月亭八天改め七代目月亭文都が大阪天満宮で襲名披露公演成功祈願
上方落語の大名跡「月亭文都」を襲名する、月亭八方の二番弟子・月亭八天。これを記念して、『月亭八天改メ七代目月亭文都襲名披露公演』を、3月19日(火)に大阪・なんばグランド花月で、3月30日(土)に東京・国立演芸場で開催することが決定しました。
そこで3月8日(金)、襲名披露公演の成功を祈願して、大阪天満宮に参拝。師匠の月亭八方をはじめ、遊方、八光、八斗、遊太も同席しました。
この日は好天に恵まれ、咲き誇る梅に囲まれての参拝となりました。
文都としては東西を通して七代目、「月亭文都」としては実に113年ぶりの復活となる上方落語の大名跡の襲名する月亭八天は、古典落語の持ちネタは百席以上。繊細でち密な芸で、古典だけにとどまらず、創作落語にも挑戦し芸の幅を広げ続けています。参拝後の会見では、襲名披露公演に向けての意気込みを語りました。
「ただいま、天満宮さんにお参りをいたしまして、成功祈願をさせていただきました。成功祈願もさることながら、八天の“天”、天満宮の“天”、同じ天で、『てんてんてんまの天神さん』と言いますが、『てんてんてんまの八天』の名前があと10日でございますので、名前を奉納したといいますか、お返ししたというような気がします。当分の間、八天を永久欠番にしていただいて、文都を継がせていただきたいと思っています」。師匠の八方が、「襲名せえへんか」と持ちかけてから約2年間、いつも八方と行動を共にしていたという八天。「月亭文都は113年前に亡くなっていますから実像は知らないんですが、師匠とずっと行動を共にさせていただいたことで、文都を継ぐというより、師匠の思いを継がせていただいたような気がします。このたびの襲名で、師匠のありがたさを痛感しました」と師匠である八方に対して感謝の思いを語りました。そして、襲名披露公演についても「これがゴールではなく、スタートだと思っています。芸の世界はゴールはありませんので、方向を定めて芸の精進をしたいと思います」と意気込みを語りました。師匠の八方も、このたびの襲名についてご挨拶しました。「菅原道真公に私がお願いしたのは、3月19日、成功することのみを願っています。その日の成功はというと、とくに八天改め七代目月亭文都には、力をいっぱい出していただきたく願っている次第です。どうぞよろしくお願いします」。遊方もご挨拶しました。「この1年ほど、改めまして師匠はもちろんのこと、弟弟子や兄弟弟子の絆を感じています。スポーツで言いましたら、戦っている選手だけでなく、ベンチからも一丸となって応援するということがありますが、一生懸命、文都襲名を応援したいと思います」と月亭一門の絆を改めて語りました。そして八光は、「この月亭から、大きくおめでたいことをさせてもらえるというのがうれしいことです。僕が小学校2、3年ぐらいからでしょうか、遊方兄ちゃんも八天兄ちゃんも来られて、子供の頃は野球に連れて行ってもらったり、遊んでいただいたりしました。僕が忘れられへん思い出は、子供の頃、年末の大掃除をやっていまして、うちの親父が『お前はあっちをせい、お前はこっちをせい』と言うたらみんな『わかりました!』って掃除してたのに、八方が仕事で外出したとたん、3分もしないうちに掃除をほっぽりだし、遊方兄ちゃんと兄弟子たちは僕とファミコンを始め(笑)、『あれ、八天兄ちゃんはどこへ行ったんやろう?』と探したら、壁に向かって黙々と落語の稽古をしていました(笑)。『兵庫船』をやってまして。子供ながらに『なんて真面目な!』と。大掃除こそほっぽりだしましたけど、ひとり落語を練習する姿を思い出し、そのときすでに文都襲名というのがあったんでしょうか? その甲斐があってか、月亭のなかでもダントツでネタ数も多く、文都襲名にもっともふさわしい男やと思います。ひとつ、ごひいきのほど、よろしくお願いします」と語りました。
質疑応答では、ネタ数の多いことで「襲名披露公演では何のネタをするのか?」という質問が。「非常に難しいのが、そうそうたる顔ぶれがズラリと出ますので、文都らしいものを……と思いますが、どうなんでしょう」と迷っている様子。それを聞き、八方が「腹の中ではもう決まってるとは思いますけど、要するに、まだ決まってないということです」と助け舟。
また、現在決定している東京、大阪以外での襲名披露公演の予定を尋ねられ、「まずは、この2公演をがんばるんですが、4月以降も西日本を始め、何カ所かでやらせていただけるかなと思っています。来年の1~2月に、結びの一番ということで、京都のよしもと祇園花月を考えています。それまで1年間あるので、自分のゆかりの地であるとか、いろんな場所でやらせていただけたらと思います」と、各地で開催を考えている様子。
師匠の八方は、「(文都について)大きな名前ですけど、113年前なので当時のことは誰も知らないですし、できればお年寄りからお嬢ちゃま、お坊ちゃまに親しまれる噺家になってもらいたいなと思います」と締めくくりました。満を持してお届けする『月亭八天改メ七代目月亭文都襲名披露公演』、ぜひ足をお運びください!
月亭八天改メ七代目月亭文都『襲名披露公演』
3月19日(火)開場18:45 開演19:15
場所:なんばグランド花月(大阪)
料金:1階席 4500円 / 2階席 4000円
出演:月亭文都 / 笑福亭仁鶴 / 桂ざこば / 桂文枝 / 桂文珍 / 桂南光 / 月亭八方 / 月亭八光
※ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止
※飲食不可
※出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。尚、変更に伴う払戻は行いません。
▼チケットよしもと
〔PC〕http://yoshimoto.pia.jp/event.do?eventCd=1258222
〔携帯〕http://m.pia.jp/yoshimoto/event.do?eventCd=1258222
tel.0570-041-489(Pコード:426-387)
オペレーター0570-041-356(10:00~18:00)
セブン-イレブン、サークルKサンクス、チケットぴあ
劇場窓口、ローソンチケット(Lコード51917)、イープラス
3月30日(土)開場13:30 開演14:00
場所:国立演芸場(東京)
料金:前売指定席 4500円
出演:月亭文都 / 三遊亭小遊三 / 笑福亭鶴瓶 / 立川志の輔 / 月亭八方 / 月亭方正
※出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。尚、変更に伴う払戻は行いません。
▼チケットよしもと
〔PC〕http://yoshimoto.pia.jp/event.do?eventCd=1258075
〔携帯〕http://m.pia.jp/yoshimoto/event.do?eventCd=1258075
tel.0570-041-489(Pコード:426-357)
オペレーター0570-041-356(10:00~18:00)
セブン-イレブン、サークルKサンクス、チケットぴあ
劇場窓口、ローソンチケット(Lコード34402)、イープラス
月亭八方の動画はこちら : http://ynn.jp/u/666/
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