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インタビュー

2017年7月 2日 (日)

結成25周年!海原やすよ ともこによる2度目のなんばグランド花月単独ライブ『YASUTOMO live 2017』が開催決定!

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9月22日(金)になんばグランド花月で2回目の単独ライブ『YASUTOMO live 2017』を開催する海原やすよ ともこ。結成25周年を迎えた今年は、女性漫才師としては史上初となる2度目の「上方漫才大賞」受賞という快挙を成し遂げ、ますますパワーアップ! 今年の単独ライブは"ナチュラル"がテーマ。自分たちなりに"自然"をイメージしたポスターにも注目の二人に、上方漫才大賞やNGK単独ライブ、そして新たな試みについても聞きました!

●「上方漫才大賞」2度目の大賞受賞
--「上方漫才大賞」受賞、おめでとうございます。受賞会見で「1回目(2012年)は狙いに行ったけど、今回は自分たちの活動を見てくれていたことが嬉しかった」とおっしゃっていましたね。

やすよ 1回目は賞が欲しくて意識していたので受賞も嬉しかったんですけど、今回は1回目よりも意識していなかったですし、1回目をもらってから早めにいただいて。芸人とか、漫才をやっている人に「今の時代、2回目をもらうことはしんどい中で、こうやって獲れるなんて」といろいろ言ってもらえたことが自分の中で大きかったですね。いいタイミングというか、テレビの仕事もさせてもらって、漫才もやりながら、自分たちの中でバランスよく楽しくやっている時にこの賞をもらったので、それは思いますね。

ともこ 1回目は結構「獲りにいったろう!」っていうのがあって。その「獲りにいったろう」っていう年はブラックマヨネーズが獲ったんです。私たちは次の年にいただいて、ちょっとほっとしたんです。そこから楽しく漫才ができるようになって、こっちが楽しくなると余裕が出て、テレビの仕事も楽しくなって。今回はほんまにいいバランスの時に賞をもらえたなという感じでした。

やすよ 後輩とかに「もう1回、漫才頑張ります」って言ってもらったりして、それも嬉しかったです。漫才師仲間の刺激になったのは何よりも嬉しいことやなと思って。後輩とかからメールで「かっこよかったです」とか言ってもらえるというのは、何よりも嬉しいですね。

--それは後姿を見てもらえたようで嬉しいですね。

やすよ 意外にこういう仕事って評価が難しいじゃないですか。点数があるわけでもないし。あとは、受賞発表の会場の雰囲気も嬉しかったですね。関西テレビの方にも「すごく会場が沸いたねって」って言ってもらえて。私たちの名前が出るまでプレッシャーというか、お客さんがどう思うんやろうって一番、不安だったというか。「うわ~!」って言ってもらえて、それで泣きそうになったっていうのもあります。会場の雰囲気が温かい感じで。

ともこ 会見の時も言ったけど、関西のお笑いが好きな人が観に来てくれはって、うわ~ってなって。あと、インスタの書き込みとかで「最後にあんなサプライズがあって嬉しかったです」とか書いてあって。娘さんが若手の誰かのファンで、お母さんと一緒に見に来てくれて、「お母さんが一番、興奮してました」とか書いてくれたりとか。あれも嬉しかったなぁ。でも正直、漫才はめちゃくちゃやりにくい(笑)。「大賞もらった人でーす!」っていう感じで紹介されるので(笑)。

やすよ やりにくいよな(笑)。

ともこ そんな重みのある漫才してないしって(笑)。そういう緊張とか、いろんな思いがありましたね。

やすよ 今くるよ師匠も「2回はすごいね」って言ってくれて。

ともこ 「どやさ~!」って言ってくれて。

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--2012年に1回目を獲られて。この5年間でテレビと舞台の仕事が相乗効果を見せていった感じですね。

ともこ 1回目に受賞した時も、商店街のロケをしてたら「よかったわ~!」って大阪の人がすごい言ってくれて。ブラックマヨネーズのこっすー(小杉)とロケしてて、「大阪の人で賞を獲ったらこんなに言ってもらえるんですね。僕ら全然言ってもらわれへんかった」って。私らは「この子らはずっと大阪におる」って思われているところがあると思うんですよね。

--前回の『YASUTOMO live 2016』でも、この上方漫才大賞の会見でもおっしゃっていたんですけど、「関西で漫才師を育ててください」というお二人の言葉すごく印象的だったんです。そうやって率直におっしゃったのが、意外でした。

やすよ 今、あまりにもお笑いの方向性がいろんなものに変わってきているというのがあったんですよね。今までは「自分らはこうやっていこう、テレビはこうや」っていうのがあったんですけど、あまりにも漫才師というものの方向性が変わってきているような気がしたので。今までは声に出して言うつもりはなくて、自分たちが気持ちでもってやっていればいいことだったんですが、ちょっと未来が怖いというか。そういうものをすごく感じるようになったのがここ何年かだったので、やっぱり発信をしたいというか、我慢ができない状況になっているのが漏れたと思うんですよね。自分らの間ではそう思っていたんです。

--「漫才師」へのこだわりというか。最近は漫才のスタイルもいろいろありますよね。

やすよ 漫才師は簡単にできるものじゃないと思うんです。10年目までにできる漫才、20年経って風格が出てきてできる漫才っていう、時代によってできるものがあって、漫才師はすぐに作れるものじゃないと思っているんです。タレントさんは1年、2年で出てこれると思っているんですけど。漫才師は年数を積み上げて作られていくものだと思っているので...。漫才師であることが薄れてしまうのが寂しいですね、みんなタレント、全部が「芸人」という括りになっちゃっているのが。歌をやったり、お芝居やったり、芸人さんもいろんなことやっていいと思うんですけど、面白いことをやりたいと思って入ってきたことをみんな忘れていってしまうのかなって思うんですよね。

--そんな中で後輩の方からメッセージが届いたというのは嬉しいことですね。

やすよ やっぱりしんどいから辞めていくんですよね、漫才を。テレビとかでフリートークをする方が作業的には楽なので。地味な作業なんですよね、漫才って。

--お二人の漫才は、フリートークのようでもあり、ネタとして聞かせるものでもありますよね。

やすよ 私らのスタンスとして、やっぱり嘘が嫌なので、『どこいこ』(テレビ大阪『やすとものどこいこ!?』)も自分たちだし、漫才も自分たちだから。大賞の会見で言わせてもらったんですけど、テレビの仕事ももちろん大事で。テレビを見てくれて、ライブに来てくれはったりとか、知ってくれはったりする人もいるじゃないですか。だからテレビも大事なんですけど、もっとより身近に、リアルな状況を観てもらえるのが生のライブだと思って。

ともこ 今の時代の人は、漫才も大事にしてるけど、テレビも大事にしている。ただ、出方ですよね。劇場のお客さんも大事ですけど、やっぱりテレビに出て、自分たちを分かってもらって、それでやすよが言ったみたいに「生で観てみたい」と思ってもらう。

--大阪は漫才がすごく近い存在だと思うんですけど、「生で観たい」と思ってもらうには、漫才が身近な大阪であっても力の要ることですか?

ともこ 昔ってテレビに出ている人が遠かったじゃないですか。今はめちゃくちゃ近いし、自分たちでもいろんなことを発信できるから、正直興味がなくてすごいと思わなくなっていると思うんです。憧れとかも。だからちょっとでも「観たいな」って思ってもらう部分を残さないとって思います。

--キャリア25年の間に、漫才師の世界が変わってきたことを実感されますか。

やすよ ここ5年くらいで一気に変わったなって思いますね。若手の人の意識がちょっと普通になり過ぎているというか。私らはスタートした時から5年スパンで自分らのシナリオを決めてきたんです。二人で話し合って。「5年目でこれをやる、10年経ったときにこう、15年目で自分らがこう」って。そうスムーズにはいかないですけどね。でも、自分らの中でテーマを決めて、「今年はこうやっていく」とか、5年後にどうなっているかを話し合ってやっていって。で、最終的に見せていくのは漫才。漫才のために何をしていくかという25年だったんです。今の若手の人はちょっと怖いなって思うのは、自分らの中で10年後を見据えていない人が多いことですね。この仕事で食べていこうなんて思っていないと思います。

ともこ 相方のことも大事に思っていないでしょうしね。そうなると漫才が薄れてしまうんですよね。駆け出しの10年はいろんなところに出て覚えてもらうことが1番なので、それもいいと思うんですけど、ほんまにそっちに乗っかって漫才を忘れてしまう人が多いから...。

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--5年スパンで活動を考えられてきたとのことですが、1回目の受賞が2012年で20周年。今年、2回目の受賞が25周年ですよね。これも"5年計画"の結果なんですか?

ともこ これに関しては、マネージャーが変わったことがやっぱり大きいと思います。自分らだけで考えると、自分たちは無理してるつもりでも全然無理していないんですよ。ある程度年齢もいったら、だんだん冒険をしなくなって安全圏に行ってしまう。そういう時に東京からマネージャーが来て。それは、やっぱり「しんどいことをしろ」ってことなんやろうなって思いました。基本、二人はすごく人見知りやし、あんまり人を信用するタイプじゃないから。やすよなんか最初は、すっごい怖がってて(笑)。ずっと「あの人、どんな人やろ...」って。

やすよ ノリノリのマネージャーさんが来たんでめちゃくちゃ怖くなったんですよ(笑)。でも、これも私らにとってありがたいことやったんかなって思いました。なあなあになっている自分らに対して、このマネージャーさんが担当になった意味があったのかなって。去年のNGKでの単独ライブも何となく避けてきてたというか。女の人って男の人と違ってファンがつきにくいというか。女の人って固定のファンがつかないので、NGKを満員にするハードルは男の人より高いと思うんです。それで「ちょっとNGKはなぁ」って避けていたんです。1回目の「上方漫才大賞」は賞を獲りにいったって言ったじゃないですか。あの時に「獲りに行くんやったらNGKでやれ」って言われてたんですけど、京橋花月かどこかでやったんです。NGKがめちゃくちゃ怖くて。ずっとやっていなかったんですよね。

--そうだったんですね。

やすよ 自分らの中では、NGKという舞台のハードルは高いんです。ほんまに苦労して出番をもらえていた時代のNGKを知っていたので、NGKで簡単に単独ライブをするというのが...。

ともこ 若手の頃は、NGKに出ることが大変で。「後ろまで声が聞こえてない」ってめっちゃ怒られたり、10分の出番ができなくて5分くらいで下りてきて、後の出番の人に迷惑かけたりとか、いろんなことがNGKであって。でも、後ろの出番の先輩が「大丈夫、5分でもいいから思いっきりやっておいで。俺らが残りの5分とってあげるから」って言ってくれたりとか。いろんな思いがありすぎて、NGKでやる怖さもあるんですよね。前はもっと怖かったんですよ。めちゃくちゃ怒られたもんな? 「お前らの漫才、聞いている客おらへんねんから、せめて大きな声でやれや」とか、「しょうもないもん聞かされてる客の身にもなれ」って袖で怒られたりとか、めっちゃありました。

--それは支配人に、ですか?

ともこ 舞台の監督。

--そうなんですね。今となってはありがたい助言ですが...。

ともこ その時はめっちゃくちゃ腹立ちましたよ(笑)。

やすよ ほんまに腹立ったよな?(笑)

ともこ 自分らではその年、その年、一生懸命がんばってましたけど、NGKに出たらこんなに言われんねやって。だからもう、へこんで帰ってました。

やすよ すごく怖くなりましたよ。出番をもらっても。

ともこ だからNGKに対して特に思うところがあったんですけど、去年「どうですか?」って聞かれて。それでもすぐに返事はしなかったです。「うーん」って何回も言ったよね。

やすよ 私の中では、多分やらへんって決めてた。

ともこ やすよは「話は聞くけど多分私はやらへん」ってずっと言ってましたね。

--でもなぜやろうと。

やすよ マネージャーが何とかしてくれようとしている気持ちもすごく分かって。ただ単に「やったらいいじゃないですか」って言っている感じでもなかったので、じゃあ任せてみようって思いました。

ともこ 今のマネージャーはシュッとしてるから、最初はうそ臭い人と思ってたんです(笑)。みんな、「いい子ついたな~」ってめっちゃ言うんですよ。でも私らは分からへんから、どういう人なんやろうって。ブラマヨを担当していたこともあるので、小杉くんが家に来て「内藤(マネージャー)は吉田も信用していて、絶対に大丈夫です」って言ってくれて。それをやすよに伝えても、「いやそれ、こっすーたちはさ~」って(笑)。私は、こっすーは私の性格も分かってくれてるし、任せても大丈夫なんかな?って思ってたんですけど、やすよがそう言うから、またやすよの方に引き込まれて(笑)。そういう格闘もいっぱいあって。......普通にやればいいんでしょうけど、自分らの中でちゃんと思いを入れてできるかどうか、すごく考えました。でも、マネージャーのことは信用してますから...。

やすよ 若いし、いろんな意見を持ってはるんです。

--なるほど。受賞された時、「マネージャーに感謝します」とおっしゃっていましたが、その重みが伝わってきますね。

ともこ ほんまにそうでしたよ。去年のNGK単独ライブは、今のマネージャーがついてなかったらやってなかったかもしれないですね。

やすよ そうやろうな。何となく延ばし延ばしにしてたかもしれない。

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●2017年9月22日(金)『YASUTOMO live 2017』開催決定!
--そして今年、2回目が決まりました。

ともこ 今年、年明け早々にマネージャーが言ってきたら、やすよが「へぇ!?」って言ったんですよ(笑)。やすよは去年で終わったと思ってて、「もう1回やんの? え~!!」って。

やすよ また「ちょっと返事待ってもらいます?」って。

ともこ また待たせたんですよ。でもここで「やらへん」って言うと、マネージャーに「あ~、やっぱりやらないんですね~」って思われるのもいやで。なんだかんだ言って、うまいこと操縦されていると思うんです、やすよの性格も分かってるから。

やすよ ほんまそうですよ。

ともこ 私は、去年、お客さんも喜んでくれたし、あの緊張感は気持ちいいから、やりたい気持ちもあったんですけど、やすよは去年で終わった感じだったので。やすよは負けず嫌いなところがあるから、「1回しんどいことをやったら、もうやれへんねや」って思われるかもっていう部分で、ちょっと火が着いたのかもしれないですね。

やすよ 「やれへんねや、この人ら」っていう目で見るやろうから、それもいややなって。だから「やります」って。

--昨年の初めての単独ライブはいかがでしたか?

