最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー

2017年3月21日 (火)

自由(10)×自由(10)=飛躍(100)! 3月26日、トリオになって初めての単独ライブを迎えるかたつむりへインタビュー!

3月26日(日)、東京・新宿シアターモリエールにて、かたつむりが単独ライブ『固いエリンギ』を開催します。

今年1月1日より元ペペの岡部が加入して、トリオとなったかたつむり。3人になって初めての単独ライブを「3人でやったら面白いと思うことしかやりません」と言いきる林。も、さまざまな問題にも直面しているようで......。3人の現状、単独ライブへの思いをストレートに話してもらいました。

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(向かって左:中澤本鮪/岡部/林大介)

  *   *   *   *   *

――3人になって初めての単独ライブが、いよいよ近づいてきましたね。

林 結構、挑戦的なライブになると思いますよ。3人になってから、舞台でネタをしたのは数えるくらいしかなくて。
中澤 2回だっけ?
林 3回だな。新ネタをやったんですけど、ルミネでやった時はしょっぱなで岡部が僕の台詞を全部言っちゃって。"こいつ、使えないな"って思いました。
岡部 (笑)僕がつくったネタだったんで、愛するがあまり、自分で全部言っちゃいました。
林 今回の単独の内容はだいぶ固まってるんですけど、どうなるかはまだわからないですね。稽古してないんで。
岡部 俺、全く想像できないんだけど。

――ん? どういうことですか?

岡部 林がさっき話したように、3人でネタをやる機会がそんなになかったんです。なのに、単独ライブで急にたくさんのネタをやらなきゃいけない。正直、どこがウケるかとかがわからないから、戸惑ってる部分があるんですよね。......俺、実は結構戸惑ってる!
林 だから何?
岡部 まだ稽古しなくて平気なの? 今日、開催10日前でしょ? 僕としては稽古したいんだけど、まだしないのがかたつむりのスタンスなんだったら仕方がないなって思っていて。しかも、2人が今日から4日間、地方で仕事だから稽古できないんだよ? 単独の前日も前々日もいない。不安でしかないよ! 大丈夫なの?
林 大丈夫っしょ、それは。岡部がしっかりとした魂で俺らに付いてきてくれれば。
中澤 何より、お前の「かたつむりのスタンスだから仕方ない」っていう姿勢が、すでにダメ。お前もかたつむりなんだからさぁ。
岡部 (笑)...............鼻毛出てるよ? 鼻毛出しながら、よくそんなことが言えたね。
中澤 ふふっ(鼻の穴に指を入れて抜こうとする)。
林 逆だべ?

――(笑)。以前の2人だったときも、稽古期間はそんなに多くなかったんですか?

林 2人だった時は、僕が持っていったアイデアから2人でネタにしていってました。僕的にはそのやり方で大丈夫だったんです。面白いと思っていることをやっていたし、やっていけばいくほどネタ自体はよくなりますからね。だけど、今回は岡部がつくったネタもあるので、その点に関しては確かに不安かもしれないです。お前もそういうことだろ? 人がつくったネタだから、不安に思ってるだけだよ。
岡部 あぁ、確かにそうかもしれない。
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――ネタはコント中心ですか?

中澤 そうですね。そこは今までと変わらないです。
岡部 で、僕がつくっているネタもあれば、林がつくってるネタもあります。
林 3人でのネタ以外だと、今回は1人ずつのピンネタもやる予定で。僕はそれがいちばん楽しみです。
岡部 ピンネタは、俺のがいちばん面白いよね?
中澤 あれは面白い。詳しいことは言えないけど、ずるいじゃない? あれは。ふふふ......絶対面白いよね。
林 あと、各々がVTRも撮ってるんですけど、僕のものは今まででいちばん楽しみなVTRになりそうです。
岡部 それを言うなら、俺のVTRも面白いわ!
中澤 確かに岡部のは面白い。
林 うん、出ている人も豪華だもんね。

――3人での新ネタはもちろん、ピンネタ、それぞれのVTRもあると。かなり盛りだくさんな内容になりそうですね。以前、2人の時は林さんがボケ、中澤さんがツッコミでしたけど、3人になって役割はどうなったんですか?

中澤 ツッコミは、岡部におさまりそうです。

――じゃあ、中澤さんはツッコミからボケへと役割が変わったと。

中澤 はい。だから大変ですね。
林 ボケ1年生だもんね。
岡部 ツッコみたいと思ったりする?
中澤 まぁ、思っちゃうよね。大介が平場とかでなんかやった時は、ツッコんじゃったりするし。
林 まぁ、それでいいんじゃない? 僕としては......ネタには直接関係ないことで言えば、今まで岡部が平場とかで前に何か出てやってても"あぁ、なんかやってるわ~"くらいにしか思ってなかったんです。けど、チームメイトになった途端、そういうところがマジでムカついてます。
岡部 え、どういうこと?
林 常にかかってるんだよ、なんか。
中澤 競馬用語で"かかり気味"っていうのがあって、ちょっと入れ込んじゃってるっていうか鼻息荒い状態をそう言うんですけど、岡部は常にそうだね。落ち着いていればいいのに。
林 そうそう。時間を与えられてやる分には面白いけど、なんにもないけどとりあえず出なきゃっていう時はマジで面白くない!
岡部 ははは! そう? 俺はお前が近くにいると、落ち着くけどね。
林 そういう「林、なんとかしてよ」っていう感じもムカつく! 気持ち悪い!
中澤 わはははは! じゃあ、俺はどう?
林 お前はずっと気持ち悪い。もうちょっとかかってほしい。あと、Twitterとかで"かたつむり"って検索すると、岡部の名前が出て来るのも"うわっ!"と思ったりします。
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――まだ3人でいることに慣れてないんですね。岡部さんはどうですか? かたつむりに入って、林さんと中澤さんとの関係性に変化はありましたか?

岡部 うーん......変わらないですね。2人とは昔から仲良かったんですけど、相方になったら仲よくなるのかなと思ってたんです。けど、変わらない。3人でも飲みに行きますしね。なんか変わった?
中澤 俺も変わらない。
林 俺はさっき言った感じ。いいことはまだ1つもない!

――なんとなくですが、より自由になった感じはありますけどね。元々、かたつむりの2人は自由でしたけど、マイペースな岡部さんが加入してより自由になった気がします。

岡部 自由×自由は............なんだろう? 悪ふざけかな?
林 だから、俺に助けを求めるなよ!
中澤 自由×自由=飛躍だろ? じゆう(10)×じゆう(10)=ひやく(100)で。
岡部 あぁ、すごい!
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――(笑)トリオになってよかったですか?

林 うーん、まだわかんないっすね。
岡部 よかった、でいいじゃん。俺はよかったと思ってるよ?
林 よかったかどうかはお客さんが決めることでしょ? だから、単独ライブを観に来てもらいたいですね。

――チケットの売れ行きが芳しくないようですが......。

林 50枚くらいしか売れてないんじゃないですか? 150人くらい来てほしいですけどね。
中澤 なんにも予定がないっていう人は、ぜひ来てほしいです。
林 さっきわかんないって言ったのは、正直な気持ちなんですよ。わからないけど、面白いライブになることは間違いないです。その理由は、なぜNSCに入ったの?っていう質問の答えと一緒。自分のことを面白いと思っていたから入ったんですけど、そのおもすろい......。
岡部 おもすろい? 噛んだの!?
林 面白い、だよ! NSCに入ったばかりの頃は、こうすればウケるっていう雑味とか変なテクニックもなく、純粋に面白いと思うことをやっていた訳じゃないですか。僕らは3人になってまだ手探りだけど、3人でやったら面白いと思うことしか今回はやりません。で、これから3人でやっていくうちに、トリオとしてのテクニックが付いてくると思うんです。それはそれでいいことなんだけど、そういう雑味がない分、今回は純粋に面白いことをやれる最初で最後のライブになるはず。だから、お客さんにもそういう新鮮な部分を楽しんでもらえたらいいなと思うんですよね。

――今回の単独で、トリオとしての今後が見えてきそうですもんね。

林 そうなんです。だから、来てほしいですね。
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――では、最後にニュースセンターを読んでくれている皆さんへ、単独ライブのアピールをお願いします。

中澤 ニュースセンターのインタビューを読んだよっていう人全員に、手書きで手紙を書きます。来てください!
林 先日、誕生日を迎えましたが、誕生日プレゼントだと思って単独ライブへ来てください。
岡部 見どころしかない単独ライブです。トリオになって初めての単独ライブを観に来て、青田買いしちゃいなよ。カモン!
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【かたつむり】

佐久間一行20周年DVD『佐久間一行SHOW2016~NOW~』発売&Twitter漫画『ふでばこ君』書籍化! 「ぜひ楽しんでください。つたわれ~」

昨年芸歴20周年を迎えた佐久間一行が、昨年8月に開催したオール新ネタの単独ライブ「佐久間一行 SHOW 2016『NOW』」と、「佐久間一行20周年記念公演『コントセレクション』」などのライブから厳選ネタを収録した2枚組DVDが、3月22日(水)発売。そして先日のライブで、今夏の単独ライブのテーマは「海外」と発表になりました。また、Twitterで連載していた漫画「ふでばこ君」が書籍化され、4月6日(木)発売。これらの見どころを本人に直撃しました。
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――まずは、DVDに収録される20周年記念の単独ライブ「佐久間一行 SHOW 2016『NOW』」は、どんなライブでしたか?
20周年のベストではなく、20周年の今できる最新のことということで「NOW」というライブになりました。ルミネじゃなく、初めて外小屋の恵比寿ザ・ガーデンホールという劇場でやったんです。初めての劇場ということあって、今までの中で準備期間が長いライブでしたね。いつもは5ヶ月くらいなんですけど、2015年の年末恒例ライブで発表して2016年の8月開催なんで8ヶ月くらいかけました。

――会場を変えようと思ったのは?
ずっとルミネで単独をやってきて、ありがたいことに2014年からは3Daysでやらせてもらってるんですよ。2014年が初めての3Daysで、2015年は初めてジョイントという形で、ココリコの田中(直樹)さんとか、ロバートの秋山(竜次)とか、ピクニックやシューレス・ジョーとかゲストを呼んでコントをやって、自分の中で毎年ステップアップしてる感じなんですよ。じゃあ20周年何やるかってことで、ルミネで1週間くらいやんなきゃとかいろんなこと考えたんですけど、そういう増やし方は違うなと思って。ちょっとキャパを増やして、外の小屋でやってみたいと。

――DVDの特典映像にも収録されてましたが、準備のために何度も劇場に足を運んでらっしゃいましたよね。
やっぱりネタ書くときに劇場を考えながら書いたりもするんですよ。ここ幅があるなとか、実際に劇場を見てみないとわからないですから。だから何回も通ったんですが、特に意味なく「ここでやるんだよな~」と思って、ただ恵比寿に行くっていう日もありました(笑)。だから恵比寿に詳しくなりましたね。上品ですよね、特に恵比寿ザ・ガーデンホールの周りが。親とか親戚のおばちゃんたちもライブに来たんですけど、「何ここ、すごいキレイ」って気に入っちゃって。単独ライブよりも、ガーデンプレイスに心持ってかれてましたね。
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――このライブの中でも、特に思いを込めたネタは?
最初の「一番楽しいところ」から最後の「階段」への流れですね。「階段」は、このライブのテーマでもあるんです。20段上っていくっていう。そういうテーマとか、この広さの劇場だからできる演出とか、そういういろんなところをひっくるめて好きですね。

