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2013年11月 1日 (金)

KAORUKOの個展“ENN”がニューヨークで開催中!

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KAORUKOの個展“ENN”が、11月17日より1ヶ月間、ニューヨークのチェルシーにあるMike Weiss Galleryで開催中です。17日(木)のオープニング・レセプションにはコレクター、アート業界関係者などが集い、その日のうちに一番の大作が売れるなど大好評です。


80年代に新井薫子の名前でアイドル歌手活動をしていたKAORUKOは、芸能活動を辞めた後、自らが子供の時から好きだったアートの世界へとキャリアを転換しました。「男性の目を意識して彼らの望むアイドル像を演じた経験から、女性を客観視して見るという視点を身につけました」と語るKAORUKO。アーティストとして制作をする上でもこの視点は変わらず、一環して女性を描き続け、作品の中では女性の内面を赤裸裸に描いています。
ニューヨークで3回目の個展となった今回のテーマ“ENN”は、日本語の“縁”を意味し、縁あって個展に足を運んだ観客が絵の中で描かれる女性達とコミュニケーションを取ることによって作品が完成する趣向になっています。



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“運命の赤い糸”の言い伝えにインスピレーションを受けて制作された「Red String」は、絵の中の女性の小指に赤い糸が結ばれ、その先はキャンバスの外の運命の男性に繋がれているという構図で描かれています。トイレで用を足している女性に、別の女性がトイレットペーパーを手渡す様子を描いた“Vortex”は、まるで姉妹かルームメートの仲良しさんの日常の1風景を描いた様に見えるが、女性の大切な部分を清潔に保ち、強く長いトイレットペーパーは、キャンバスを越えて繋がる永い“縁”を表現しています。


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独特の色遣いや大胆な構図もさることながら、誰もが魅了されるのはそのディテールへのこだわり。京都の呉服屋で自ら手に入れた着物の古典柄をモチーフに、3メートル以上の大型キャンバスに刷られた何層ものシルクスクリーン。アクリル絵の具を使って人物や細かい花柄などの模様を手で描き込み、日本画の筆と墨を使って女性の長い髪を丁寧に1本づつ描きます。背景に浮かぶ金箔の雲は、江戸時代の屏風画からインスピレーションを受けたものだ。小さな金箔を一枚づつ貼り付けるのも全て手作業です。




個展“ENN”開催情報:
期間:10月17日(木)〜11月16日(土)
場所:Mike Weiss Gallery
   520 West 24thStreet
   New York New York 10011





KAORUKOの作品はこちらのサイトからhttp://www.mikeweissgallery.com/artist/_KAORUKO/works/