やすよ 久しぶりの単独ライブだったので、めっちゃくちゃ怖かったです。ほんまに怖かったな? お客さんが集まってくれるのか、楽しみにして来てくれるのか、どういうふうに私らを見てくれるのか、いろんなことを考えて、怖さしかなかったですね。

ともこ チケットがすごい勢いよく売れたみたいで、それもまた怖くなって。それだけのものをほんまに見せられるどうか分からない。金額も、「この前売り料金でどれだけのものを自分たちだけで見せられるか」って考えて。いろんな事情があった上で4000円(前売り)を出してくれているわけやから。「ゲストを呼ばず二人だけで見せられるものを」というのがマネージャーの意向だったので、二人だけを見るのに4000円って高くないかって何回も言いました。イベントでも言いましたけど、途中で頭がおかしくなって、太鼓やるだの、ちょっと違う自分たちを見せたらいいんじゃないかとかなって。

やすよ 太鼓とか見せたら金返せって言われるわ(笑)。

ともこ いやほんまに。(銀シャリ)鰻くんから「若手の、行き詰って何やろうってなるのと一緒ですよ」って言われました。

やすよ 25年目で太鼓とかやめてくれって(笑)。

ともこ それでもう1回ちゃんと詰めていこうって。

--単独ライブでは、コンセプトがはっきりしていましたよね。スタッフ全員、おそろいのTシャツを着ていて、NGKに一歩足を踏み入れたら広がる"やすともワールド"という感じでした。

ともこ もぎりのお姉さん、グッズを売ってくれはるお姉さんたちも、全員が協力してくれたんですよ。

やすよ 自分らが行き届かない部分を全部やってくれていて。緊張しいで、プレッシャーもかかっていることが分かっているから、マネージャーも「ネタのことだけやってください。後のことは自分たちが全部やります」って言ってくれたのがよかったですね。

--衣装も3種類あって、きれいでしたね。

ともこ ネタを変えると同時に衣装を変えると、お客さんも気分が変わると思うんですよね。毎回、同じ人しか出てこないから、何かで切り替えるとなったら衣装しか。自分たちも結構、気持ちが変わりますしね。

--最初が赤いドレスで。全体がモノトーンだったので、お二人が出た瞬間、ぱっと華やかになりました。

ともこ こういうところは女性漫才師やから、衣装とかでハッとできるじゃないですか。

やすよ 攻撃的で行こうっていうコンセプトで最初は赤にして。自分らもテンション上げられるように。

ともこ 私はパンツも赤はいてきました。

やすよ 2本目は、ネタの後にコーナーもあるので、目が痛くならない青。最後、3本目は自分たちらしいネタだったので、通常の色にして。

ともこ 一応、テレビでネタやったりするときは黒が多いので、ここは通常の黒にしました。

--そして今年のビジュアルは、がらりと変わりましたね。コンセプトは?

やすよ 生まれ変わり(笑)

ともこ 去年の末にやすよが病気したのもあったので。去年は楽しいこともあったんですけど、最後にそんなこともあったから、生まれ変わった感じなんですって。やすよとマネージャーが、ふたり揃って「緑」って言い出したんですよ。

やすよ 外のイメージというか。

ともこ ただ、私らがナチュラルなテイストを持ち合わせていなくて。正直、今、すごく困ってます(笑)。好きなんですよ、カフェとか、働いているお姉さんとかもかわいいなぁって思うけど、何しろ自分たちがそれを持ち合わせてない。私に関してはやすよが「幽霊やん」って。モンスターエンジンの「神々の遊び」にも見えてきたって言い出して(笑)。

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--このポスターのコンセプトから、会場全体も作りこんでいかれるんですか?

ともこ そうですね。そう思ってるんですけどね。テーマは「ナチュラル」にしたいんですけど......ナチュラルって難しいですね。

やすよ ナチュラルじゃないから、人間性が(笑)。

ともこ 癖が強い(笑)。

やすよ 癖が強いし。

ともこ 濃いからな~。

--そして漫才は新作ということで。お二人は年齢と一緒に漫才も変わっていっている印象があります。女性って年齢を重ねることに抵抗あるじゃないですか。でも年齢と一緒に漫才が変わっているのを拝見すると、嬉しくなるんです。

ともこ それこそやすよが中川家に「いいよな、男の人は。出てきただけで何となく重みが出るから。女の人は重み出しすぎたら老けて見られるし、かといってギャーギャー言ってたら"いい年こいて"ってなるし」って言ってて。

やすよ 男の人って40歳、50歳で厚みが出てきて、すごくかっこよくなっていくんですけど、女の人はすごく難しい年齢に入っていくから、それを自分らでどう見せていくのか。

ともこ ただ、男の人は重みを出そうとし過ぎて、人生絶対おもんないと思う。おばちゃんとか見てたら楽しそうなんですよ。NGKに来てるおっちゃんって笑ってないんですよ。でもおばちゃんは楽しもう!!って思ってくれてる。どっちが人生楽しいかって言ったら、絶対女の人やから、それをどう見せるかですよね。重みのない漫才かもしれないですけど、楽しそうにしゃべってるって思ってもらえるのが一番と思ってるから。

--本当、お二人の漫才は楽しそうなので、そこに親近感が沸いて。楽しい時は楽しいって素直に笑ってる方が自然でいいなと思いますね。

やすよ なんか、笑っていたいって思えるようになったよな? そういう、笑っている感じが(漫才に)自然と出ているかもしれない。笑っていたいっていうのは大きく変わったな? 笑うようになった、いっぱい。

--それは何かきっかけがあったんですか?

やすよ 本当に楽しめるようになったというか。仕事を仕事と思い過ぎているというか、私は若い頃、ほとんど笑ってなかったんですよね。

ともこ 卑屈やったんです。あと、どっかに不満があったりとか。

やすよ 12、3年目ぐらいは全然笑ってなくて。テレビ局のプロデューサーの人とかに「本当に笑ってなかったよね」って言われたりとか。すごいとんがってたって。「いつも納得してない顔してたよね~」とか言われて。確かに、納得してなかったんですよ。楽しくなかったし。でも今は、なんか笑えるようになったよな?

ともこ そうやな。

--それは何かお仕事に対しても、こだわり続けてきたものを手放すとか、そういうこともあったんですか?

ともこ 漫才漫才って大事にしてたのを、その大事にする仕方を変えたのはあります。「他の仕事より漫才!」みたいな感じやったけど、今は他の仕事をやることによって、ある意味、漫才がストレスを抜くところでもあるんです。二人で向き合って漫才の話をする時とか。ガチガチじゃない感じですかね。だからこそ、見てくれる人も楽しんでもらえるようになったんじゃないかと思うんです。いきり立ってたから、「漫才やってます!」みたいな。

やすよ そんな見せ方をしていたのが間違いだったと思うんですけど。

ともこ 自分で首を絞めてたかもしれんな。

--関西の人に「漫才を育ててください」とおっしゃったのも、ちょっと委ねる余裕がでてきたのかもしれないですね。

ともこ そうですね。「私らの漫才を見てください」じゃなくて、一緒に楽しんでもらったりとか、「なんか笑えるわ、あんたら二人見てたら」っていうのが嬉しくなってきて。余裕ができたっていうのはあるかもですね。

やすよ もう何をしてもいい。そこは変わったよな?

ともこ 私は(やすよに)「あれしてこれして」ってめちゃくちゃ言われてたんですよ。操り人形でした(笑)。

やすよ 私が「あれやめて、これやめて、こうやって」ってずっと言っていて。それを「分かった、分かった」ってずっと聞いてくれてたんですけど、これは私が決めたことを勝手に押し付けていただけで...。

ともこ あの時はストレスでした(笑)。

やすよ すごく我慢してくれてるなと思って。何も言わなくて、よく我慢してくれたって思います。

ともこ そういう時期だったと思います。めちゃくちゃいきり立ってたし。

やすよ 「なんであんなにしゃべんの? やめて」とか、ずっと言ってました。よく我慢してくれたって思うんですけど、でもそれを聞いておかないと私が(漫才を)辞めると思ってたと思うんです。

ともこ そうなんですよ。漫才したかったし、他の人じゃ無理やなって思ってたから、とりあえずやすよの言うことを「うんうん」って聞いてたらええかなって。

やすよ 私は辞める辞めるって常に言っていたので。何となく聞いている振りをしていた方が、二人の関係性がうまくいってたと思うんです。

ともこ やすよは人とのお付き合いもほんまにしなくて、打ち合わせも私が全部やってたし。

やすよ 「いやや」って。「帰りたい、辞めたい」。

ともこ すぐ「帰りたい」って言ってた! それこそテンダラーとか、昔のやすよを知ってる人が、やすよがすぐ「タクシー呼んで!」って言うのを真似するくらい、仕事終わったらすぐ「タクシー呼んで!」って。むちゃくちゃ帰りたがってたんですよ。

やすよ (笑)本当にいややったんですよ。でも本当に、よく聞いてくれていたなと思いますね。

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ともこ でも何かのきっかけで「なんかごめんね」って。「全部任してくれて」って言ってくれて。

やすよ もう好きにやってくれていいし、どう(掛け合いが)行こうが何とかできるように努力するからっていう話し合いをしましたね。それくらいからですかね、漫才が楽しくなってきたのは。

--それはいつ頃ですか?

やすよ 15、6年目かな。

ともこ そうやな、それくらい。何かやすよが変わってくれて。

--やすよさん、なぜ変わったのでしょうか?

やすよ うーん...お互いの結婚のタイミングもあったかもしれないですね。相手のことを考えるというか、結婚したタイミングでお姉ちゃんのことも考えられるようになったというか。気持ちに余裕が出てきて、"すごく申し訳ないことをしてたな"って、"よく我慢してくれてた"って考えた時期だったのかもしれないですね。

--相方であり、姉妹でありというその関係性は?

ともこ ここは変わらないかな。

やすよ (ともこが)いなかったらどうしようとは常に考えます。友達でもあるし、お姉ちゃんでもあるし、すべての相談をできる相手やし。困りますね、いなかったら。

ともこ ......そうでしょうね。(笑)

やすよ 当たり前すぎるから大事さも分からへん...。

ともこ 「うんうん」って聞いてたときは、どっか嫌いでしたもん、やすよのこと。めっちゃ嫌ってたもん(笑)。だからたまに大喧嘩してました。たまりかねて。今はそれもないですね。

やすよ そうですね、思いやりと周りの人の感謝が見えてきて考え方が変わりました。それまでは自分で何でもできるって思ってたから。でも、一人でできへんっていうことが分かったし、1つの番組でも「これだけの人が動いてくれてんねや」とか、「近くにいてくれる人がやってくれるからこれができるんや」とか、本当に心から思えるようになったというか。思ってなかったですもん、ほんまに(笑)。「何やねん、こいつ」とか、「あいつきらいやわ」とか常に思ってて(笑)。ほんと最悪やったと思います。

--そういうことに気づいたら、見える景色も変わってきますよね。

やすよ 変わりますね。

ともこ そこくらいから「妹、変わったね、漫才うまなったね」って言われるようになったんです。だから漫才が怖いっていうのがあると思うんです。全部見えるから。常に楽しい生活をしてないと、聞いてもらう人に楽しんでもらえないっていうのもあると思うんです。

やすよ それまでは鬼みたいな顔してたと思います(笑)。

ともこ ネタやってる時も「顔怖いな」ってめっちゃ言われてましたもん。

やすよ 考え方とか、自分の見えるものが変わったというか。

ともこ ああして、こうしてって言いながらも、自分で自分を追い込んでいってたと思うんです。それが他人やったら、こんなに続かなかったと思いますね。

--そういうところは姉妹の強みでしょうね。

ともこ お互いに思ってるのは、「他の人とはできんよな」って(笑)。

やすよ ほんま思う(笑)。無理やろうな、迷惑かける。

●2017年11月10日(金)『YASUTOMO presents フォトライブ』も開催!

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--そして最後に、この『YASUTOMO presents フォトライブ』ですが、どんなものをお考えですか?

