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2013年7月22日 (月)

【ライブレポート】ポテト少年団の本当は30代でやりたかった10のこと

7月19日(金)、東京・渋谷公園通りシアターDにて、『ポテト少年団の本当は30代でやりたかった10のこと』が開催されました。

NSC東京3期生のトリオ・ポテト少年団の内藤が今年6月27日に、菊地が今月24日に40歳を迎えるにあたり、30代でテレビに出てやりたかったことを親しき芸人たちと叶えようというライブです。

MCを務めるのは、タケト。本イベントのチケットはなんと発売日に即完売したそうですが、その実、「人気がないと思って、会社がチケットぴあで20枚しか売ってなかったから」だったんだとか。埋まっている客席を見渡し、「皆さんどうやって来たんですか? 置きチケですか?」と訊きながら、笑いを誘います。
3人の願いを叶える芸人として、ガリットチュウ、ナベ、コンマニセンチ、アームストロング・安村、グランジ・大&遠山、LLR、ライス・関町が出演しました。
P1210491 大歓声で迎えられたポテ少。待ってました感が伝わる拍手に、タケトも「∞ホールのパンサー、シアターDのポテ少!」と興奮気味に語ります。

6月に40歳となったものの、「いままでの人生に大した思い出がない」と語る内藤。菊地も「ライブですら、30代のうちに何もできませんでした」と自虐気味に笑いを誘います。
「ここで、念のため訊いておきたい」と、ライブではおなじみになっている菊地の家族についてのやりとりが。
「お姉ちゃんの年齢は?」(タケト)
「55歳」(菊地)
「いや、お母さん!」(全員)
「違う、お姉ちゃん! 訳ありじゃないんですよ!」(菊地)
「じゃあ、お母さんは?」(タケト)
「75歳」(菊地)
「いや、おばあちゃん!」(全員)
「お母さんだって!」(菊地)
てっぱんネタ(?)とあって、この日も観客は爆笑。「笑いごとじゃない。僕は家族の年齢を話しているだけ!」と言い聞かせる菊地に、「じゃあ、姪っ子はいくつなのよ」とタケト。「21歳」と答えた菊地に対して、すかさず「抱きたい女!」と反応した熊谷に、大きな笑いが起こりました。

