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2013年7月18日 (木)

甲状腺がんより完全復活の河内家菊水丸が盆踊りツアーへの意気込み披露!大照れの入籍報告も

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昨年12月に甲状腺がん摘出手術を受け、今年3月の吉本百年物語「百年感謝、これからもよろしく」のオープニングで復帰、『江州音頭』を見事に歌い上げた河内家菊水丸。初めて櫓に上がって40周年という節目の年である今年も、6月23日(日)の「甲状腺癌完治報告会&大盆踊りツアー2013出陣式パーティー」を皮切りに、夏の風物詩である盆踊りツアーをスタートさせています。7月18日(木)に開かれた記者会見では、現在の心境や意気込みを語るとともに、ハッピーな入籍報告も行いました。

9月21日(土)まで各所の櫓を回るというツアーですが、菊水丸は「声の調子も非常にいい」と手応え十分の様子。「10〜15年間、がんに声帯を圧迫されていましたが、手術でキレイに取り除かれたことで、高音、低温ともに軽く出るようになりました」とコメントしました。また、今年は50歳を迎え、「芸人としてのひとつの区切り。今度は60、70に向かっての新たなスタートになる」とキッパリ。「そういう時期に、スムーズに声を張れるようになって進めるのがありがたいです」としみじみ話しました。さらに、「吉本所属の河内音頭取りはひとり。直接、お笑いには関係していないが、漫才の元祖が玉子屋円辰という河内音頭取りだったという歴史もあり、責任は重いものがある。これまで作ってきたネタを完成度の高いものにしていくなど、目標を高く設定してやっていきたい」と意気込みます。

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6月19日(水)には、日本コロムビアより『河内音頭秘蔵コレクション(6)』を発売しましたが、1年に1枚制作してきた同シリーズとして初めてのオール録り下ろしだそう。その中で歌った『名医と名優』は歌舞伎などでも演じられる物語で、目を患った名優が名医に出会い、再び舞台へ上がるという、菊水丸自身とも重なる内容。「小学校、中学校の頃から聴いていましたが、今まではあまり感じるものがなかった」そうですが、病の経験を経て、「録り下ろし作品を考えるとき、これにしよう!と決めました」。当初の診断では気管切開をせずに治すことはできないと言われ、二度と歌えなくなることも覚悟した菊水丸。そんな時、ある医師と出会い、「気管切開せずに治せる可能性は1%。でも奇跡が起これば100%にもなるんですよ」との言葉をもらい完治に至ったエピソードを交え、音頭に込めた思いを明かしました。

そして、この日はおめでたい話題も! テレビショッピングで知られるタレントの高橋知裕さんと結婚したことを、改めて報告しました。以前からの知り合いでしたが、甲状腺がんの手術後に、励ましの手紙をもらったことをきっかけに親交を深めたそうです。「術後の検査のため、2週間、ヨード(海藻類に含まれる成分)抜きの食事をしなければならず困っていたので、お手紙を返すときにその旨を質問しまして……」と菊水丸。高橋さんは栄養学にも詳しいことから、実際に調理して届けてもらうなど全面的なサポートを受け、二人三脚で復帰への道のりを歩んだとのことでした。

この後の質疑応答でも、質問は入籍の話題に集中。高橋さんの魅力について聞かれると、菊水丸は「料理上手で、ヨード抜きの食事を作る際の選別もすごく細かくやってくれた。検査で『完璧ですね』と褒めていただいたほどなんです」とニッコリ。入籍日も詳しくは明かさず、「薫風が茶の間に吹き込んできた季節、としておいてください」と話すなど、終始、大照れの会見となりました。

暑い日が続きますが、盆踊りシーズン、そして菊水丸の夏はまだ始まったばかり。皆さんも、お近くの櫓に菊水丸が登場する際は、ぜひ足を運んでいただき、円熟の音頭を存分にお楽しみください!

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