ともこ 芸人さんって誰かが面白い写真を送ると、絶対面白い写真が返ってくるんですよ。みんなストックを持っていて。それって一般の人も持ってるんですよ。イケてる、お気に入りの写真もあると思うから、テーマを決めたりして、写真を見せ合って、トークしてということをやろうと思います。

--ダイアンさん、藤崎マーケット・田崎さん、ゆりやんレトリィバァさん、その他の若手芸人の皆さんも多数もお呼びして。

ともこ 最近、若い芸人さんと劇場で会う機会があんまりなくて。昔やったら先輩と後輩が一緒に出て、お客さんもそこで若い人を知ったりしていたんですけど、今はそれがないので、このライブを機に私らも若い芸人さんを知りたいなと思って。写真があったら人となりが見えるかなと思って。

--漫才をせず、トークのライブをされるのも珍しいような。

ともこ 昔はネタのイベントとトークのイベントを月々、やっていたんですよ。そこからかなり過ぎましたし、漫才をしないイベントは久しぶりですね。

--会場はなんばグランド花月の下のYES THEATERです。

やすよ 初めてなんですよね。どんなところかなっていう楽しみもあります。

ともこ お客さんも一緒に楽しんでもらいたいですね。

やすよ 私は、へらへらしてるだけやと思います(笑)。

--前はいつも怒ってたけど、今はへらへらしているんですね(笑)。

やすよ めちゃくちゃへらへらしてます。どうなってんねやろって思います、自分でも(笑)。

【海原やすよ ともこ】

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『YASUTOMO live 2017』

日時: 2017年9月22日(金) 18:30開場 19:30開演
前売:4000円 当日4,500円
場所: なんばグランド花月
出演者: 海原やすよ ともこ

チケットよしもと Yコード:990-010
チケットぴあ Pコード:459-886
ローソンチケットLコード:56382

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

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『YASUTOMO presents フォトライブ』

日時:11月10日(金)19:00開場 19:30開演
前売:2,800円 当日3,000円
場所:YES THEATER(なんばグランド花月 地下)
出演者:海原やすよ ともこ/ダイアン/藤崎マーケット・田崎/ゆりやんレトリィバァ/その他若手芸人多数

チケットよしもと Yコード:504973

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

2017年6月24日 (土)

神保町花月10周年記念公演『1010愛して』 出演のピクニック&シューレスジョーをインタビュー

7月でオープン10周年を迎える神保町花月の10周年記念公演『1010愛して(じゅうじゅうあいして)』。脚本・演出を手がけるのは家城啓之。出演はピクニック、シューレスジョー、ボーイフレンド・宮川、スクールゾーン・俵山、おばたのお兄さん、3時のヒロイン・かなで、ヒラノショウダイ、兵藤天貴。そして豪華日替わりゲストも出演し、神保町花月の10周年を盛り上げます!
見どころを探るべく稽古場に潜入。笑いの絶えない和気藹々とした稽古では、家城の演出により、偶然生まれたひとつのボケからキャラクターがどんどん広がっていき、芝居が大きく変化。また、あるアイデアを活かすため、家城が「〇〇があったらいいな」と口にすると、手先が器用なメンバーが「それだったら僕作れますよ」と頼もしい言葉を。みんなでいいものを、面白いものを作ろうという熱が伝わってきました。そんな稽古場から、ピクニック、シューレスジョーが意気込みをお届け。
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――神保町花月10周年の記念公演ご出演の思いは?
ピクニック「初めは神保町花月は10年続かないんじゃないかと言われていたんですが、みなさまにご愛顧いただきまして10周年を迎えることができました。全部みなさんのおかげですよね」
シューレスジョー「節目を迎えることができたのは、みなさんのおかげです」
ピクニック「しかも数々の錚々たる芸人さんが出演してきた中、節目となる公演にわたくしらが出させていただくという。なぜわたくしらが...わたくしらで本当によかったのか...」
シューレスジョー「"わたくしらが"は、全然しっくりこないけどね(笑)」
ピクニック「10周年にふさわしい派手な公演になると思います。楽しい雰囲気でやってますので、ぜひ来ていただきたいですね」
ピクニック「神保町花月にいっぱい出ている今とトキメク若手のエースと、わたくしらが...
シューレスジョー「草創期を支えたわたくしらが融合してます」
ピクニック「タイトルも10周年にかけて『1010愛して(じゅうじゅうあいして)』になっております」
シューレスジョー「なんと言っても家城啓之さんの脚本ですから」
ピクニック「家城さんは、神保町花月公演で何回も書いてますから。いろんな意味で10年間が詰まっている公演です」

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――内容はどんなものに?
ピクニック「テーマは"愛"です。いっぱい言いたいことあるんですけど、内容的に言えないことが多いので。10年分の愛を感じていただければ」
シューレスジョー「愛を込めてお伝えしますし」
ピクニック「愛を持って見ていただきたいですし」

――物語の詳細は内緒として、見どころは?
シューレスジョー「芸人ならではの笑いもありますし、ストーリーも面白いですね」
ピクニック「漠然としてことしか言ってない(笑)」
シューレスジョー「まだ言えないんです。これ以上もう中身のこと聞くのはやめてください(笑)」
ピクニック「いろんな愛があるじゃないですか。傷つける愛もあれば、包まれる愛もあれば...」
シューレスジョー「人間愛、家族愛、動物愛...」
ピクニック「そういう愛が全て詰まっています。結局、漠然としたことしか言えないんですけどね(笑)」
シューレスジョー「これ以上はノーコメントで(笑)」

――ストーリーの軸になるキャラクターは?
ピクニック「若手のかなでちゃん(3時のヒロイン)と、兵藤天貴くんが大きな軸ですね。かなでちゃん演じる女の子をめぐって、いろんな愛が繰り広げられていくというストーリーです」
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――お2人が注目されている共演者は?
シューレスジョー「俵山くん(スクールゾーン)の顔ですね。どの瞬間を切り取っても芸人の顔してます。かと思えば、ふとした瞬間、役者の顔をします。そこに注目して欲しいです」
ピクニック「僕は、おばたのお兄さんのテンションですね。日によってパワーが違うから(笑) 手のフレッシュさを見て欲しい。みんな達者なんですよ。僕らの1年目の時なんて、全然できなかったし、セリフもあんまりなかったんですけど、今の子はみんなしっかりやってます」
シューレスジョー「我々世代と、5年目以内のフレッシュな若手のみんなと、あとはやっぱりその間の(宮川)英二くん(ボーイフレンド)ですよね」
ピクニック「中間管理職ですよね。上と下の間取りながら、いろいろ心労とかもあると思うんですよね。今日遅刻してきたし、ダンスの稽古があるっていうのにサンダル履いてきちゃうし(笑) いろいろ心労が重なって、今、あの子壊れてきてる(笑)」
シューレスジョー「すごい頑張ってますから。やっぱりセリフ覚えも一番...遅いですしね(笑)」
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――日替わりゲストも豪華ですね。
シュレスジョー「よくぞ、これだけのメンバーのスケジュール抑えたっていうくらい、神保町花月も頑張りました。毎公演すばらしいゲストです」
ピクニック「神保町を支えてきたメンバーです。千秋楽のピース・又吉さんとサルゴリラ・児玉くんの回が完売で。チケット状況見ると"この人、こんな人気なんだ"って」
シューレスジョー「そうじゃないですよ。もしお席に余裕があるんだったとしたら、我々のせいですから。ゲストさん頼みじゃないから」
ピクニック「みなさん、初日のライスの回、ぜひ!(笑)」
シューレスジョー「ライスが悪いわけじゃないから(笑)」
ピクニック「豪華メンバーですから。神保町出るの久しぶりという方も多いので、そういうところも楽しんでいただければ」
シューレスジョー「日替わりゲストさんのパートもギャグをパパっとやって終わる顔見せという感じじゃなくて、かなり出てもらうんですよ。稽古も来ていただいてますし」
ピクニック「ゲストさんを目当てに来ていただいても楽しめる内容になってます」
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――いろんな愛が詰まった作品ということで、10周年を祝って、お2人の"神保町花月愛"をアツく語ってください。
ピクニック「意外と知られてないんですけど、トイレがすごいキレイなんですよ。頑張ったらピザ食えるくらいの(笑)」
シューレスジョー「確かに、10年目ですけどさびれた感が全然ないですね。今年から神保町花月、本気出します宣言もしてますから。イスもエアクッションになりますし」
ピクニック「9年間ずっと"お尻が痛い"ってアンケートに書かれてたのに、やっと10年目に(笑)」
シューレスジョー「10年目にやっと気付いたんです。お客さんのためにあらねばと」
ピクニック「もちろん僕ら芸人も本気ですので。本気出した神保町花月を見ていただきたいですね」

――最後に、楽しみにしているみなさんにメッセージを。
シューレスジョー「ライス出てますんで!ライス以外も出てますんで!ぜひ、ライスの日も、ライスじゃない日も見に来ていただけたらと思います」
ピクニック「僕は個人的に1年半ぶり66回目の神保町花月出演ということで、数字だけ見るとPL学園みたいな出場回数ですけども、新鮮な気持ちで僕らも臨みますので、そういうところも見ていただきたい。あと若手の頑張り!今の神保町と過去の神保町が融合している『1010愛して』ぜひ見てください」
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【家城啓之】【ピクニック】【シューレスジョー】【ボーイフレンド】【宮川英二】【スクールゾーン】【俵山峻】【おばたのお兄さん】【3時のヒロイン】【かなで】【ヒラノショウダイ】【兵藤天貴】

2017年6月21日 (水)

フットサル選手 永井義文が現役を引退! シュライカー大阪への想いや今後の活動をインタビュー

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6月18日(日)、住吉スポーツセンターで開催されたFリーグ シュライカー大阪ホーム開幕戦 「DUARIG Fリーグ2017/2018 第2節vs.府中アスレティックF.C.」試合終了後、永井義文選手の引退セレモニーが行われました。

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永井義文選手は、セレッソ大阪下部組織で培った技術力と稀有なフィジカルで、2008年、大学在学中からシュライカー大阪の主力選手として活躍。フットサル日本代表として国際大会で活躍する中、2014年には単身イタリアへ渡り、イタリアフットサルリーグ セリエA2「ASD FUTSALISOLA(フットサル イソラ)に在籍。リーグ戦14試合に出場して10得点を挙げ、現地イタリアからも高い評価を受けるピヴォ(サッカーでいうフォワード)として活躍しました。2015年に再びシュライカー大阪へ戻り、2016-2017年シーズンはFリーグ優勝、フットサル日本選手権優勝の2冠獲得に主力として貢献しました。しかし、2017年4月に引退を決意。今後はフットサルを広める活動や、指導者という新たな道へ進みます。なお、実の弟はJリーグ 名古屋グランパスに所属する永井龍選手。兄弟でフットサル界、サッカー界を盛り上げてきました。

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試合の熱気が冷めやらぬ中、引退セレモニーが始まりました。大きな拍手で迎えられ、ユニフォーム姿でコートに姿を現した永井選手。サポーターやファンの皆さん、そしてチームメイトに一礼し、マイクの前に立ちました。「緊張して、頭が真っ白になると思ったので」と、その手には、チーム関係者の皆さん、チームメイト、スタッフの方々、サポーター、ファン、スポンサーの皆さん、そしてご家族への感謝の気持ちがしたためられた手紙が。

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「Fリーグ シュライカー大阪 永井義文にかかわるすべての皆様へ」とし、感謝の手紙を読み上げました。「5歳から始まった僕の競技人生をふり返ってみると、いつも誰かに支えられてきました。何度も何度もケガをして、皆さんにたくさんのご心配をおかけしました。ケガをするたびに『またケガか』と自分が嫌になる時がたくさんありました。でもそんな時、いつも僕を支えてくれたのが、ファン、サポーターの皆様、スポンサーの皆様...」と、ここで胸にこみ上げるものがあったのか、言葉に詰まる永井選手。客席から「がんばれ!」と声がかかり、永井選手の背中を押すかのような大きな拍手が起こりました。「支えてくれたのが...家族、友だち。そしていつも一緒にいたチームメイトでした。どんな辛い時でも励ましてくれるチームメイトに支えられ、立ち止まりそうになった時は、ファンやサポーターの皆様の応援に、何度も背中を押してもらいました。本当にありがとうございました」とすがすがしい表情。最後に「僕の競技人生は、最高に幸せでした。本当に、本当にありがとうございました。そしてこれからも、シュライカー大阪の応援をよろしくお願いします」と締めくくりました。

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大きな拍手に包まれて、深々と一礼。その後、この日は父の日ということもあり、永井選手のお父様、お祖父様から花束の贈呈があり、永井家三世代での記念撮影。ファンやサポーターの皆さんからの"永井コール"に包まれるなか、チームメイトも永井選手の側に駆け寄り、握手を交わしました。そして胴上げ!

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セレモニーの後も、客席を回って皆さんとハイタッチ。労いの言葉をかけてくださる温かいファンやサポーターの皆さんにひとりずつ向き合い、永井選手からも直接、皆さんに感謝の言葉を伝えていました。

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セレモニー終了後、25年にわたる競技人生と、これからの展望を永井選手にうかがいました。

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−−−25年にわたる競技人生、シュライカー大阪では9年間ご活躍されました。現役時代をふり返られて、いかがでしたか?

