若手注目株のラフレクラン! イベント「しゃべれくらん。」について直撃インタビュー
芸歴2年目のラフレクランのイベント第2弾『しゃべれくらん。』が9月18日(水)にヨシモト∞ホールにて開催。このイベント主役の2人に、イベントのことからコンビ結成前のこと、将来のことなどを聞いちゃいました!!
――2回目となる『しゃべれくらん。』は、どんなイベントですか?
きょん 2カ月に1回やらしていただいているレギュラーイベントです。前回はネタ2本と長めのコントとトークと企画をやりました。内容が固定ってわけではないので今回も好きなことをする予定です! とはいっても、現時点ではまだ決まっていませんが(笑)。
西村 何をやってもOKなのは、本当にうれしいですね。実は今回、相方を使ってやりたいことがあって…。
きょん 何、何??
西村 それはまだ秘密。でも、濃いモノができることは間違いないですね。
――長めのコントも見られるのですね。
西村 自分たちのイベントなんで時間を気にせず長尺のコントができるんですよ。
きょん 長尺のコントはいつものと違って、内容の幅が広がって楽しいです。前回は、田舎の少年と都会の少年の出会いと別れを描いたコントをやりました。見に来てくれたお客さんに感想を聞いたら、「笑いあり涙ありの感動大作でした」って言われて…。もうこれ、普通のコントの感想じゃないわけですよ。映画『スタンド・バイ・ミー』のような青春作品を意識して作ったんで思い通りでしたけど(笑)。
西村 単独イベントなんで、いつものネタライブでやっているようなことは避けたいな~という気持ちはあります。このイベントでしかできないことができればいいですね。ただ、ネタの内容や世界観はいつもと変わりません。時間があるので、富士田(注:きょん)がいつも以上に自由にボケている姿を見られるはずです。
――そもそも2人は芸人になる前はサラリーマンだったんですよね。
西村 僕は広島で3年間、アナウンサーをやっていました。
きょん こっちは普通の会社に勤めていましたけど…。
西村 ブラック企業だったんでしょ。
きょん かなりのね。っていうか、相方の経歴は本当にすごいんですよ。
西村 子供のころからスーパーエリートでした(笑)。兄と姉がいるんですが2人とも勤め先は霞ヶ関。兄は政治家で姉は国会議員の秘書、そして僕は漫才師。って、すごい兄弟だと思いません?
きょん その並びの漫才師に少し違和感…。
西村 でもいやらしい話、本当に子供のころから選ばれし人って感じで…。小学校の時は水泳のジュニアオリンピックに選ばれて、高校生までやっていた野球はいわゆるエースでピッチャーの “背番号1”。ピアノも弾けるし、書道も段を持っていて、極めつけはこのルックスでしたから。
きょん 引くくらいモテてたんでしょ。
西村 いや、本当に。
きょん NSCで初めて出会ったとき、なんだこれは!って思いましたよ。このルックスでこの経歴。ちなみに大学は慶應義塾大学。イヤミ以外ないですよ。でも今は、アナウンサー時代の貯金も底をついて、同期と住んでいる家もかなり汚い。もう、僕と同じステージ(笑)。人生、何があるかわからないですよ。
――2人はいつ、お笑いをやろうと思ったのですか?
きょん 僕は大学のころからやろうと決めていましたね。で、お金を貯めるためにも1年間、社会人をやろうと思って、例のブラック企業に入りました(笑)。どこまで自分の精神が耐えられるか判断したいっていう気持ちもあったんで。
西村 そこまで苦労しなくてもいい気がするけど…。やっぱ感覚がイカれてる気がする。僕も大学のころからお笑いをやろうと思っていたんですが、一緒に入ろうとしていた相方が「社会人を1年だけやった方がいい」って言ってきて…。じゃあ就職試験を受けようと。一番早いタイミングで試験があったテレビ局から受け始めたらすぐに合格。その後も金融や大手保険会社なども受かりましたが、最終的にはアナウンサーの道を選びました。
きょん なにそれ。もう終わり終わり! これ以上言ったら鼻につく!!
西村 事実を言っただけなんだけどね(笑)。
きょん まさかこんな経歴の相方を持つとはね…。ちなみに、僕から“コンビを組もう”と言ったように思われがちですが、実は相方から誘ってきたんです。これ覚えておいてください。
西村 富士田くんにビジネスを感じたんで。
きょん また上から目線だね~。本当は悪い子ではないくせに(笑)。
――まだ2年目ですが、将来の目標を教えてください。
きょん もちろん自分たちの番組を持つことです。誰しもがそうだと思うのですが…。
西村 僕は報道番組とかやりたいですね。
きょん こらっ――!! そこは冠番組でしょ。報道番組を持ちたいなら広島に帰ってアナウンサーやり直して!
西村 ハハハ。でも真面目な話、コント番組とかやってみたいですね。人気が出て深夜からゴールデンに昇格する、みたいな。
きょん 夢あるねぇ~。
西村 コントだと富士田くんのキャラが立つはずだし。
きょん そのキャラがブレないようにしたいと思うな。どういう番組に出ても変わらない唯一無二の存在になりたいですね。
西村 今の中堅大御所と言われているような方たちのようになっていきたいです。他事務所になってしまうのですが“くりぃむしちゅーさん”のような、司会もできて自由にボケられる、みたいな形に憧れます。とはいえ、今は何も決めずに色々と挑戦していきたいです。
――今回の『しゃべれくらん。』は、どのような人たちに見てもらいたいですか?
西村 自分たちのことを知らない人に見てもらいたいですね。ありがたいことに、∞ホールのそばではそこそこ「ラフレクランだ!」と言ってもらえるようにはなったんですけど、いざ渋谷のスクランブル交差点を超えてハチ公らへんに行くと誰も知らないわけで…。その壁はかなり高いです。そんなハチ公前にいるような人たちがフラっと来てくれるとうれしいですね。
きょん あと、同世代の30歳手前の人たちにも見てもらいたい! 西村君は29歳なんですが、いつものお客さんにはそういう年齢の人はほとんどいないんで…。スタート時間もちょっと遅めですし来てほしいですね。
――最後に、このイベントの見どころを教えてください!
西村 予想もできない富士田のボケですかね。
きょん それを冷静に見ている西村のツッコミにも期待してください。
西村 って、このかぶせは恥ずかしい!!(笑)
きょん ハハハ。
西村 でもちょっとマジメになりますが、やっぱりネタを見てほしいです。面白いことをちゃんと考えて苦しみながら作ったネタなんで。
きょん ルックスや経歴もあり少し色メガネで見られがちなんですが、ちゃんとした“漫才師”として見てもらいたいです。そしてネタを見た後、「人気の秘密はここにあるんだ~」って思ってもらえたらありがたいですね。
『しゃべれくらん。』
会場 :ヨシモト∞ホール
日時 :9月18日(水) 開場21:15/開演21:30
料金 :前売1200円/当日1500円
チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/
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