――Disc2には、20年間の中から厳選ネタを披露したライブが収録されています。
夏の単独は「今」をテーマにやったんですけど、やっぱりコントセレクションもやった方がいいかなってことで。3月から沖縄から北海道まで各地を回って、夏に最新ネタをっていうテーマでやったんですよ。ベストっていうよりは好きなものを選んでやる「コントセレクション」ですね。夏にやった「何をやっているのかわからないが演出ですごいと思うしかないSHOW」ってネタがすごい気に入っちゃって、2ヶ月後にルミネでやった「コントセレクション」でもすぐやって、両方ともDVDにも入ってます。20周年のセレクションに、こんなにすぐ入っちゃうんだ⁉って(笑)。

――「コントセレクション」で昔のコントをやってみて、いかがでしたか?
なんでこんな風にやってんだろうとか、昔はバイオレンスだったなとか、ありますね。バキューンって撃たれて貫通しちゃって血がピューとか。自分的には漫画みたいな感じでやってるんですけど、酷いことしてるのも結構多かったですね。若さが出てたなと。
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――ネタはアレンジせず、当時のままでやられたんですか?
ちょっとマイルドにしたところはありますけど、ほぼほぼ当時の感じでやってます。その方が面白いかなと思って。でも、当時の熱にはかなわないなと思いました。当時は、これが全力で面白いと思ってるからそのテンションでやってるんですけど、今は一歩引いて見ちゃってるんで、当時の自分をいじりながらやってるんですよ。「なんでこれやっちゃったんだよ」とか思いながら(笑)。もちろん今できる技術でわかりやすく、より伝わるようにやることはできるんですけど、当時の一生懸命さにはかなわないだろうなっていう印象です。下手だけど、また違った魅力があったんだろうな。

――DVDには、特典映像の選択画面でずっと見てると実は...など楽しい仕掛けもありますね。
今回のDVDはいつもよりシンプルな作りなんですけど、特典映像のところだけは遊びがあってもいいかなってことで。流しっぱにしてても面白いので、そこも見て欲しいですね。あとはDVDの中でも紹介してるんですけど、「自由な暮らし」のセットの中に美術さんが作った遊びがあるんです。そうやって美術さんにも楽しんでやっていただけてるっていうのがうれしいですよね。
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――先日、夏の単独ライブについて発表がありましたが、今年のテーマは「海外」ですね。
一度も海外に行ったことがないので、5月くらいに海外に行って、今年の単独ライブはその国の名前をタイトルにしたライブをやろうと思ってるんです。よく海外にいくと価値観も変わるって言うじゃないですか。だから海外に行って価値観が変わった状態でネタを書いて、ライブをやろうと。

―― 一度も行ったことがないという未知の世界「海外」のイメージは?
めちゃくっちゃ怖いです。水を飲んじゃいけないとか、いろんなNGがありすぎて、もう怖くて。潔癖症だしなー。でも、そういうのも面白いなと思って。海外に行っていろいろ変わっても、嫌なものは嫌なままでも、どっちも面白いかなと。

――では、DVDを楽しみにしてくれているみなさんにメッセージを。
20周年の"これまで"""がつまった2枚組なんで、ぜひ楽しんで見てください。そしてこれからもお楽しみに!ってことです。つたわれ~。
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――Twitterで連載されていた漫画「ふでばこ君」が書籍化されますが、新たに追加したり描き直したところも?
ほぼほぼ全編描き直してますね。1話から441話まで描く間にどんどん絵がうまくなって、そしたら1話がすごい下手に見えちゃって。絵も違うし、わかりづらいところは追加のシーンも画いたし、多少セリフで補足も入っています。

――ご自身のお気に入りの展開は?
ふでばこ君たちのファスナーがとれちゃって、それを仲間の証にするっていうのが僕の中での最初のポイントでしたね。特に男性が好きなんじゃないかなと思うのは、もうダメだって思った時にはさみ鳥がバーッと飛んで助けにくるところ。あそこを早く描きたくて。そこが自分の中での序盤のピークポイントですね。描いていくうちに思い入れが高まってきたのは、たてなが君っていう細長い子。すごい失敗しちゃうんですけど、とにかく一生懸命で、みんなから好かれてる。それが好きです。

――渾身の1枚は?
クライマックスのはさみ鳥のシーンは、書きながら泣きそうになりましたね。2015年の1月から8月に描いてたんですけど、みんなが「次も楽しみにしてます」って言ってくれるから、どんどんノッてきちゃって。忙しくて描けなくても大丈夫なように、画ける時にまとめて描いて順番に出していくようにしてたんですけど、あまりに反応がいいとうれしくてすぐ更新しちゃって。「あーまたやっちゃったー」って自分の首を絞めるっていうのを繰り返してました。

――帯には芸人のみなさんからのコメントが掲載されますが、印象的なコメントは?
本当はもっと多くて、めちゃくちゃな数の芸人がコメントしてくれたんですけど全部書ききれなくて。みんなのコメントも自信になりましたね。
サバンナの高橋(茂雄)さんには「これめっちゃ面白いな。インスタグラムでもやった方がいい」って言われて、後からそっちでも全部公開しました。高橋さんとそこまで交流なかったのに、たまたまTwitterで流れてきたのを見たからって、そう言ってくれて。めちゃくちゃうれしかったですね。
ブックの装丁は名久井直子さんという方が担当してくださって。『情熱大陸』に出るくらい、この世界ではすごい人なんです。又吉の本も担当したことがあって、「名久井さんが担当するなら本買う」っていう人がいるくらい。そんな方がこれを担当してくれるなんて。今回の書籍化は、全てがありがたいことしかないですね。
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【佐久間一行】

2017年3月14日 (火)

田畑藤本、初の著書『漫才でわかる中学数学 基礎レベル』が本日14日に発売! 藤本「最初に読む数学参考書として手に取ってほしい」

3月14日(火)、田畑藤本による初めての著書『漫才でわかる中学数学 基礎レベル』が発刊されました。

本著は藤本淳史が東京大学を卒業、田畑祐一が立命館大学卒業と、高学歴漫才師である田畑藤本が漫才形式で中学数学の基礎を楽しく解説した新しいかたちの中学学習参考書。「正負の数」「文字式」「平方根」「因数分解」など11つのテーマに沿ってまとめられており、数学な苦手な中学生、数学を1から勉強し直したい大人の方も楽しんで学べる1冊となっています。

今回は、著者である田畑藤本へインタビューを敢行。この日、刷り上がった初めての本を手に取った2人は「うわぁ~、すごい!」と目を輝かせながら、すぐさまページをめくり始めました。

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(向かって左:藤本淳史/右:田畑祐一)

  *  *  *  *  *

――できあがった本を手に取ってみて、いかがですか?

田畑 感動です! クリスマスの朝起きたら、枕の横にプレゼントが置かれていたような感覚というか。
藤本 今日いただけるとは思ってなかったので、確かにサプライズプレゼントのような感覚はありますね。本をつくること自体、初めてのことですし。
田畑 しかも、その1冊目がまさかの参考書ですからね。とりあえず両親は「うちの子供が、人様に教えるような本を出すなんて。こんなことはあれへん!」ってめちゃくちゃ喜んでくれてると思います。
藤本 (本をパラパラとめくりながら)ページ数で言うと、卒論の4倍くらいある。卒論は50ページくらいだったので、自分が書いたもののなかでいちばん文章量の多い書物です。索引が付いてるのが、またいいですね。
田畑 後ろの著者紹介っていうの? これもいいですねぇ。
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――こういった参考書的な本を出すきっかけは?

田畑 藤本のところに「本を書きませんか?」っていう話が来たんですよね、確か。
藤本 今まで芸人さんが書かれているものってブロードキャスト!!・房野さんの歴史本だったり、文系の本が多くて。数学を扱っている芸人さんはほとんどいなかった気がして、テーマとしてやってみようということになりました。
田畑 元々、勉強ライブみたいなのをずっとやっていたんです。数学だけじゃなく、歴史とか地理とかジャンルを問わずに毎回2つくらいピックアップして、一緒に勉強していくっていう内容なんですけど、そういうライブをやってますって話したところから、こういう本にしようということになったんやったと思います。

――中学数学に絞ったのは、何か理由があったんですか。

藤本 最初につまずくところで、ここを乗り越えたら楽しくなるからですね。
田畑 ただ藤本はね、数学をわかってるんですよ。わかった上で話を進めるんですけど、わからへんヤツからすれば「そこがわからへんねん!」っていうところを普通に流すんで、最初に僕とかなりぶつかりまして。
藤本 僕は"あぁ......わからへんねやぁ(ため息)"という感じでした。
田畑 (笑)お前みたいなヤツしか、本をつくってこうへんかったからわかりにくい部分もあったんやと思うわ。
藤本 中学数学の参考書を書いてる人らが、すごくわかってる人ばっかりやもんな。
田畑 そう。やから、一方的なものになってしまっていたところもあったと思うんです。
藤本 (笑)学習参考書の著者をぶわーっと並べたときに、いっちばん数学をわかってないのは田畑藤本・田畑でしょうね、きっと。
田畑 それは確かにそうやわ。こんなにぶつかるかっていうくらい、ぶつかりましたからね。

――ただ、この本に関しては、わからない田畑さんが数学の苦手な人達の助けになると思ったと。

藤本 そうなんです。各章にある『田畑の疑問』っていうコーナーでは、田畑が純粋に気になった点について僕が答えているので参考にしてほしいですね。
田畑 細かいことを言えば、漫才の言葉遣いや言い回し、藤本がしてくれる解説の表現も、僕が読んでわからへんところは伝えたりして書き直してもらったので、大変やったと思います。さっきも言ったように、藤本はわからへんことがわからへんっていうのがありますから。
藤本 (田畑のわからへんっていうところは)僕にとって、英語を聞いてるみたいな感じでした。
田畑 ははは! この時だけは、僕のほうが立場が上でしたからね。わからへんことを棚に上げながら......。
藤本 「わかれへんねんぞ!」って強気に言いきってきました(笑)。で、とにかくわかりやすいものをつくろうということで、このかたちに。当たり前すぎて、先生に質問できなかったところを突いた1冊ですね。
田畑 漫才は数学をわかっている人とわからへん人の会話劇なんで、得意じゃない人も入りやすいんじゃないかなと思います。例えば、自然数と整数の違いってわかりますか? 最初の項目に書いてあるので読んでほしいんですけど、僕、そこはもう完璧です!
藤本 そこから先は、本書17ページを開いてもらえれば。......こんな言い方するのも、初めてで面白いですね(笑)。

――藤本さん、田畑さんのわからないっていう主張は理解できるようになりましたか?