永井 正直、いろんなことがありました。シュライカー大阪はサテライト(1期生)から加入しているので、生え抜きという自覚もあったし、このチームに貢献したいという想いは強かったです。しかし、2014年にイタリアへ行くまで、目に見えた結果を残すことができませんでした。日本代表選手に選出されるなど、そういう形では恩返しができたのかもしれないけれど、優勝ができずにいました。ここで僕がPKを決めれば優勝が決まるという試合でPKを外してしまい、優勝を逃してしまったり、ケガもあったりして、結果として貢献できない中で、力をつけたいという一心でイタリア行きを決断しました。

−−−結果的に、2017年はFリーグ優勝、フットサル日本選手権優勝に貢献されました。

永井 イタリア行きを決心したのは、日本代表での試合で外国人選手相手に戦ったり、Fリーグでもトップレベルの外国人選手が次々と活躍する中で、自分のレベルを上げるなら海外だと思ったからです。毎日外国人選手と競う環境に身を置いて、シュライカー大阪に帰ってきたい、恩返ししたいという気持ちが大きかったですね。だから、2冠できたときはやっと恩返しができたと思いました。チームに貢献できたのは本当によかったです。一方で、やはりケガにはずっと悩まされてきたなというのはありますね。

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−−−そんな中、新たな道へ進む決意をされました。今後はどんな活動を?

永井 フットサル界、サッカー界に貢献したいという想いが強いです。もっとシュライカー大阪を、フットサルを、Fリーグをいろんな方に知っていただきたいので、普及活動には力を入れていきたいです。先日も、イオンモールのイベントに出演させていただいたんですが、フットサルを知らない方々にお笑いを通してフットサルやシュライカー大阪を知っていただくいい機会になりました。レイザーラモンRGさんが「フットサルあるある」を歌ってくれたり、芸人さんにフットサルを実践していただいたり。芸人の皆さんがうまく笑いに変えて盛り上げてくださるので、僕も安心して自分の想いをお客さんに伝えることができました。フットサルは室内ですし、サッカーと違ってコートが小さいので、お笑いとはマッチしやすいなと思いました。

−−−そうしたイベントをきっかけにフットサルを始めるお子さんもいるかもしれませんね。

永井 そういう機会はありがたいですね。そしてもうひとつの道は、指導者です。これから、指導者としてのスキルをもっと上げていきたいと思っています。フットサルに興味がある子どもたちはもちろん、トップクラスの選手も指導していきたいし、数年後はトップキャリアの監督を目指しています。具体的に目指す時間をいただくために、30歳はまだ若いと言われますが、だからこそこのタイミングで現役選手を引退したという部分もあります。経験と実績を積み上げて、監督のキャリアを重ねるならシュライカー大阪で、と思っています。僕の一方的な想いかもしれませんが(笑)。

−−−シュライカー大阪に監督として戻ってこられたら、きっとファンやサポーターの方も喜びます。

永井 ファンやサポーターの方々に恩返しできるようになりたいですね。Fリーグが始まって、まだ10年ということもあり、フットサル界には引退してセカンドキャリアを積み重ねてきているケースがまだ少ないのが現状です。僕がいろんな形を見せてものさしになることができれば、若い子もフットサル選手を目指すと思うし、引退した後もこういう活動ができるんだなと知ってもらうことができるのかな、と。選手時代はプレーする姿を見ていただいていましたが、これからは違った形でも見せていけたらと思います。

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2017年6月 8日 (木)

6月9日(金)配信スタート! Amazonオリジナル番組『今田×東野のカリギュラ』今田耕司×東野幸治スペシャル対談

6月9日(金)、Amazonプライム・ビデオにて、今田耕司、東野幸治のバラエティ番組『今田×東野のカリギュラ』の見放題独占配信(毎週金曜日1話更新予定)がスタートします。

番組タイトルの"カリギュラ"とは"禁止されればされるほど試してみたくなる心理現象"のこと。今作はそんな、今の時勢では実現しづらくなってしまった企画を取り上げていく、今田耕司、東野幸治によるバラエティシリーズです。

いまだ減らないオレオレ詐欺の被害に着目し、芸人たちの両親もそんなオレオレ詐欺のターゲットになるかもしれない、ということに警鐘を鳴らすドッキリ企画『うちの親は大丈夫!母ちゃんオレオレ詐欺選手権』、猟師が高齢化し減少、野生動物の生息数が増加する中で近年注目されている"狩猟"に東野幸治が体当たりで挑む『東野、鹿を狩る』など、エンタメ視点で現代の社会問題にスポットライトをあてた、さまざまな"カリギュラ"企画が楽しめます。

そこで今回は、番組スタートを記念し、すでに複数回分の収録を終えた今田・東野両氏に直撃! 現在の心境や番組の見どころ、また今後この番組でやってみたいことなどについてお話を伺いました。
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(左:今田耕司 右:東野幸治) 

*     *     *     *     *

ーー番組のお話を聞いて、最初どう思われましたか?

今田 最初に企画内容を聞いたときはもっと激しい感じやったんですけど、たぶん無理やろなぁと思ってて。そこからだんだん「これぐらいはいけるんじゃないか、これぐらいだったら面白く見てもらえるんじゃないか」っていうのを何度か打ち合わせした結果、すごくいい形で6回ぐらい収録できてる気がしますね。地上波ではたぶん無理だろうなっていうこともできてますし、見てる人がちょうど楽しんで、笑ってもらえるバラエティになってると思います。

東野 楽しくやらせていただいてますけど、やってるときはAmazonプライム・ビデオと地上波の差というのはそんなに感じないというか、やってるテンションは変わらないですね。ただ、"(番組が)数年間残る"っていうのが不思議やなって。テレビって、YouTubeに残るっていう形はまぁありますけど、ちゃんとした正規なところで番組がいつでも見られるっていう状況って、テレビタレントやってる身からすると不思議というか、新しい時代だなぁと思います。

今田 あとから見るってなったときのさかのぼれる量がケタ違いなんで、本当にタレントとしてはありがたいです。数年出てるってことですからね。

東野 不思議な感覚ですよね。たとえば今は小さい子が数年後、大きくなった時に見て「見てます」って言われて「あ、数年前の番組を今見てくれてんねや」っていうのが。たまにあるんですよ、「『あらびき団』今見てます」って言われること(笑)。

今田 ごっつ(『ダウンタウンのごっつええ感じ』)でもあるもん。「昨日ごっつ見たとこなんです」とか。「えぇ~!?」みたいな。

東野 それがより顕著になったというか、そんな感じですね。

ーー『ごっつ』といえば、お2人は放課後電磁波クラブのイメージが強いですけど。

今田 はい。代表作ですからね。

ーー(笑)。そういった、ギリギリのお2人のコントが見られるといったこともあるんでしょうか?

東野 それは全然考えてなかったですね。でもそんな、僕らのギリギリのコント見たいですか(笑)? 

今田 あれ以上露出するのもどうかと思うんで......。

東野 でも確かに、地上波ではできないギリギリのコントをやるっていうのもあるなぁとは思いますんで、前向きに考えたいです。

今田 なんかやるかもわからないですね。(放課後電磁波クラブは)セットいらないですしねぇ。ドローンで撮ってもらうとか。どんな風に見えるんかなぁ。スケールデカいですね(笑)。

ーー東野さんは今回Amazonプライム・ビデオの番組が初めてということですが、地上波と比べてみていかがですか?

東野 そんなによくわかってないんですけど、事前にはお金がすごいあるとか(笑)、そんな景気のいい話しか聞こえてこなかったですね。今まで地上波ではなかなか制約があってできなかったり......もちろん制約がある中でやるのも楽しいんですけど、そういった制約を取っ払って、予算もある程度あったりするとなんか楽しいことできるかな~、と思って参加させていただいてます。今回収録が6回目とかなんですけど、これまでも確かにお金がかかってたりしますし、楽しい番組になりそうだなと感じてます。

ーー『東野、鹿を狩る』は東野さんの持ち込み企画だそうですが、やってみていかがでしたか?

東野 楽しかったです。だから次はイノシシいったろうと思って(笑)。イノシシの次は熊いったろうと思ってます。

今田 熊までいったらスゴいでしょう。

東野 地上波ではなかなかやらせてくれないと思うので、やりたいなぁと。

ーー今田さんは今後なにか持ち込みしたい企画はありますか?

今田 今のとこまだないんですけど、やっぱり自分が本気でやりたいことをやると熱量がすごいじゃないですか。今回、東野くんの鹿を狩る企画も見応えがすごいありましたし。だから、僕にこだわらず、誰かが「こんなことやりたい!」っていういい企画があればこの番組でやってもらって、それを僕らが見るっていうのもアリなのかなぁとは思いますね。

ーー2人で番組MCをすることはよくあると思うんですけど、お互い戦友意識だったり、特別な感情があったりしますか?

今田 特別な感情は逆にないですね。もう、安心してるというか。

東野 今も名古屋で2人でレギュラー番組やってますし。だから、今田さんっていうより、Amazonプライム・ビデオの番組っていう新鮮さの方がありますね。

ーー"この2人だからできること"ってありますか?

今田 まぁ、(2人の)カラーはあると思いますけどね。トーク内容であったりとか、そういうのは我々ならではの感じというか、あんまり(普通は)しゃべれないような話をラジオ的な感じで話したり。

東野 なかなか地上波には出られない芸能人の方もいらっしゃるじゃないですか。せっかくだからそういう人にもゲストで出ていただいて......と思ったんですけど、なかなか、急に病気になったりして......あれ?っていう(笑)。我々はしゃべりたいんですけど、向こうのモチベーションもあるだろうし、しゃべれない事情があったりもするでしょうし。

今田 そういうのって、この2人の得意分野やと思ってるんですけどね。そういう人をあたたかく迎えるっていうのは。

東野 だからそういう、ワケありで地上波に出られない人に出てもらうっていうこともやってみたいですね。で、出て楽しかったなって思ってもらえたら、この番組をやる価値があるのかなって思いますし。

ーーでは、この番組なら「お笑いはオワコン」発言をした茂木健一郎さんにも「日本の番組にもまだ自由なところはある」と思われそうですね。

東野 別にそんな、この番組にメッセージ性もなにもないですよ? ただ、イヤなことがあったりとかしんどいときでも、この番組を見ていただいて、笑っていただいて、番組を見ている間だけでもイヤなことを忘れてくれたらうれしいなとは思います。

ーーなるほど。ところで、番組タイトルの『カリギュラ』は「禁止されればされるほどしたくなること」という意味だそうで、それってある意味タブーなことだと思うんですが、お2人にとって、長い付き合いでもこれだけはタブーだなと思って相手に聞けないことはありますか?

今田 最近の女性関係は知らないですね。最近はもう、話聞くのも怖いから聞けない(笑)。

東野 だってこんなんじゃなかったでしょ、芸能界。いつからなんですか? お笑い界、不倫したらあんな目にあうんですよ。どうなってるんですか、ちょっと(笑)!

今田 確かに。お笑い芸人でもダメですもんね。

東野 でも、いききった人はなんとなく空気というか......、忖度っていう言葉はあんまり使いたくないんですけど、(不倫しても)いい人と悪い人に分かれますもんね。

今田 いい人ほとんどいないですけどね。

東野 今いいの、梅沢富美男さんだけでしょ(笑)?

今田 ほんまに梅沢さん以外おれへんなぁ。

東野 でも、今田さんに「結婚しないんですか?」って聞くのはそんなにタブーなことでもないですね。いつでもしようと思ったらできるでしょうし。なかなかやっぱり、ここまでくると最終的にどれで選ぶかみたいな、折り合いのつけどころをもう見失ってると思うんですよ(笑)。

今田 迷走はしてますねぇ。

東野 だから、「20年前のあんときに結婚しとけばよかった!」とかね。

今田 ありますねぇ~。後悔の連続です。だから僕はタブーがないような気がするんですよ。ひがしのりからはまぁ、何聞かれても大丈夫ですね。

ーー東野さんは、今田さんに「聞けてないけど聞いてみたい」ことはありますか?

東野 ああ、ありますあります。最近、今田さんのギャラが上がったって又聞きで聞いたんですよ。だから、どれくらい上がったのかなって。

今田 スゴいなぁ......。完全なデマやわ。

東野 あ、そうなんですか。

今田 完全なデマ。だからねぇ、よしもと内でももう疑心暗鬼になってて。「あいつは高いらしい」「あいつは上がったらしい」とかいうのがすごいんですよ。で、オレは結構よう言われるんですけど。

東野 ああ、それは話が回ってるからですよ。

今田 全然! 見事に失敗したもん、交渉。

東野 あ、失敗したんですか(笑)。どういう状況を失敗したっていうんですか?

今田 「これ、ギャラ上がったりすんの?」みたいなことを聞くとか。たとえば長くやってる番組やったらだんだん上がっていくんじゃないかと思って聞くと、会社の人間にそのシステムを説明されて、「あ、そうなんや」って。「長く続く番組は上がっていくんじゃないんだ」みたいな。

東野 へぇ~。

今田 「変わらないんですよ」って懇々と説明されて、とぼとぼ帰りました(笑)。

東野 お金のことは言いっこなしみたいな雰囲気あるじゃないですか、よしもとって。

今田 よしもとのタブーはたぶんそうですよ。「お金のことは言わない」っていうのが暗黙の了解。だから、お互いのギャラを知らない。それだけは酒飲んでしゃべってもふわっとした会話になりますね。

ーーでも、番組でギャラの話になると結構盛り上がったりしてますよね。

今田 そうですね。でもプライベートでは、そこはなんか知らんけど「言ったらあかんのちゃうか」っていうタブーがありますね、不思議と。100年の歴史なもんでね、うまいことできてるんですよ。なんかお互いがコミュニケーション取らへんようになってる。すごいですよね。

東野 でも、夢はありますよね。さんまさんとかダウンタウンさんとか、辞めてないじゃないですか。ということはそういうことなんやな、って。

今田 そうなんですよ。なんかすごいんですよ、よしもとって。もらってる説もあればもらってない説もあって。他のプロダクションとシステムが違うんで。100年練りに練ったシステムなんで(笑)、すっごいようできてるんですよ。

東野 最終的に「なんかあったら劇場あるし、おまえら得やろ」みたいなこと言われるんですよ(笑)。

今田 あと、70代ぐらいの師匠方がまぁ幸せそうなんですよ、よしもとの芸人って。「も~、幸せや~。楽しいわぁ」って、みんな言うんですよ。

東野 だって坂田(利夫)師匠なんて、朝起きてNGKに行って、横向きに歩いてまた帰っていくだけですからね。幸せじゃないですか(笑)!