さらに菊地が「我々3人、全員合わせて116歳」と報告した途端、安村から「人間だったら死んでる! 3人でよかった!」と絶妙なフォローが入りました。
P1210497 1つ目の叶えたかったことは「『笑っていいとも!』に出たかった」。
コーナーでは出たことがあるそうで、「内ちゃんは、タモリさんを間近で観て、言葉を発さずに感動していた」と菊地。3人はレギュラー出演してみたかったそうで、オープニング&「曜日対抗いいとも選手権」をやってみることに。
タモリさん役に安村、いいとも青年隊に大、福田、関町、観客に堀内と伊藤を配し、「さんまさんが出ていた頃の金曜レギュラーで」(菊地)という設定に添って実行しました。
ポテ少のために一生懸命演じる出演者たち、お客さんも拍手や声援で演出を彩ります。そんな様子を見ていたタケトは「お客さんの、ポテ少の夢を叶えてあげたいっていう空気がすごい!」と感動していました。
P1210505 P1210517 続いては、中谷による「流行語大賞を受賞したかった」という夢を叶えることに。「39歳でギリギリ獲りたいので、2年後の設定にしてほしい」ということで、2015年の同大賞の発表会をやってみることに。熊谷、ナベ、安村、竹永という芸人だらけのノミネート者の中から、「あ~ら、皆さん、おげんこ、おげんこ~!」で大賞を受賞し、喜びを爆発させる中谷。相方2人もお祝いに駆け付け、さらには「泣いてんのかと思ったら、ソバすすってましたー!」というおなじみのギャグまで披露。大いに盛り上げます。
P1210520 P1210526 内藤が叶えたかったのは「主演映画の記者発表会で、妻をイラストで紹介する」というもの。「主演映画どうする?」という問いかけに「『嵐を呼ぶ男2』で」と答えたそうで、タケトが「さすが40歳」と感心します。
発表会見後の囲み取材で奥さんのイラストを披露するという設定で、それぞれが配役されてスタート。内藤が「嫁とは僕が『ウチくる?』に出たときに出会って。スタイリストだったんです。プロポーズの言葉は“4人目のポテト少年団にならないか?”でした」と語りながら、女性のイラストを披露すると会場からは大きな拍手が起こります。が、「内ちゃん、“奥さんは素人なんで、写真がない”って言ってた」と後にタケトに指摘されていました(正確には、「奥さんは素人なので、写真を見せることができない」です)。
P1210537 「『情報ライブ ミヤネ屋』を『~オジキ屋』としてやりたかった」というのは、菊地。アシスタント役の川田裕美アナをナベ、コメンテーターのやくみつるさんを大、デーブ・スペクターさんを関町、赤星さんを安村が演じ、レポーターの中山さんとの中継や事件について、考察しました。
そこで、グランジ・遠山が某人気ドラマの主人公を演じる新進気鋭の女優さんに、ラジオ番組にスタッフを通じて花束と手紙を手渡したことが判明。のちにツッコまれてしどろもどろな遠山でしたが、「妹さんが『AGE AGE LIVE』とか観ていたらしくて、俺らのことを知っていた。僕はみなさんの総意として手紙を渡した」と必死で弁解していました。
また、菊地の素晴らしい司会ぶりに、関町は「お昼感が見えた!」と感動しきりでした。
P1210541 再び、3人で叶えたかったことへ。『とんねるずのみなさんのおかげでした』の人気企画「食わず嫌い王に出たかった」というのです。
「“俺が出るなら、あれだな”って考えながら見ていた」と菊地。今年話題の3人とポテト少年団が対戦するという形式で行なわれたのですが、影ナレを託された伊藤が噛み噛み。ぐだぐだする中、1回目の回答で両者が当て、引き分けとなりました。ちなみに、ポテ少側は中谷の“ねぎま”でした。
会場のお客さんに色紙をプレゼントすることになったのですが、「欲しい人!」という問いかけに、ほとんど反応なし。「嘘でも手ぇ上げなさいよ!」とタケトに促されても、まばらにしか上がらなかったお客さんを相手に、「ポテ少カルトクイズ」を出題。それぞれの誕生日など、そこまで難しいお題ではなかったのですが、3問目で3人しか残らず。「譲ってもいいと思う人」で「あぁ、じゃあどうぞ」と手を挙げる人がいたり、ポテ少側ではないほうの色紙を「譲ります」と言い出すなど、ある意味、謙虚で自由なお客さんに「当たっても“やったー!”感がないですね」と苦笑する中谷でした。
P1210554 P1210561 続いては、中谷の「リポビタンDのCMに出たかった」という夢を叶えることに。「お兄ちゃんがスタントマンをやってることもあって、2人で出たかった」というわけで、伊藤と2人で吊り橋から落ちそうになったところで、「ファイトー!」「いっぱーつ!」と声を掛け合うということになったのですが。伊藤のおかしな演技に、出演者がざわつくというハプニングがありました。
P1210575 P1210573 「オリンピックで金メダルを獲りたい」と言い出した内藤。タケトが「小学生の夢じゃん」と茶々を入れると、菊地が「内ちゃんの夢はこれか、熊になりたいかどちらか。中学校の卒業アルバムに“熊になりたい”って書いちゃったんですよ」と驚きのエピソードを披露します。陸上の100メートル走で遠山演じるウサイン・ボルトに勝ち、金メダルを獲得するというミニコントで喜ぶ内藤でしたが、タケト曰く「俺の芸歴17年の中でいちばんの茶番」というものでした。
P1210581 「『タモリ倶楽部』に出たかった」というのは、菊地。「あの番組が大好き。取り上げるテーマも好きなものが多いし、(詳しいことも多いから)観てると8割方出られるなとも思う。今回もやりそうな企画ということで、『もうすぐ完成! 虎ノ門ヒルズに潜入』という設定でやりたい」という願いを叶えるべく、タモリさんに再び安村、建築家に堀内、ゲストに福田という配役で臨みました。
ミニコントの中で、菊地は高層ビルのてっぺんに置かれたクレーン解体についてのうんちくを披露。お客さんからとうなり声があがる中、福田も「いまの感じありそう!」と感服。「この映像を『タモリ倶楽部』に送りつけたら、(出演も)あるんじゃない? いまの知識、タモリさんも好きそう!」と後押しするタケトですが、菊地は「送っても、何これ?ってなるでしょ」と冷静に分析していました。
P1210590 続いては、3人による「『さんま御殿』に出たかった」という願いを叶えることに。「唯一、出演したことがある。近くで観てきたから!」と自信満々の熊谷をMCの明石家さんまに見立てて、出演者を演じる一同。も、終始、雑な振り方をする熊谷に、「これ、熊谷さんがさんまさんをやりたかっただけじゃあ?」と首を傾げる福田。夢の叶ったポテ少は「緊張感があってよかった」(菊地)「キラーパスがハンパない」(中谷)と大満足の様子でした。
P1210596 最後は、「『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』に出たかった」。ビートたけしさんを大、ガタルカナル・タカさんを堀内、永井美奈子アナをナベが演じるなか、人気企画「○×爆破クイズ」をやるも、ぐだぐだに。「これに関してはどうなんですか?」と戸惑いの表情を浮かべる大ですが、「こんなに怪我するクイズやるんじゃないよ!」と合わせ芸を披露するなど、最後まで楽しんでいたポテ少。「よかった」(内藤)「プロフィールに出演番組として書かせていただきます!」(菊地)と意気揚々としていました。
P1210604 さらに、「10年後には『40代でやりたかった10のこと』っていうライブをやりたい」(内藤)「内容はもちろん変わる。『カンブリア宮殿』に出たかった、とかになる」(菊地)と思いを馳せる3人に、タケトは「その時は売れていて、シアターDに凱旋するってなるといいよね」と希望を含ませます。
最後に、「こんなにありがたいライブができるとは思ってなかった」と感謝を述べる菊地。「10個叶えさせてもらいましたけど、芸人として中ちゃんみたいに顔だけで笑いを取れるのはうらやましいと思ってるんです。生まれ変わったら、中ちゃんみたいな顔に…………やっぱ、それはいいわ!」と、最後まで自分らしさを忘れないポテ少でした。
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●YNN
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