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2013年3月13日 (水)

「彼らしかいない」と監督から指名されたジャルジャル、営業で手を抜くお笑いコンビを好演!

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3月10日(日)、東京・シネマート六本木にて同月9日(土)から公開中の映画『営業100万回』の舞台挨拶が行なわれ、主演のジャルジャル(福徳秀介、後藤淳平)と濱谷晃一監督が登壇しました。

舞台挨拶の最初からボケるジャルジャル。福徳が滑舌の悪い言い方で挨拶すれば、後藤も負けじと「ジャルンジャルンの後藤です」と挨拶します。
今作のオファーを最初に聞いたとき、「ドッキリだと思った」と言うのは福徳。ですが、「廊下でマネージャーと通り過ぎたときに“そういえば”という感じで言われたし、カメラがないことも確認して“わかりました”と返事をしました」とのこと。一方、後藤は「ありがたいなと思って、スケジュールを確認したら4日間だった。え? 映画を4日間で取るの?と思ったけど、燃え尽きようという気持ちで挑みました」と語ります。

実際、4日間の撮影はかなり過酷だったそう。「ずっと寝ないで撮ってたんで、3日目の深夜の撮影は、みんな寝てました」という福徳のコメントに、後藤が「カメラマンさんも寝ながら撮ってましたからね」と付け加えると、お客さんは爆笑。「カメラマンさん、カットかかった瞬間に目を開いてカメラ止めてました(笑)」(福徳)「室内のシーンが多くて、ずっと昼間の体でライトをつけて撮影していたので体内リズムが狂ってきたんやと思います」(後藤)と、撮影を振り返りました。

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本作のふたりの役柄はそのまま、お笑いコンビ“ジャルジャル”の福徳秀介と後藤淳平。自分自身を演じたことについては「恥ずかしい」と福徳。「映画の中で熱いことを言うてるシーンがあるんですけど、後藤が笑かしてきて大変でした。わかりやすい変顔をするならまだしも、鼻の穴を膨らませるとか細かいことをやってくるから困った」と、後藤の顔マネをしながらクレームをつけます。それに対し、「その顔なんなん?」とツッコみながらも、「(劇中も)いつもと変わらない福徳やった。熱い男を演じてますけど、演技してる感じはなかった」と飄々と語り、福徳を追い詰めていました。

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濱谷監督が「(今作は)地方営業で手を抜く芸人の話なんですけど、主演をやるならジャルジャルしかいないと思った」と語ると、ふたりは「誰が手ぇ抜いてるんすか!」「どんなイメージなんですか!」とやんややんや。その勢いに圧倒され、「本人は現状に思うところがあるだろうと思ったんです。“俺らは天才なのに”とか苦悩を抱えてるんじゃないかなと」と慌てて説明する監督。「営業で手を抜いてる役と、僕らのイメージがぴったり当てはまったってことですね?」(後藤)と納得しながらも、「(“俺らは天才なのに”は)ハズい……」(福徳)と照れくさそうです。

MCの出雲阿国から「実際、営業で手を抜いたことは?」と訊かれたふたり。芸歴3〜4年目の頃は感覚がつかめなかったらしく、「コントをやってもウケなかった」(福徳)んだそう。「わかるやろうけど、営業ってムズいでしょ? あそこでウケるのは、相当ムズいんですよ」(後藤)と同意を求められた出雲阿国も、「わかります! たしかに難しいですよね」と頷きます。
そんなふたり、当時の営業ではネタもせず、よく歌っていたそうです。これには、監督もお客さんも大笑い。「(ウケないから)営業はほんまに嫌やった。そこを監督に見抜かれたのかもしれないですね」と語る福徳でした。

これから作品を観るお客さんへのオススメポイントは、三者三様。
「本人役なんですけど、普段の僕らの関係に通ずるところもありました」と前置きしながら、「後藤がコーヒーを僕のカバンの上にこぼして、僕が“おいっ!”って言いながらカバンを拭くシーンがあるんです。その時、こぼした張本人の後藤は拭くのを手伝わない。これは普段もそうなんで、注目してほしい」と、後藤の日常を明かす福徳。
一方、「僕ら以外に、ゆりありくさんが出てるんですけど、お猿さんも一緒の楽屋やったんですね。画面では伝わらないと思いますけど……お猿さんの獣臭がとにかくすごかった」と後藤。「いや、映画の見どころやから」と福徳からツッコまれ、「お猿さん、演技はすごかったですよ!」とフォローします。
濱谷監督は「笑いやユーモアの力を感じられる作品にしたかった。大爆笑はないかもしれないけれど、そういうものを感じてもらえたらうれしいですね。あと、最後のステージのシーンは、ジャルジャルさんのアドリブがたくさん出ているので楽しんでいただければ」とアピールしました。

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沖縄国際映画祭特集上映は、3月9日(土)より、シネマート六本木、小田原コロナシネマワールドなど全国順次公開。半券3枚、5枚でプレゼントに応募できるなども特典もあります。
詳しくは、公式サイト(http://yoshimoto-movie.com/)にてご確認ください。

また、第五回沖縄国際映画祭は3月23日(土)~30日(土)まで、沖縄コンベンションセンターなどで開催されます。
こちら、詳しくは公式サイト(http://oimf.jp/jp/)にてご確認ください!

●作品情報
営業100万回
監督:濱谷晃一
出演:福徳秀介(ジャルジャル)、後藤淳平(ジャルジャル)くまだまさしほか

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