今田 ほんなら年金の数倍のお金が入るわけですからね。だから、日本をギュッとしたのがよしもとかもわからないですね。上の人を支えるために下の人がヒイヒイ言うてますし。逆に言うたら我々は上の人のために働く、みたいな。

東野 年金システムです。だから、我々のギャラが安いのは、坂田師匠がごはん食べるため(笑)。今田 (月亭)八方師匠なんか、実際舞台出る前に「さぁ、年金!」って言いますからね。

東野 (笑)。だから、劇場があるのがいいところというか、強みでもありますよね。

ーー(笑)。では最後に、番組の見どころを教えてください。

今田 ホントに看板に偽りなしで、地上波ではなかなか見れないバラエティになってます。で、地上波では見れない東野くんの顔......『行列(のできる法律相談所)』では絶対に見れない顔が見れますんで。

東野 それはお互いさまでしょ(笑)。

今田 いやいや(笑)。でも、やっぱりそんな表情でも面白いですし。それと、この先どんどん面白くなりそうな感じがしていて。だんだん「こんな感じやな」っていうのがわかってきて、手応えができてるとこなんで、ぜひ見ていただいて、話題にしていただきたいなと思います。ホントに呼びたいゲストもいますしね。

東野 逆に「こんなゲスト呼んでほしい」とかあったら言ってください。我々も参考にしますし。今田 呼んで話したい後輩もいますしね。話したいけど全然会えないんで、しゃべりたいわぁと思って。そんなトークコーナーもできる番組ですから。

東野 Amazonプライムに入っていない方はぜひ入っていただいて、見ていただきたいなと思いますんで、よろしくお願いします!
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【今田耕司】【東野幸治】

2017年6月 7日 (水)

7月16日(日)、自らが立ち上げた大喜利ライブを開催するアジアン・馬場園&ハリセンボン・箕輪へインタビュー!

7月16日(日)、東京・下北空間リバティにて、アジアン・馬場園梓&ハリセンボン・箕輪はるかによるライブ『大喜利維新軍 みなごろし』が開催されます。

新しく立ち上げられた大喜利ライブ。挑戦的なタイトルがつけられたライブ立ち上げのきっかけ、大喜利の魅力などを、馬場園と箕輪に語ってもらいました。

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(アジアン・馬場園梓/ハリセンボン・箕輪はるか)

 *  *  *  *  *  *

――女性の芸人さんが大喜利のライブを立ち上げるのって、珍しい気がしますが。

馬場園 そうですよね。大久保(佳代子)さんがたまにやってらっしゃるっていうのを聞いたことがありますけど、珍しいかもしれないですね。

――ライブを立ち上げようと思ったいきさつは?

馬場園 きっかけとしては、自分がヘルニアになって体を張ることができなくなったことですかね。テレビの番組で女芸人さんって相撲を取ったり、つかみ合いや取っ組み合いをやったりしてるじゃないですか。私も大阪にいる頃は、水着で相撲取っていて。はるかもこんなにガリガリやのに。
箕輪 (笑)。
馬場園 デカい女芸人さんに投げられているのを観て、すごく頑張ってるなぁと思ってたんです。で、そういうことができなくなった時に、何かほかにできることはないかなぁと。芸人さんって皆さん、それぞれ得意なジャンルがあるじゃないですか。この人=これっていうものは絶対あったほうがいいなということで、自分が全く得意じゃない大喜利ができるようになれたらなと思ったんです。

――じゃあ、馬場園さんが言い出しっぺで、箕輪さんを誘われたと。

馬場園 そうですね。はるかって、大喜利が強いイメージあるでしょう? そういうところは尊敬してますし、はるかに挑んで鍛えたいなって。で、倒してみたいっていう野望も含めて誘いました。
箕輪 そんな挑まれるほどの実力はないと思うんですけど(笑)、誘ってもらえたのがすごく嬉しくて。女芸人の人と少人数でライブをやることって今まであんまりなかったですし、新しいことができるのもいいなと思ったので、「是非」とお返事しました。

――それにしても、すごいタイトルですよね。

箕輪 ふふふふ。
馬場園 ですよねぇ?

――はい(笑)。平仮名で可愛らしい感じを出してますけど、なかなか強い言葉を選んだなと思いました。

馬場園 あ、見破りました?(笑)悪気はないんですよ。自分は大喜利できるんだぞとひけらかしたいということではなく、やるからには中途半端ではいけないという意気込みを伝えたいなということで、その思いを突き詰めていったら最終的にこういうタイトルになってしまったという。喩えれば、ありんこがめちゃくちゃ強いマントヒヒに立ち向かっていくような、弱い者が強い者に立ち向かっていくならこれくらいじゃないと勝てないっていう思いを、タイトルにしたということです。
箕輪 (笑)大胆なタイトルでいいですよね。
馬場園 はるかも、過去にたんぽぽ・川村(エミコ)さんとライブした時にね?
箕輪 そうですね。『ぶちまけてやるよ』っていう結構強めのタイトルにしていたので、今回も馬場園さんに「大丈夫じゃないですか?」って。
馬場園 はい、二つ返事でオッケーしてくれました。

――ライブ自体は、どんな内容になりそうですか。

馬場園 今回が1回目なんですけど、定期的にずっとやっていきたいなと思っていて。1回目は2人で対決して、できれば最後のほうで倒したいなと思う方に来ていただいて挑んでいければと思ってます。大喜利を鍛錬する場になりそうですけど、私達の意気込みがだいぶ強めっていうだけで、お客さんはゆったりと観ていただければ。
箕輪 はい、安心して観に来てほしいですね。

――先ほど、馬場園さんは大喜利があまり得意じゃないと話してましたけれど。

箕輪 そうですかね? そんなイメージないですよ。
馬場園 全然得意じゃないんです。『ダイナマイト関西』に出させていただいたこともあるんですけど、突き抜けられないというか。無難に答えることはできても、バーッと答えてドッカーン!って会場がひっくり返るくらいウケたことはない。大喜利で、そういう快感を味わったことがないんです。大阪にいた頃、漫才の賞レースとか大会に出させてもらった時の漫才中に来るドーン!っていう笑いは、ほかでは味わえないもので。一生辞められないなと思うくらい、肌に染みる感覚があったんですよ。だから、大喜利でも同じような気持ちを味わってみたいなと思っています。

――一方、箕輪さんは若手の頃から数々の大喜利ライブに呼ばれていて、『IPPONグランプリ』にも出ていますし、大喜利が得意なイメージがありますよね。

馬場園 ねぇ、そういうイメージありますよね。
箕輪 いやぁ、得意という認識はないですけど、大喜利は好きです。人の答えを観るのも好きですし、面白い答えを出したいなと思いながら答えを考えているのも好きで、いつも楽しくやっている感じですね。

――大喜利の魅力って、どんなところにあると思いますか。

馬場園 大喜利って人柄がすごく出るもので、その人自身のパーソナリティみたいなものが見えたときに、お客さんは魅了されるんじゃないかなって思います。もちろん優秀な答え、面白い答えっていうのもステキやなと思うんですけど、その人にしか出せない答えが出せるところがいいですよね。
箕輪 そうですね。紙1枚の中にその人の世界観を閉じ込められるって、大喜利にしかできないんじゃないかなと思います。もちろん必ず毎回できることじゃないんですけど、それができている人を観ると「うわぁ、すごいな」と思います。あと、「このフリップ欲しいな」と思うくらい、(答えが)宝物に見えるときがあるんですよ。
馬場園 え、そこまで!?(笑)
箕輪 ふふふ。そういう魅力がある競技って言ったらいいのかわからないですけど、そういうものかなと思います。

――世界観が閉じ込められるっていうのは、確かにそうですよね。だからこそ、発想の勝負というだけではなく、見せ方も大事になりますし、やればやるほど面白みが増すものだというか。

馬場園 そうなんです。絵を使う人もいるしね。
箕輪 ちょっとでも漢字を間違えたらウケないですし。
馬場園 ねっ! 本当にそうなんですよ。平仮名ばっかりやったら、バカっぽく見えたりして。漢字が出て来なくて、答えが遅くなることはよくあります。けど、漢字の勉強は普段しないっていう(笑)。このライブでは、辞書持ち込んでもいいことにする?
箕輪 あぁ(笑)、いいかもしれないですね。

――普段、お2人は漫才やコントをコンビでやられてますけど、大喜利って1人で戦う訳じゃないですか。実際にどんな気持ちなのかはわからないですけど、フリップを見せるまでどういう反応が来る岡もわからないって、かなり怖いんじゃないかなと思うんですけど。

馬場園 だから、大喜利はある意味ストリップなんですよ。1つずつ自分を見せていって、お客さんがどう反応してくれるのかを観るっていうね。
箕輪 (笑)確かに。"このポーズじゃなかったかぁ"みたいなねぇ?
馬場園 そうそう。どのポーズで盛り上がってくれるのか、わからない。どの部分をどう見せたら喜んでくれるのかわからない。だから、大喜利はストリップやと思います。

――それくらい全てをさらけ出す決意で、このライブをやると。

馬場園 そう、そうです。だから、ああいうタイトルになったんです!

――なるほど! 納得しました。1対1での対決を中心にゲストを招いての大喜利もやるとのことですけど、最終的に倒してみたいラスボス的な方はいらっしゃるんですか?

馬場園 (博多)大吉さん、ケンドーコバヤシさんとかは倒してみたいというか、挑んでみたいです。
箕輪 そうですね。素晴らしい方々がたくさんいますから、ゲストに来てもらいたいですね。
馬場園 できれば毎月ライブをやりたいんですけど、各々のスケジュールもあるので1クールに1回くらいできればなと。あと、せっかく女性2人でライブをやるので、女性にしかできない内容を少しでも取り込めたらいいなとも思ってます。

――では、最後にニュースセンターをご覧のみなさんにメッセージをお願いします!

箕輪 酸欠になるくらい、笑ってもらえるような答えを出したいですね。楽しみにしてください!
馬場園 苦手なことを克服したいという思いから始めるライブですけど、はるかの大喜利が面白いことはみなさん知ってるでしょうから楽しんでいただけると思いますし、大喜利をあまり身近に感じていない方にとっては新鮮な気持ちで観てもらえるライブになると思います。いろんな層の方に、観に来ていただけたら嬉しいです!
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【馬場園梓】【アジアン】【箕輪はるか】【ハリセンボン】

2017年6月 3日 (土)

アップダウン竹森の歌も泣ける!BuzzFestTheaterプロデュース公演『アイバノ☆シナリオ』再演決定

演劇界大注目のBuzzFestTheaterとよしもとがタッグを組んでお送りする舞台『アイバノ☆シナリオ』が、昨年6月の初演の大反響を受け、早くも再演決定!
北海道・網走にあるスナックを舞台に、愛ある歌を残して失踪した恋人を探してこの街にやってきたヒロインと、地元の人々が織りなす物語。小劇場とは思えない大規模演出や、アップダウン竹森巧のオリジナルソング生弾き語りも泣けると話題の注目作。今回は、ヒロインに北海道出身の川村ゆきえを迎え、東京公演に加えて物語の舞台となる網走での公演も決定、さらに竹森が歌う劇中歌もCDとしてリリースという新たな展開も加えての再演となります。
今回の見どころについて、BuzzFestTheater 代表・藤馬ゆうやさん、脚本・演出担当のコウカズヤさん、ゲスト出演のアップダウン(竹森巧、阿部浩貴)、川村ゆきえさんに話をうかがいました。
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――1年ぶりの再演となりますが、今回の見どころは?
藤馬 去年、BuzzFestTheater(以下、Buzz)の第3回公演として上演した『アイバノ☆シナリオ』の再演になります。見どころとしては、一番は竹森さんの歌! 芸人としてではなくミュージシャンとしての竹森さんの歌が作品として必要だった...というか歌ありき。今回もミュージシャンとしての竹森さんをお伝えできれば、僕らBuzzとしても何か変わってくるのかなと思います。
竹森 ありがとうございます。

