【ライブレポート】BS吉テレ Presents「笑える?! 怪談ナイト」
8月20日(火)の深夜24時30分より、東京・神保町花月にて『BS吉テレ Presents「笑える?! 怪談ナイト』が開催されました。
今年4月よりBS日テレにて絶賛放送中の『BS吉テレ』。月曜から金曜まで、サバンナ、千鳥、NON STYLE、渡辺直美、南海キャンディーズ・山里亮太をMCとして、さまざまなテーマに沿った番組を展開しています。
第1部では、『BS吉テレ』MC陣が初めて全員集合。8人がそろう機会はまたとないということで、千鳥・ノブよりBS日テレ広報部のオフィシャル撮影が行われることが告げられると、会場は爆笑!「いつでも撮れるやろ?」「よう会うメンバーですよね?」「ここで撮らないといけないのかな?」など全員、訝しがりながらも無事、撮影終了。神主のお祓いを済ませて、いよいよイベントはスタートです!
オープニング怪談を務めるのは、ムーディ勝山。最近推している“ムディ川淳二”キャラで、ブレイクの去った芸人に訪れた恐ろしいエピソードをおどろおどろしく語りました。
その後は、MC陣の怪談話に。
まずは、山里が「怖いのが本当に苦手なんです」と顔をしかめながら、ロケで起こった話を。怖い系のロケはすべて断っているという彼の身に起こったこと。さらに、悲しい結末が……。
そんな話から、サバンナ・高橋は大阪時代、霊が見えるという人の見てもらった話を。「あなたは前世が音楽家、前々世も音楽家。ギターのネタをやったら成功する」と言われたことがきっかけで、犬井ひろしのネタを生み出したそうです! すごい!
続いても、恐がりだというNON STYLE・石田が体験談を。取り憑かれやすい体質だそうで、若手時代、劇場で起こった体験談を語ります。さらに、その理由が非常に恐ろしく……いまだに怯えている様子でした。
眉をひそめ、体を小さくしている石田を見て、「じゃあ、あのときは申し訳なかったなぁ。肝試しに行ったよな?」とノブ。ノブ、石田、ファミリーレストラン・原田とでオバケが出るという噂のトンネルに向かったそうですが、不思議な出来事が3人の身に起こったんだとか。この後、NON STYLE・井上による石田のある出来事によって、“現実に起こったのかわからない、あり得ない話”でひとしきり盛り上がりました。
3番手は、直美。母親が怖いという話なのですが、何度もクイズ形式を入れてくるなど、上記2人が披露した怪談話とは違う毛色に。げらげらと笑う直美に、山里は「真面目に話した俺らが恥ずかしい!」と指摘します。
サバンナ・高橋は、小学生の頃に体験した不思議な話を。笑いを交えながらのエピソードトークに、「ただただ、高橋さんのおもろい話やないですか」とあきれ顔の井上です。
「いまでも疑問やねん」と切り出したのは、サバンナ・八木。も、トーク力ゆえか狙ったような不思議さを出せず、八木が話し進めるたびに笑いが起こるという状況に。たどたどしい説明に、「シェフの調理法が“ゆでる”しかなかったみたい!」と絶妙に喩える山里。ノブも「カラオケボックスを、カラオケモックスって噛むなんて!」と、笑いを堪えきれませんでした。
第2部は、「2丁拳銃のホントの怖い話(小堀 公開ガチ説教!)」。2丁拳銃と修士の奥さんで構成作家の川谷友紀子さんが登場しました。
「小堀さんはだらしないところがある。ダメなところを、今日はズバズバ言ってもらう」(ノブ)ということで、川谷さんより『最近の怖い話ベスト5』が発表されました。
が、この場に及んで悪あがきを見せる小堀。「なんで俺、呼ばれたん? 怒られに来たってこと? そんなことしてないやん!」と声を荒げるも、「怒るようなエピソードがなければ、僕らが謝りますよ」と大悟にたしなめられ、着席します。
ベスト5は……ぜひともオンエアをチェックいただくとして、言い訳しようと焦る小堀が口を開くたびに、「歯切れ悪いなぁ~」「そんなことしてたら、誰も誉めなくなるよ?」など、冷静に的確な指摘をしていく川谷さん。そんな彼女を恐れ、なぜか後輩である大悟に「お前は許さん! バカにしてるやろ!」と噛み付く小堀です。も、出てくるのは、お客さんがドン引きするエピソードばかり。先輩にも関わらず、2位のエピソードではノブが「最低!」と絶叫、1位のエピソードでは大悟が「きちゃねぇ話! げぼが出そうやわ!」と吐き捨てていました。
なんとか場を取り繕おうと必死の小堀でしたが、お客さんのあまりのドン引きぶりに観念した様子。客席をゆっくり見つめながら「なんか……今日はすんません! でも、あんまり嫌わんといてくださいね」と謝罪しました(イベント終了後、神保町花月の外で「今日はありがとうございます~」と、お客さんを見送る小堀でした)。
