最新ニュースインタビューライブレポート

« “うどん大好き芸人”ケンコバが「鍋焼宣伝係長」に! | メイン | 加藤浩次の手術結果報告 »

2010年11月29日 (月)

笑福亭鶴笑、『国境なき芸能団』としてイラクへ!

Photo
 2006年にNPO法人『国境なき芸能団』を設立し、国内外で笑いを提供するボランティア活動を展開してきた笑福亭鶴笑が、11月30日からイラクを訪れることになり、記者会見が行われました。シンガポールやロンドンを拠点として活動していたこともある、落語界きっての国際派である鶴笑は、2007年以来毎年、ドミニカ共和国、ブラジル、カンボジアとそれぞれボランティアで訪問してきました。今回は、戦争で傷ついた人々へのケアを笑いでフォローすべく、イラクを目的地に決定。11月30日〜12月8日の日程で、イラク北部のスレイマニアを中心に、難民キャンプや病院、学校などを訪れ、人々を笑いで励まし、同時に物資の提供も行います。
 鶴笑は「徐々に治安が安定してきたとはいえ、まだまだ危険な場所。しかし、現地の子供たちの写真や映像を見たら、全く笑っていないんです。その表情が頭に焼き付いて離れず、ぜひ行って笑いを届けたいと決心しました」と心境を報告。また、同行者であるNGO法人『イラクの子どもを救う会』代表の西谷文和さんは「これまでも物資は届けていましたが、今回は笑いも一緒に届けられる。戦争で親を亡くしたり、病気に苦しむ子供たちにとって、“日本から来た風変わりなおじさんが笑わせてくれた”ことは一生忘れられない経験になるはず」と、今回のイラク訪問の意義を語りました。
 ステージがない場所ではトラックの荷台などを舞台にするほか、キャンプでは1000人近い観客を前に落語を披露する予定。病院では1室1室をまわるため、心が温まるような小ネタを準備しているそうです。弊社代表取締役社長の水谷暢宏も「難民キャンプでの落語は類を見ないチャレンジ。彼の思いが現地の皆さんに伝わることを祈っています。そして無事に帰ってきてほしい」と激励。最後は「これからも笑いでみんなを元気にできるよう、こうした活動をライフワークとして続けていきます」と締めくくった鶴笑。お馴染みのパペット落語で、イラクの皆さんの心に温かい灯をともすべく、決意を新たにしていました。
 なお、帰国後にはイラクでの活動報告を含む落語会を開催いたします。鶴笑の体験談に聞きに、ぜひ足を運んでください。

〈イラク報告&落語会〉
日時:2011年1月25日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:いきいきエイジングセンター(大阪市北区菅原町10-25)