――初演の際に、この作品は芸人として同期のアップダウンさんとコウさんの交流から生まれたとおっしゃっていましたが、そのきっかけは?。
竹森 一昨年の頭に(コウさんと)2人で飲みに行った時に、「何か一緒にできたらいいよね」って話をしてたんですよ。そんな中で網走の人たちと触れ合う機会があって、その人たちの思いと優しさと大地に触れて曲ができて。これで何かで作れないかというのがきっかけですね。
阿部 最初は特攻隊の話やろうって言ってたんですよ。それが回り回って網走の話になりました。
竹森 僕が特攻隊のお芝居をやりたかったんですが、「俺、特攻隊分からへんわ」って言われて。じゃあ「網走はどうだ」と言ったら「網走も分からへん」って(笑)。
コウ 最初に聴かせてくれた「網走の空」(その後「あの空よりも、高く。」というタイトルに)の他にも北海道や故郷をイメージした曲が合計4曲あって、いい曲やな、全ての曲をミックスしていい作品を作りたいなというのがきっかけですね。網走の曲がメインで、他の曲も要所要所にイメージしながら広げていきました。
阿部 網走にも行ったんですよ。
コウ 実際に生で感じたいということで網走に行って、そこから台本に肉付けして、また稽古中に膨らまして、前回の公演になりました。
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――今回は新たなヒロインに川村さんを迎えて、前回とは脚本や演出も違ったものに?
コウ 前回から僕らも2本ほど公演をして、自分の中でお芝居に対する考え方も変わってきましたし、いい意味で肉付けして、いらんもんは端折って、前回よりもパワーアップしたものにしたいと思ってます。

――川村さんは、女優"相葉しほり"こと井野菜緒というヒロインを演じる意気込みは。
川村 やはり再演というのは緊張しますが、以前、北海道を題材にしたミュージカル(2013年上演『KACHI BUS』)でご一緒した竹森さんに誘っていただいて、ご縁だなと思い、私自身も北海道出身ですし北海道の温かさとかを伝えられたらと。そこから前回の公演を見させていただいたら素敵な世界が広がっていて、それでいて私の演じる役はなんて大変そうなんだといろんな思いが押し寄せてきて、これは戦いだなと思い、ぜひやりたいと。前作のファンもいらっしゃると思いますが、それを超えられるように頑張りたいです。
藤馬 再演となるとどうしても前のキャストとの比較というプレッシャーもあると思いますが、川村さんらしさが出せて楽しかったなと思ってやっていけるのが一番。前作は気にせず、遠慮なさらず楽しんでいただければ。
コウ 網走のスナックが舞台のお話なんですが、今回、スナックの女性陣4人のキャストは全員変わります。その4人にしか作れない雰囲気で、再演というよりも初めて作るお芝居という感じでやっていただければいいので、楽しみましょう。
川村 そのつもりでいたんですけど、そう言っていただけてさらに気が楽になりました。不器用なので自分の中で役になれきれるまで時間がかかると思うのですが、頑張りますのでよろしくお願いします。
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――竹森さん、阿部さん、藤馬さんは前回と同じ役ですが、再演に向けての意気込みは?
竹森 あれからだいぶ歌のライブもやってスキル上がってると思うので、楽しみにしてください。
阿部 僕はスナックが舞台なので、川村さんのドレス姿が楽しみですね。
川村 まずい!痩せないと!(笑)
藤馬 前回はアップダウンさんと初めましての状態でしたが、それから1年経ちましたし、先日も竹森くんと一緒に網走に行ったりもして、確実に1年前とは関係性が違うので、そういうものが芝居にも出せればと思います。前回と今の感覚は全く違いますから、それが再演の強みというか、いい意味で前作を超えていけそうだなと感じています。
竹森 そうなんですよ。コウさん、藤馬さんと3人で網走に行って、ライブもやって。"網走"を感じてきました。
コウ 今回は、物語の中に出てくる"呼人駅"にも行ったんですよ。無人駅で、人を呼ぶ駅と書くんですけど、「その割に全然人おらんやん」っていうセリフがあるんですけど、前回は竹森くんはその駅はフィクションだと思ってたらしいんです。
竹森 今回は実際に駅にも行ったから、そこをイメージして歌える。
川村 なんで去年調べなかったの?(笑)
竹森 去年はいっぱいいっぱいだったんですよ。お笑いの畑の人間なのに、お笑いは一切なしだったんで、大丈夫かなというのもありましたし。しかも、女優さんと恋人役。やっぱり照れるじゃないですか。今回も照れますね。
阿部 前回やってだいぶ照れもなくなったと思ってたのに、ヒロインが変わってまた振り出しに戻る(笑)
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――行方を消した恋人・哲哉(竹森)を探して菜緒(川村)が網走に来るというストーリーですが、竹森さん、川村さんは恋人役をやるにあたってお願いしておきたいことは?
竹森 見つめるシーンがあった時、どこを見ているか教えてください。
川村 目じゃなくて?
竹森 僕はおでことか見ると思うんですけど。
川村 目を見ます。
阿部 それはお互いに目を見ないと。
コウ ちゃんと竹森が相手の目を見て芝居できるようにすることが、今回の僕の演出のテーマ。ちゃんと相手と向き合う。
阿部 うちに小学校1年生の息子がいるけど、先生に同じこと言われてる。「ちゃんと人の目を見て話しましょう」って(笑)。
竹森 照れちゃうんですよね。
コウ 今回は照れを克服してもらう。川村さんにも失礼になるので。
竹森 わかりました。
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――劇中で竹森さんが歌う曲のタイトルでもあり、この作品のテーマでもある「心の街」。ご自身にとっての"心の街"は?
竹森 僕は"網走"ですね。北海道いろんなところに行きましたけど、網走は特殊だったんですよね。初めて行った時から農家さんの家に泊めてもらって、そこからずっと網走に行った時はそこに泊めてもらうのでホテルに泊まったことないんですよ。網走の方たちは素敵な人で、また行きたくなる土地なんですよね。
川村 父の生まれた"北海道の焼尻島"がすごく大好きな場所です。父も祖母も顔がそっくりなんですよ。私は生まれも育ちも違うんですが、「ただいま」っていう気持ちにさせてくれるんです。人口200人くらいの島で、島民の方がみんな優しくて、中学校をのぞいてみたら授業をやめてお話会にしてくれたりして。居るだけで優しい気持ちになれる場所です。
藤馬 九州の長崎出身で、心の街はやっぱり故郷の長崎の街なんですが...。去年、網走に行ったのが人生の中で初めての北海道で、先日また網走に行って。北海道に2度行ったけど、網走しか行ったことないんですが(笑)。今回は北海道のルーツを知ろうということでヨモロ人の資料館とか貝塚とか歴史的な物を見たんです。そこで気づいたのが、北海道にはいろんな人種が入ってきていて、長崎もポルトガルや中国やいろんな文化や人種が入ってきていて、何か共通項があるなと。しかも僕の地元は長崎県の最南端で、網走は最北端で真逆。だから網走だったのかなと、縁を感じましたね。札幌や他の土地では、こうは感じなかったのかもしれない。
阿部 世田谷区の"経堂"ですね。今は千葉に引っ越したんですけど、それまで東京に出て来て以来15年くらいずっと経堂に住んでたんですよ。北海道から出て来て、最初は東京はゴミゴミしてるし住みにくいと思ってたんですけど、久々に経堂に行ったら活気のある街がすごく懐かしくて。いつの間にか都会に安らぎを感じている自分が居るのを発見しました。
コウ うまいね、みんな、作品とつなげて。僕は生まれは大阪の"生野区"っていうすごいコアな街なんですけど、やっぱり地元ですかね。駅降りたら焼肉の匂いなんですよ。その匂いを嗅ぐと、小さい時の親に手つながれて歩いた記憶がよみがえりますね。『アイバノ☆シナリオ』の中でも、匂いでフラッシュバックするっていうシーンがあるんです。
竹森 「心の街」も、故郷ではないけど誰もが故郷のように感じるという歌なんですよ。このお芝居を観た方にも、そういうものを感じていただけたらいいですね。

――最後に、公演を楽しみにしている方へのメッセージを。
竹森 お笑いは見に行くけど、お芝居は行かないという人たちにも見てもらって、お芝居のよさが伝わればいいですね。よく「芸人なのに」と言われますが、同じエンターテイメントですし、お笑いもお芝居も音楽も面白いしステキなものだということを感じでいただけたらベストだと思います。
藤馬 今回は網走での公演もあってBuzzとしても地方公演初めてなのでうれしいんですが、いろんな方のこの作品を網走に呼びたいという熱意で今のプロジェクトチームが立ち上がっているので、ちょっとプレッシャーもあったんです。先日、網走に行って地元の方のすごい熱を感じて、改めてこれは絶対に期待を裏切らないものを作らなきゃいけないなと思いました。ここにいるメンバーが中心核になってくるので、ここに火が着いて燃え上がればみんなもついてくる。ここが起爆剤になって、これでもか!というものを見せたいですね。
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【アップダウン】

2017年5月25日 (木)

ピース・又吉が小説第2弾『劇場』の主人公・永田について「いちばんしんどいやり方を選んでいるという部分で応援したくなる」と語る!

5月11日(木)に、ピース・又吉直樹の小説第2弾『劇場』(新潮社刊)が発売されました。

本作は劇作家・永田と女子大生・沙希との恋愛模様、幼なじみと劇団を立ち上げて劇作家としての成功を夢見る永田の理想と現実の狭間で葛藤など、ものづくりを志す若者のリアルな姿が描かれています。
今回は、単行本発売に先駆けて行われた合同取材会でのインタビューを公開します。
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 *  *  *  *  *

――まず、今作で演劇を題材にした理由を教えてください。

「演劇が好きな表現のジャンルの1つだからですね。演劇以外の設定も考えてはみたんですけど、いちばんスッと入って来たということです」

――又吉さんは芸人さんですが、役者さんの相違点ってどんなところに感じましたか?

「劇団に所属している方や演劇をやっている方とお話ししたとき、演出や演じるということに対する意識は明らかに違うなと感じました。舞台に立ってお客さんの前で何かを表現するっていう共通点はありますけど、明らかな違いがあった。それを具体的に説明するのは難しいんですけど、演劇を題材にしたのは......例えば、主人公・永田と恋人・沙希の出会い方とか東京で何かしら夢を持っている人っていうことを考えたときに、自分がいちばん(物語へ)入っていけたいうか。楽をしたということじゃなく、演劇をつくる人達がどんなふうに世界や日常の風景を見ているのかを考えるのは楽しいやろうなと思ったんです。もしかしたら、格闘家とかでも面白かったかもしれない。サッカー選手も空間の把握の仕方とか特殊なものがあるので面白いんでしょうけど、そのとき書きたいと思ったのは劇作家という設定でした」

――今作の執筆にあたってのスタート地点は?

「東京で暮らす若い男女の関係性を書いたら何か見えてくるかな、っていうところがスタートですね。それに僕、コントを作るときはコンビなので、登場人物は2人で。むちゃくちゃ変な人がいて、それに対して全うな人が正していくという関係性というよりは、変な人に対して一見真っ当そうに見えるけど、実は変な人が出てくる。そういう変な人と変な人が関わっていくほうがいびつなかたちが出て来るんで、僕は好きなんです。『火花』では先輩後輩っていう関係性を描いて見えてきたものが結構ありましたし、恋愛というのも興味が......ふふふっ、興味があるっていうと自分が妖怪か何かみたいですけど(笑)。まぁ、一度じっくり考えてみたかったということです」

――実際書いてみて、男女の関係性について魅力を感じたところは?

「僕自身、結婚もしていませんし、恋愛っていうもの自体よくわかっていないというか、すごく難しいものだと思ってるんです。基本的に人は好きですし、女性を好きになることももちろんあるですけど......なんて言うんですかね? 人間と人間が出会って知り合って関係を深めていくっていう行程は、人によってバラバラじゃないですか。そういうことも含めて面白いなと思います」

――沙希は非常に優しいというか、永田を包んでくれる女性ですよね。全てを受け入れる女性というのは、太宰治が描く女性ともイメージできますが。

「あぁ......太宰の小説に出てくる女性はいろいろといるので一概には言えないんですけど、『ヴィヨンの妻』は支える女性が描かれてますよね。でも、『キリギリス』のように女性は反撃する短編もある。太宰の短編に出てくる男女の関係性って、男性のダサいところ全部気付いてんねんぞっていうところを意識して書いているものもあると思います。太宰がああいうふうに書いているから、自分はこう書こうとは考えてなかったですね。僕は設定から入ったというよりは、男女2人の日常的な暮らしを描いている中で仕事やコンプレックスに対して我がままだったり、自己中心的な部分があったりする主人公に対して、女性が正直にどう反応するかを想像して書いていっただけ。全てを受け入れる女性として描いた訳ではないですね」

――『火花』では神谷と恋人・真樹として男女の関係を描いていましたけれど、『劇場』では前作より女性に対しての意地悪な視点――例えば部屋のオシャレに関してなど――見えにくいところも描いていたと思います。そういうのは、前作で書き足りないと感じたから描いたということはありますか。

「『火花』を書く前に、この小説の冒頭50~60枚くらいを書いて編集の方に読んでもらっていたんです。なので、書き足りなかったというよりは『劇場』のイメージみたいなものが先にあったからこそ、『火花』でああいうかたちに出たのかもしれないです」

――執筆途中に『火花』を書き上げたということですけど、『劇場』を書きあぐねていたのはどういう点だったんでしょうか。

「結末を考えずに書いていたので、2人がどうなっていくのかというところで永田などの登場人物に対して大丈夫か? っていう不安なところが、僕の視点としてあったんですかね?......そもそも、書きあぐねてたんかな? とにかくいちばんパワーを使ったのは、その辺りかもしれません」

――主人公・永田は他者に対する妬み嫉みを持っている部分がありますが、その辺の表現で難しかったところはありますか。

「永田は、徹底的に他者を認めないっていう人間ではない。周りの能力の高さとか魅力とかに気付いているからこそ苦しんでいて、認めたくないっていう部分が強い人やと思うんです。そこに感情移入していくのは大変やったんですけど、想像するとなるほどなと思う部分もありました。書いている僕も若い頃、妬み嫉みを持ったときって一瞬あったと思うんです。けど、僕自身はどっちかと言うと見ないようにしていたというか。初めから負けるって決めてたほうが楽やな、みたいな。這いつくばってますっていうスタンスのほうが、例えばたまにラッキーなことがあったときもすごく得した気持ちになれる気がしていたんです。でも、永田は甘んじない。這いつくばってますっていうのはカッコ悪いと思っているし、勝ってますって思い続けるのもカッコ悪いと思っている。そういうスタンスって相当しんどいやろうなと思うんですけど、タイプ的には嫌いじゃない。問題点はいろいろとある人ですけど、いちばんしんどいやり方を選んでいるという部分で応援したくなりますよね」

――モデルになった人は身近にいるんですか?