藤本 おぼろげながら......。わかることが当たり前だと思わなくはなりましたね。
田畑 これ、めちゃくちゃ腹立つ表現ですね!
藤本 (笑)ここが引っかかったら、確かにこっちはわからへんなるなって(わからない理由が)見えてきたところはありました。
田畑 藤本とは中学の同級生なんですけど、ノートは人に見せないタイプやったんです。僕は貸したり借りたりしてたんですけどその輪に入ってこず、100点を取ってた。僕からしたら、"ついに藤本が今までやってきたことを明かしてくれた!"っていう感激も、今回はありましたね。

――田畑さんはいつから数学が苦手になったんですか?

田畑 高校1年生の4月に転びまして......。実は中学生までは好きやったんです。パズルを解いてる感覚で楽しかったんですけど、高校で出会った先生と相性があまりよくなくて、数学には触れずに歩んできました。けど今回、久々に触れてみたら楽しかった。
藤本 つくりながら「あぁ、これそうなんや!」って言うてて。"よかったな。中学生にも伝わるな"って感じましたね。
田畑 いやいや、俺もう32歳で色々と経験してるから!(笑)

――(笑)藤本さんの思う数学の面白さは、どんなところにあるんですか?

藤本 仕組みを理解できれば、色々と応用できるところですね。社会とか国語は1つ覚えたら1問しか解けないですけど、数学は1つの考え方さえ覚えれば色々と解けていけるのは面白いと思います。パズルみたいで。
田畑 バズル......さっき俺が言うたけどな。
藤本 ......田畑のパズル発言、消しといてください!
田畑 ははは! これ、藤本から聞いた話なんですけど、先人達があれやない、これやないと色々考えた最終系が数学らしいんです。昔の人達が苦労した恩恵を受けて研究してきた、いちばん効率のいい勉強法をさせてもらってるんやっていうのを知ると、ありがたみも感じますよね。
藤本 100年前とか1000年前には知らんかったような最先端のことが今、中学生で勉強できているんですよ。本の中にあるものでいうと、無理数。2000年前、ピタゴラスは数学の学派みたいなのをつくって弟子を募っていたんですけど、そこで「無理数は存在しない」って主張してたんです。で、「でも、あるんじゃないですか?」って反論した弟子を殺してたらしいですよ。
田畑 えぇーー!
藤本 「そんなはずはない。私の論理と反する」って。今は、無理数について自由に考えることができますからありがたい話ですよね。

――確かにそうですね。漫才部分も、お2人で話し合ってつくっていったんですか。

田畑 いつも通りの感じでネタづくりしました。最初、試しにつくったものを(編集担当に)読んでもらったんですけど、面白いと言ってもらえたのでそのまま他の漫才もつくっていった感じですね。
藤本 で、できた漫才を監修の先生にも見てもらったんですけど。
田畑 監修してもらった東京理科大学の川村(康文)先生がイケイケな方で。「最高です! めちゃくちゃ面白かったです」って言ってくれてなぁ?
藤本 うん。全部で11本あるんですけど、3本くらい連続でいい出来やと感じてくれたらしく、「絶好調ですね! その調子でどんどんいきましょう」って面白がってくれて。
田畑 「名著です!」って絶賛してくれました。

――大人になって思うことですけど、実生活の中で数学とか理系の勉強って意外と必要になりますよね。でも、そういうことがわからず、数学から離れてしまう人も多いと思うんです。

田畑 将来、どんな役が立つのか。そういうことって、学校で早めに教えたほうがいいですよね。この勉強をやればこの職業に繋がっていくっていうのを羅列したほうが、勉強するイメージも湧きやすいのに。
藤本 文系でも経済学部とかに進むと、めっちゃ数学使いますもんね。
田畑 まさに、僕がそうでした。
藤本 あ、大学の学部、経営か。
田畑 そうそう。で、経済の授業面白そうやけど、数式使うから無理やんっていうこともあった。やから、ほんまは数学ってこういうところで必要やねんでって事前に教えたほうがいいなと思います。
藤本 この本は、漫才で日常的なことを使ってわかりやすく数学を説明しているので、文系を選んで後々、理系を勉強しなければいけなくなった人の役にも立つかもしれないですね。あと、学生時代って「勉強なんか、どうでもええねん」って言うことへのカッコよさがあるじゃないですか。
田畑 あるある!
藤本 勉強できるキャラクターは割と悪役で。
田畑 それかサブやな。いちばんいい感じに描かれてるのは、(『ドラえもん』の)出来杉くんちゃう?
藤本 うんうん。野球に打ち込むエースのように、勉強に打ち込む主人公が描かれることはあんまりないですよね。ただ、この本やったら勉強してることがバレへんかも。「お前、中学数学の参考書持ってるやん!」ってならへんから、勉強しやすいかもしれないですね。
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――こんなところに注目して読んでほしいっていうポイントはありますか?

藤本 最初は漫才だけ読んで、数学に興味を持ってきたら「なんでここはこうなるのか?」って疑問を持った章を読んでもらうっていうのが、入りとしてはいいかもしれないですね。あと、学校でやってるけど訳わからへんっていう分野があれば、噛み砕いて説明しているので理解しやすいと思います。で、理解ができたら、問題集を解いてもらえばいいんちゃうかなと。
田畑 ほんまに、そんな感じで読んでほしいですね。因数分解とか普通にやってるけど、これ一体何をやってるねんって疑問の思う瞬間ってあるじゃないですか。そういうとこともわかりやすく書いてるので、基本に立ち返りたいときに読んでもらいたいなと思います。
藤本 数学って、中学から大学まで基礎を積み上げて勉強していくものなんです。けど、最初に穴にハマると、全部わからなくなる。中学3年生になってからや、高校に入ってから先生に改めて聞くのははばかれるという人の助けにもなるんちゃうかなと思います。入学祝い、進学祝いにもオススメです。
田畑 僕は学校の図書室に置いてほしいんですよ。漫画でわかる歴史シリーズみたいなのってあるじゃないですか。僕らのも、漫才でわかるシリーズとして置いてもらえたらなと。
藤本 そうですね。で、最初に読む数学参考書として、手に取ってもらえたらいいですね。

――帯のコメントは、ジュニアさんが書かれていますが。

田畑 そうなんです、嬉しいですね。
藤本 僕がジュニアさんの家庭教師をやらせてもらっていたご縁で、書いていただきました。第1章の「正負の数」を引用したコメントを書いてくださって......。ただ、ジュニアさんにつくった漫才を読んでもらったんやなと思うと、ちょっとドキドキしてきます。
田畑 確かに! それドキドキするわ。

――(笑)ちなみに、漫才に数学が役に立つ部分はありますか?

田畑 どうやろ?(笑)考え方として、比例は当てはまるよな? X軸とY軸をボケとツッコミやとしたら、どんどん展開が広がっていくうちに笑いの量も広がっていく......そういうイメージで、ネタをつくりますけどね。
藤本 彼は比例のイメージらしいですけど、僕は指数関数のイメージですね。
田畑 一緒やん!
藤本 一緒ちゃうのよ......。指数関数はグッと上昇するねん。
田畑 確かにグイーンと上がる感じはあるけどな。あとは......考え方というか作り方に、数学でやっていたようなロジックで構築する感覚が応用されて、活かされている感じはあります。そういうベースは、数学で養われている気はしますね。
藤本 文章を文字で表すっていうシンプルに見通しを立てることが数学なので、確かにネタの考え方に繋がりがある気はしますね。林修先生って現代文の先生ですけど、理系を専攻してる方なんですよ。
田畑 元々はそうやんな?
藤本 うん。数学が得意で、数学を使って論理的に現代文を解いてるんです。やから、文章を読み解く時、数学力は必要なのかもしれないですね。とにかく、数学ができると選べる仕事もたくさんありますから。
田畑 うん、損することはないですから、今からでもこの本で勉強してもらいたいですね。
藤本 で、漫才の台本も11本載ってるので学年会とかでやってもらえれば。

――それ、いいですね。「あなたの街に"住みます"プロジェクト」の一環で小学校で漫才教室を開催してますけど、そういうところでやるといいのかもしれません。

田畑 確かに。数学って発表する授業がないイメージやから、学校で取り組んでもらえたら嬉しいですね。各都道府県、どこでも行きますんで、そういう依頼もお待ちしてます。
藤本 ダブルヘッダー、トリプルヘッダーで行かせていただきます!

――では、最後にニュースセンターを読んでくださっている方々へ、改めてPRをお願いします!

田畑 数学がわからない人、途中でつまずいた人、もちろん数学がわかる人にも楽しんでいただける本になっております。皆さん、ぜひ買ってください。このインタビューを読んだという方は、1人5冊買ってください!
藤本 いい大学を出たメンバーでつくった本なので、持っているだけでご利益があります。
田畑 え、こんだけロジックや言うてたのに、最後にご利益?
藤本 ははは! 学問の神様が宿っている本です。1冊買えば私立大学、2冊買えば国立大学、3冊買えば東京大学に......。
田畑 いやいや、そんなコスいことせんでも!
藤本 受かる可能性が高くなりますので(笑)、お守りのつもりでも買っていただけたらなと思います!
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【田畑藤本】

2017年2月24日 (金)

トークライブのゲスト出演を記念して、相席スタート×真城ひなさんをインタビュー! ケイ「下品じゃない表現に共感してます」

3月10日(金)、東京・ヨシモト∞ホールにて開催される相席スタートによるトークライブ『相席ナイトクラブ』初のゲストとして、漫画家・真城ひなさんの出演が決定しました!

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(向かって左:真城ひなさん/中央:相席スタート・山添寛/相席スタート・山﨑ケイ)

相席スタートは、真城さん著『まいちゃうわマチコさん!』初の紙版単行本(集英社刊/2月24日発売)の帯コメントに登場。さらに、集英社のサイト(http://cookie.shueisha.co.jp/machiko/)では、マチコさんさながらのOL服をまとった山﨑ケイとスーツ姿の山添がコミカルなやりとりを写真、動画で披露しています。

上記の撮影でシンパシーを感じた真城さんに、相席スタートがゲスト出演をお願いしたことにより、このたび実現。このゲスト出演を記念して開かれた相席スタートと真城さんによるお茶会(?)ではスイーツを食べながら、かなり過激な恋愛トークが繰り広げられました。

真城さんは、今回がなんと初顔出し。バレンタインが終わったばかりの2月某日ということもあり、手づくりクッキーの差し入れをプレゼントされた相席スタート。食用インクで描かれたマチコさんやキノコに、「すごい!」と大カンゲキです。
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 *  *  *  *  *  *

――お三方は、2月24日(金)に発売された紙版『まいっちゃうわマチコさん!』関連の撮影で一度お会いしてるんですよね。

山添:そうです。作品を読ませていただいて、ケイさんにピッタリだったというか。いいマッチングを考えていただけたなという気持ちでありがたかったです。
ケイ:そうそう。作品は......ご本人の前で言うのもなんですけど、超くだらないじゃないですか。
真城:はははは!
ケイ:下ネタだけど、下品じゃないところに勝手に共感していて、お会いする前はどんな人が描いているのかなと思ってたんです。もしかしたら男の人なんじゃないか。女の人だとしても偏屈っぽいというか(笑)、そんなイメージを持ってたんですけど、すごくかわいらしい人がいらしたんでビックリしました。
山添:まぁ、見た目だけかもしれないですよ。話を伺ってたら、だいぶ怪しさがありましたもん。
真城:うふふ。相席さんはテレビでよく拝見していて『Mー1グランプリ2016』も観ていたんですけど、まさか帯を引き受けてくださると思ってなくて。相席さんのネタは上品な下ネタっていうか、オブラートに包んだ感じでエッチなことを言ってる。ケイさんも言ってくれてましたけど、私も信条としているところだったので通じるもんがあるなと感じました。

