寛平&しずちゃん&再生可能ボーイズが『みんなのMAEMUKI駅伝』ムック本を応援!
4月11日(木)、東京・ヨシモト∞ホールにて『「みんなのMAEMUKI駅伝」ムック本「前を向いて走る。あなたの支えがあったから。」』出版記念トークイベントが行われ、間寛平と南海キャンディーズ・しずちゃんが出席しました。
2012年7月から11月まで、アメリカンホーム保険会社によって行なわれた『みんなのMAEMUKI駅伝』。再発などの不安を抱えるがん経験者やその家族、友人が、前向きに人生を歩みつづけられるお手伝いをしたいという思いからスタートした同企画には、一般応募からのべ1104名のランナーが参加。1本のたすきをつなぎながら、47都道府県、約6000キロのルートを数キロずつ走りました。
同書では、12人の一般ランナーの闘病や駅伝参加のエピソードを紹介。企画に参加した間寛平、都啓一さんのインタビューも掲載されています。
MCのタケトに、「本読んで泣いたやろ? 泣いたやろ?」と何度も訊ねる寛平。「感動はしました。師匠はアースマラソン中にがんが見つかりましたけど、手術しなかったんでしたよね?」と逆に質問され、「いや、トルコを走ってる最中に見つかって、そこから治療したよ」と答えます。「あれ? そうなんですか? ルートは変更したんですか? してないんですかね?」とあやふやに答えるタケトを訝しがりながら、「俺が、どういうルートで走ったか知ってるか?」と切れ込む寛平。「……え~!」と顔を歪めながら、タケトは「でも、師匠と一緒に旅した比企さんって、僕らBコースをルミネに出してくれた人だったんですよ! だから、すごく気にしてました」と必死で弁解します。
さらに思い出したように、「そういえば、解散する前に出演した最後の番組が『明石家電子台』で、その時、師匠からもらった言葉で、僕はいま頑張れているんです」と猛アピール。ですが、覚えていない様子の寛平。「“解散しても、これからが楽しかったら、それでええやん”って言ってくれて、すごく気が楽になったんですけど……覚えてないんですか?」と話しながら、「僕と師匠……今日は会話が噛み合わないですね」と落ち込むタケトでした。
4月6日(土)より、今年も開催されている「みんなのMAEMUKI駅伝」。寛平曰く、「すごく評判がよくて、今年もやろうということになりました。距離も2000キロに伸ばして、参加するメンバーも増えている」そうで、「僕も出場しますんで、ぜひともみなさんには頑張って走ってもらいたいですね」と参加者へエールをおくりました。
タケトから、“いちばん前向きな芸人”と紹介されたしずちゃん。先日行なわれた『第1回アマチュア女子ボクシングチャレンジマッチ』にて、一度敗れた相手にリベンジを果たしました。
「負けた時は落ち込んだと思うけど、どうやって前向きになれたの?」と訊ねられ、「ロンドン・オリンピック出場を目指してやっていたけど、出場できなかったことで一度ボクシングからは離れたんです。それだけに全てを注いでたから、終わったら何をしていいかわからなくなったんですよね」と答えます。ですが、トレーナーの梅津正彦さんががんと戦うことになり、「私にできることは、ボクシングで勝って喜んでもらうことだけ。病気と闘っている本人がいちばん辛いし、精神的な戦いがすごくある。それでも前を向こうと頑張っている方を見て、私ができることは全部やろうと。病気は治せないけど、笑って毎日を過ごせるように周りのみんなで盛り上げていきたい」と再び挑戦を決意したそうです。
先日、リオデジャネイロ・オリンピックの出場資格年齢が40歳に引き上げられるかもしれないという報道が出たそうで、「まだわからない」と慎重に言葉を選びながらも「もう1回挑戦できるチャンスがあるなら頑張りたい」と意欲をのぞかせました。
そんなしずちゃんを、「もし次があるなら、(オリンピックを狙って)頑張ってほしい」と励ます寛平。「“人”っていう漢字は人が支え合ってなると言われたことがあったけど、何を言うてんねんと思っていた自分がいた。でも、ほんまやった。アースマラソンをやったり、病気になってみて、人の有り難みを感じました」と、支えてくれた家族や仲間に感謝していました。
