【ライブレポート】5upよしもと大感謝祭~卒業メンバーVS煌メンバー~in5upよしもと
2月28日(木)、『5upよしもと大感謝祭~卒業メンバーVS煌メンバー~』が開催されました! 卒業が決まった19組のメンバーたちによる卒業公演が次々と打たれていた5upよしもと。その集大成ともいえるこのイベントは、なんばグランド花月と5upよしもとの2会場を連動させて開催するという、前代未聞の盛大なお祭りとなりました。
5upよしもとでは、19:30開演のなんばグランド花月に先立って、18:30からプレオープニング公演が開催されました。舞台の上に姿を現したのは、煌メンバーから天竺鼠、かまいたち、藤崎マーケット、学天即。卒業メンバーからはジャルジャル、スマイル、銀シャリ、スーパーマラドーナ、ウーマンラッシュアワー。モンスターエンジンは残念ながら仕事の都合で欠席でしたが、元ZEROメンバーが集結しました。
オープニングで、ジャルジャル・福徳から「鰻、今大変らしいけど大丈夫?」と話をふられた銀シャリ・鰻。つい先日、鼻の奥の手術を受けたことを打ち明け、その影響で鼻水が止まらないらしく、この日も鼻の穴の奥に詰め物をしていたのだとか。スマイル・ウーイェイよしたかは「(鰻の)鼻汁がビュッて出た」と喜んでいました。さらに、「煌のチームワークはどうですか?」と話をふられた煌メンバー。かまいたち・濱家が「田崎が貧乏やから暗いんですよ」というと、藤崎マーケット・田崎が近頃よく発動する「貧乏じゃないのに急に『貧乏』と言われて話を合わせながらも最終的に焦るノリ」を披露していました。これが次々と伝染し、スマイル・瀬戸、スーパーマラドーナ・田中もこのノリにトライする流れも。
このまま立ち話もなんなので……とひな壇に着席。いよいよトークのスタートです。トークテーマは、「5upよしもとで一番思い出に残っていること」。話したいことを各コンビそれぞれがフリップに書き、思い出を語りました。
まずはウーマンラッシュアワー。村本が「私は相方の中川パラダイスに暴力をふるわれました!」と告発します。「えぇ~!?」と驚くメンバーたち。事件が起こったのは、とあるラジオ収録のとき。しかし、村本の話をよくよく聞くと、先に手を出したのはどうやら村本のようで……。中川は「叩かれると、頭の中が真っ白になって」反撃してしまうそうで、それをステージで実証しますがとんでもない展開に……!! また、村本のあまりのゲスぶりに、トキが「ほんまに卒業してくれてよかった」とポロリとこぼすひと幕も。
学天即の思い出は「スマイルの漫才したあと」。学天即・四条が目撃した、知られざるスマイルの“パワー漫才”の裏側が明るみになりました。
続いてスマイルの思い出は「SETO、マイクを倒す」。先月2月に開催されたユニットライブ「さんくみ」で、漫才中に瀬戸がサンパチマイクに腕をぶつけ、そのはずみでマイクが壊れてしまったハプニングを披露しました。
天竺鼠は、川原が「コンビで1枚ですか」。このコーナーに使うフリップが、1人1枚ではなく1コンビに1枚だったのが川原の心に深く刻み込まれたようで……。「思い出を書かなあかんねん!」と全員にツッコまれ、それならということで、「言葉のバリエーションは、誰が一番多いか?」という話をしていたときのエピソードを披露。「やっぱりツッコミの人がバリエ多いのでは? なかでも武智さんが多そう」という話をしていたところ、そこに居合わせたスーパーマラドーナ・武智の口からまさかの言葉が飛び出し……。
藤崎マーケットの思い出は「カウントダウンチケット手売り」。年末年始に開催された『THE FINAL COUNTDOWN LIVE bye 5upよしもと~前代未聞!! 1万人への手渡しチケットLIVE~』のチケットを、さまざまな場所で渡したという話。それにはメンバー全員が激しく共感したらしく、本町のオフィス街、ハンドボール大会のハーフタイム中、大音響が鳴り響くクラブ、大雨の京都など、おのおのそれぞれの場所での出来事をしみじみとふり返っていました。
スーパーマラドーナ・武智の思い出は「後輩と道で」。baseよしもと時代、笑い飯、千鳥と飲みに行くことになったスーパーマラドーナ・武智。その道すがら、後輩の一群とすれ違ったにもかかわらず、後輩たちは挨拶をスルー。そこで、「おい! お前ら挨拶せえへんかったやろ!ここに土下座しろ!」と悪ふざけでキレて見せた武智。後輩たちが震えあがって土下座するなか、唯一、ひとりだけ土下座をしない後輩が。その猛者とは……?
