ロザンが日本最古の学校「足利学校」の1日校長に就任!
1月31日(木)、吉本興業株式会社東京本社にて『高学歴コンビ・ロザンが日本最古の学校の校長に!「足利学校1日校長」就任式』が行なわれました。
全国47都道府県の自治体、地方企業、団体と協力し、笑いの力で地方を活性化しようという「あなたの街に“住みます”プロジェクト」を行なっている吉本興業。このたび、栃木県足利市にある日本で最も古い学校として知られる「足利学校」の1日校長を、吉本屈指の高学歴コンビ・ロザンが務めることになりました。
本会見の司会を務めるのは、ピン芸人になったばかりのタケト。足利市のマスコットキャラクター“たかうじ君”を引き連れ、栃木県“住みます”芸人の上原チョーも参加しました。
タケトからの「栃木県では有名になれた?」との質問に「ど、どうでしょう?」と口を濁した上原。ですが、本日出席の大豆生田実足利市長とはすでに面識あり。さらに、結婚したことを報告します。
「“住みます”芸人になってから、儲かってるってことだね!」とのタケトの言葉をうやむやにし、上原は「タケトさんも結婚してますよね? 生活はどうですか?」と質問返し。「うちは結婚前の10年間、嫁と同棲してて、嫁の給料が超えたら結婚しようと思ってたの。で、給料を超えられた日にプロポーズしたんだけど……その月から、いままで1回も超えてないんだよね(笑)。って、俺の話はいいんだよ!」と自虐ネタで笑わせました。
いよいよ、ロザンの2人が登場!「日本史で勉強した場所。気合いを入れてやり遂げたい」と気を引き締める宇治原に対し、菅は「宇治原さんがいないといただけなかった仕事。Bコースみたいに解散せんでよかったわ~」と満面の笑みです。
ここで、大豆生田市長よりロザンに「足利学校1日校長」の委託状が手渡されます。さらに、上原チョーには「足利学校特別教員」の委託状も。なんと彼は小学校の教員免許を取得しているのだそう。これには、ロザンも「へぇ~!」と驚いていました。
「足利学校って知ってました?」と訊ねたタケトに、「誰に言うてんねん!」といきなりキレる宇治原。「諸説はあるけど……」と語り始めた足利学校の説明をしばし黙って聞いていたタケトでしたが、「すみません。一向にわからないです!」と即行でギブアップ。そんな相方の話をニコニコと聞いていた菅も、「ごめん。俺も正直わかってないねん」とあっさり白状します。
「(開催時は)受験の真っ最中ですが、今後受験する生徒さんや受験生を持つ親御さんとか、いろんな人に来ていただきたい。いろんなアドバイスができますから!」と、宇治原は気合い十分です。
「足利学校特別教員」に就任した上原は初仕事として、栃木県の学生から集めて来た質問を、この場でロザンへぶつけます。
「高校時代、1日どれくらい勉強してたんですか?」という質問に、宇治原は「大学受験のときは、1日11時間」と即答。「睡眠は7~8時間。起きてるときは勉強してるか、ご飯を食べているかだけ」と語ると、菅も負けじと「12時間やってた」と答えます。
ですが、タケトに「まったく実りのない勉強だったんですね」と指摘され、宇治原にも「校長がウソついたらあかん!」とたしなめられた菅。ケラケラと笑いながら、「でも、予備校へ通ってたときは、かなりやってましたよ」と返します。
宇治原曰く、勉強時間が長ければ長いほど、成績が上がるということでもないのだとか。「だらだら勉強しててもしゃあない。短期集中型の人はこまめに休憩を取るとか、自分にあった方法を見つけることが大事ですよ」とアドバイスをおくっていました。
また、「苦手科目の克服法は?」という質問には、「正直、僕は……苦手な科目ってないんですよねぇ」と困った素振りを見せる宇治原。笑う大人たちに「事実を言うてるだけです」と弁明しながらも、「苦手な教科は簡単な問題から解いていくのがいちばん。どちらかと言えば、僕は文系なので数学は簡単な問題を解いて(脳を)アイドリングしていた。問題を解きつづけていると、数学脳になっていくんです」と説明します。
一方の菅は「苦手科目は勉強しなかった。捨てました(笑)」と真逆の返答。「ただ、過去問題でどの答えがいちばん多いかを調べるんです。僕が調べた結果、マークシートで多かったのは、3番。僕は3番ってマークして、センター試験を乗り切りましたよ」と持論を展開します。
対照的な勉強方法に「正攻法とずるい方法とどっちも知ることができて、いいですね!」と関心するタケトに、「いや、そんな調べる時間あったら、勉強せぇよ!と思っちゃいますけどね」と指摘しつつ、「まぁ、困ったときにはそういう方法もありますよ」とフォローする宇治原でした。
暗記のコツについては、「歩きまわること。脳の先生に訊いたら、やり方として正しいと言われました」と宇治原。菅は「大事な箇所は、変わった場所で勉強する。例えば、家の出窓とかね。そういうすると、(問題を解いているときに)これ、出窓でやったなとかっていう覚え方ができるんですよ」と語りました。
また、「勉強以外に本を読みますか?」という質問では、京都大学法学部で同級生だった作家・万城目学さんを挙げた宇治原。先日、ラジオに出演してもらったそうなんですが、「万城目さん、宇治原さんのことを覚えてて。どうやった?って訊いたら、めっちゃ調子乗ってたって言ってましたよ」と笑う菅。そんな菅は、「オススメは菅広文さんが書いた『京大芸人』という本です。この本を読めば、勉強法がわかります!」とちゃっかり宣伝してました。
タケトの同級生は、読売ジャイアンツの高橋由伸選手なんだとか。もちろんお互いの存在を知っているそうですが、「僕は劣等感がすごい! 向こうはベンツ乗ってるのに、俺、原付ですから!」と感情を露にしていました。
さらに、会見の様子を冷静に見ていたタケトは、「上原、お前どうする?」と突然投げかけます。「僕はサポートに……」との答えを遮り、「いまのところ、ロザンさん2人で(現場は)まわってる。見た感じいらないかもしれないよ」とバッサリ。慌てた上原は「課外授業は、みなさんと話すイベントなので、マイクフォローします!」と、必死でアピールしていました。
2月17日(日)、足利学校での1日校長を務めるロザンは、ご応募いただいた足利市に在住、在勤、通学者の中学生以上を対象とした「ロザンの課外授業 in 足利学校」を開催(注:参加無料。応募多数の場合は、抽選)。
また、全国論語研究会の須永先生による「論語クイズ」も開催され、受講者には認定証発行のほか、ロザンの足利学校特製スタンプが捺印される予定です。
大豆生田市長から「ぜひ論語を題材にしたネタをやってほしい」とリクエストされた菅は、「それは別途でギャラいただきますけど、大丈夫ですか?」と質問。もちろんこれは冗談で、「よろしくお願いします」と物腰柔らかく、笑顔で頭を下げていました。
【ロザン】【上原チョー】【タケト】