第3部は「東京に進出したけど思ってたんと違う怖い話」。ネゴシックス、とろサーモン、中山功太、ムーディ勝山、天津・木村と、千鳥と縁の深い芸人たちが登場します。
テレビの収録ということで、気合いの表れか、着物を新調してきたという天津・木村。許される時間帯だと思ったのか、ガッツリとエロ詩吟を披露します。また、ほかの番組で奇行っぷりが取り上げられた中山は、自身を「R-1ぐらんぷりの面汚し!」と明るく紹介。……相変わらず狂気性が見え隠れしています。
「東京に出てきたきっかけ」「東京に出てきて何をしていたのか?」「収入がないときの過ごし方」について赤裸々に語る面々ですが、ノブから話を振られてもたどたどしくしか話せません。そんな様子に「くすぶってる理由がわかりますよね。みんな、当たり前のように噛む」と自虐気味に笑う中山。自らも「人前に出ていなさすぎて、出したい声のボリュームがわからない」と話し出します。も、なんとか爪痕を残そうと思いついたエピソードを必死で語りまくり、ノブから「今日で功太は売れようとしてる!」と苦笑いされていました。
ノブ曰く「今日のメインイベント。楽しみです!」という第4部は、ソラシド・本坊による「現場でマジで死ぬと思った話」。
アルバイトで日雇い労働をしているソラシド・本坊とその相方・水口、彼の苦しいバイト生活をビデオカメラに撮っているとろサーモン・村田が出演。オープニングVTRで、靴底が思いっきりめくれた本坊のスニーカーが映し出されると、客席からは「ひぇ~」という哀愁漂う悲鳴が……まさに怖い話です。
本日は、テレビでは話せないヒジカタ話を(とは言いつつ、もちろんオンエアはあるそうです!)。本坊が日々直面しているキツい労働話に、大きな笑いが起こります。
あまりにもバイトが体に馴染みすぎて、よしもとの社員にも芸人らしくない振る舞いをしてしまったことも……。水口曰く、「こいつが本社でタバコを吸いながら佇んでいたら、警戒心の強いスズメが胸にとまったんですよ!?」と驚愕のエピソードを披露。「死んでるか、木ですね」と静かにつぶやくノブですが、「これからも働いてくださいね」と本坊を激励します。すると、「そうやねん」と突然、顔をしかめ出す本坊。「こうやって話してるから、バイトに行ってもえらい目に遭わないかんと思ってる自分が腹立つ!」と、思わぬ苦悩を口にしていました。
全ブロックでは、とっておきのエピソードを持った若手芸人による怪談話も。
トップバッターを務めたありがとう・ぁみのエピソードは語り口もうまく、MC陣が本気で怖がっていた様子。また、この手の話でよくテレビに出演している井下好井・好井は、知人の心霊写真を披露。「めっちゃ怖なってきた!」と八木が怯える一方、涼しげな表情を浮かべている山里。「山里、聞いてないやろ。怖なったら、耳塞いでた」と大悟に鋭く言われ、「怖くなってきたら『あまちゃん』のことばっかり考えてました」と笑いを誘いました。
その後も、オオカミ少年・片岡の高校時代のエピソード、墓地の番人をしていたという魂の巾着・本多、ポテト少年団・中谷の知人から訊いた話、タカダ・コーポレーション・大貫さんの母親の実体験など、怖い話が続々登場。各地の“住みます”芸人たちも参戦しました。
また、大悟も先日、劇場の入りで体験したというエピソードを語り、ひんやりとさせるかと思いきや、結果、笑いになってしまいました。
11人の怪談芸人からグランプリに輝いたのは、爆笑コメディアンズ・秀作のレンタカーを借りた友人の身に起こった不思議なエピソードに!
「話自体はまぁまぁやったけど、(終わる前に)中山が茶々を入れたのが……いちばん記憶に残った(笑)」と選んだ理由を語る大悟。秀作には優勝特典として、『BS日テレ』出演権が送られました。
なお、本イベントの様子は9月7日(土)BS日テレにて放送決定。ぜひともオンエアをチェックしてください!
●BS日テレ情報
月曜日から金曜日までの24時30分から25時まで放送
MC担当
月曜日:「デジ魂」(デジタル・コンテンツ部)/MC:サバンナ
火曜日:「セールスタイル」(営業部)/MC:NON STYLE
水曜日:「イベンジャーズ」(イベント・事業部)/MC:千鳥
木曜日:「ナオミクローゼット」(ガールズプロジェクト)/MC:渡辺直美
金曜日:「ケンイチ」(47都道府県プロジェクト)/
MC:南海キャンディーズ・山里亮太
公式サイト:http://www.bs4.jp/yoshitere/