イベント終盤には、諦めず前向きに頑張っているユニット“再生可能ボーイズ”のムーディ勝山、天津木村、三瓶、楽しんごが登場しました。
「ブリトニー・スピアーズが来日した時に真似してくれた」(三瓶)「BIGBANGさんが真似してくれた」(楽しんご)「及川光博さんがライブでエロ詩吟をやってくれた」(天津木村)「2007年紅白出場歌手です!」(ムーディ勝山)など大ブレイクしたものの、時代の波に飲まれて一旦“休憩”せざるを得なくなってしまった彼ら。
「たぶん師匠は僕がブレイクした時、日本にいてはらへんかったんちゃうかなと思うんですけど」と切り出したのは、2008年から2009年上半期ブレイク担当の天津木村。振られた寛平は「いや、最初の頃は観てたよ。でも、ええ感じやで。ネタ自体、おもしろいやんか」と励ましつつ、「しんごちゃん(楽しんご)出て来た時は、誰?と思った。あと、日本に帰ってきたら、マツコデラックスさんとかミッツ・マングローブさんとか出てて知らなんで、ビックリしたよ」と当時を振り返ります。
そんな中、急に新ギャグ「やっちんちん!」をやり始める楽しんご。一人のカメラマンだけが、楽しんごのギャグをシャッターチャンスとばかりにフラッシュを焚き続け、ムーディ勝山が「あの会社、大丈夫ですか?」と心配する一幕もありました。
最近、記者会見への出演回数が激増している彼ら。記者会見用だという4人でのユニットネタのロングバージョンで披露すると、会場は大盛り上がり。さらに、天津木村が「後ろ向きの考えのとき〜〜〜、回れ右したらすぐに前向きになれるか〜〜〜〜、簡単〜! あると思います!」と、“前向き詩吟”で沸かせました。
これに負けじと、寛平も「触覚抜いたん、誰や!」というギャグを披露。「後輩も前向きに頑張ってる。みなさんも前向きに頑張りましょう」と意気込めば、しずちゃんも「再生可能ボーイズの一人ひとりはショボくても(笑)、みんなで力を合わせたら、これだけのパワーが出せるんですね」と感心していました。
囲み取材で、「病気に負けたらいかんと思っていた」と語った寛平。いまも通院しているそうで、「最近あまり調子がよくなくて、なんでかなと思いながら(病院へ)行ったら、いままで治療をしていた体が自力で頑張ろうとしているから、変化が起きてるんやと。このまま頑張ればいいと言われました」と真面目に答えます。ですが、レポーターが神妙な面持ちで「じゃあ、体調は……」と切り出され、「体調は……いくつになっても甘えん坊!」とギャグで返すなど元気いっぱいです。
これからもボクシングに打ち込むというしずちゃん。レポーターから「じゃあ、これからも山里さんは放置ですか?」と訊ねられ、「そうですね。適度な距離感で、前向きにやっていきたいなと思います」とにんまりしていました。
イベント中、タケトから“記者会見荒らし”と呼ばれた再生可能ボーイズ。「有り難いことに営業にも呼んでいただいて、先月の給料の半分が再生可能ボーイズの仕事。これがないと、僕、死んでましたよ!」と天津木村が言えば、「営業では結構喜んでもらえるんですよね。以前は、楽屋のケータリングも2リットルのペットボトル1本しかなかったんですけど、今日はサンドイッチがあった。徐々に認識してもらえてるんですよ」とムーディ勝山も喜びの声をあげます。
そんな彼らに、「飽きられてもやり続ければいいんや」と寛平。「俺なんか、何回“あへあへ”やってる思うてんねん。新喜劇だってそうやろ? 同じことをずっと繰り返してるけど、客はどこで何が来るかわかっていて笑ってくれる。やり続けることが大事なんや」と激励され、「勉強になります」と噛みしめるようにつぶやいていました。
●書籍情報
前を向いて走る。あなたの支えがあったから。
MAEMUKI駅伝ランナー1,104人のメッセージ
定価:1000円(税込)
※収益金の一部は、がん医療の啓発イベントの開催、教育事業、市民へのがん啓発活動などを行なう特定非営利活動法人キャンサーネットジャパンに寄付されます。
発行:インフォレストパブリッシング株式会社
●みんなのMAEMUKI駅伝
公式サイト:http://maemuki-ekiden.jp/
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