『第5回沖縄国際映画祭』プログラム発表に華やかな出演者たちが登場!
2月19日(火)、吉本興業株式会社東京本部にて、『第5回沖縄国際映画祭』のプログラム発表会見が行なわれました。
Laugh&Peaceをコンセプトに、2009年3月よりスタートした沖縄国際映画祭。今年は3月23日(土)~30日(土)までの7日間に渡って、開催されることが決定しました。
本日は、藤井隆と木佐彩子さんが司会進行を務めるなか、さまざまなプログラムが発表されました。
映画祭の目玉である映像コンペディションには、例年通り開催される『Laugh&Peace部門』、『Pachinko Movie Award 2013』などに加え、『クリエイターズ・ファクトリー』と『にーびち映画祭』が2部門が新設。『Laugh&Peace部門』の審査委員長には、世界的に著名な映画監督であるジョエル・シュマッカーさんが務めることも大いに注目です。
プレゼンテーターを務めたプロデューサーの奥山和由さんは「この映画祭に関わる前に訪れたことがあったんですが、国内で行なわれている映画祭でこんなにスケールがあり、明るく前向きで元気になれる映画祭があるんだと感動しました。才能を育てる映画祭として、ここから素晴らしい映画をつくる数多の巨匠、作家が生まれることを期待しています」と挨拶しました。
ここで、Laugh部門に出展される映画『げいにん!THE MOVIE』よりNMB48・山本彩、渡辺美優紀、Peace部門に出展される映画『デスマッチ』より武田幸三さんのほか、『Pachinko Movie Award 2013』でMCを担当する平成ノブシコブシが登壇。
主演作について、山本は「元々、テレビで放送されていた番組だったのもあって、自分を出しやすかった。この番組を観て好きになったと言ってもらえることも多いですし、初主演作ということもあってすごく光栄です。映画は、テレビとは違って笑いのほかに涙もあります。ぜひこの作品でゴールデンシーサー賞を獲りたい」と意気込みます。渡辺は「映画の中でアドリブコーナーがあって、ボケたんです。苦手だったこともあってスベってしまって……どうしたらいいですか?」と、藤井に問いかけます。困りながらも「もう編集に入っているので、どうしようもないんじゃないですか?」と答えた藤井でしたが、「みるきーなので、スベっていてもかわいくご覧いただけるんじゃないでしょうか!」とフォローしていました。
武田さんは「今作はアクション映画。全編英語ですし、スタッフも海外の方ばかりだった」と撮影当時を振り返りながら、「自分は格闘技出身なので、どうしても(体に技を)当ててしまうんです。だから、リアルです」と話します。
すると、「せっかくなので、その迫力を平成ノブシコブシで再現していただきたい」と嬉々とし始める藤井。「観たい! 観て、その迫力を感じたい!」という山本&渡辺の後押しもあって、平成ノブシコブシ・吉村が武田さんのキックを受けることに。
「やりたくないんですよねぇ」と言いながらも、靴を脱ぎ始める武田さん。「そんなとんがった靴、絶対脱いでください!」と絶叫しながら、「私はこの仕事のために来たのか?」とテンパり始める吉村。「どれくらいで蹴ったらいいんですかねぇ?」と躊躇う武田さんに、相方・徳井は「武田さん、100パーだよ! 100パー!」とノリノリ。「私は30%くらいがいいかなと思いますが……」と控え気味な藤井の助言を聞きながらも、吉村のお尻には「映画の成功を祈って!」とかなり強めのキックが炸裂! お尻に手を当てながら、悶絶していました。
地域発信型プロジェクトでは、今年も『地域発信型映画』と『JIMOT CM CONPETITION』を開催。両企画ともに、開催地である沖縄との共同製作本数が増加したようで、特に後者では沖縄県41市町村で制作されているそうです。
ここではガレッジセール、宮川たま子ほか、『地域発信型映画』に出演した肘井美佳さん、青島あきなさん、古泉葵さん、江頭ゆいさん、倉田あみさんが登壇。
『税金サイボーグ・イトマン』でメガホンを執ったガレッジセール・ゴリは、「役所の方はドキドキするかもしれないタイトル。沖縄最南端の都市で、地域発信型映画を撮らないかとオファーを受けました。で、糸満の名前を覚えていただくのがいちばんかなと思ったので、ヒーローをつくったんです」と、ストーリーを説明。相方・川田は「今年はお客さんとステージに上がって楽しむイベントがあるみたいで、すごく楽しみ。地元の方もすごく楽しみにしていますよ!」と期待を寄せました。