「いないんですけど、例えば物語の冒頭、発射台というかたちは、自分の若い頃の感覚を頼りにしたところもありましたし、僕らくらいの世代の若い頃ってどんな感覚やったかなっていうのは多少ヒントにしたというか。まぁ......割と、僕の周りにはああいうタイプの人が多いんですよ(笑)。『永田はひどいヤツや。あそこまでのヤツは見たことない』とか言うてくる友達がいるんですけど、"お前、割とそうやけどな"って思ったりしてます。もちろん、僕にもそういう部分があるでしょうし、永田ってそこまで突飛な人物ではないと思いますね」

――同棲しているという状況において性的な描写は欠かすことができないものではないかと思うのですが、今作でそういう部分の描きが少ないことについてはどう考えていますか。

「性的なものを描くっていう方法もありますよねぇ。でも、描こうと思わなかったというか、描かんとこうとも思わなかったというか。自然とこうなって......あの、別に強がる訳じゃないんですけど、描くのが恥ずかしかったとかではないですよ?(笑)」

――(笑)。

「男女が性的な意味で結ばれるのも重要なポイントではあって、描いてあってもおかしくないですもんねぇ? うーん......もしかしたら、2人がお互いのことをよくわかっていないというところから段々と日常の会話の中で距離を縮めていくという中で、裏にある2人の繋がりを想像してもらえるようには描いたんかなとは思ってますけどね」

――芥川賞を受賞されてから2作目の小説となりますが、注目される分、執筆へのプレッシャーや難しさも当然あったんじゃないかなと思います。

「『火花』でいろんなご意見をいただいて、僕の耳に直接届くものは大体誉めてくださったものやったんですけど、その誉めてくださった感想の中に意図的にやったのかわからない部分がたくさんあった。で、僕の特性ではなく、たまたまよかった部分もあったのかなとか肯定的な意見の中にもぶつかるところがあったので、次作を書くときに誉められたことをもう1回全部やろうとか批判された部分を直そうとか、ついつい考えちゃって。『火花』を書く前に書いていた50~60枚の原稿は気に入ってたんですけど、(『火花』が世の中に出て)いろんな感想をもらってからその原稿に戻ったときに、いろんな人の視点が僕の中に入ってしまって世の中の人全員がわかるものを書こうとしてしまったんです。で、始まりの場面を変えてみたり、主人公の職業を変えてみたりといろいろと試して、もっとわかりやすく小説に入っていきやすいようにしたいと考えて3回くらい書き直しました。そうやって時間をかけて書きながら1年くらい経って段々と落ち着いてきたときに、当たり前のことに気付いた。そもそも、僕はみんなに好かれている人間じゃない。ごく一部の人が頑張れって応援してくれて今まで生きてきただけなんや。なんでお前が、みんなの要望に応えようとしてるねん。好きなことをやるっていう前提を忘れてるやん、と思ったら吹っ切れた。そこで、それまで書いたものを読み直したら、やっぱり最初に書いた60枚がよかった。わかりやすさは置いといて、体重乗ってるなと思ったので――もちろん細かい部分の表現は変更してますけど――最初に書いたものを採用して続きを書きました。僕みたいなもんは、自分のできることしかやれないっていう基本的なところに戻れたのがよかったですね」

――吹っ切れた時期は、『火花』を発表してから1年後くらいだった?

「1年くらいは怯えていて、"あ、これでいけるかも"と思ったのは昨年9月くらい。割とまとまった原稿が書けた時期があって、書いている時に少なくとも僕は疑いなく好きやなとかこの世界を描いていきたいなと思えていました。まぁ、厳密に言えば、今もビビってますけどね(笑)」

――前作も今作も、才能というものがテーマとして描かれていますが、又吉さんご自身、才能を題材として描き続けるのは何か理由があるんですか。

「今36歳で、芸人になろうと思って上京したのが18歳のときでした。養成所に入ったので、400~500人くらいの人達がみんな、自分に才能があると思って集まっている中で、僕は二面性みたいなものを持っていて、"いける"って思うときと"絶対ムリや"って思うときっていう2つの思いが当時からあったんですね。で、なぜ才能の話を書きたかったのかなというと年々、自分の可能性を信じる感覚みたいなものって薄れていくと思うんです。18歳くらいのとき、もっと言えば中学生の頃ある日、突然、スーパーパワーが宿って世界の悪と戦えるようになるんじゃないかとか、急に世界の格闘家が集う大会に出て優勝する日が来るんじゃないかとかって考えていた。もちろん、そんな日は訪れないんですけど、こうしたいって思うことが実際にできないっていう......現実の落差っていうんですかね? その距離間みたいなものが、そのまま苦しみに繋がっていったりするんじゃないですか。恋愛でも、この人と付き合いたいと思っているのに付き合えないのは苦しい。僕は子供の頃からモテへんとか怒られるとか考えやすくて、さっき話したように負けから入るっていう考え方をするところがあるんですけど、それでも若い頃は才能みたいなものへの希望をもう少し持っていたと思うんです。うちの相方(綾部)がニューヨークへ行きますけど、みんなどこかで"これは無理や"って緩やかに諦めるじゃないですか。綾部はそうしてないのがすごい。例えば、さっき話したように若い頃は希望と現実の落差でもっと苦しめたんですけど、歳を重ねるとそういうことって少なくなると思う。夢を持っている若者に「できることとできひんことがあるで」とか言うおじさんとか苦手なんですけど(笑)、こと自分のことになると無理やって自己判断してしまうときもある。そういう感覚を振り返れたり、感情が伴ったりするというところから、こういう題材を選んだように思います」

――才能はなくても人生を諦めることはないというか、希望はまだまだあるんだという気持ちもありますか。

「もちろんあります。自分の能力とどう向き合っていくかって、上手な人とすごく下手な人がいますよね。だから、才能があるかないかというよりは、自分の能力や性格をどう活かしていくか。それを考えたほうが、幸福に繋がっていきやすいのかもしれないですね」
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【又吉直樹】【ピース】

2017年5月19日 (金)

山崎銀之丞さんがゲスト出演! 9回目を迎える「中田はじめのだんじり新喜劇!」

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今回で9回目を迎える「中田はじめのだんじり新喜劇」。今年は「~ケヤキの神編~」と題して、SF的な要素でお届けします。ゲストには俳優の山崎銀之丞さんも登場。どんな舞台になるのか、中田はじめに聞きました!

--「だんじり新喜劇」のコンセプトを教えてください。

新喜劇をベースに岸和田や岸和田のお祭りのよさを知ってもらうをコンセ プトにやっていまして、新喜劇のメンバーも協力してくれますし、ここ4、5年は友情出演で正道開館の角田信朗さんも出てくれています。

--だんじり新喜劇はなぜ、始められたんですか?

僕は岸和田出身でお祭り大好きで、今でもずっとだんじりを引いているんです。テレビ岸和田で「ミニだんじりを作ろう」という番組を持たせてもらっていて、ケヤキを使って10分の1のミニサイズのだんじりを、上手な人に教えてもらいながら作っているんです。それは2年がかりくらいで作ろうと思っていて。自分で彫って。角材からそのサイズに切断して。つるつるにして。

--今はどのくらい進んでいるんですか?

今は練習用なんですけど、めっちゃ時間かかるんですよ。彫りものも作るんですけど、1回、ヒノキで練習して。概要を把握しようと作ったんです。小さいので1年くらいかかっていて、今はケヤキという実際に使われる木材を使って、彫りものも本格的にしています。そんなだんじりに向ける気持ちとか、大好きな人がみんな集まってやっています。

--サブタイトルが「ケヤキの神」と。

だんじりで使用する木がケヤキで、その神様ということですね。だんじりには各一台、魂が入るんですけど、出来上がったら入魂式といって氏神のところで魂を入れてもらうんです。事故を起こして1回、解体したり、引かなくなるときは消魂式といって魂を抜いてもらうんです。1台1台魂が入っていて、それが「ケヤキの神」という表現なんです。だんじり祭りは、正確には神様にお礼に行くものなんですけどね。「今年も豊作ありがとうございます」って。秋祭りなので。

--入魂式があるんですね。

やってますね。各町で新しいのができたり、修理して戻ってきたりしたら、日曜日の朝5時くらいからだんじり走ってますよ。人が動き出す前に神社で消魂式をしています。この「だんじり新喜劇」は、なんで7月にイベントすんねんってよく言われるんですけど、9月、10月はみんな祭りで岸和田の人は来ないんです(笑)。8月に入ると準備で忙しいので、やるなら7月かなと。今回はちょっとSFっぽく、神様を出したいなと思います。

--神様のお役の方も?

一応考えています。

--今回ゲストが山崎銀の丞さんですね。

僕、「3年B組金八先生」が大好きで、山崎銀之丞さんも先生役で出てはるんですよね。で、「こんなんやってるんです」っていう話をしたときに「出してよ~」って言ってくださって。山崎さんは「吉本百年物語」にも出られてるので、NGKに出られるのは初めてではないでんです。

--山崎さんにはどういうところを期待されますか?

やっぱりお芝居をされているので、がっつりやっていただきたいと思います。

--芸人さんとのからみやギャグは?

ぜひやってもらいたいと思います! 

--どういうことをされるかは、当日のお楽しみですね。

そうですね。

--山崎さんのファンの方からしたら、ギャグなどをされたら意外な印象を受けられるかもしれないですね。ダンディなイメージもあります。

見た目はそうですけど、明るくてカラッとされてますよ。礼儀正しくてしゃんとしてはるんですけどね。

--今年はここが違うとか、トピックスはほかにありますか?

違うところは、神さまが出てくるところと、現実離れしているところですかね。SF的な新喜劇も特別なときしかないと思うので。全国ツアーとか、2時間スペシャルとか、そういう時しかしないですよね。

--はじめさんは、台本から入られて?

そうですね。原案が僕が、作家さんと相談しながら作っています。

--チラシは毎年イラストなんですね。

吉田ヒロくんが描いてくれた新喜劇のメンバーの似顔絵です。1回目からずっと描いてもらってます。

--お話の舞台はどういうものなんですか?

喫茶店が舞台です。ベレッサという喫茶店で、これは僕の実家がやっていた喫茶店の名前なんです。でも、2年前に閉じたんです。取り壊して。だからそのベレッサが残っているのは、このNGKの舞台だけなんです。駅前にあったので、皆さんに知ってもらっている喫茶店だったんです。僕がよしもとに入らずに喫茶店を継いでいたら、こういう感じだったのかなと思います。

--年に1回、喫茶店に帰る感じですね。

「だんじり新喜劇」をやり始めた頃は、まだお店をやっていたんですけど、なくなってしまったら思い入れが出てくるというか。僕が小学校のときにオープンしたので、もう40何年続いているお店だったので。それがなくなっちゃったので...。人が亡くなったら魂が気持ちの中に残るように、あのお店が残っているのはこのイベントだけなので、これを終わらせると本当になくなってしまうのかなという気はしますね。

--少々気が早いですが、来年は10周年ですね。

そうですね! ぱっとやりたいですね。

--その前に今年の「ケヤキの神様」を。いろんな要素が楽しめそうですね。

たくさんの人が出てくれるので、皆さんのネタもやってもらいます。そこも楽しみにしていてください!

【中田はじめ】

2017年5月17日 (水)

吉住友里選手がスペインで行われたスカイランニングの世界大会「トランスバルカニア バーティカル・キロメーター」に初出場、大会新記録で初優勝!!

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5月11日、スペイン ラ・パルマ島で行われたスカイランニングの世界大会、VKWC(バーティカル・キロメーター・ワールド・サーキット)の第2戦「トランスバルカニア バーティカル・キロメーター」に出場した吉住友里選手が、同大会初出場にして見事初優勝という快挙を成し遂げました! 宮川花子もスペインへ同行してサポート。帰国直後の吉住選手と花子に、大会の様子や現地でのエピソードを聞きました!

頂上付近では標高1203メートルの岩山を走り抜けた吉住選手。大会前日に試走に行き、その険しさに花子も驚いたと言います。「もう恐ろしい、恐ろしい。登山道といっても日本の登山道とは違いますよ。一歩足を踏み外したら転落しそうな、ハードな山道を走るんですから」(花子)

ひとたび何か起こればドクターヘリを呼ばなければならないような山道を、本番で吉住選手は7.6キロを59分28秒というタイムで爆走! 2位のステファニー・ヒメネス選手(イタリア)を2分近く引き離し、世界初タイトルを獲得しました。加えて昨年優勝のエミー・コリンジ選手(イギリス)の記録を1分32秒上回るコースレコードに輝いたのです!

