「jealkbランキングライブ『二十薔薇ノ推曲2013』」
8月3日(土)、東京・Shibuya O-EASTにて、jealkbランキングライブ『二十薔薇ノ推曲2013』が開催されました。
『二十薔薇ノ推曲』とは、jealkbのファン=ジュアラーの投票によって曲順が決まり、20位~1位を順番に演奏する年に一度のランキング形式のライブ。2010年からスタートし、今回が4回目となります。
第1回・2回は、メインボーカルのhaderuではなく、ギターのedieeがボーカルを務める「ト或コイ」が1位になるという波乱の展開となりましたが、去年はやっとhaderuが1位の曲「恋する日曜日」を歌うことができました。
今年もhaderuが1位の曲を歌えるのか、edieeが返り咲くのか――。総投票数は約6万票(5万9794票)にもなり、ランキングの行方に注目が集まった今回のライブ。会場は、熱いジュアラーたちで超満員となりました。
さっそく発表された第20位は、ももいろクローバーZなどの楽曲を手掛ける前山田健一さんとコラボした「瞳・華」。ステージにはメンバーのdunch、elsa、haderu、ediee、hidekiに加え、振付師集団WAZACREWの3人もダンサーとして登場し、華やかな幕開けを飾りました。続いて、19位にはjealkbのニコ生でユーザーのみなさんから歌詞を募集して作られた「珍満」がランクイン。
2曲続けて演奏した後のMCでは、haderuと観客による「会いたかった?」「会いたかったー!」「バカ、俺らのほうが会いたかったよ!」とおなじみのコールアンドレスポンスが。「『二十薔薇ノ推曲』は、いつも応援してくれているジュアラーのために、何か“祭り”ができないかな、ということでやっている夏の恒例イベント。みんなが作ったセットリストなんだから、責任もって暴れて帰れよ!」というhaderuの呼びかけに、ジュアラーたちもノリノリで応えます。
18位の「傷心マキアート」では全員が楽器を置き、ポップなダンスで観客を魅了する5人。続く17位には、haderuのいたずらから始まってノリで作ってしまった曲「十人十色」がランクインし、客席からざわめきと笑い声が起きます。メンバーもスタッフもランクインするとは思っていなかったそうで、haderuは「慌てて2番作ったわ(笑)」と明かしていました。
そこから「虚無感狂想曲」「堕落」「閉塞」と続き、MCを挟んで13位は、アップテンポなサマーチューン「super special summer」! さらに「黒い砂漠」の後には「makemagic」「キワダタサレタ美貌」と同シングルに収録された曲が連続でランクインし、haderuは「ジュアラーが起こした奇跡だよ!」と、この偶然を喜んでいました。
ライブ中盤のMCタイムでは、elsaが「本当にやりにくいセットリストありがとうございます(笑)」、dunchが「1か月近く前から、特に楽器の3人はスタジオに入って、(ランクインする曲を)予想して練習してたんです。おかげさまで前よりちょっと上手くなりました(笑)。ありがとうございます」と、それぞれの表現でジュアラーに感謝の言葉を。
そんな彼らの思いを反映したかのように、12位にランクインしたのは、結成した当初の曲「HONEY」。メンバーが7人だった頃の思い出の曲であり、最近ではあまりライブで歌わなくなった「HONEY」のランクインに、ジュアラーたちからは大歓声が起きます。演奏中にはモニターに7人だった頃の映像が流れ、思わず涙を流すジュアラーの姿もありました。
「隷従」「リグレラ」「恋心」「killss」と続き、残すは上位4曲。
客席から名残惜しそうな声が起こり、「30曲やって!」「2days!」との声があがると、haderuは「なるほどね、その発想はなかったわ。2日かけてのお祭りにしたほうがいいってことだよね? やったことないことはやったほうがいいもんね。ダメだったら戻せばいいから」と納得し、「よし、来年は2days!」とその場で宣言! あまりの即決にジュアラーたちは驚きつつも、大喜びでした。
第4位の「D.D.D」に続き、第3位として発表されたのは、去年の1位である「恋する日曜日」。
ここで1位候補の「恋する日曜日」が登場するという予想外の展開に、客席はざわつきます。続く2位はなんと、hidekiがメインボーカルをつとめる「DISCHARGE」。
そして栄えある第1位に輝いたのは、10783票というぶっちぎりの得票数を得た「ト或コイ」だったのです! 「ありがとう!返り咲いたぜー!」と大感激のedieeに、泣く泣くマイクを譲るhaderu。
そんなhaderuとhidekiをバックダンサーに従え、晴れやかな表情で歌いあげるedieeなのでした。
こうして、20位~1位まですべての演奏が終了。haderuが「2位からほとんど歌ってません!(笑)」と苦笑すると、会場には大きな笑いが起こりました。
メンバーがステージ袖にハケたあと、会場には告知VTRが流れ、ここでなんと12月にhidekiの第2子が誕生することが発表されたのです! このうれしいサプライズに、会場は祝福ムードでいっぱいに。アンコールのため再びステージに登場したhidekiに対し、ジュアラーたちからは「おめでとう!」とお祝いの言葉が投げかけられていました。
アンコールでは、「積極的受動人間」に続き、haderuの「“みんなで夏に焼き鳥を食べたいね”っていう曲(笑)」という紹介で、新曲「Firebird」を披露。エイサーの要素も取り入れた夏にぴったりの曲で、ジュアラーたちも大盛り上がりです。さらに「暴れるか、渋谷ー!かかってこい!」というhaderuのあおりで「shell」が演奏されると、ヘッドバンギングの嵐と化す客席。ラストはジュアラーに捧げられた曲「jealize」で締めくくられ、熱気に満ちたまま真夏の“祭り”は幕を閉じました。
ライブ中には、11月にSiM、NOISEMAKER、ギルガメッシュとともに東名阪をまわる対バンツアー「Vampire Circuit 2013」を行うことに加え、2014年4月にニューアルバムを発売すること、そして10月からはツアー「丞昇薔薇ノ気流」が決定し、ファイナルは2014年1月4日渋谷公会堂で行われることを発表したjealkb。ますます勢いづく彼らの活動から、今後も目が離せません!
●「Vampire Circuit 2013」
11/1(金) 大阪BIGCAT 開場17:00/開演18:00
11/2(土) 名古屋BOTTOM LINE 開場17:00/開演18:00
11/4(月・祝) Shibuya O-EAST 開場17:00/開演18:00
出演:SiM、jealkb 、NOISEMAKER、ギルガメッシュ
●ツアー「丞昇薔薇ノ気流」
10/5(土) 名古屋E.L.L 開場17:30/開演18:00
10/19(土) 福岡DRUM Be-1 開場17:30/開演18:00
11/9(土) さいたまHeven’s Rock 開場17:30/開演18:00
12/5(木) OSAKA MUSE 開場18:00/開演18:30
ツアーファイナル
2014年1/4(土) 渋谷公会堂 開場17:00/開演18:00
その他詳細は、jealkb オフィシャルサイトhttp://jealkb.jp/index.htmlをチェック!