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2013年10月 2日 (水)

マンボウやしろが脚本&演出!! 男たちの生きざまを描いた『オカマーズ9』に込めた思いを告白!

マンボウやしろが脚本・演出を担当する舞台『オカマーズ9』が10月8日(火)から神保町花月でスタート。オカマバーに集まる男くさい軍人たちの生き様を描いた笑いと感動を届けるヒューマンストーリー。マンボウやしろが見どころや意気込み、作品に込めた思いについて語ってくれました!!

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――『オカマーズ9』は、どのようなお話なのでしょうか?

戦争が始まってもオレがまず先にいってやるぜっ!!と思ってイキがっている男くさい軍人たちの物語です。いつもイキがっているのですが、いざ戦争が始まるかも...という雰囲気になったら尻込みを初めるんですよ。そんな中、オカマであることが理由で除隊させられた軍人がいるというウワサが流れてきて、自分たちも軍隊にクビになるためにオカマになっていこうと躍起になっていく...。そんな男たちの姿を笑いと感動を含めて描いています。途中からは、男の中の男たちがいかに女性らしく女になっていこうかと努力する姿が中心になっていきます。彼らの気持ちの変化に注目してもらいたいです。


――やしろさんらしい面白い設定ですね。

もともとは2004~2006年くらいに僕が立ち上げていた劇団乙女少年団の作品なんです。この劇団はオカマを題材にした劇を10作品ほど披露したのですが、その最期の作品が『オカマーズ7』で。今回はそれに手を加えて登場人物も増やしてアレンジしています。ちなみに『オカマーズ7』は、子供ができることをきっかけにこの世界から足を洗うと決めた芸人のラスト舞台の作品だったんですよ。初めはちょっとした役だったんですが、いつも一緒にやってきた仲間の最後の舞台になるのかと思うとちゃんと彼を投影した物語にしたくなって...。これまでどういう気持ちで生きてきたのか、今の気持ち、芸人を辞めようと決断した経緯などを全部聞いて作り上げましたね。そんなリアルな男の思いが詰まった物語です。

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――『オカマーズ7』から変化している点があるのでしょうか?

演じる人が前回と違っているのと人数も増えているのでキャラクターの設定は微妙に変わっています。あと、前回の出演者はみんな芸人だったので勝手知ったる...的な感じだったのですが、今回はネイキッドボーイズの俳優さんたちも多く出ていただいているんでいつもとは違う雰囲気になっています。なので僕の気持ちもちょっと変化しているというか...。実は芸人よりも役者さんが多い舞台というのは初めての経験で、まだどうすればいいかよく分かっていないんですよ(笑)。ちなみに出演する芸人は役者さんと一緒にやるのでなるべく演技が上手く、信頼できる人を選んでいますね。


――やっぱり役者さんと芸人さんは違いますか?

もちろん色々違いはありますが、一番は華があるところではないでしょうか。カッコいい人たちが女装するとキレイになる...。この当たり前のシステムを楽しんでいただきたいです(笑)。顔合わせをしたときに即興で軽いお芝居をやっていただいたのですが、それを見ているだけでこの舞台はキレイになるんだろうな~と実感しました。やっぱり女装をするにしても顔立ちや雰囲気っていうのはかなり重要ですから。前回の見たよという方も美しい男たちを見に来てもらいたいですね。

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――今回は脚本と演出を担当されていますが、演じるのとは気分は変わるのでしょうか?

全然違いますよ。自分が舞台に立つだけの方が圧倒的に気が楽です。この夏、後藤ひろひとさんが演出しキングコング西野(亮廣)が脚本を担当した『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!』に出演させていただいたんですが、何も考えずにプレイに専念できましたから。頭を使わず思いのまま役に集中して入り込める...、脚本&演出だと色々考えちゃいますからね。


――考えていることとは?

やっぱりどんなお芝居でも稽古は2週間ほどあるじゃないですか。せっかく時間を割いて練習をするのだったら、全員がおいしくないとダメだと思うんですよ。1人に対してせめて2カ所くらいは見せ場があって輝くところがないと...。実は僕も昔、全然おいしくない役で全然面白くないお話に出演したことがあるんですよ。そんな舞台でも稽古は2週間あって参加しなきゃいけない...。途中で、もうお金なんていらないから遊びに行かして!!って本気で思いましたから(笑)。そういう思いを、せっかく出てくれる芸人さんや役者さんに絶対させたくないんです。そのためには色々考えて作っていますね。


――演者もやっている強みが出ていますね。

なるべく舞台に関わっているすべての人が楽しく、やりがいを感じてもらえるように作ろうとは思っています。その思いが反映されてなのか分かりませんが、チームワークがいいのがうちの組の特徴ですかね。やっぱいい気持ちでやってもらわないと。あと気を付けていることは、当たり前なんですけど楽しい物語を作ろうとしていますね。演者さんも露骨で、話が面白くないとちゃんとやってくれないんですよ。観客はもちろん出演する側の人たちにも楽しんでもらえる作品にしないといい舞台はできないです。とはいっても、芸人の"面白くないネタを作るとスベる"というプレッシャーに比べたら全然マシですけど(笑)。


――そんな楽しい舞台『オカマーズ9』の見どころを教えてください。

強がっている男ほどいざとなったら頼りない...というところをこの目で確かめてもらいたいです。やっぱり口だけではダメなんですよ。色々考えて実行力がないと。女性の方に来ていただくと男を見る目が養えるかもしれませんね。ちなみに僕は、余計なことはあまり話さない男の人がカッコいいと思います。しゃべっていないと落ち着かない芸人なんて全然ダメですよ(笑)。男性の方はこういう男はダメだ!と気づくことも多いかもしれませんね。

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『オカマーズ9』

会場 :神保町花月
日時 :10月8日(火)~14日(月)
8日(火)~11日(金)開場18:30/開演19:00
12日(土)開場13:30/開演14:00 開場16:30/開演17:00
13日(日)、14日(月)開場13:30/開演14:00
料金 :前売4500円/当日5000円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●マンボウやしろの動画はこちら:http://ynn.jp/u/77/


【マンボウやしろ】