七代目月亭文都襲名披露公演、概要発表!
月亭八方の二番弟子で、古典落語の持ちネタ百席以上、繊細かつ緻密な芸に定評があり、創作落語にも挑戦し続けている月亭八天が2013年3月19日(火)をもって、七代目月亭文都を襲名いたします。
先代月亭文都は、初代桂文枝門下の1人で、同門の初代桂文三(後の二代目文枝、後に桂文左衛門)、初代桂文之助(後の二代目曽呂利新左衛門)、初代桂文團治と共に「文枝門下の四天王」と呼ばれていました。1874年に師匠の初代文枝が亡くなると二代目襲名問題が起こり、文三に敗れた文都は江戸時代の月亭生瀬以来となる「月亭」を名乗り、桂派を離脱。その後、文都は初代笑福亭福松、二代目桂文團治らと「浪花三友派」を立ち上げ桂派と覇を競い、明治時代の上方落語黄金期を招来しました。
そんな上方落語の大名跡である月亭文都が113年にぶりに復活します。来る3月19日(火)のなんばグランド花月での襲名披露公演に向けて、月亭八天と師匠・八方が意気込みなどを語りました。
昨年3月に七代目月亭文都襲名を発表した八天ですが、まずはその当時のことを振り返りました。
八天「2年前にうちの師匠から襲名のお話をいただき、その時はいろいろと交錯したのですが、『月亭』という大きな括りの中で動いていく上で非常に大事なポジションにあることを実感し、また、それが“やらなければいけない”という使命感にもなり、去年3月の襲名披露会見に至りました。ですが、その後もあまり実感がなく、周りから『襲名は大変でしょう』と言われてもピンと来ませんでした」。
ですが、発表から約10ヶ月を過ごすうちに、「末梢神経からじわじわと文都が染み込んできたような、『八天』という名前でありながら『文都』というものに段々侵食されながら、変身していくという感じ」になったそう。「襲名するとなって今まで以上に師匠とお会いすることが多くなり、師匠の色がどんどん私に入ってきました。その一方では、八天は八天のまま。そして新しい『文都』も入りと、今は3色が合成されたような気持ちです」と八天。3月19日(火)の襲名披露公演では、合成された新たな色で楽しませてくれるに違いありません。
続いて、師匠の月亭八方が月亭一門として襲名披露公演を迎える意気込み、文都を襲名する八天への期待を語りました。まずは、月亭文都という大名跡が復活することについて。
八方「月亭文都という大きなお名前が113年ぶりに復活します。3年ほど前からこのお名前を非常に意識しておりまして、『月亭文都』という名前をもう一度、月亭で確立したかった、そんな思いがありました」。
まさに、その思いを二番弟子の八天に託した八方。八方にとって、3月19日(火)の襲名披露公演のチラシが出来上がったこと、そして1月18日にこの記者会見が開かれたことこそが、襲名したことと同じ気持ちなのだそうです。
来る七代目月亭文都襲名披露公演では、笑福亭仁鶴、桂ざこば、桂文枝、桂文珍、桂南光と、所属事務所の垣根を越えて錚々たる豪華ゲストも出演。華やかなる舞台をぜひお楽しみください。
また、今回は襲名披露公演で初の試みが行われるそうです。その内容とは…?
八天「会場で販売させていただくパンフレットが非常に豪華で、オールカラー32ページとなります。中にはCDも入っておりまして、こちらは去年、『3つのバラエティボックス 八天vsよしもと美女軍団』(6/29、8/24、10/4開催)という企画を国立文楽劇場で行いました。その時口演した「夏祭浪花鑑」と「天災」を収録しています。また、古典落語と同時にサイドワークで『ハナシをノベル!!』という会を開いているのですが、この会は小説家が書いた新作落語を私が演じるというもので、6年前からやっております。今回は、田中啓文という作家に襲名にあたる新作落語を書いてもらいました。その台本がパンフレットに掲載されています」
最後に、113年ぶりに復活する『月亭文都』襲名に向けて、「平成浪花三友派を実現したい」と八天。上方落語界に新たなる潮流が生まれるか!? 3月19日(火)になんばグランド花月で行われる『月亭八天改メ七代目月亭文都襲名披露公演』にぜひ、ご期待ください!
『八天改メ七代目月亭文都襲名披露公演』
【チケット発売開始 1/19(土)10:00】
■大阪公演
◇3月19日(火)開場18:45 開演19:15
◇なんばグランド花月(大阪)
◇1階席 4500円 / 2階席 4000円
【出演】月亭文都 / 笑福亭仁鶴 / 桂ざこば / 桂文枝 / 桂文珍 / 桂南光 / 月亭八方 / 月亭八光
※ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止
※飲食不可
※出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。尚、変更に伴う払戻は行いません。
▼チケットよしもと
〔PC〕http://yoshimoto.pia.jp/event.do?eventCd=1258222
〔携帯〕http://m.pia.jp/yoshimoto/event.do?eventCd=1258222
tel.0570-041-489(Pコード:426-387)
オペレーター0570-041-356(10:00~18:00)
セブン-イレブン、サークルKサンクス、チケットぴあ
劇場窓口、ローソンチケット(Lコード51917)、イープラス
■東京公演
◇3月30日(土)開場13:30 開演14:00
◇国立演芸場(東京)
◇前売指定席 4500円
【出演】月亭文都 / 三遊亭小遊三 / 笑福亭鶴瓶 / 立川志の輔 / 月亭八方 / 月亭方正
※出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。尚、変更に伴う払戻は行いません。
▼チケットよしもと
〔PC〕http://yoshimoto.pia.jp/event.do?eventCd=1258075
〔携帯〕http://m.pia.jp/yoshimoto/event.do?eventCd=1258075
tel.0570-041-489(Pコード:426-357)
オペレーター0570-041-356(10:00~18:00)
セブン-イレブン、サークルKサンクス、チケットぴあ
劇場窓口、ローソンチケット(Lコード34402)、イープラス
◇1月26日(土)開場16:45 開演17:00
◇雷5656会館 ときわホール (東京)
◇全席指定 2,500円