――帯の撮影は、どんな感じで盛り上がったんですか。

山添:撮影時のケータリングって普通、お菓子、お茶、お水とかを用意していただくことが多いんです。けど、今回は"バナナ"とか"キノコ"とか全部、下ネタに引っかけたものばっかりで。
ケイ:"おしゃぶり昆布"とか"ちんすこう"とかね。
真城:ちんすこうは"ミルクがけ"だったんですよぉ。
山添:ふわぁ〜! さらに1つ深みがあった。
ケイ:(笑)全部、何かに引っかかってるから、どう引っかかってるかをみんなで考えたりして。たとえば、「梅はなんだろうね?」「わかった、カリカリ梅だ!」とか、そんな楽しい現場でした。その時、「伝えるためのニュアンスを考えるのって大変じゃないですか?」って聞いたら、真城先生が「穴はひととおり考えました」とおっしゃっていて。
真城:ニュアンス的に感じ取ってほしい穴と棒――ドーナツとかマンホールとか――は大体出尽くしちゃったんで、探しつづけてるんですよ(笑)。
ケイ:で、「私、チンゲンサイは使いたくなかったんです。でも、ほかに出て来なくて使っちゃいました」っていう謎の悩みも聞きました。私の中で"これは下品だけど、これはオッケー"っていう境界線みたいなものがなんとなくあるんですけど、真城先生も持っていらっしゃるとは。
山添:ストレートに言うのがはばかれるっていう、女性ならではの気持ちですよね。
ケイ:そうそう。読んでいる側としては"ちんすこうもチンゲンサイも一緒じゃん"と思っちゃうかもしれないですけどね。
真城:女性が読んで、下品に思われないことを大事にしていて。チンゲンサイはちょっと......ナイチンゲールならまだいいですけど。
山添:その差がわからない!(笑)
ケイ:最初から隠されてないっていうのが引っかかる、ってこと。
山添:なるほど!
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――(笑)共鳴する部分があったんですね。

ケイ:はい。お互い悩んでいることを、ライブで話したいなと思いました。
山添:先生は掘ったらいろんなエピソードが出て来そうなんで、今回『相席ナイトクラブ』初のゲストとして出演していただきたいなと思って、声をかけさせてもらったんです。見た目とのギャップもありますよね? あの作品を描きそうにないビジュアルやから、余計に面白いっていうか。
真城:あ、本当ですか。ありがとうございます!
ケイ:元々、『りぼん』で描かれてたんですよね?
山添:『りぼん』は何歳から何歳くらいまでが読むものなんですか?

――小中学生の女の子ですかね。まだ恋を知らないような、夢見る女の子が読むマンガ雑誌という印象はあります。

山添:ほぇ~!(笑)えらい世代を飛び越えはりましたねぇ。
真城:デビュー作は『天使サマにお願いっ!』ですから。
ケイ:ふふっ、そういうところも面白いですよね。私たちの場合は、こんな芸風になるつもりじゃなかったというか。気が付いたらこうなってたんですよ。
山添:トンネルを抜けたらそこは......的なね?
ケイ:そうそう。私に関しては"ちょうどいいブス"って言われるようになって、確実に変わりました。"ちょうどいいブスっていうのが、私の外見の個性なんだ"と思って、"ちょうどいいブス"が"酔ったらイケる"っていう意味だと知ってから、"イケる"っていうことについていろいろと考えるうちに辿り着いた感じなんです。真城先生は『天使サマにお願いっ!』から、どうやって『まいっちゃうわマチコさん!』に辿り着いたんですか?
真城:基本的な自分自身のベクトルみたいなものは、最初から変わってないんですけど......。デビュー当時は"あこがれの『りぼん』で描くんだ!"っていう意気込みと"『りぼん』の枠を外れたくない"っていう思いが強かったんです。けど、歳を重ねるごとに理想と自分の描くものが乖離していって。『まいっちゃうわマチコさん!』の1つ前の作品は、中学生の女の子とハムスターが戯れる作品で、段々とムリが......。私生活では男の人に騙されたり、二股されたりしてる私が、こういうマンガを描いていられないと思ったんです。だから、自分に素直になったってことなんですかね。
山添:なるほど。マンガと先生自身が擦り合わされたんですね。今は楽になりました?
真城:昔に比べると楽です。今は描いている週に、男の人から言われたムカつく話をマンガに盛り込んだりしてます(笑)。
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――マンガに実体験や周囲の体験を活かすことは多いですか?

真城:そうですね。先週、お1人さまオッケーの婚活居酒屋に行ったんです。
ケイ:え、1人で!? すごっ!
真城:男性3人に対して女性7人くらいの混み具合で、男の人とは話さなかったんですけど、女の子と仲よくなっていろんな話を聞かせてもらって。で、「今度、合コンしましょう」って意気投合しました。あと、積極的にナンパをされに行くこともあります。ピッチピチの服を着て。
ケイ:されます? 実際。
真城:そういう服のせいか、割と。以前、危ない目にも遭ったんですよ。新宿でナンパされて(以下、刺激的なので割愛)......勉強になりました。
ケイ:えぇ~~! ははははは!
山添:ふははは! すごい! けど、男性として意見をさせてもらうなら、先生が悪いと思います。
ケイ:悪くはないと思うけど、確実にウソつかれてるのわかるのに、そんな男性に付いていっちゃうのはちょっと......ですよね。
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――真城先生って、めちゃくちゃモテそうですけどね。手づくりクッキーのプレゼントなんて、すごく女性らしいですし、服装もかわいらしい。アクセサリーも細やかに付けていて、ネイルもキレイ。女性としてサボってない感じするじゃないですか。

ケイ:そうそう。外見だけ観れば、いちばんモテそうなタイプ。胸も観て不自然じゃないくらいの感じっていうか。ちゃんとインして胸の大きさをわかるようにしてるのもいいじゃないですか。
山添:なんでケイさん、男目線で話してんの?
ケイ:(笑)派手じゃなくてイケそうな感じがあるでしょ。良く笑うし、下ネタもイケるけど下品じゃない。これでモテないのは、何か中身に問題ありますよ。
真城:男性から「癒し系だと思って付き合ってみたけど、全然癒されなかった」とは、よく言われます。
山添:わかる! 喋ってすぐ、けっこう過激な感じがしましたもん。
ケイ:どういう人がお好きなんですか。この前お話しした時、顔はディーン・フジオカさんが好きだって言ってましたよね。超イケメンですけど、タイプっていう訳ではないんですよね?
真城:ただただカッコいいなと思うだけです。ああいう人が目の前にいても、なんにもできない。息の吸い方も忘れちゃいそうなんで、もう少し庶民派の男性がいいんですけど......。好きなタイプ......正直、誰でもいいんですよ。ちょっと優しくされると、すぐ好きになっちゃう。
山添:あの......先生、それ絶対言うたらあかんヤツです。その返し、コンパでは絶対に使わないでください!

――ケイさんから、オブラートに包む言い方を教えてもらうといいんじゃないですか?

山添:それ、いいかもですね。ケイさん、「誰でもいいんです」ってどう言い換えればいいですか?
ケイ:「タイプは......特にないんです。でも、すぐ好きになっちゃうんですよねぇ」とかかな。「好きって言われたら好きになっちゃうんですよね、どんな人でも......」とか囁くのもいいかも。
山添:これ、男性はキュンと来る! こういう言い方にしたら、モテ度が変わると思いますよ。......トークライブでこのコーナーやってもいいかもしれないですね。
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――来場する女性も男性も勉強になりそうです。かなり盛り上がってますが、この続きはトークライブでぜひ!

山添:そうですね。当日は、真城先生とケイ先生によるトークを楽しみにしていただければ!
ケイ:こだわりの共通点、女性としてどうかなって思う部分など、いろいろと話したいですね。私に共感する人、真城先生に共感する人、どちらにも共感しない人......それぞれ感じるものがあるはず。ぜひ多くの人に観に来てほしいです。
真城:トークライブでは、女性としてのテクニックを伝授していただきたいですし、私のいろんな暴露話も聞いていただければ。女性にも男性にも共感してもらえるようなお話がたくさんできればいいですね。


●書籍情報
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単行本『まいっちゃうわマチコさん!』
著者:真城ひな
価格:700円(税抜)
集英社刊
※本作連載は「マーガレットchannel」(http://margaretbookstore.com/ext/ch/comic30/index.html)にて配信中!



【相席スタート】

2017年2月10日 (金)

DVD『シソンヌライブDVD「シソンヌライブ[cinq]」』発売決定!! じろう「『ばばあの罠』は何年かに1本できるネタ」と語る!

2016年に東京、金沢、大阪にて開催した『シソンヌライブ[cinq]』が、4月5日(水)にDVDとしてリリースされることになりました。

本作にはシソンヌの2人が『シソンヌライブ』を始める以前から、単独ライブ開催を目標としていた東京・本多劇場での様子を収めたもの。クオリティの高いコントはもちろん、今まで以上に独創的な世界観と大きな劇場ならでは豪華なセットを使用した舞台演出を思う存分、楽しんでいただける1枚となっています。

2月某日、都内のスタジオにて本DVDの特典である副音声の収録を終えたばかりのシソンヌを直撃しました!
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『シソンヌライブ[CINQ]』を改めて鑑賞した感想を訊くと、長谷川は「楽しかったです! そんなに時間は経ってないんですけど、新鮮な感じも懐かしい感じもして」とコメント。ただ、全編通して映っていた自身の首の後ろにあったデキモノが気になったようで、「(舞台だと見えないけど映像だと)あんなに気になるんだと勉強になりました。次からはメイクさんに隠してもらうようにします」と笑います。一方、じろうは「前半にじっくり観なきゃいけないネタが多かった気がしたので、何かしながらダラダラ観られるもの、ちょっと目を離しても笑えるネタが1本くらいあってもよかったのかな」と反省しつつ、「全体的にバランスが良かったですね」と総括しました。

目標として掲げていた本多劇場での単独ライブを実現した訳ですが、「当時は"あのデカいステージに2人だけだから"どうしよう"と不安に思っていたけど、思っていたよりもクリアできていたと思います」と自信を覗かせるじろう。さらに、「もっとやれることもあると思うので、次回に活かせたら」と、4月に開催が決定している次回の単独ライブ『シソンヌライブ[six]』を見据えます。

