今年で5回目のハイキングウォーキング単独ライブ「根斗百烈拳5」! ルミネ公演への意気込みを語ってもらいました!!
11月30日(土)にルミネtheよしもとにてハイキングウォーキング単独ライブ「根斗百烈拳5」が開催。今回で5回目となる全国ツアーへの意気込みや思い、ファイナルの会場であるルミネの印象を直撃しました!!
――ハイキングウォーキングの代名詞でもある全国ツアー「根斗百烈拳」。今回で5回目になりましたね。
松田 おかげさまで毎年やらせていただいているので、やっとやり方が分かってきて準備もなんとなく慣れてきました。今は、“今年も祭りがやってきた!”という感覚に近いです。
Q太郎 年間を通して一番のメインイベントですからワクワクしますね。今回は19本、新ネタコントをやります。
松田 実は、このライブに対しての会議は大体半年前くらいから始めているんですよ。そしてそこからネタを書き始めて形になるのは公演の3か月前くらい。1年の半分くらいはこれに費やしています。もうライフワークみたいなもんです。
――ネタは松田さんが書かれているんですよね。
Q太郎 そういうことになっちゃいます。ですから私は、半年前は特に何もしていないという(笑)。
松田 でも、相方にはお客さんを呼ぶという大事な仕事があるので。僕や作家さんたちが色々考えている間、たくさんテレビに出てもらいハイキングウォーキングのことを有名にしてもらわないと。
Q太郎 ハハハ(笑)。
松田 笑っていますが、かなり大事な仕事です。それがないとせっかく面白いコントを作って見てもらえないですから。
Q太郎 重要なところを担っていますね。
松田 ですね。そして、台本が完成したら程度の流れを説明して「1カ月後に会いましょう」と別れちゃいます。
Q太郎 覚える期間として1カ月あるんですよ。で、1カ月後に「覚えてきました!」「覚えてきてねぇーじゃないか!!」みたいなやり取りを毎回して…。覚えていなくて怒られたりすることもよくあります。松田さんが書いたネタは覚えやすいのですが、他の作家さんのだとあんまり入ってこない…(笑)。やっぱり気持ちが通じているかどうかは重要なんですね。
松田 覚えるのはどっちも苦手で、自分で書いたのに忘れちゃうなんてこともありますから。あと、1カ月の間、何度もネタを見ていると色々気になって変えたりもしますね。どんどん変えて最終的に違うものになったり…。ネタは、本番にかけて少しずつ完成させていきます。
――前回は東京のみでしたが、今回は、札幌・福岡・静岡・東京と4カ所回りますね。各地によって反応は違うものなんですか?
松田 結構違いますね。どこがどうってことはないですが…。みんなイイ感じです。
Q太郎 ワハハハハ。なんか詰まった言い方。
松田 う~ん、それぞれ味があるというか。ラーメンのように、とんこつも美味しいし味噌も美味しい、みたいな感じで。
Q太郎 すごくキレイにまとめましたね(笑)。でもその土地によってやっぱり笑いどころも違います。札幌と福岡だと気候が違うからか、笑いの沸点も違い…。
松田 なるほど。
Q太郎 だから…、う~ん…何か違う…。
松田 この話題、参入しようとして失敗しました?
