桂文珍が秋の紫綬褒章を受章
日本政府から学術、芸術、技術開発などの功労者に授与される紫綬褒章を、11月3日に桂文珍が受章することとなりました。
上方落語では六代目笑福亭松鶴、桂米朝、桂文枝(受章当時)、桂春團治の「上方落語四天王」、そして露の五郎(受章当時)、桂三枝に続く7人目の栄誉。
文珍は「身に余るような褒章を頂戴して、喜びに打ち震えております。師匠の文枝が受章した時は、61(歳)にして自分がもらえる日が来るなんて思いもよらなかった。師匠がいてくれたら『まだ早い』か『良かったな』か…そんな言葉をかけてくれたでしょうね」と感慨深い様子でコメント。
さらに、一門を超えてお世話になった師匠連、そして家族にも感謝の言葉を重ね「伝統を守りながら、前衛である部分がなくてはならない世界で、これからもこの道を真っ直ぐ進んでいきたい」と意欲を語りました。