最新ニュースインタビューライブレポート

« パワープリン DVD vol.3発売決定! | メイン | 「ナマイキ!あらびき団」本日よる7:30よりYNN無料生配信!ゲストはケンコバ »

2013年6月 6日 (木)

【ライブレポート】2014 FIFAワールドカップ アジア最終予選 パブリックビューイングinなんばグランド花月

2014年、ブラジルで開催されるサッカーワールドカップ出場をかけ、アジア最終予選を戦っている日本代表。6月4日(火)に行われたオーストラリア戦は、勝つか引き分けるかでワールドカップ出場が決まるとあって、日本中が固唾をのんで見守る大一番となりました。試合が行われたのは埼玉スタジアム2002ですが、我らが日本代表に熱い思いを届けるべく、そして記念すべき瞬間をともに祝うべく、各地でパブリックビューイングが開催されることに。ここ大阪では、なんと笑いの殿堂・なんばグランド花月にサッカー大好き芸人たちが大集合しました。

19時30分のキックオフを前に、開演前から青いユニフォームに身を包んだサポーターの皆さんが客席を埋め尽くし、劇場内は早くもヒートアップ。ロビーには、スタジアムと同じ雰囲気で観戦してもらおうと、ビールやおつまみを販売するスタンドも設置。スタッフたちが元気な掛け声で盛り上げました。

19時、MCを担当するライセンス・井本が登場。続いてたむらけんじ、笑い飯・哲夫、平畠啓史、さらに吉田たち、バンビーノ、ヘンダーソン、ダブルアートといった5upよしもとメンバーたち、吉本新喜劇の松浦真也、レイチェルが次々とステージに現れると、サポーターの皆さんが手拍子で迎えます。いずれ劣らぬサッカーファンばかりが集まったスペシャルなイベントに、芸人たちも興奮を抑えられない様子です。

Ec7_3397_2Ec7_3399_3

しょっぱなから「先にサッカーボール、次に僕が生まれてきた!」と豪語するたむらには、周囲から軽めのブーイングと爆笑が。とはいえ最近はフットサルチームを結成し、『GAMBA TV 青と黒』(MBS)にも出演している筋金入りのサッカーマニア。「関西のチームは全部好き!」と力強くアピールして喝采を浴びました。哲夫はサッカー経験者ではあるものの、「情報はマラドーナで止まっています」と何やら不安を感じさせる発言。ほかに出てきた名前も「ロマーリオ」などやや古い感が否めず、井本から「今日のメンバーわかってる?」と心配されましたが、「本田選手が子供を抱えて帰ってきたんですよね」と最新ニュースをピックアップして応えていました。「お客さんの層が違いますね」と、熱気いっぱいの会場に驚いたのは、お笑い界きってのサッカー通として知られる平畠啓史。「今日は歴史的な日になる」と熱っぽく語りかけます。5upの若手芸人たちも、サッカー経験者や熱いファンばかり。ダブルアート・池田は、体型から想像もつかない軽やかなフットワークと、強力プッシュ中のギャグ「こっちこっち〜!」を披露。ともにサッカー経験のある吉田たちを、たむらが自身のチームにスカウトしようとして揉める場面も……。とにかく笑いで日本代表を後押しすべく、芸人たちが全力投球ならぬ全力シュートを繰り出していきます。さらに2階席にもサッカー好きの若手芸人を送り込み、会場全体での盛り上げ体制は万全。まずはスターティングメンバーの発表です!