これまでより大きな劇場での単独ということで、気を付けたのはコントの見せ方。「『ばばあの罠』は、相方も本多劇場の大きさを意識してつくったと思う」(長谷川)「本多劇場のあとに、金沢、大阪でも(単独を)やりましたけど、改めて"あの大きさにしてはやりやすい劇場なんだな"と思いました。やりたいと思ったことはなんでも、スタッフさんも含めて実現してもらいましたから」(じろう)とこの日、映像を観て改めて手応えを感じた様子。長谷川が「(劇場の大きさを)持て余してる感じもそんなにはなかったし、本多に負けてる印象もなかった」と言えば、じろうは「普段はコントをどう見せるかは考えないというか、台本(を面白くする作業)に集中してるんです。けど、今回は舞台もいろいろとやっているスタッフさんからいろんな人に見せ方を教えてもらったりできて、自分達もレベルアップできたと思う」と語ります。
そんな中、長谷川が気になったとは「大きい劇場だからこそ、もっと動き回ってもいいのかな」という点。「というより、年齢的に動けてないというのもあった。副音声の収録中に相方も言ってましたけど、自分が思い描いていたよりも全然動けてなかった」と続けると、じろうも「思ってた半分くらいのスピードでした」と苦笑いしました。

それぞれお気に入りのコントを訊ねると、「全部いいけどなぁ」と言いながら大いに悩む2人。長谷川は「台本でっていうより立ち稽古して良くなっていったのは『家具屋』。『ヒーローインタビュー』も今までにない感じの掛け合いが観られて新鮮ですし、『てんぷら』の1つのボケでずっとやっていく感じもいいですよね」と言いながら「でも、『ばばあの罠』はお客さんもすごく笑ってくれたのでやってよかったかな」と笑顔。「個人的には『てんぷら』が好き」と言うじろうも『ばばあの罠』を挙げて、「計算ではなく、笑いになったコント。あんなにウケると思ってつくってなかったですよ。あのネタはもうつくれないですね。何年かに1本思いつくいいネタってあるんですけど、そんんなネタです」と話します。
副音声の収録では、コントに関係ない話もしていたよう。「今回はずっと身長の話をしてましたね」(長谷川)「もっとちっちゃかったら、面白いおじさんになれたのに、とか」(じろう)と語りつつ、映像映えするコントの数々に「今までとは違って見えたのは良かった」(じろう)「劇場まで観に来てくれた方にも、DVDでまた観ていただきたいですね。後ろに書いてあることとか細かい小道具まで隅々とチェックいただければ! 僕の首のデキモノを追う日も、1日つくってもらってもいいかなと思います」と呼びかけました。

明日11日(土)からは、いよいよ『シソンヌライブ[モノクロ]2017』がスタート!
「ネタをつくっている時に、"これは『~[モノクロ]』でしかできないネタだな"と思っていて。面白いと思いますよ」と現時点で手応えを感じているじろう。「用意されてない物を、あるテイでやる面白さっていう発見があって。小道具とかが用意されていたら笑いにはならなかったけど、なかったことで成立する笑いってあるんだなと思いました」と語ります。
長谷川も「小道具がないなりの工夫はすごくあると思います」と同調。チケットも各地売れ行き好調で、「広島でも売れてくれて良かった。売れてくれないと、チケットが売れないこと、『ぶちぶちシソンヌ』って観てもらえてないのかなっていうこと、その2つでショックをウケるところでした」と完売にホッとしつつ、「今まで行ったことがない札幌、福岡とかもばばーんとチケットが売れてくれてよかった。楽しみです」と意気込みました。

DVD『シソンヌライブ[cinq]』の購入特典として、明日からスタートする『シソンヌライブ[モノクロ]2017』、4月5日(水)~9日(日)まで東京・本多劇場で行なわれる『シソンヌライブ[six]』で公演後3ショットの写メ撮影会&握手会を実施予定。ぜひとも2つのライブとともに、DVDをお楽しみください!
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【シソンヌ】

2017年1月25日 (水)

レイザーラモンと女子プロレス団体アイスリボン選手がコラボ漫才を巡って早くも舌戦! 『アイスリボンvsよしもと対抗戦vol.1』が2/8に幕張で開催!

来る2月8日(水)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて『アイスリボンvsよしもと対抗戦vol.1』が開催されます。


華麗な女子レスラーたちがアツい闘いを繰り広げる女子プロレス団体"アイスリボン"をよしもと芸人が迎え入れる今回のイベント。
アイスリボン所属選手とよしもと芸人によるトークコーナーに加え、ステージにリングを組んでのアイスリボンスペシャルマッチが2試合、さらには次回以降、レスラー×芸人で漫才を披露するコンビを決めるコーナーも用意されているとのことです。


その注目の開幕戦を控え、1月某日、アイスリボン軍から、藤本つかさ選手、世羅りさ選手、雪妃真矢選手、テキーラ沙弥選手の4名と、プロレスとも縁が深く、よしもと軍を率いて参戦するレイザーラモンによる対談が行われました。


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(※左より、レイザーラモンHG、レイザーラモンRG、藤本つかさ選手、世羅りさ選手、雪妃真矢選手、テキーラ沙弥選手)

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――まず、アイスリボンがどのようなプロレス団体なのか、取締役選手代表でもある藤本さんからご説明いただけますか?

 
藤本 はい。アイスリボンは、タレントや主婦、学生だったりが、兼業レスラーとしてプロレスをしているのがひとつの特徴です。あと「プロレスでハッピー!」を合言葉に、試合で勝っても負けても、選手もファンも、試合の後にはハッピーな気持ちで帰って欲しいというのがコンセプトですね。


――旗揚げして10周年を経過しましたが、これまでこうしたお笑い芸人や事務所とのコラボはあったんですか?


藤本 お笑いライブの後に試合をしたり、アイスリボンの興行にお笑い芸人さんを呼んだことはあるんですけど、今回のようにこちらからお笑いライブの劇場に乗り込むみたいな形は初めてですね。
RG 単体でやっても何も生まれないですから、我々とケミストリーしましょう。僕は実際見に行ったことはないんですが、アイスリボンさんの存在自体は以前から知っていましたよ。ずっと女子プロレスを見ていますけど、レジェンドの方ががんばっている団体が多いなか、若くて、キレイな方がいっぱいがんばっている印象ですね。
HG 僕は女子プロレスをしっかり見たことはないんですが、ハッスル時代、アジャ・コングさんとか何人かゴツい系の女子レスラーと絡んで来たので、やっぱりみなさんとはイメージ違いますね。
RG 細くてキレイな方ばかりでね。
世羅 そうですね...。
藤本 そうですねって!(笑)
世羅 すいません!(笑)
HG いや、ホントに(笑)。みなさん、体は大丈夫ですか?
藤本 意外と鍛えているんで、大丈夫です。合同練習に加えて、週2、3回、試合があるので、毎日やってる感じですね。
レイザーラモン すげーなあ。

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――今回は芸人のネタ、アイスリボンさんの試合の他に、レスラーと芸人がコラボ漫才をするコンビを決めるコーナーもあるそうですよ。


HG 僕ら(芸歴での規定で)『M-1グランプリ』に出られませんが、『M-1』に出たい欲、漫才をしたい欲があるんですね。今回はプロレスとゆかりのある我々が、レスラーと漫才が出来るチャンスがあるという、非常に楽しみな企画です。
RG 一時期、新日本プロレスさんとよしもとで、一緒にイベントしていて、僕は内藤哲也選手と漫才をやったんですが、素晴らしいデキの漫才でした。他にもハチミツ二郎さんが棚橋弘至選手と漫才をして、こちらも素晴らしいデキで、レスラーの方と漫才をしたいとちょうど思っていたところでした。
HG ちょうど?(笑)内藤選手は、今ヒールでブレイクしてますけど、その頃は迷っている時期だったんですよ。RGとの漫才で吹っ切れた部分もあるんじゃないかなと。
RG それは絶対あると思う。
藤本 ブレイクのきっかけがよしもとさんとのコラボだったんですね。

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――今回のコラボ漫才に一番積極的なのが、世羅選手のようですね。


世羅 はい。私、広島県世羅町の出身なんですけど、吉本新喜劇を見るのが楽しみに生きてきました(笑)。上京してからもお笑い番組、バラエティしか見ないというくらい大好きで、漫才ってどうやって作っているか知りたいし、作ってみたいという欲がかなりありますね。
HG 僕ら3、4年間くらい新喜劇出てたんですけど、見てましたか?
世羅 新喜劇での覚えはないんですが、でも小さい頃からレイザーラモンさんは見てきましたよ。
RG 小さい頃か(苦笑)。
世羅 島木譲二さんが一番好きで、あとは内場勝則さんも。
RG もう漫才のネタが浮かびました。広島でパチパチパンチが好きなら、もみじ饅頭ネタできますね。
HG いやいや(笑)。
世羅 あとアイスリボンのシングルのベルト(ICEx∞ベルト)を持っているので、『M-1グランプリ』と2冠を目指したいですね。
RG いいですねえ。『R-1』でもいけるかも。

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――雪妃選手は、幕張に縁があるそうですね。


雪妃 地元が千葉県で、高校が幕張のすぐ近くだったので、イオンモール幕張新都心が出来た時に、「ここでいつかプロレスがしたい」と思ってたんです。なので、今回、よしもとさんと一緒に出来るということで、「よし来た!」って(笑)。でも、まだ行ったはないんですよ。私が通っていた頃は、まだコストコと、あとカルフールっていう大型スーパーがあったんです。店員さんがローラースケートを履いてて...もう潰れちゃったんですけど。
RG 「カルフールじゃねえか!」みたいなネタもできそう。
雪妃 (笑)。私、お笑いは好きなんですけど、詳しくはないです。見る時は見るんですが、見ない時期は全然見なくて...。
RG つまり、お笑いが好きじゃないってことですね?
雪妃 じゃあ、好きじゃないです!(笑)
RG やってやるよ! 好きにさせてやるよ!(笑)


――テキーラ沙弥選手は、コスチュームがいかにもメキシコっぽいですね。


RG 僕がトランプ大統領になって、「Get Away!」って言ったりの漫才はアリかも。アメリカでは出来ないくらいのブラックジョークを交わして、最後、テキーラさんがトランプをやっつけるのもいいですね。
テキーラ やばい(笑)。私は7、8年くらい前、ルミネtheよしもとに通ったり、仙台や大阪まで行くくらいお笑いを見ていたので、今回のイベントは、すごい楽しみなんですよ。
HG へー、誰のファンだったんですか?
テキーラ ここ最近、自粛されている相方の白い方を...。
RG あー、NON STYLEね。よかった。平成ノブシコブシとかだったら手を出されてたかも(笑)。
HG 特に石田は大丈夫(笑)。今回、よしもとから石田は出せなかったなあ。
RG でも、イベントを続けていけばいつかは...。
テキーラ いつかはたどり着けるようにがんばります(笑)。

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――藤本選手は漫才をされないんですか?


藤本 個性豊かな選手がいるので、そちらを生贄にして(笑)、私はセッティングみたいな立ち位置になりました。
RG でも、やりたくない人を引きずり出すのも面白いですからね。
HG 面白いけども(笑)。
藤本 数々のむちゃぶりをこなしてきたメンバーなので、今回も彼女たちはやってくれるだろうと思っています。私としては、よしもとさんのファンの方たちが、初めてプロレスを見て、プロレスって面白いんだなあって知ってくれたら一番うれしいですね。
RG このメンバーで、よしもとのファンが来るかな?
HG 渋いメンバーではあるんですよね(笑)。
RG ほぼアイスリボンファンになるかも。我々が逆にファンを取っちゃうかも(笑)。

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――改めてレイザーラモンさん、イベントへの意気込みをいただけますか?


