『板尾日記8』が発売中の板尾創路からコメントが到着
板尾創路が日々の出来事を毎日欠かさず綴った大人気日記シリーズの最新刊『板尾日記8』が発売中です。2006年に第1弾が発売され、1年に1冊のペースで刊行されてきたこの日記も、今回で8冊目に突入しました。
2012年も映画監督作『月光ノ仮面』の公開から始まり、ドラマ『デカ☆黒川鈴木』の主演、舞台『吉本百年物語』への出演など、多方面で活躍を見せた板尾。『板尾日記8』では、去年1年間の仕事からプライベートまで、板尾がその日その時に感じた素直な思いがありのままに綴られています。
そんな『板尾日記8』の発売を記念し、板尾創路からのコメントをお届けします!
――『板尾日記』もいよいよ8冊目に突入しました。この企画がスタートした当初は、ここまで長い間続くと思っていましたか?
「最初は『果たしてこの企画が成立するのか?』っていう気持ちやったし、たぶんリトルモア(『板尾日記』の出版社)さんもこういうことは初めてやったと思うので、みんながみんな『どうなんのかな』っていう心境やったと思うんですよ。まぁ出来る限りは続けようと思ってましたけど、ここまで続くとは思ってなかったですね」
――ご自身の日常がこうしてたくさんの人に読まれているのは、どんな気持ちですか?
「1冊目を出した時はちょっと恥ずかしかったんですけど、2、3冊目ぐらいからは慣れてきて、特に何も思わなくなりました。だから、書く時に読まれることは全く意識してないんですよ。僕は別に文章がうまいわけではないし、逆にちょっと読みにくいだろうなと思うこともあるんですけど、日記は自分がわかっていればそれでいいと思うので」
――読者のみなさんが「板尾さんの日記を読みたい」と思うのは、なぜだと思いますか?
「たぶん、僕は普段あまり自分のことを話さないので、『この人はどういう生活してるんだろう』とか、『何考えてるんだろう』って興味があるんじゃないですかねぇ。『板尾日記』を読んでくれた人、特に女の人からは、『結婚したくなった』とか『奥さんと仲いいんですね』って言われることが多いです。あとは『結構病院に行ってますね』とか、『カレー好きなんですね』とかね(笑)。ただ、僕じゃなくても誰かの1年を記録したものって、読んだら面白いと思うんですよ。人が生きてるってことは、自然とそうなるんじゃないですかね」
――それにしても、毎日欠かさず書き続けるというのはなかなか大変なことだと思うのですが…。
「そうですねぇ。でも、溜めると逆に面倒臭くなりますから。だいたい15分か20分、早い時は10分くらいで書き終わるので、その日その日の寝る前とかに書いてしまった方がラクなんですよ」
――シリーズ当初から大学ノートに書き続けているそうですが、パソコンに変えてみようと思ったことは?
「いや、結局持ち歩いたりしないといけないので、ノートの方が軽くていいんですよね。泊まりの仕事の時はホテルで書くこともあるし…。だから、大体カバンの中には常にノートが入ってるんです」
――『板尾日記』は板尾さんの日常とは切って切れないものになっているんですね。『板尾日記8』に綴られている2012年という年は、板尾さんにとってどんな年でしたか?
「やっぱり子どもが生まれたっていうのが一番で…それにつきますかね。子どもの存在は大きかったです。仕事はまぁ、例年通りという感じで(笑)」
――ブログやツイッターとはまた違って、日記が「本」として1冊にまとめられていることの良さはどんな部分だと思われますか?
「今は『8』が最新刊なのでこうして『8』を宣伝してますけど、本って残るものやし、こうやって長く続けているシリーズなので、『1』でも『3』でも好きなところから読んでもらえるのが良いですよね。小説とか旬なものではないので爆発的にヒットするっていうタイプの本ではないですけど(笑)、毎年楽しみにしてくださってる方がいるので、そういう人たちに向けてこれからも出していけたらな、とは思ってます」
●書籍情報
『板尾日記8』
発売中
価格:1,575円(税込)
出版社:リトルモア
●YNN「板尾創路」の動画
http://ynn.jp/u/272/