『吉本百年物語』1月公演が千秋楽!月亭方正ら2月公演キャストも駆けつける
吉本興業創業100周年を記念し、その歴史を月替わり12本のお芝居で上演している『吉本百年物語』。10作品目となる1月公演「爆発!MANZAIが止まらない」が、1月29日(火)、無事に千秋楽を迎えました。1980年、漫才ブーム真っただ中の大阪を舞台に、殺人的スケジュールで止まることを許されなかった漫才師たちと、彼らを支えた裏方たちの奮闘を、笑いあり、涙ありで描いた今作。知られざるお笑い界の“裏側”が垣間見られるストーリーはもちろん、安達祐実さん演じる新入社員の松井由紀子を中心とした個性豊かなキャラクター、さらにはプラスマイナスらによる人気漫才師の当時のネタの再現など、見どころ満載の舞台となりました。
フィナーレを華やかに彩る歌とダンスの後、いよいよエンディング! 安達さんは「浅草生まれ浅草育ちの私が、NGKの舞台に立つ日が来るなんて……すごく不安でしたが、温かいお客様に毎日、迎えていただけました。ありがとうございました」と感無量の表情です。と、ここで山内係長役の藤井隆に呼び込まれ、2月5日(火)から始まる2月公演「アンチ吉本・お笑いレボリューション」に出演する月亭方正、遠藤章造(ココリコ)、小川菜摘が舞台に登場! 思わぬサプライズに、客席からは大きな歓声が上がります。現在、厳しい稽古の真っ最中という3人は、それぞれの役どころを紹介するとともに、心斎橋筋2丁目劇場とダウンタウンをはじめとするお笑い新時代の幕開けを描くストーリーにも触れ、しっかりPRしていました。最後は1月公演キャストがひとりひとりコメントを。オール阪神・巨人とザ・ぼんちのネタを再現したプラスマイナス・兼光が得意のモノマネを披露したり、社員・玉井役のバッファロー吾郎Aが「ありがとう、いい薬です」とおなじみのフレーズで挨拶するなど、笑いいっぱい、和気あいあいの締めくくりとなりました。
終演後は、安達さん、藤井、川島役の川崎亜沙美さん、大久保役の中村昌也さん、轟木部長役の山崎銀之丞さん、そして方正、遠藤、小川が出席しての記者会見が行われました。まずは1月公演キャストが、千秋楽を迎えた心境を語ることに。安達さんは「不安なことも楽しみなこともありましたが、こうして無事に千秋楽を迎えられて本当にホッとしております。12月までやってこられた方々から引き継がせていただき、きちんと2月の方々にお渡しすることができて、うれしく思っています」とニッコリ。吉本興業の女子プロレス団体からキャリアをスタートさせた川崎さんは、「その時のマネジャーの方が現在は劇場で仕事をされていたり、お世話になった人がたくさんこの舞台に関わっておられた。そして私もまた、2月の舞台の方にバトンタッチして……ずっと続いていくというのが、すごくいいなあって」としみじみ語り、「私もこの経験を生かして、いろんなものにつなげていきたいと思います。この舞台に立ててホンマによかったです」と笑顔を見せていました。「本当に出演者の皆さんがやさしくて、楽しく過ごすことができたのが何よりでした」と感想を述べたのは藤井。中村さんは「僕がやらせていただいた大久保役は、2月公演で方正さんが演じる役につながっていると聞きました。いいバトンタッチができたのではないかと思います」。山崎さんは「関西弁の障壁が非常に高かったんですけど、こうして大阪の皆さんの前で最後まで演じることができて大変幸せに思っています」と、1カ月間の公演を振り返りました。
2月公演キャストからは、それぞれの意気込みを。7月公演に続いて2度目の『吉本百年物語』出演となる方正は、「みんなの結束力がだんだん高まって、どんどん楽しくなっていく。そういう経験ができたので、今回も楽しみにしています」と期待を込めます。さらに「我らがダウンタウン・浜田さんの奥様である菜摘さんとご一緒できることになり、毎回、ごちそうになったろうかなと思っています!」と、まさかのリクエスト(?)も飛び出しました。方正演じる社員・太田の同僚役の遠藤は稽古の厳しさに触れ、「中でも方正さんは本当にセリフがいっぱいあって、すごく頑張っておられるんですが、しんどい時にiPadでお子さんの写真を見ておられる姿を見かけて。僕らも頑張ってやらないといけないと思いました」と舞台裏のエピソードを披露します。普段からよく知る小川についても「稽古に入ると、やっぱり女優さんだな、かっこいいなと思うシーンが多々出てきます」と大絶賛し、「皆さんの邪魔にならないように頑張っていきたい」と決意を新たにしていました。
小川が演じるのは、2丁目劇場のこけら落とし公演の演出を担当する演出家。「若かりし頃のダウンタウンの、売れるまでの苦悩を描く物語。脚本を読んだ時、役者として、妻としてなど、いろんな思いがわいてきた。今回の作品に携われたのは、何かの縁なんだろうなと思っています」と、自らの思いを語っていました。ちなみに夫・浜田の反応は、「へえー、ふーんって感じ(笑)」とのことで、「時間が合えば見に来るようですが、『でも、イヤやなー』って言ってました」。とはいえ東京出身の小川にとって「微妙なニュアンスが難しい」関西弁について、アドバイスもしてくれるとか。「主人の指導を受けています。コーチがそばにいるので頼もしい」と強力なバックアップを受けていることを明かしていました。
4月からスタートした『吉本百年物語』もいよいよ大詰め! 新しい笑いの潮流を生み出した、心斎橋筋2丁目劇場を舞台にした2月公演。はたしてどんな内容になるのか!? 皆さん、どうぞご期待ください!
吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
2月公演『アンチ吉本・お笑いレボリューション』
公演期間:2013年2月5日(火)~3月2日(土) ※2月6・8・13・16・18・20・25・27日は休演。2月10日(日)は貸切公演につき一般発売はございません。
会場:なんばグランド花月
開演時間:月~木・日曜16:00(15:30開場)、金曜19:30(19:00開場)、土曜・祝日19:00(18:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:月亭方正、遠藤章造/小川菜摘 ほか
※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/