HG 僕はハッスルを経験して、プロレスラーのみなさんって、懐が深くて柔軟だし、グイグイ来る感じがすごいなあって思ったんですね。常々プロレスラーへの尊敬があって、もっと稼いでもらいたいという気持ちもあるんですよ。そのためにも、僕らプロレス好き芸人がアイスリボンさんの良さを引き出せたらいいですし、踏み台にしてもらって、もっともっとアイスリボンさんの知名度が上がっていけばいいなと思っていますね。
RG さっき言った新日本プロレスの内藤選手との漫才で、ウケたときの内藤選手の楽しそうな顔、忘れられないですね。それを僕もまた感じたいし、アイスリボンのみなさんにも感じさせてあげたいです。定期的に興行をして、新ネタを作って、数年後には元旦の『爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)に出られるようにしましょう!
アイスリボン よろしくお願いします!(笑)
HG 俺らも出てないのに(笑)。 

        *       *      *      *        

この対談の直後に行われた会見では、世羅選手がパチパチパンチを披露し、そのスピードと力強さに「さすがレスラーや、ボンボンって音鳴ってた」とHGが感心する場面も。
その一方、どうしても漫才をしたくない藤本つかさ選手とどうしても漫才をさせたいRGが一触即発の事態に。
今回のイベントの構成をユウキロックが務めると知った藤本選手は、「ユウキロックさんは、アイスリボンの道場で、マットに納豆をぶちまけたことがあるんですよ!」といった因縁も明かし、「試合中、気をつけろよ!」(RG)、「漫才中、気をつけろよ!」(藤本)と舌戦を繰り広げました。

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【レイザーラモン】

2017年1月19日 (木)

アキラ・コンチネンタル・フィーバーがインドネシアでの活動を語る!

アジア全域で日本のエンターテイメントコンテンツの推進を目的として設立された合弁会社MCIPホールディングスによるプロジェクト「アジア版 あなたの街に"住みます"プロジェクト。アジアでのエンターテイメント事業の基盤を築くことを目的に現在、6つの国と地域で11組16名が「住みますアジア芸人」として現地で活動しています。

2016年の年末には全組が帰国し、東京・ヨシモト∞ホールで開催された『目指せアジアの星!アジア&47住みますサミット+未来のアジアのスター芸人発掘オーディション』『ゆく年∞くる年 NEW YEAR'S EVE ∞ SUPER COUNT DOWN』に出演しました。
プロジェクトがスタートして約1年8ヵ月。「住みますアジア芸人」達は現地でどんな活動をし、どんな生活をしているのかを今後、1組ずつ紹介していきます。

トップバッターは、インドネシアで活動するピン芸人のアキラ・コンチネンタル・フィーバー。今年1月は歌手デビューが決定するなど「仕事は増えて来ました」と安堵の表情を浮かべる彼に、話を訊きました。
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  *  *  *  *  *

――インドネシアでの生活には慣れましたか?

そうですね。2015年4月28日から住んでいて、半年くらいはなかなか慣れなかったんですけど、今は文化にも慣れて来て楽しく過ごせています。最初の頃はウィルス感染したり、デング熱になって顔面が腫れ上がったりと大きな病気にもかかったんですけど、免疫ができたのか今はそういうこともなくなりました。

――現地の食事は、どんな感じですか?

ナシゴレンとか、油を使った食べ物が多いんです。元々、辛いものは好きだったんですけど、野菜を食べる習慣がないのはちょっと困ってます。僕、野菜が好きなので......。宗教上、豚肉が食べられないのは物足りないなと感じたりもします。シーフードは意外と人気があるんで、シーフードレストランも多いですよ。現地の人に従って手でご飯を食べるんですけど、箸を使って食べるのと味が全然違うんですよ。

――ナシゴレンは日本でもメジャーな食べ物ですね。普段、どんなところで食べてるんですか?

100円屋台が多いですね。不衛生なところで食べてしまうと、とことん体調を崩してしまうことも......。(インドネシアで人気のある)COWCOWさんがお土産として日本食を持って来てくれることもあるんですけど、僕のルールとして日本食を食べるのは落ち込んだときと病気にかかったときだけと決めていて。そういうときは、COWCOWさんからいただいたサバの味噌煮の缶詰やいい素麺を食べてます。サバの味噌煮缶は、インドネシアでも行列ができるくらい大人気。現地の人は「もっとタレを入れろ」って言ってますけどね。

――インドネシアへは、どういういきさつで行くことになったんですか?

渡航前、『ナマイキ! あらびき団』に出たり、『芸人同棲』っていうライセンスさんがMCをやられているテレビ朝日の配信番組のオーディションを受けたりしてたんです。そのオーディションでは少しでも目立ちたくて、モノマネをやっているマギー審司さんの格好で行ったんですけど落ちちゃいました......。その連絡を受けた夜に「住みますアジア芸人」のオーディションの話が来て。だらだらと日本で芸人をやっていくよりは、もっと厳しいところで自分を磨きたいなと思ってオーディションを受けました。受かって実際にインドネシアで生活を始めたんですけど、2015年9月に『眠れるスター目覚ましバラエティ"ハックツベリー" 』(テレビ東京系)が終わったのは、ちょっとショックでしたね。その後、半年くらい仕事が何もなかったので精神的にキツかったですけど、ここでなんとかしなきゃいけないと思い立って、必死にいろんなところへアピールしに行くようになりました。

――今、お仕事は順調ですか?

仕事は増えているところで、大人気連続ドラマの社長役が決まったり、パフォーマンス番組で優勝したりもしました。YouTubeに動画もアップしてますし、フェスでパフォーマンスしたりもしてます。あと、1月に歌手デビューも決まりました!『タフブラッド』っていう歌で、日本語では"天ぷら"とか"油揚げ"みたいな意味なんですけど、インドネシアでは大人気の食べ物で。その食べ物への思いを込めた歌で、歌詞はマネージャーと一緒につくって、作曲はプロの方に担当してもらってます(註:写真は出演したドラマの主演女優であるアディンダ・トーマスさんとの1枚)
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――現地での認知度は上がってます?

そうですね。1年目はなんにもなかったんですけど、最近は歩いてると「アキラだ!」とか言われることもあります。ゲイの方にナンパされることが多くて......。丁重にお断りするんですけど、結構しつこくて大変です(笑)。

――これまでの生活の中で、印象に残っていることは?

あるラジオ番組で、インドネシア人のパーソナリティの女性と知り合いまして。僕がボーイスカウトをやっているという話をしたら、「ゴミ山の最終処分場へ一緒に行ってみない?」と誘われたんです。そこには30~40人くらいの子供がいたんですけど、みんな親がいない。出生届も出されていないから、施設でも受け入れてもらえないんです。その子達の生きる希望はいつか日本に行くことらしくて、自主的に土日だけ集まって日本語の勉強を独学でやっていて。僕は2ヵ月に1回くらいのペースでそこへ通って、日本語の先生をやりながら子供達の前でパフォーマンスをやってます。パフォーマンスは子供達に頼まれてやってたんですけど、毎回、新しいネタを見せなきゃいけないのは大変ですね。

――現地では、どんなネタをやってるんですか?

呪文を唱えるとシャトルコックが宙に浮いたり、色が変わったり、缶が空中に浮いたりするっていうコメディマジックみたいなものを、"スーパーイリュージョン"としてやってます。あとは、インドネシア語のフリップ芸みたいなものもやってますね。

――モノマネ同様、まさにマギー審司さんのようなネタをやってるんですね(笑)。

確かにそうですね(笑)。歌舞伎町のバーで働いてたとき、マギー一門の方々が来たことがあったんです。マギー審司さんはいらっしゃらなかったんですけど、『~あらびき団』で勝手にモノマネさせていただいることを一門の方に謝罪したら「どんどんやってくれ」と言ってくださった。その言葉は、すごくありがたかったですね。
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――インドネシアってラマダンの期間がありますよね? その時はどうしてるんですか?

外国人はやらなくても大丈夫なんですけど、僕は挑戦しました。喉が渇くし、体を鍛えるためのトレーニング後にお水を飲めなくて、3日間でくじけましたね。あと、ラマダン中はタバコも吸っちゃいけないみたいなんですけど、食べられないストレスで余計にタバコが吸いたくなる。現地の人はどうせ痩せるんだからと、ラマダン前にすごく食べてます。まぁ、大体ダイエットには失敗してるみたいでしたけど(笑)。

――今後の目標は?

何かの縁があってインドネシアへ来られたと思っているので、現地でレギュラー番組を持って、COWCOWさんを定期的にゲストとしてお招きできるようになりたい。あと、「ジャカルタ花月」を作りたいですね。僕はNSC出身で師匠はいないんですけど、個人的にCOWCOWさんを師匠だと思っていて。今は、インドネシアで人気のあるCOWCOWさんが作ったレールの上を歩かせていただいているという感覚なので少しでも恩返しできるように、今後は自分の力でもっと活動できる場を広げていきたいなと思ってます。


【アキラ・コンチネンタル・フィーバー】

2017年1月16日 (月)

自身の子育てから幼児教育、「そうまハウス」設立へ... 今季、現役を引退した相馬崇人が語る「これからのこと」

今シーズンをもって、14年にわたるプロサッカー選手生活にピリオドを打った元ヴィッセル神戸の相馬崇人さん。「後悔なくやりきった」と言いきるその決断の向こうには、何が待っているのでしょうか。相馬さんが見つけた新たな目標「そうまハウス」と幼児教育について、そこに至る経緯や思いを語ってもらいました。

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●きっかけは海外生活と「脳科学」との出会い

結婚と同時にポルトガルのCSマリティモへ移籍したんですが、そこではどこに行くにも何をするにも「家族一緒に」が基本でした。チームメイトたちとプライベートで「飲みに行こうよ!」という話になっても、「じゃあ家族を連れて行くよ」という感じ。とにかく、すごく家族を大切にするんです。

子育てに関しても、日本と全然違いました。ドイツ(エネルギー・コットブスに所属)では子供を近所の保育園に通わせていたんですが、教育内容がすごく進んでいて驚きました。例えばクラスは年齢ごとの横割りじゃなく、いろんな年齢の子供たちが混在する縦割りなんですよ。お兄ちゃん、お姉ちゃんが小さな子の面倒を見て、彼らが卒園したら、年長になった子がまた下の子を世話する。そういう生活の中で、弱い者を助けるとか、責任感といったものを自然と学べるシステムになっていました。おもちゃのブロックひとつ取ってみても、建物の構造まで学べる仕組みになっていたり。本当に、すべてが驚きで、こうした海外での経験が、「家族のあり方」や「子育て」について考えるきっかけになった気がします。

