NGKで初のパブリックビューイング開催!たむらけんじらがサッカー日本代表にエール
2014年にブラジルで開催されるワールドカップに向けてのアジア最終予選「日本―オーストラリア」のパブリックビューイングが、6月4日(火)、なんばグランド花月にて開催されました。笑いの殿堂・NGKでこうしたスポーツイベントが行われるのは初の試みでしたが、チケットは完売の満員御礼。試合が行われる埼玉スタジアム2002へここ大阪の地から熱い声援を送ろう、日本代表がワールドカップ出場を決める瞬間を見届けようと、多くのサポーターたちが集まりました。
舞台にも、MCを務めるライセンス・井本を筆頭に、客席を埋めたサポーターに負けず劣らずのサッカー好き芸人が大集合! たむらけんじ、笑い飯・哲夫、平畠啓史、吉田たち、バンビーノ、ヘンダーソン、ダブルアート、吉本新喜劇・松浦真也、レイチェルが勢揃いしたほか、2階席にも芸人軍団を送り込み、試合前のひとときを大いに盛り上げました。『ガンバTV 青と黒』(MBS)に出演し、ガンバ大阪所属の選手たちとも親交のあるたむらは、試合前、遠藤保仁選手に「シュートを決めたら、例のやつを」とメールしたことを明かし、「もしかして『ちゃー』が飛び出すかも!」とニヤリ。一方、サッカー経験はあるものの観戦歴が「マラドーナで止まっている」という哲夫は、「なんでカズさんは出てないんですか?」などボケを連発して笑わせました。お笑い界きってのサッカー通である平畠は、「オーストラリアは長身の選手が多いので、見ていてスリルがあるはず」など、要所要所で見どころを紹介。こうしたトークが弾むなか、あっという間にキックオフを迎えました。
試合中は自然と「ニッポン!」コールやおなじみの『凱旋行進曲』が沸き起こり、劇場がスタジアムさながらの雰囲気に。後半に先制点を許したシーンでは、一瞬、落胆が広がったものの、再び熱い声援を送り続け、本田圭佑選手のPKが決まったときには客席のあちこちで歓喜の輪が広がりました。試合はこのまま引き分けとなり、試合終了のホイッスルと同時にワールドカップ出場が決定! この後も芸人と客席が一緒になっての記念撮影を行うなどして、いつまでも大きな「ニッポン」コールがこだまする一夜となりました。
終演後の囲み会見には、たむら、井本、哲夫、平畠が出席。平畠は「(先制点を許し)このまま行ったら悔しいと思っていたところで追いつけて、うれしかった」とホッとした表情。井本は「すごくドラマチックな試合だった」と振り返り、本田選手のPKを「あそこで真ん中に蹴るハートの強さを学びたい」と絶賛。「今日は本田選手から笑いのことまで学べました!」と笑顔で話していました。「言いたかったことを井本が言ってしまったので、今、考えてます」と笑わせたのはたむら。遠藤選手との「『ちゃー』の約束」については、「惜しいのが2本あった。決まっていたら世界中に『ちゃー』が広がるところだったのに」と残念がりつつ、「今日はお客さんが引っ張ってくれた。また(NGKで)スポーツイベントをやりたい」と意気込みました。哲夫も「マラドーナの時代で止まっているので、本田選手、遠藤選手ぐらいしか把握できていませんでしたが、今日は応援の楽しさを思い出させてもらった」とニッコリ。井本とともに「本田選手はひとりで点を取った感があった」「自分の中でシナリオができていたみたい」と盛り上がる場面もありました。
すっかり気を良くしたたむらは「お酒を飲みたい! 今日は経済が回るで~」と経営者の顔(?)もチラリ。ちなみに「炭火焼肉たむら」蒲生本店では、試合当日限定で「日本代表がワールドカップ出場を決めたら20%キャッシュバック」のサービスを行ったそうで、「今ごろ大変なことになっているはず……」。これを聞いた井本は、「『出場を決めたら』じゃなくて『試合に勝ったら』にしとけばよかったのに」と冷静にツッコんでいました。また、「遠藤選手へどんなお祝いメールを送るのか?」と聞かれたたむらは、「もう『ちゃー』はええで、と送ります……」。リクエストはしたものの、「今日、決まらなかったのは、なんか『ちゃー』のせいな気がして……」と弱気な発言。遠藤選手と今野泰幸選手のふたりには「すごくいいプレーをしたのでおごりたい! 何か食べに行こうとメールします」と話していました。
さらに、来年に迫ったワールドカップ本番に向けてエールを求められると、「先はまだまだ長い。ワールドカップでは死ぬほど楽しませて」(井本)、「ワールドカップ出場も5回目。出て当たり前になってきているので、今度はサプライズを見せてほしい」(たむら)、「(本番までの)この1年の間に、もう何人か新しい選手を見てみたい。特に柿谷(曜一朗)選手(セレッソ大阪)に期待」(平畠)とそれぞれが熱く語るなか、哲夫だけが「(前回ワールドカップでPKを失敗した)駒野(友一)選手(ジュビロ磐田)に出てもらって、PKがあったら真ん中に蹴ってもらいたい」とコメント。「そんなん根強く思ってるのお前だけや!」「みんな忘れてるわ!」と周囲からブーイングを受けていました。
とにかく出演者全員がパブリップビューイングを大いに楽しんだ様子で、会見中には「本大会でもぜひここで!」(井本)との声も。それが実現する日を心待ちにしつつ、日本代表のワールドカップ出場決定を存分に喜んだ4人でした。