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2013年5月 7日 (火)

【ライブレポート】~24時間ノンストップフェス!~TOKYO IRIE CONNECTION 2013 第三部(後半)

5月3日(金)~4日(土)にかけて、東京・Zepp Divercityにて開催された『〜24時間ノンストップフェス!〜TOKYO IRIE CONNECTION 2013』。これは、“友達5000人”のカラテカ・入江慎也が発起人&大会実行委員長となり、その「コネ」を生かしてお笑い、音楽、ファッション、全てを盛り込んでお届けするという、史上最大級のビッグイベントです。
イベントもいよいよ大詰めとなった5月4日(土)の14時~19時に行われた第3部後半は、音楽フェスかと見まごう豪華ミュージシャンたちの競演が実現しました!
まずはキマグレンの登場。「少しでもみんなに夏を感じてもらおうと思ってきました」とVo.のKUREIさん。アコギ1本のシンプルな編成でオーディエンスを沸かせます。長時間いるオーディエンスに、「僕らの音楽が、ちょっとでも眠気覚ましになればいいなと思います」と気遣いも見せつつ、大ヒットチューン「LIFE」を披露。眠気覚ましどころか、大合唱の盛り上がりをみせました。

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続いてはアンダーグラフ。バンド編成で「ツバサ」「遠き日」をクールに演奏します。MCでは、Vo.の真戸原さんが「入江くんとは同い年で、'77年会というのがありまして、そこで出会いました」と、入江との出会いのきっかけを語ります。見た目はとてもクールなのに、話すとノリのいい関西弁で「帽子なんかかぶって『カッコつけてんちゃうん』と思われるかもしれませんが(笑)」と、自虐ネタ(?)も披露し、オーディエンスを笑わせていました。

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ライブの転換の間はお笑いステージが挟まれ、観客を飽きさせません。ここではザ・パンチが登場。浜崎が「相方の松尾が今日、誕生日なんです」と言い、みんなから「おめでとう〜!」と散々祝福された後にそれがウソだと発覚したり、ステージ後ろの巨大モニターに自分が映っているのを振り向いて確認した浜崎が、何度もすごいスピードで振り返るのを見て、松尾に「どんなに急いで振り返っても絶対にモニターの自分とは目は合わないよ!」とツッコまれるなど、キレのいいボケを繰り広げます。
次に登場したのは逗子三兄弟。その名の通り、逗子に住む、本物の三兄弟からなるシンガーソングライター兼ボーカルユニットです。「オレたちは兄弟という絆でつながっていて、兄弟歴は26年にもなるけど、みんなとも音楽でつながっていきたい」(タイガさん)と話したあと、「俺たちからの海をプレゼントしたい」と「SWEET SUMMER STORY」を熱唱。ラストは「両親に向けて作ったウェディングソングを聞いてください」と「純白の花嫁」を歌い上げ、場内は感動ムードに包まれました。

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そんな感動ムードもつかの間、次のお笑いステージではハブが登場。この落差がさすが“IRIE CONNECTION”、と改めて実感します。ハブはおなじみのタイツパフォーマンスを披露。まずは「胃」を表現したあと、「エビフライ」「きのこの山」と次々に変身します。若干グロテスクな「ひよこまんじゅう」のあとはクイズタイム! ピンクのタイツを使って「私はなんでしょう?」と表現したものは、なんと浜崎あゆみのマークでした。最後に、キラキラしたハレー彗星を披露してから、タイツ姿のまま去っていくハブ。地味ながら、かなりウケていたようです。
そんな地味めのタイツ芸のあとは、CLIEVYさん(スーパーハイトーン)とKEENさん(シルキーボイス)の2人組からなるボーカルユニット、C&Kが登場。紅白のスーツに身を包み、女性ダンサー3名を率いた彼らは、華やかなステージでオーディエンスを魅了します。MCは芸人顔負けの面白さの2人。CLIEVYさんが(歌っている間に)「妖精を殺した」「死について一瞬考えた」などのシュールな発言をしたかと思えば、一転してバラード「アイアイのうた」を熱唱するなど、振り幅の広さを見せつけます。ラストの曲「CK目離ぃー娯乱島」では、CLIEVYさんがネズミ(?)のかぶりものをかぶり、なぜか自転車で再登場。さらにはカップラーメンまで食べ始めます。「すみません、舞台の真ん中にラーメンと自転車を……」と言いながら去っていったC&Kの2人。初めて見る人にも強烈な印象を残したことは間違いありません!

