまどき感"も折り込まれ、さすが2017年ブレイクの2人!と言ったところ。「さすが、よしももとのKinKi Kidsやわ~」と、くるよに再度言わしめるステージでした。

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続いては、「かっこいいな~と思って。(ニックネームは)狩人!」(くるよ)、「神戸大学出身のエリートです」(梶原)とコールされたネイビーズアフロが登場。彼らは地元・京都生まれだけに、やる気も十分な様子です。皆川のまくしたてるしゃべりにはその意気込みが表れているかのようで、スピード感満点! くるくると変わる表情、徐々にヒートアップして血管が浮き出そうな"がなり"には、思わず見る側の血も沸き立ちます。加えて、キラーワードで、時にガツッと時にクスッと落としてくれるテクニックには、漫才の醍醐味を存分に堪能。インパクトたっぷりでその存在感を見せつけてくれました。

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そして3組目は「検索しても出て来ませんでした」(梶原)、「でも、絶対おもしろいですから!」(くるよ)というエルフです。実は2人、結成2年目の21歳で、自身でも「検索しても出て来ないはず(笑)」(はる)という程のニューカマー。しかし、そのパフォーマンスは堂々としたもので、ボケの荒川は登場から「み~んな、ハピネ~ス!」(荒川)とひと声を響かせ、無邪気かつエキセントリックなオーラも発します。しかも漫才もどこまでがネタ?と思わせるノビノビとしたもので、まさにハッピーな気分に。また荒川と対照的なはるのツッコミも心地良く常温で、今後がさらに楽しみになりました。

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次に現れたのは、これまた「かっこいいでしょ~!」とくるよ絶賛のトット。梶原いわく"シュッとした"そのルックスで、なんと長身の桑原はボイスパーカッションまで披露するから驚き。会場には歓声が上がります。......が、その見た目と反して桑原は"キモカワ"をはじめ、老若男女の濃厚なキャラを連発。七変化といった言葉もぴったりで"トットワールド"を炸裂させます。しかし、シュールな色合いの内容でも多田の絶妙に"普通"な温度が安心感を与え、腹の底をくすぐる小気味いい笑いがエンドレスに! 見て良し、聞いて良しのトットは、くるよのかっこいいの言葉が"ドンピシャ"でした。

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後半戦、さらに観客を沸騰させるのはスーパーマラドーナ。"ドキドキボーイ"のニックネームでくるよから寵愛を受ける田中の"ポンコツ感"と武智の強面で繰り広げる漫才はリズム良く、観客も200%でリラックスして彼らの漫才を謳歌します。さらに、遅れて入場したお客さんをいじって瞬発的な笑いもしっかりと披露。また話芸にとどまらず、武智が田中を張り倒したりジャイアントスイングを掛けそうになったりと、アクションでも笑わせます。あの手この手を何とも良いタイミングで繰り出し、知らぬ間に"無"になって笑いに没頭できた至福の時に、くるよからは「最高! 漫才っていいなあって思うんですよ!!」の言葉が飛び出しました。

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ここからはいよいよフィナーレに向かってスパート。「M-1王者の2組が登場します!」(梶原)、「祇園花月だけですね、この(豪華な)顔合わせは!」(くるよ)と、MCの2人も興奮気味の様子の様子です。

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その注目の2組、最初に姿を現したのは地元・京都出身のチュートリアル。ひと際大きな拍手で迎えられます。まずはあいさつ代わりとばかりに、前出のトット・桑原をまねて「俺もできるから!」と、徳井が"グダグダ"なボイスパーカッションを! また先日第一子が誕生した福田には会場から「おめでとう!」の声も聞こえ、ライブならでは、直近の空気を交えて進む漫才に心が弾みます。もちろん、彼ららしい徳井の妄想が膨張するネタのゾクゾク感は半端なく、一時現実を忘れて2人のしゃべりに釘付け! しかも「地元やから弾けてるな!?」(福田)と言うように、アドリブ多め&テンション高めの展開に観客の笑い声も大きくなる一方。最後には会場全体で昇天するような爆発的な笑いを生んで、来年結成20周年の実力を遺憾なく発揮しました。

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くるよが参加して「今いくよ・くるよ・くるよ」というトリオで漫才もしたこともある中川家が今夜のトリです。2人は早々に、新幹線のトイレ、Mr.ビーン、ラグビーの審判、市バスの運転手etc.......というテッパンのネタを連投し大サービス! まさに腹がよじれる爆笑状態です。当然、一般人の風景を描くネタも強烈で、怪しい社長とその嫁など、シニカルな視点と圧倒的な再現力は笑いを越えた領域。そして剛のマイクを通しても聞こえない小さなつぶやきが、「今日は(少し台本どおりじゃなくても)ええねん、ねーさんの会やから!」(礼二)のツッコミを生み、聞こえないのにおもしろいというミラクルな笑いを体感させてくれます。また同時に2人の自然体はくるよと共演する喜びを伝えてくれるようで幸せな気分にも。今日訪れることができて良かった!と思わせる舞台でした。

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全7組の漫才の後には、スケジュールの都合で残れなかったダイアンを除く全出演者がステージに集合。くるよは、トレードマークのカラフルなドレスがズレ出すといった神がかり的な笑いも起こし、またチュートリアル・徳井のニックネームのリクエストには、「あれや......アラン・ドロン? ん?? デカプリオや」などとほのぼのした空気も生み出します。そして出演者は口々に今日の舞台参加への感謝を述べ、アットホームな雰囲気と感動が一つに! 最後は「ありがとうございました! 来年もお会いできるように頑張りますのでよろしくお願いします。新しい年にどやさー!」(くるよ)の言葉で景気よく幕を下ろしました。

 

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