Q太郎 気づきましたか。なんか邪魔したみたいですね(笑)。
――松田さんの富山、Q太郎さんの新潟と自分たちの地元でライブをしたこともあるんですよね。
松田 今回はないですが、3回目のときに行きましたね。北陸は独特の雰囲気で…。雪が降るせいか、笑い声も埋もれていました記憶があります。
Q太郎 ハハハ(笑)。いつもより丁寧にネタをした思い出があります。でも色々行って思ったのは、笑いの差が出るのはテレビ局の数なども関係するのではないかな?と。富山だとチューリップテレビというTBS系の局があるのですが、開局してまだ20年くらいしか経っていないらしんですよ。
松田 僕が中学生のころにできた局ですから。
Q太郎 僕にとってドリフターズと言えばTBS系の「8時だョ!全員集合」なんですが、松田さんは見られなかったのでフジテレビ系の「ドリフ大爆笑」と思い出が違っているんですよ。2つともコントをしているのですが、「ドリフ大爆笑」はスタジオで「8時だョ!全員集合」は客前。コントに対するイメージも違うのかも知れませんね。
松田 あ~。ライブ感を知っているかどうかってこと大きいかもしれない。
Q太郎 そう。そういう子供のころに感じていた環境の違いによって、笑いどころって違いが出てくるのでは?と思ったりします。
松田 あと富山では、ひと組ががっちりするお笑いライブというものは珍しいと思うんですよ。なかなか単独でまわったりしないと思うので。その中でも、コントばっかりするライブなんて滅多にない。そうなると戸惑っちゃいますよね。
Q太郎 ちなみに僕の新潟なんて、言葉を選ばないでいうとミーハーな人が多いと思います。なんで、一発目は大き目な派手なネタをやった方が食いつきがいいなんてことも…。
松田 このように全国ツアーは場所によって色々違いがあって面白いです。
――今回のラストは東京ですが、東京のお客さんはいかがですか?
松田 ぶっちゃけちょっと厳しい気がします(笑)。シャイというか、スタートしてすぐはあんまり笑ってくれませんね。3、4個目のネタあたりから徐々に笑いが起こるというか…。意外と一番あったかいのは、今回は行けていませんが大阪です。何をやってもウケて、ちゃんと細かいところまで笑ってくれる。反応が敏感ですね。
Q太郎 東京は全国から人が集まってくる場所ですから。日本の縮図というか…。
松田 うん。
Q太郎 …ん!? 僕はこれ以上特にないですが…。
松田 また入ってきたけど何もない(笑)。
Q太郎 ハハハ(笑)。残念。でも今回のトリですから、完成されたコントを見に来てほしいですね。
松田 ルミネという場所は僕らが初めて立った舞台なんで思い入れがあります。僕らにとってホームという感じですか。客層も昔はサラリーマンの方が多かったのですが、最近は老若男女さまざま。こういう経験はそうできないので腕が磨かれている気がします。ルミネは日本一の劇場だといってもいいんじゃないでしょうか。
Q太郎 テレビに出ている芸人も数多く出ていますからね。東京の総本山という感じです。そういう舞台で単独ライブができるのは本当にうれしいです。
――最後に、「根斗百烈拳5」の見どころを教えてください。
Q太郎 見どころ。う~ん…。何ですか、松田さん?
松田 自分が振りかぶったら自分で話しなさい!!
Q太郎 振りかぶって渡すという(笑)。
松田 そんなのはいらないんですが(笑)。…えー、僕たちの単独ライブの特徴といえばたくさんの数のコントをやることなんで、色んなパターンのコントを楽しんでもらいたいです。“卑弥呼様”やコーラを飲む“スーパーイリュージョン”のイメージが強いと思うのですが、そういう一発芸的なものは一切やりません。もともとずっとやっていたコントを見ていただき、僕らを知ってもらえればありがたいですね。
Q太郎 実は初めてテレビに出たのはコントだったんですよ。それから何がどうなったのか、あぁいうことをやるようになって(笑)。
松田 スタイリッシュなコントをやるコンビとしていく予定だったんですが、いつからかゲップをするように(笑)。とはいっても、あれは名刺みたいなものです。あれで僕らの顔を知ってもらい、単独ライブで僕らの中身を知ってもらいたいです。
Q太郎 あと、生のハイキングウォーキングを見てもらえれば。
松田 生…。テレビにはほとんど出ていないので、僕らを見るなら生のライブしかないのですが…。
Q太郎 あっ!? そうだった(笑)。そんな僕らを見に来てください!!
ハイキングウォーキング単独ライブ「根斗百烈拳5」
会場 :ルミネtheよしもと
日時 :11月30日(土) 開場19:00/開演19:30
料金 :前売2500円/当日3000円
チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/
●ハイキングウォーキングの動画はこちら:http://ynn.jp/u/210/
【ハイキングウォーキング】