Ec7_3403_3Ec7_3405_2

ここではメンバーを書き出したボードを前に、それぞれ感想を述べたり試合展開を予想。たむらが期待しているのは、プライベートでも親交のある遠藤保仁選手。「シュート決めたら、例のやつを」と試合前にメールしたことを明かし、「もしかしたら、『ちゃー』が飛び出すかも!?」と客席を煽ります。哲夫はここでも、「なんでカズさんは出てないんですか?」とボケまくり。カズこと三浦知良選手は哲夫にとってのファッションリーダーだそうで、試合そっちのけでその魅力を絶賛していました。平畠の注目選手は、「いつもなら岡崎(慎司)選手と言うところだが、今日は香川(真司)選手にビシッと決めてほしい! オーストラリアは長身選手が多いので、そういった点でスリルもあると思う」と見どころを交えてコメント。ダブルアート・池田は「吉田麻也選手と元チームメイトのケネディ選手のマッチアップに期待」と言いつつ、またしても「こっちこっち〜!」と叫び、ギャグ定着に余念がありません。

Ec7_3435_2

ボードのフォーメーションに井本が手を加え、「こういうのも見たいですよね」と前線を香川選手、清武弘嗣選手、乾貴士選手の「元セレッソ大阪」ラインに変更すると、客席から大歓声。平畠はあえて冷静に「もちろん勝ってほしいけど、引き分けでもワールドカップには行ける。ワールドカップに“行くこと”が大事ですから!」とも語っていました。また、先日『歌ネタ王決定戦2013』で見事優勝した松浦は、「日本代表が勝つ確率を歌で!」とおなじみの『NEWS ZERO』のテーマに乗せて「♪ゼロ~」と歌い上げて大ひんしゅく。急いで「オーストラリアが勝つ確率です!」と言い直してことなきを得ていました。

Ec7_3452Ec7_3464_2

いよいよスクリーンにスタジアムの様子が映し出されると、待ちかねたサポーターの皆さんからひときわ大きな歓声が。国家斉唱では、もちろん全員が起立してともに声を合わせました。その後は「ニッポン!」コールが沸き起こり、キックオフと同時にパブリックビューイングとは思えない本気モードの応援に突入。両チームが互いの持ち味を存分に出し合い、なかなか均衡が崩れない前半でしたが、惜しいシュートでは思わず腰を浮かせて声を上げ、ナイスプレーにはその都度、拍手を送るサポーターの皆さん。もちろん芸人たちもステージ上に腰掛け、画面に見入って一喜一憂しています。

Ec7_3492_4Ec7_3497_3

ハーフタイムを挟み、再び芸人たちがステージに登場すると、またまた笑いを交えたトークで後半への期待を盛り上げます。と、ここでヘンダーソン・子安が着ていたユニフォームの秘話が明かされることに。なんと本田圭佑選手が初めて日本代表に招集された時に着用したものだそうで、とあるつてからお母さんが入手したとのこと。こっそり持ち出した貴重な品でしたが、客席から「プレゼントして!」とリクエストされ、大弱りの子安でした。

Ec7_3581_2

後半が始まると、再び沸き起こる「ニッポン!」コール。37分に失点した際は悲鳴と落胆の声が上がりましたが、気を取り直してさらに大きな声援を送り続けると、ロスタイムに入った46分に本田選手がPKを獲得! そのまま自身がゴール正面にシュートを決め、ギリギリのところで同点に持ち込みました。その瞬間、客席はもちろん芸人たちも駆け回って抱き合ってエキサイト! 結果は1―1のドローとなり、日本代表は見事、ワールドカップ出場を世界最速で決めました。サポーターの皆さんと芸人たちは、ザッケローニ監督や選手たちのインタビューも共に見守り、歓喜の瞬間を分かち合っていました。

Ec7_36502_5Ec7_3681

エンディングにはサプライズで、出演者と客席が一緒になっての記念撮影も。井本は「家に帰るまでがパブリックビューイングです。外であまり騒ぎすぎないように!」と呼びかけつつ、「今までいろんなところでパブリックビューイングの司会をさせてもらったが、NGKのお客さんはめっちゃマナーがいい」と大絶賛。「次の機会に、NGKでお会いしましょう!」と締めくくると、会場は再び温かい拍手に包まれました。

Ec7_3700_2