もうひとつ、「脳科学」との出会いも大きな転機でした。妻が妊娠してから「自分たちの子供をどのように育てていくか」を常に話し合っていました。これまでの子育てって、「自分が親からされた教育が良かったから同じように」とか、逆に「こうされたのが嫌だったから別のやり方を」というのが主流だったと思うんですが、そんな時、知り合いから録画を送ってもらって見ていたテレビ番組『ホンマでっか!?TV』を通じて「脳科学」の存在を知ったんです。脳科学の分野では、きちんと検証して「1000人中900人がこうなった」という"結果"が出なければ正しいと認められない。やがて「これを子育てに取り入れることができたら、子供の能力を伸ばす手助けになるんじゃないか」と思い始めて。もっといろんな話が聞けないかと、出演されている脳科学者の澤口俊之先生にコンタクトを取りました。

オフを利用して先生にお会いし、お話をうかがってみると、やっぱりすごく面白いんですよ。「叱る時はどうすればいい?」「子供を萎縮させないためには?」などいろんな質問をさせていただくうちに、もっともっと教育のことを知りたいと思うようになりました。もともとは自分の子供のためだったんですが、いつしか「こうして知ったいろんなことを、キッズスクールという形で広く還元できたらいいな」という夢を抱き始めたんです。

そんな流れを経て、ヴィッセル神戸への移籍が決まり日本に帰国した2011年、「そうまハウス」を立ち上げて、キッズスクールとサッカールクールをスタートさせました。

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●脳科学も取り入れサッカーの上達をサポート

「そうまハウス」では、澤口先生が主宰されている「人間性脳科学研究所」のサポートを受けながら、キッズスクールはもちろん、サッカースクールにも脳科学のノウハウを取り入れています。

いまトップにいる選手たちが、なぜあそこまで上り詰めることができたのかっていうのが、以前からすごく気になっていて。偶然そうなったのではなく、技術の習得や体力面においても、共通かつ合理的な方法があるんじゃないかと思っていたんですよ。そこで澤口先生に相談したところ、脳の力を高めることで、より速くスムーズに上達したり、吸収力を高めたりできるんじゃないか、と。それを聞いて非常に面白いなと思い、サッカースクールのカリキュラムに取り入れています。

設立から5年を経て、通っている子供たちの数もかなり増えました。いちばん最初に入ってきた子たちが、もう中学生になっていますから。例えば、最初の頃は泣いてピッチに入ることもできなかった女の子が、INAC神戸のジュニアユースに入ったり...「自分たちがやってきたことは正しかった」と思える子たちが、しっかり育ってきている。それがすごくうれしいですね。

僕自身も、普通だったら触れることのない、他のご家庭の悩みだったり子供への思いなんかを間近に見ることで、成長した部分があると思う。自分の家庭や子供たちへの思いも含め、いろいろ勉強させてもらったな、と感じています。

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● 「諦めず努力できる子」を育てたい

今は、何かものごとをやってみても、できなかったらすぐ諦めちゃう人が多いでしょう? だからこそ、僕としては、たとえ困難に突き当たっても、諦めずに努力して頑張っていける子を育てたいという思いがすごく強いんです。

子供たちは本当に十人十色で、お花屋さんになりたい子、総理大臣になりたい子、サッカー選手になりたい子、アーティストになりたい子、お笑い芸人になりたい子など、進みたい方向もさまざまですよね。何かを目指す時、大変なことはあるかもしれないけど、自分の目標に向かってしっかり突き進んでいける子が、「そうまハウス」から出てきてくれたらいい。その手助けとして、脳科学からのアプローチがあるわけだし、うちのスクールを通してそういう子がひとりでも多く輩出できればいいなと思います。

今、選手としては後悔なく「やりきった」という思いなので、これを区切りに、今後は全面的に「そうまハウス」と幼児教育に取り組みたい。次の人生に向けて、とにかく一生懸命やっていかなくちゃいけないなという気持ちでいっぱいですね。



そうまハウス キッズスクール http://somahouse.jp

そうまハウス サッカースクール http://www.sh-footballclub.jp

【相馬崇人】

2017年1月10日 (火)

皆勤賞の宮川大輔が感じた古舘伊知郎さんのスゴさとは? DVD『人志松本のすべらない話 30回記念大会 完全版』1/11リリース

昨年7月9日にフジテレビ系で放送された『人志松本のすべらない話 30回記念大会』が、明日1月11日(水)に『人志松本のすべらない話 30回記念大会 完全版』としてDVDリリースされます。


DVD化にあたり、訳あって未公開のすべらない話を含めて再編集。
30回目という記念の夜会に華を添えたのは、初参戦の古舘伊知郎さんで、古舘節に乗せて披露された貴重なすべらない話が話題となりました。
そんな古舘さんを迎え撃つプレイヤーは主宰である松本人志を始め、千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、星田英利、河本準一(次長課長)、ケンドーコバヤシ、兵動大樹(矢野・兵動)、小籔千豊、そして宮迫博之(雨上がり決死隊)というすべらない話の歴史を作ってきた強者9人。


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今回は、初回からの連続出演記録を継続中の宮川大輔に、DVDの見どころなどを伺いました。


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――大輔さんは初回から『すべらない話』に出演し続けているそうで、初期の頃の方から気持ちの変化はありますか?


初めはドキドキというか緊張もしていて、今もしているんですけど、皆勤賞でずっと出ているとホンマに喋ることがないというか、自信を持って喋ることがすごくないんです。昔は飲み会とか、ルミネtheよしもとの楽屋であったりとか、そういうところで、何回も喋って、いらんところを削っていったりの作業が出来たんですけど、今は自分の中でするんですね。本番で話して、兄さんとかに「それいる?」とか言っていただくのもアリなんかな、それも面白みのひとつなんやなあとは思うようになれてきました。


――11年も出続けて、『すべらない話』を披露し続けているというネタ的な大変さですね。


昔から僕の話はヘンな話やったんです。おねえちゃんのおっぱい触ったり、ビデオで撮ったり(笑)。11年はあっという間でしたけど、その中には目まぐるしく世の中も変わって、僕に子供が生まれたり環境も変わって、なかなか『すべらない話』で言えることも少なくなって来たなっていうのはありますね。うれしいことにずっと出続けているので、意地でも続けていって、宮川節やないですけど、「宮川大輔ってこうやな」っていう話をもうちょっと出来たらなあって思っていて、そこは牙を研がなきゃなって思ってます。もうそろそろMVS(Most Valuable すべらない話)を獲って、家にトロフィーを持って帰りたいですね。一回だけ、MVSを獲った時は、めちゃめちゃうれしかったんですよ。


――今回のDVDでの宮川さんは、『哀川翔さん』というタイトルの話が1本収録されています。


品川の映画(品川ヒロシ監督『Zアイランド』)で一緒にやらせてもらった時に、新幹線のなかでこんなんあったなあって思い出しまして。翔さんが起こされた方が意外な方で、何がおもろいねんなんですけど(笑)。古舘さんに(賽の目が)結構まわってきて、こんなすごい話の後に、哀川翔さんの話、できるんかなあって思いましたけど、自分の中ではこれが一番言いたい。この『すべらない話』で、テレビに出させてもらえるようになったので、『すべらない話』のサイコロの神様というのを信じているんですね。(自分の賽の目が)1回やったら、1回しかアカンかったんやな。今日(今年1月7日放送の収録分)やったら何回もあたって、イケっていうてはんやなとか、いろんなことを思いながらやってますね。


――『哀川翔さん』で反響はありましたか?


小籔とケンコバが、家で録ったのを観たらしくて、「あれ、めちゃめちゃおもろい話ですね」とは言うてくれましたけど、この2人だけですね。あとは、オンエアがあった2週間後くらいに、翔さんの楽屋に行って、「『すべらない話』でお話させていただきました」って言ったら、「なんだそれ? そんなの面白いのかよ! まあいいや、おうおう」とは言うてくださいましたけどね(笑)。

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――今回はなんと言っても古舘伊知郎さんの参戦は目玉ですね。


「宮川くん、あれ面白かったね」って、番組を観てくださって、それについてお話していただいたりとか。逆にこっちがせなアカンくらいなのに、すごいなって思いましたね。打ち上げに行かせていただいたんですけど、二次会、三次会くらいまで来ていただいて、いろんなお話が聞けて、ありがたかったです。


――古舘さんからしたら、アウェーですよね。


すごいやりにくい場所でしょうけど、そんな関係なく、古舘節と言うんですか。やっぱり舞台でやられたり、牙を研いではるというか、その牙が尖りすぎてて、怖い部分もありましたけど、すげーなとは思いましたね。自分の牙なんか真っ黄っ黄で、丸になってますから(笑)。


――それでは、最後に読者へのメッセージをお願いします。


よしもと芸人だけやったら、それぞれが歯車を回して、『すべらない話』っていうのが、毎回大きく回っていると思うんです。そこに古舘さんっていう、あんだけ早く回って、ガーってやられたら、みんなも影響されて、「これの後にこれできるか?」とか、いろいろ変わってきて、本当に面白い節目のDVDになったと思います。ぜひみなさんに買っていただきたいです。この記事を読んでいただいた方には、僕の哀川翔さんの話はネタバレしていると思うんですけど、そこは笑っておいてください(笑)。




【宮川大輔】

2016年12月27日 (火)

2月11日より単独ライブツアー『シソンヌライブ[モノクロ]2017』をスタートさせるシソンヌへインタビュー!「今年よりさらに面白くなるはず」と語る!!

2017年2月11日(土)、愛知・伏見JAMMIN'での公演を皮切りに、シソンヌが単独ライブツアー『シソンヌライブ[モノクロ]2017』をスタートすることになりました。

『シソンヌライブ[モノクロ]』とは、『キングオブコント2014』キングでもあるシソンヌが、全国47都道府県行脚を目標に掲げている公演時間60分のコントライブツアーのこと。毎年恒例となり、今年は念願だった東京・本多劇場で開催された『シソンヌライブ』は公演時間90~120分と長尺で、衣装やセットにもがっつり凝った内容となっていますが、『~[モノクロ]』ではより気軽に手軽に観てもらいたいという2人の意向で、衣装替えもなく、小道具もほとんど使わずに、2人のやりとりが活きるシンプルなコントが存分に楽しめるライブです。

今年は4月、東京・エコー劇場での公演を皮切りに東北などをまわった『~[モノクロ]』が、2017年も開催決定。新たに書き下ろしたコントを引っさげて、まずは主要都市をまわることになったシソンヌへライブの展望を中心に、今年1年を振り返りつつ、来年に向けた意気込みも聞きました。

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(向かって左:じろう/右:長谷川忍)

 *  *  *  *  *

――今年4月にスタートした『~[モノクロ]』ですが、実際にやってみてどんなところに手応えを感じましたか。

じろう 自分達でどれだけ表現するかっていう、表現力の下地みたいなものが凄く鍛えられた感覚はありましたね。
長谷川 芸歴1~2年目の頃、手持ち道具が唯一用意できるくらいで、大きいものは変えないからあるテイでやるのが当たり前でしたけど、久しぶりに道具や衣装を用いないコントをやってみて新鮮な気持ちにもなりました。道具や衣装がなくても笑ってもらえるくらい、表現できることも増えたんだなというか。1~2年目の頃のほうが稽古はたくさんしてたんですけど、今のほうがお客さんに伝わってるなっていう手応えを感じましたね。
じろう ネタは、やっぱり経験値がものを言うところはありますから。

――1~2年目の頃は、どのくらい稽古してたんですか。

長谷川 4年目くらいまでは撮影しちゃあ、2人で観てました。もちろん今もやってはいますけど、あの頃は1回撮っちゃあ観て、もう1回撮っちゃあ観てって繰り返してたんです。そうやって客観視することを2人とも意識するようにしてたんで、今は(観客に)どう映ってるのかが想像しやすい。それは、当時そうやってたおかげだなと思います。
じろう あと、着替えなし、小道具なしでコントするってことがどういうものなのか。そのノウハウみたいなものは今年やってみてわかったので、来年はさらに面白くなると思いますよ。
長谷川 地方でやった時に、ちゃんとウケるだろうところはどこでやってもウケたのが嬉しかったしな?
じろう うん。東京とかに比べて、お笑いのライブを観るっていう文化が圧倒的にないと思うので、どんなものなのかなっていう不安はあったんです。けど、僕の地元もすげぇ盛り上がって。
長谷川 知らない土地でウケてるっていうのも自信になりましたし、僕らのことを観に来てくれるお客さんがもっと増えたらいいなとさらに思いました。

――4月に東京での『~[モノクロ]』を終えたあと、じろうさんは「こっち向けのネタを作りたくなっている」みたいなことを話していたかと思うんですけど、通常の『シソンヌライブ』とのコントの選別ってどんなところにポイントを置いてやってるんですか?