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「めっちゃうれしかったです!」と声を弾ませる吉住選手。「"バーティカル・キロメーター"の走行距離は大体5キロなので、7キロは初めてでした。花子師匠や(サポートの)郷田博基先生、(ランナーズ)小宮ひろあきさんがいてくれたから直前までリラックスできました。旅自体もすごく楽しくて気持ち的に全然違って、それが一番ありがたかったです。皆さんのサポートがあったからこその優勝だと思います。そばにいてくれているだけで、気持ちの支えが全然違いました」

レースは全体で220人が参加し、吉住選手は海外からの招待選手のグループ「エリート」でした。トップアスリートが集う中、タイムの遅い人から10秒ごとにスタート。ゼッケン11の吉住選手は最後から11番目に走り始めました。「最終の人が帰ってくるまで結果がわからないので、もうドキドキものでしたよ。でも応援もすごくて、山の上で応援してくれる人もいました」(花子)

吉住選手の優勝が決まった瞬間、感激した郷田さんが吉住選手を肩車して表彰台までの約100メートルを走ったそうです。日の丸を掲げながら肩車で吉住選手が登場という場面に、大歓声が沸き起こりました。「めっちゃ恥ずかしかったです(笑)」と笑う吉住選手ですが、日本人選手は一人だけ、島をあげてのレースとあって前日からメディアでも紹介され、スタート時も、表彰時も「友里コール」が絶えなかったそうです。「すごかったですよ。めちゃくちゃ人気で! 友里! 友里!ってみんな応援してくれて。前日に行ったレストランのお父さんもめっちゃ喜んでくれて。メディアに優勝インタビューされるとき、必ず身長と体重を聞かれてましたよ(笑)。表彰台に日の丸が揚がるのも、本当にうれしかった」と花子も、現地での状況を臨場感たっぷりに語りました。

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レース中、いつも笑顔を絶やさない吉住選手。今回も変わらず、ニコニコしながら走っていました。「なんでそんなに笑って走れるの?と、日本でもびっくりされるのですが、向こうのインタビューでも"こんなのは信じられない、どうして笑えるの?"と聞かれました。本当に、めっちゃ楽しかったんです。今回は特に、沿道の応援もすごいし、景色もきれいでしたし、しんどさよりも楽しさが勝ってました!」と吉住選手、この取材でも帰国直後に関わらず疲れを感じさせない生き生きとした表情で話をしてくれました。

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一行によるスペインへの旅は、最初から最後まで珍道中。レース直後にもちょっとしたハプニングもあったようです。「山頂でゴールしたあとは、中腹まで歩いて下りて、選手はバスに乗って下山するんですけど、バス乗り場に行くまでに道に迷ってしまって、ヒッチハイクで帰りました(笑)。ちょうど山の上で応援してくれていた人が車で通ってくれて、手を挙げたら停めてくれました。帰りにその人の家に寄って、バナナまでくれましたよ(笑)」と吉住選手。一方の下で待っている花子たちは気が気でなく、「そんなマヌケなことある!? めっちゃ心配してん!」とまさか迷子になっていたとは思いもよらなかったと話しました。

吉住選手が出場した「トランスバルカニア バーティカル・キロメーター」の模様は、以下のテレビ番組で紹介される予定です。

5月18日(木)17時〜19時 関西テレビ「みんなのニュース報道ランナー」※関西ローカル
5月20日(土)または21日(日) 17時30分~18時 フジテレビの「みんなのニュースWeekend」※全国放送

今後のメインレースは、7月28日(金)に行われる「第70回富士登山競走」で、吉住選手は富士吉田市役所から吉田口登山道を経て山頂までの21キロを走る「山頂コース」のレースに出場します。

今後の目標を尋ねると、「世界ランキングは1年で6戦全てに出ないと争えないのですが、スカイランニングはヨーロッパの大会が多いので、時間的にも、金銭的にも今年はこの1戦しか出られません。航空券を出してくれるスポンサーがいたら出られるのですが...。でも、来年になるのか、何年後になるのかわからないですけど、ワールドシリーズで世界1位を獲るのが今の一番の目標です。そこを目指してこれからやっていきたいです!」と吉住選手、世界を見据えてこれからも挑戦していきます!

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【吉住友里】【宮川花子】

「ボケ0% おしゃれ100%」 筋肉が最高の状態を閉じ込めたフォトブックリリースのレイザーラモンHGへインタビュー!

4月5日に発売されたレイザーラモンHGによるファーストフォトブック『OVERDRESS / RAZORRAMON HG』(創藝社)。
ヘッドアクセサリーを使った「誰だかわからない(笑)」(HG)表紙に始まり、鍛え抜かれた肉体美と研ぎ澄まされたファッションが堪能できる写真や自身のアートワーク、さらには浅野忠信さん、セレクトショプ「GR8」オーナーの久保光博さん、相方・レイザーラモンRGとの対談といったコンテンツで、好評を得ています。


2013年にモデル業宣言をしたHGにとって、モデルとしての実績を重ね、ひとつの集大成とも言える本書。
そこにお笑い芸人、漫才師としての姿は微塵もなく、「ボケゼロというボケ」とまで言い切るHGに、上梓までの経緯や狙い、お笑いとモデル業との兼ね合いなどについて訊きました。


     *  *  *  *  *

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――まず、『OVERDRESS / RAZORRAMON HG』が発売に至った経緯からお聞かせください。


はい。一番いい時を撮ってもらいと言って、ヌードになる女優さんがいますけど、その感覚に近いですかね。僕は若さとかではなくて、芸歴と同じくらいいろんなトレーニングをやってきて、今が筋肉的に一番いい状態なので、そこを撮ってもらいたいという考えです。
あとは、芸人が主戦場としているバラエティー番組に、いわゆるグラビアの方とかモデルさんとかが進出し、実際に活躍しているので、逆にこっちが乗り込んでやろうという感もちょっとあります(笑)。


――出版社側からオファーがあったんですか?


いえ、逆に企画を持ち込んだ形ですね。『PRODISM』(創藝社)というファッション誌の世界観が好きで、愛読しているんですが、そこの編集長にフォトブックを作ってもらいたいと思って、創藝社さんにたまたま奥さん(住谷杏奈さん)の知り合いがいて、その方に編集長を紹介してもらいました。そうして編集長に僕のアツい思いを聞いていただいて、「面白いですね」と二つ返事でOKをいただきました。


――出来栄えはどうですか?


満足しています。表紙も、パッと見、誰かわからないじゃないですか? 単なるタレント本にしたくない、おしゃれな人に手に取ってもらいたいという思いがあって、文字も減らし、帯にも芸人の推薦文とかなくしてもらって、とにかくおしゃれのために余計なものを削ぎ落とした感じです。


――表紙から裏表紙まで、芸人の顔が全くと言っていいほどありませんものね。


そうですね。『OVERDRESS』は、厚着とか着飾るみたいな意味なんですけど、僕は服に着られない、服を超えるだったり、「服を着てても主役は中身だぞ」という意味で使わせていただきました。なので、最初は実際のトレーニング風景で、次のファッションページでは、自分が好きなブランドさんとかセレクトショプさんの服を着させてもらっています。HGの衣装の写真でも、明るく楽しい部分は封印して、あとは僕のアートワークを載せているので、僕のお笑い以外を煮詰めた感じですね。カメラマンさんもファッション業界で有名な方でして、非常にやりやすく、撮っていただきました。


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――ちなみに表紙にもつけている顔のアクセサリーというのは...。


ヘッドアクセサリーなので、頭の後ろ側に流してかぶるものなんですが、あえて前に被ってみました。チャレンジですね(笑)。


――そうでしたか(笑)。それと対談ページも豪華ですね。


はい、浅野忠信さんが対談を受けていただけたのは、奇跡に近いと思います。浅野さん主演のドラマにチョイ役で一度だけ出演させてもらったことがあるだけなので。役柄のせいもあって、気難しい方と思われがちだそうですが、フランクでお話しやすい印象ですね。ご自身でブランドもやっているし、お笑いも好きらしく、ルミネtheよしもとにも見に来ることがあるらしいので、憧れの存在でもあり、知り合い以上の関係になれたかなと勝手に思っています。
久保光博さんは、僕が上京した頃から通っているセレクトショプ「GR8」のオーナーさんなんですが、同い年で誕生日が近くて、共感する部分が多いんですよ。世界中を飛び回っている方なので、こうやってゆっくり話したのは初めてでした。


――これから一緒に漫才をするような締めくくりでしたね。


バイタリティにあふれている方なんですよね。実際、僕らスニーカー同好会でイベントやった時は、スニーカー好きにしかウケないようなスニーカー漫才を作ってやったし、プロレス漫才、モデル漫才も作りましたから、そういう意味ではファッション業界のネタを盛り込んだ、ファッション業界の人がウケる漫才も出来るかなと本気で思いますよ。


――そして相方のRGさんとは、結成20周年を振り返るような対談内容でした。


スニーカー好きは有名だと思いますが、おしゃれが大好きで、楽屋に入ったら、私服のファッションチェックをしあったり、空き時間、一緒に買物に行くこともある仲です(笑)。学生の頃は、バイク好きでもあるので、革ジャンにワイルドなジーンズとブーツを履いたりだとか、バイカーファッションのようなかっこいいファッションをしていて、後輩からも憧れられる存在でしたね。今はおっさん体型になりましたけど(笑)、ぽっちゃりでも似合うファッションをしているかなと思います。


――『OVERDRESS』について、RGさんからの反応は?


聞いてないですけど、どう思っているんですかね(笑)。ちゃんと聞いてみたいです。


――次の機会までにお願いします(笑)。HGさんは、子供の頃から着るものにこだわりがあったんですか?


そうでもないですね。高校生までは、お母ちゃんが買ってきたのをそのまま着ている感じで、大学に入って一人暮らしとアルバイトをし始めてから、大学デビューというかモテたいという一心で、おしゃれに興味を持ち出しました。


――当時、ハマったファッションは?


アメ村(大阪アメリカ村)へは行ってましたね。当時は古着ブームで、ボロボロの汚いジーパンを全財産の2万円くらいを出して買った思い出があります(笑)。


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――それから現在、モデル業とお笑い業とのバランスはどのくらいですか?


モデル業は全体の数%で、お笑いがメインですよ。それでも撮られることがあると、肉体を調整しなくちゃならないので、トレーニングや体調管理のいいモチベーションになりますし、好きな服もいっぱい着られるので、今後もモデルは続けていきたいですね。


――現在のHGさんは、モデルも含めて、お好きなことを上手く仕事に組み込んで、充実しているように伺えますが、実感はありますか?


相方と奥さんが2人とも行動派なので、その影響はありますね。相方はすぐに飛びつくし、奥さんも起業してますけど、とりあえずなんでもやってみるんですよね。僕は結構慎重派で、ハードゲイをやるのでも、キャラクター設定や衣装とか、公に出すまで時間かけて練るタイプでした。でも、ある時、人の意見も聞いた方がいいと思うようになり、相方や奥さんの行動を見習うようになって、思いついたこと、好きなことを形にしていこうと考えるようになりましたね。そういう意味では、仕事は順調です。
我々、売れ方が特殊というか、ピン芸人2人みたいな状態がしばらくあって、フラフラしていたんですけど、漫才というひとつの芯を見つけられたので、漫才中心に動けていけていますしね。その漫才も好きなことをネタにするタイプなので、スニーカー漫才とかモデル漫才、あとプロレス漫才とか、他の活動が全部お笑いに昇華している感じで、非常にいいスタンスでいられますね。


――漫才と言えば、HGさんは、ザ・ぼんちの里見まさとさんから「お前めちゃくちゃ男前や」と絶賛されたことがあるんですよね。


そうですね(笑)。ザ・ぼんち師匠のお二人は、僕らをかわいがってくれまして、お二人ともおしゃれなんですよね。今もただのスーツじゃなくて、自分たちのおしゃれを楽しみながら漫才している感じで。僕は、まさと師匠がよしもと一の男前だと思っているんですけど、そのまさと師匠から男前って言われたことは、自信がつきましたね。


――モデル業進出は、まさとさんから背中を押されたのが一因だと。


確かに、それはありますね。


――モデルとしての目標はありますか?


ミラノコレクションのモデルですね。パリコレクションは細身の男性が好まれるらしいんでけど、ミラノコレクションはゴツい系のモデルが好まれるらしくて、僕にもチャンスがあるのかなと思います。


――ご活躍を楽しみにしております。最後に読者へのメッセージをお願いします。


『OVERDRESS』は、あえてボケ0%、おしゃれ100%で撮ってもらいました。ボケゼロというボケに、「何してんねん!」っていうツッコミをしていただけたらと思っています。わかりやすく言うと、オリラジの『PERFECT HUMAN』(RADIOFISH)のような、そういう楽しみ方をしていただきたいですね。


――となると、ますますRGさんの反応を知りたいですね。


「何してんねん!」って思っているのか、羨ましいと思っているのかわからないですけど、最近はあいつも走ったり、トレーニングを始めたらしく、体をアピールしてくるので、RGフォトブックを考えているかもしれないですね(笑)。


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『OVERDRESS / RAZORRAMON HG』
A4サイズ・96ページ・並製
定価:本体2,800円+税
創藝社より発売中


【レイザーラモン】【HG】

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