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芸人顔負けのパフォーマンスを披露したC&Kに続いて登場したのはポテト少年団。「あんなステージやられちゃ、やりにくいです」と思わずポロッと弱音を吐きつつ、個人名だけでも覚えて帰ってもらおうと、替え歌に乗せてメンバーの名前を歌います。しかし、オレンジレンジの「花」に乗せて「花びらのように散りゆく菊地」など、語呂が悪い覚え方を連発し、まったく覚えてもらえる気配がないままステージは終了したのでした。
続いての登場はSoulJaさん。大ヒットチューン「ここにいるよ」を披露したあとは「この中で夢を持ってる人!」「夢を持ってないとダメだぜ!」とオーディエンスを煽ります。「芸人さんみたいにうまくはしゃべれないし、半分外国人だから日本語もうまくないけど」と前置きしながらも、「日本では『出る杭は打たれる』ということわざがあるけど、そんなのくだらない。出れば出るほどいいんだよ! そんな気持ちを歌った曲です」と「Glory」を熱唱。熱い気持ちの入ったライブをみせてくれました。

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お笑いステージではノンスモーキンが登場します。出だしでいきなり、中尾が178cm、48kgのスレンダーボディを披露。痩せすぎの体で(別の意味での)黄色い歓声を浴びた中尾は「すぐしまいますね〜、ごめんなさい」と、本当にすぐにしまっていました。「あっち向いて大王」のネタも好評で、“なかなかジャンケンしない”という、観ている方もイライラしがちなネタなのに、あっという間に感じられました。
次なる登場は、仙台を拠点に活動するヒップホップユニット、LGYankees。「今日は一緒に楽しみましょう」(HIROさん)という挨拶のあとは、「Eternal」を熱唱します。ゲストボーカリストにNoaさんを迎え、「KO AKUMA」「左手に咲いたリング」「Because」を歌い上げたあと、「すげえ前からこのイベントに出ることをメチャクチャ楽しみにしていました」というHIROさん。ラストはゲストボーカリストに吉見一星さんを迎えての「マジありがとう」。心に沁みる、いいステージでした。

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と、ここで入江、ニブンノゴ!による「Live MAX協賛コーナー」の抽選会が開かれます。抽選でディズニーランドのペアチケットなどの豪華賞品が観客に贈られたこのコーナーですが、余った時間でマラドーナによる「マラドーナクイズ」や、山形住みます芸人・三浦友加の亀田興毅の顔マネなど、瞬間芸(?)も楽しめるコーナーとなりました。
続いては、お待ちかねのHOME MADE 家族の登場!
入江とは同級生だというHOME MADE 家族のメンバー。身長153cm、“日本一小さいMC”と紹介されたMICROさんは「このイベント、すごいね! ミュージシャンでも24時間のイベントなんてなかなかやらないのに、あの小さな体で……って、オレが言うなって話ですけど」とオーディエンスを笑わせます。かと思えば、客席を左右に分けての「Ah Yeah」「Oh Yeah」対決を行い、かけあいがヒートアップしたところで「オレ入江!」と入江が登場。「今日の気分は?」と聞かれ、すかさず入江が「JackPot!」と叫んで次の曲「気分はまるでJackPot!」へ。ラストソング「サルビアのつぼみ」まで大盛り上がりのHOME MADE 家族でした。