宮川は、師匠である宮川花子からもらったというツイードのジャケットを着用。ピンクの春らしい装いながら、足下はくすんだ色のレギンスにサンダルという季節感バラバラなファッションに、藤井は「沖縄は暑いかなと思ったら、意外と寒いと思う日もあるので、ちょうどいい格好かもしれないですねっ」と独特の言い回しでフォローします。
『レトロの愛情』に出演した肘井さんは「主人公のロバート・馬場さんとキスシーンがありました。監督曰く、映画史に残るいいシーンだということなので、そちらにも注目してほしい」と、『ウミスズめし』に出演した青島さんは「私が演じた役は、東京で夢を追うのか宮崎で暮らすのか葛藤する役。共感できるところもありました」とコメント。『ハアドボイルド漫談師 大風呂屋エイジ~河津桜よ、永遠に~』で、ペナルティ・ヒデと共演した古泉さんは「ヒデさんとは地元が近いので、地元トークを良くしていました」と撮影を振り返ります。
『新見的おとぎばなし』に出演した江頭さんは、思い出し笑いをしながら「坂田師匠がいると、現場は和やかで常に笑いが起きていた。師匠の演技もおもしろくて……ぜひ観ていただきたいですね」とアピール。『いなべ』でハイキングウォーキング・松田と兄弟を演じた倉田さんは「実年齢は、私のほうが下なんです。だけど、松田さんはお姉さんがいて、私は弟がいる。配役の関係性がわかっていたので、しっくりきました」と語りました。
『THE BOOM 島唄のものがたり』に出演するTHE BOOMからは、ビデオレターが。宮沢さんは「3月30日にビーチステージで演奏するので、そちらもご覧になってください」と呼びかけました。
沖縄国際映画祭ならではのステージは、今回も目白押し。昨年に引き続いて開催される『ちゅらイイ! GIRLS UPステージ』では、秋元梢さん、沙羅マリーさんなど人気モデルが、春夏のファッションショーに登場。そのほか、ビーチステージイベントではお笑いライブ、音楽ライブ、沖縄県民参加型ステージが開催予定となっています。
本会見最後の登壇者となったのは、モデルの秋元梢さん、パンクブーブー、しずる。騒がしい芸人2組は無視して、黒い衣装に身を包んだ秋元さんを質問攻めする藤井。「今日のファッション、すてきですね」(藤井)「シックにまとめてみました」(秋元)「秋元さんは、昨年もファッションショーに出られたそうですが、沖縄の印象は?」(藤井)「沖縄のご飯が好きなので食べに行きたいですね。ゴーヤが好きなんです」(秋元)「苦いでしょ?」(藤井)「そこがいい。おひたしが好きです。ビールにも合うので」(秋元)
そんなやりとりに、「あぁ~!」「ゴーヤ!」「いいよね~!」などとガヤつく芸人たち。そのままスルーされそうになったものの、食らいついてコメント権をゲットします。
「仮抑えが多い芸人のなか、2組は(出演が)本決定しているということで」と思わぬところをついてくる藤井にたじたじの2組。「映画を観てもらうために、ステージで和やかな空気をつくって映画祭を盛り上げたい」としっかりしたコメントを残したしずる・村上に対し、本日はいつもの顔Tシャツではなく、白いシャツにジャケットというフォーマルな格好で出演した相方・池田は「ある人はいいました。映画祭なんてこんな挑戦は無帽、映画祭なんて沖縄では無理。俺は言ってやりましたよ、“いいから、沖縄に来い!”ってね」という謎の発言で会場をざわつかせます。ちなみに、私服の顔Tシャツ。本日は『氷の微笑』のシャロン・ストーンだそうです。
「我々は沖縄大好き。ステージでは風の強さに負けないように頑張りたい」と意気込んだパンクブーブー・黒瀬。相方・佐藤は「あのステージ、漫才師はやりにくいかもしれない。そういう状況ではあるけど、沖縄のお客さんがあったかいから盛り上がれる。沖縄でタクシーに乗れば、道を間違われることもある。普段だったらクレームを言うところだけど、“道間違えたさぁ”って言われたら、こっちも“なんくるないさぁ”って言ってしまう」と普通のコメントを長々としてしまったため、黒瀬から「下手くそ」と小声で文句を言われてしまいました。
最後は、秋元さん、パンクブーブー、しずるの5人で「映画祭を成功させるぞ。おー!」と意気込み。沖縄県内から、いっそうの強力を得て多くの取り組みが為されるという今回。例年以上に、たくさんの笑いと幸せを生み出す映画祭になりそうです。
●映画祭情報
第5回沖縄国際映画祭
期間:2013年3月23日(土)~30日(土)
会場:沖縄コンベンションセンターおよび周辺地区(沖縄県宜野湾市)
桜坂劇場および国際通り周辺(沖縄県那覇市)
沖縄県北谷町および沖縄県内各所
公式サイト:http://oimf.jp/jp/