次は、対決コーナー「古今東西“5upあるある”」。卒業メンバーと煌メンバーが交互に並び、5upよしもとにまつわる「あるある」を出していきます。「気の弱い奴は楽屋に入らず廊下で着替える」、「飲み物が、誰が誰のやつかわからなくなる」「バイク川崎バイクに髪の毛を切ってもらうために3カ月に1回だけヘッドライト・和田さんが楽屋に来る」、「楽屋のテレビが映らなくなったら田崎が直してくれる」などなどが飛び出す中、鰻の「楽屋のトイレに単独ライブのポスターが貼ってるんですけど、大をするときそのポスターの顔写真と目が合う」という「あるある」が、「個人的すぎるからダメ」ということで、鰻の罰ゲームが決まりました。
罰ゲームは、なんばグランド花月でのオープニングで何かするというもので、何をするかメンバー全員で考えることに。「銀シャリ解散発表」など提案が続々と飛び出すなか、かまいたち・山内が提案した「結婚発表」が採用されることに。このドッキリが、とんでもない波紋を呼ぶことに……。
ここで、元ZEROメンバーはなんばグランド花月へ。替わって本編開演までの時間、MCのアキナと煌~kirameki~Jr.30組が全員登場! 19:30までの6分間、アピールタイムを設けることに。まず飛び出したのが土佐駒・長峰。持ちネタの「かっこつけてもダサいひと言」のお題をお客さんから募集し、「ぬ」から始まる「かっこつけてもダサいひと言」を発動していました。一方、相方の長尾は「かっこいい奴が言うといいけど、ブスが言うとこわいひと言」を発動し、お客さんを震え上がらせていました。
みなみのしま・三島は「松尾芭蕉が言いそうなひと言」、タナからイケダ、池田はジャッキー・チェンのものまね、矢野号は「美空ひばりが絶対に言わないひと言」、マドンナ・松浦は「こいし師匠が絶対に言わなさそうなひと言」などを披露していました。
アピールタイムで客席が温まったところで19:30を迎え、本編がスタート!
卒業メンバーと煌~kirameki~TOP、煌~kirameki~Memberが大集合のなんばグランド花月で行われたオープニングが、5upよしもとでも中継で映し出されました。そして、ついにお待ちかね、銀シャリ・鰻の罰ゲーム「結婚宣言」が発動しました! そのリアルな驚きの声に、5upよしもとの客席は大爆笑!!
まずはネタコーナー「あの素晴らしいネタをもう一度」。お客さんから募った、見たいネタ1位をそれぞれのコンビが披露します。両会場で交互に行われ、5upよしもと会場ではアイロンヘッドの1位ネタ「スーパードクター毛利雅俊」、かまいたちの1位ネタ「ホームルーム」、天竺鼠の1位ネタ「飛車と角」が披露されました。
続いては、お客さんを巻き込んでの「卒業メンバーVS煌メンバー ゲームバトル」。メンバーらが、5upよしもととなんばグランド花月を行き来し、名誉をかけて戦います。「ギャグしりとり」、やお客さんの中から芸能人にそっくりな人を探し出す「借りもの競争」が行われ、結果、勝負は1対1の混戦模様に!
再び珠玉ネタのコーナーに。5upよしもと会場からは、『R-1ぐらんぷり2013』で準優勝に輝いた、ヒューマン中村のネタ。続く「あの素晴らしいネタをもう一度」では、GAG少年楽団の1位ネタ「別れたつもりない」、藤崎マーケットの1位ネタ「細かいモノマネ」が5upよしもとで見ることができました。
そしてライブはクライマックスに。「卒業メンバーVS煌メンバー ゲームバトル」の勝敗を決めるラストバトル「棒倒し対決」。5upよしもとからなんばグランド花月へ、「卒」と書かれた旗を奪いにメンバーたちがかちこみ!! ここで、5upよしもと会場でMCを務めていたGAG少年楽団・宮戸が、「僕も棒を倒しに行くから、頼むわ!」と学天即・四条に5upよしもとの舞台を託します。「ど、どうすんの、これ!?」と戸惑う学天即・四条でしたが「じゃあ『遠くから来たよ!』というかた~」と鉄板の客席いじりなども交えつつ、無事に留守を守り切りました。
盛大な千秋楽のしめくくりは、なんばグランド花月のステージで。
こちらのリポートもぜひ読んでくださいね!
【ライブレポート】5upよしもと大感謝祭~卒業メンバーVS煌メンバー~ in なんばグランド花月
http://news.yoshimoto.co.jp/2013/03/5upvs-in-9fc3.html