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そして、お笑いステージのトリを飾るのはニブンノゴ!。大川の「5階席カモン!」の呼びかけに「5階席なんてね〜よ!」と宮地のツッコミが入ります。さらに宮地がマッチョな体を披露したあと、大川が「オレの体見たい? OK! エッグペン!」と発言。森本に「エッグペンってどういう意味だよ!」と言われ、「たまご…ペン」と、答えにならない答えを言う大川。そして自ら披露したぽっこりおなかを見て、「妊娠線フ〜!!」とテンションアップ。もう誰も大川についていける人はいません(笑)。
うってかわって登場したのは大阪出身の期待度No.1ラッパー、SHUNさん。「こんな、音楽とお笑いが一緒に見られるイベントに出られて嬉しいです」と言ったあと、「Beautiful World」「Thank U」と立て続けに歌います。「メジャーデビューが決定しました」というおめでたい報告の後はラストソング、「LOOK Λ ME」。男性のダンサー2人を従え、歌に踊りに魅せるステージを披露してくれました。

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ラスト、大トリを飾るのは清水翔太さん。「24時間いる人〜?」と聞き、手を挙げたオーディエンスに向かって「ハンパねぇ! 寝るでしょ(笑)」と場を和ませたあとは「24時間イベントの最後に呼んでもらってありがとうございます」とHYのカヴァー、「366日」を。しゃべってる時のいたずらっ子のような表情と歌のクオリティとのギャップが、観るものを酔わせます。ラストソングは、24時間のイベントの締めにふさわしい(?)「マダオワラナイ」を。あえてこの曲を最後に選んだであろう清水さんの気持ちが伝わってくる、素敵なライブでした。

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そしていよいよグランドフィナーレです。入江以下、続々と芸人がステージに登場する中には、HOMEMADE家族の姿も!
まずは24時間フェスコン企画、最後の4組の告白タイムから。なんと、見事4組ともカップル成立! という奇跡的な結果だったのに、なぜか若干浮かない顔の入江。どうやら人の幸せがうらやましくてしょうがないようです。
続いては、さっきも出演し、サプライズ感はうすれたものの、相方・矢部がサプライズ出演。入江への感謝の気持ちを込めた手紙を読み上げます。「16小節のラブソング」のメロディが流れる中、コンビ結成時のエピソードなどを盛り込んだ感動的な手紙を読む矢部。しかし、「がんばった入江くんにプレゼントをしたいと思います」と言ったあたりから、なにやら雲行きが怪しくなります。「入江くんにもっともっと友達を増やしてほしい。今、友達は5000人だそうだけど、6000人にしてあげたいと思います。なので、今から入江くんの携帯番号を読み上げます」と言ったあと、本当に入江の携帯番号を読み上げた矢部に、入江は「ふざけんなよ! ガチのやつじゃねえかよ!」と大パニック! 当然そのあと入江の携帯には着信がひっきりなしにかかってきます。「もしもし」と出ると、やはり客席からの電話。すかさず全員が「う〜〜、イカすぅ!」と反応します。
最後は盛り上がって終わりたい! と、入江の得意な替え歌で「2億4千万の瞳」をみんなで熱唱します。歌い終わったあと、「ボロボロ泣いてるじゃん!」とツッコまれた入江。泣きながらも「本当に24時間、無事に終わることができました。みなさん、ありがとうございました!!」としっかり締めの挨拶をしたあと、最後にみんなで「う〜〜、イカすぅ!」をやって、ついに24時間の長丁場にわたって行われた、のべ入場者数7600人、出演者の芸人・タレントは57組83名、モデル35名、アーティスト&DJが33組82名、ダンサー7組38名という大規模なイベント、『〜24時間ノンストップフェス!〜TOKYO IRIE CONNECTION 2013』は幕を閉じたのでした。

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みんなにイジられ、MCも噛みがちな入江。でも、本当に多くの友人に愛されている芸人なんだな、と誰もが実感した、愛と笑いに満ちたイベントになりました。