じろう 来年4月に『シソンヌライブ[six]』もあるので、今ちょうどどっちにどのネタを持っていくかを選別してるところなんですけど......。大きい道具がないとこの状況は伝わらないだろうなっていうコントは必然的に本多劇場のほうに持っていって、2人のやりとりだけで成立しそうなものは『モノクロ』っていう分け方ですかね。

――『~[モノクロ]』のコンセプトには、劇場の通常公演でできるネタを増やしたいっていう思いもあったかと思うんですけど、今年やったことによって劇場用のネタは増えました?

じろう ......いや、増えてないっすね。ふはははは!
長谷川 いくつかは劇場でもやりましたけど、意外と......なぁ?
じろう そういうものではなかったというか。
長谷川 相方も思ってるでしょうけど、寄席は寄席、『~[モノクロ]』は『~[モノクロ]』、『シソンヌライブ』は『シソンヌライブ』っていうふうに別物で考えていけないんだなということがわかりました。けど、これから続けていくことで、劇場でできるようなネタも生まれていくんじゃないかなとは思います。

――先ほど話していたように、『~[モノクロ]』で披露するコントは2人の掛け合いが必然的に増えると思うんですけど、掛け合いの面白さみたいなものも改めて実感されたんじゃないんですか。

じろう そうですね。あのライブをやってる時は"面白いな、自分達"って思いながらやってました(笑)。
長谷川 ははははは!『シソンヌライブ』のコントよりも掛け合いの時間が長いですから、2人ともおしゃべりのスイッチが入っちゃうんでしょうね。だから、『~[モノクロ]』はいい意味で筋トレみたいなものになったなと思います。今年もコントばっかりさせていただきました。別の舞台にも出させてもらったりしてたんで、1年の半分くらい稽古してましたもん。

――広島で放送中の『ぶちぶちシソンヌ』での即興コントも、相変わらずやってるんですよね?

じろう やってますねぇ。あれはやらされているっていうか(笑)。
長谷川 僕らはだいぶ慣れてきたというか、何がウケるかウケないかっていうのはちょっとわかってきてるんですよ。けど、ゲストの方々は初めてやるから、皆さん「大丈夫だった?」って心配そうで。あれ、申し訳ない気持ちになるよなぁ?
じろう うん、そうだねぇ(笑)。頻度も多くて、即興コントばっかりやってます、本当に!!

――それもコント筋肉になってます? それとも別物ですか?

長谷川 コントするためにバチンとスイッチ入れる作業は身に付いたかもしれないですね。相方は元々バチンとスイッチ入るタイプですけど、コンビとしてのコントラストみたいなものも出せるようになってきたから、もしかしたら即興コントもいい筋トレにはなってるかもしれないです。でも、わからないなぁ(苦笑)。
じろう 8割くらいは面白くないことをやってるんですよ。めちゃくちゃなテーマがお題になりますし、時間制限も1分なので仕方がないんですけどね。だから、面白くないことをやってもいちいち凹まずに次々行けるようにはなりました。
長谷川 確かに1回1回凹んでいられないので、切り替えは上手くなったかもしれないですね。あと、やらなきゃいけない状況でやり切る精神力も付いたのかも。だって、"あれ面白かったんじゃないかな"っていう即興コントができるのは1年に1つか2つだよなぁ?
じろう うん。1つも面白いことをやらないで収録が終わるときもありますもんね。
長谷川 ふはは! じろう、この前ムキになってたもんな。
じろう これでラストだって言われたのに(笑)。
長谷川 自分らで振り返ったときに、今日1つも面白いことやってないってなって。僕は(アイデアが)出ない日なんだなって割り切れたんですけど、じろうは納得いかなかったみたいで。
じろう ずっとお題を引き続けたんです。
長谷川 けど、結局つかめなかった。その感じが面白かったから良かったんですけど、あれもなかったら本当に何もないまま終わってました。この間、ゲストで来たライスさんもそっちのモードに入っちゃって、「もっとやらせて?」「もう終わり?」ってなってましたね。

――(笑)それもまたいい経験ですね。せっかくなので今年を振り返ってもらいたいんですけど、シソンヌさんにとってどんな1年でした?

長谷川 いろいろとやらせてもらった1年だったのかもしれないですね。『有吉の壁』や『キングちゃん』に呼んでもらったり、『お笑い向上委員会』にも出させてもらったり、コント番組にも出させていただいたりして。(お笑いの中での)いろんな競技にチャレンジできて......筋トレの仕方がわかったっていうのはおかしな話ですけど、勉強になることはたくさんありました。だからこそ来年、ある程度やることが......決まっていると言ったらおかしいですけど、課題ははっきりしてるなっていう感覚はありますね。
じろう ゆっくり右肩上がりでの1年ではあったなっていうか。世間的には停滞しているイメージかもしれないですけど、ゆっくり、ゆっくりと上には向いてるなと思ってました。
長谷川 タレント的な番組には確かに出てないんですけど、お笑いど真ん中の番組には出させてもらってるんですよ。松本(人志)さんが『キングオブコント2016』でライスさんが優勝したときに「シソンヌ感が出てる」って僕らの名前を出してくれましたけど、あれは逆に忘れられないために言ってくれたのかなって思ってます。

――お2人は「コントばっかりやってます」とよくお話しされてますけど、単独ライブでコントを作り続けることが、いろいろと繋がっているんだなと。お2人を観ていると、面白いことをやり続けていれば観てくれる人って確実に増えていくだなとしみじみ思ったりもするんですけど。

長谷川 そう感じます。僕らは特にかもしれないですけど、単独ライブをやる意味があるなと思いますね。
じろう この前、『アカデミーナイト』のロケに呼んでいただいたんです。ロケで芸人呼ぶってなった時に僕らの名前ってあんまり候補にならないと思うんですけど(笑)、(アンジャッシュの)渡部さんが出たときに相方が出ていたのでその流れで呼んでもらえたのかなと思ってたんですよ。で、展示会のロケで「上野の美術館に行ってください」って渡されたものを開けたら、中に手紙が入っていて。『シソンヌライブ』を観ました。コントでこんなに衝撃を受けたのは初めてで、ぜひ一緒にお仕事したいと思って声をかけさせていただきました、みたいなことを書いてくれてたんです。

――うわぁ~、いい話!

じろう 単独ライブをやる意味あるんだなって。こんなふうに仕事に繋がるんだって嬉しかったですね。あと、『ぶちぶちシソンヌ』をやってなかったら、ロケに呼ばれても何をしたらいいかわからなかったとも思う。やっていたおかげでフラットな気持ちで臨めたので、『ぶちぶちシソンヌ』もやっぱり有り難い存在ですね。
長谷川 『ネプ&ローラの爆笑まとめ2016』で、今年の『シソンヌライブ』でやった「ばばあの罠」をやらせてもらったんです。本来4分以内でって言われたところを6分くらいやってしまったんでカットされるだろうなと思ってたんですけど、カットせずに全部流してもらえた。その時も"あぁ、コントやってて良かったな"と思いました。

――来年の抱負は?

じろう ......もうちょっとお金持ちになりたいなぁ。
長谷川 それ言われたら、俺もそれになっちゃうわ(笑)。まぁ、いろんな方と出会いたいですし、僕らの味方をどんどん増やしていかないとなっていう気持ちはありますよね。
じろう ムロ(ツヨシ)さんは常々、僕らのことを言ってくれてますし、新井(浩文)君は雑誌の撮影の時、後ろに僕らのポスターを貼ってくれたりもして。
長谷川 あのねぇ!(急に前のめりになって)これ、じろうにも言ったんですけど、20年前なら僕らはバチ売れしてると思うんですよ。時代さえ合っていればね!
じろう ははははは! まぁ、阿部サダヲさんが『ダ・ヴィンチ』の巻頭で、僕の本(註:『甘いお酒でうがい』)を紹介してくれたりもして。

――おぉ、凄い!

長谷川 宮藤官九郎さんが『週刊文春』で、僕らについて書いてくれてたりもするんですよ?

――えぇーーーー!!!

長谷川 荒川良々さんとカフェにいた時、近くの席で石野卓球さんが取材を受けていて。まず荒川さんに気付いて久しぶり〜なんて話し始めたんですけど、「あれ? シソンヌくんじゃん! 観てるよ」って言ってくれたんです。すぐ、じろうに「おい、俺らのこと知ってたぞ」って報告しました。
じろう ピエール瀧さんもこの間、めちゃくちゃ誉めてくれましたよ。「君は気が狂ってるから、そのままでいい」って。

――最高の誉め言葉ですね。

じろう そんなふうに観てくれる人はいるから、来年も今の感じでいいんじゃないかなって思ってます。で、声を掛けていただいたところでより頑張りたいなと。あと、『シティボーイズ・ライブ』に出たいですね。もうやらないかもしれないですけど、もしかしたらご本人達に届くかもしれないので言い続けていこうと思ってます。
長谷川 『シティボーイズ・ライブ』ももちろんですけど、僕はアンガールズさんとコントをやってみたい。田中(卓志)さんは笑いに対して真摯な方で、お笑いのことをすっげぇ考えているんですよ。トークライブでは毎回、新ネタをおろされていますし、尊敬できるところが多いので、一緒にやってみたいですね。
じろう 田中さん、僕にすげぇ話しかけてくれるんです。
長谷川 俺らのコントを良く観てくれているらしいよ。

――嬉しいお話ばかりですね。ご自身のネタを観てもらって味方を増やすという意味でも、『〜[モノクロ]』『シソンヌライブ[six]』と、今年もコントの旅は大事なものになりそうですね。

じろう 本当にそうですね。頑張ります。
長谷川 来年もたくさんの方に観ていただきたいです。ぜひ観に来てください!
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【シソンヌ】

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