孤高の“壁の花”芸人として共感!? 中山功太が映画『ウォールフラワー』を絶賛
11月13日(水)、都内で22日(金)より公開される映画『ウォールフラワー』の試写会イベントに、中山功太がスペシャルゲストとして登場。新たな青春映画の金字塔とも言われる同作について、自身の境遇などを絡めてトークを展開しました。
映画『ウォールフラワー』は、『ライ麦畑でつかまえて』の再来と言われ、全米で社会現象となった青春小説が原作。その原作者自身がメガホンをとっての映画化となった今作は、小説家を志望しながら高校では壁際でひっそり日々を過ごす少年が主人公です。そのため孤高の“壁の花”芸人として今回、中山功太にトークゲストとしてお声がかかったわけですが、中山はまず「ま、僕の場合はピン芸人というので必然的に孤独ではありますけどね(笑)。でもほんとうにこの原作が好きで、映画もすごく共感できたし面白かったですね」と感想を述べました。
しかし、最近は「ひとりでカラオケに行くのにハマってる」と“壁の花”具合を垣間見せた中山。「その様子を配信して、リクエストを募ったりして朝までハイボール飲んでます。ってなんかさっき否定するようなことを言いましたけど、ガチの壁の花ですね(笑)。それ以上に“壁の造花”です。しかも造花やのに枯れてるっていう」と自虐トークを繰り広げます。
とはいえ映画では主人公が出逢いを経て、青春が花開くことについて訊かれると、一転真面目モードに。「僕はNSC時代、バッファロー吾郎さんに『キミは面白い』と言われて大きな舞台に出させていただいたんですよ」といい話が飛び出します。「たぶん、この次にそういう人ということでは千鳥の二人なんじゃないかと思うんですよね。これはちょっとかっこいい話ですけど、大悟さんは『俺があと3ランク上に行けたらお前ら全員メシ食わしたる』と。めちゃめちゃかっこええでしょ。で、一方ノブさんはべろべろに酔っぱらって『わしらはダウンタウンさんになる。お前はさんまさんになれ』と若干かっこわるいこと言ってました(笑)」。
なお、R-1を制したものの悩んだ期間、タレントとしてイチからやってみようと映画のエキストラに挑んだり(「ちょっと顔が知られてるのでダメと言って帰されました」)、落語に取り組んだり(「これは真面目にやってます。エロネタが多いですけど」)、バンドでボーカルをやったり(「それもあってのひとりカラオケです」)、4ヵ月で20kgやせたり(もとは84kg!)…となんなら映画の主人公以上に、チャレンジングな芸人人生を送っている中山。今度は、子供時代に特化したあるある物まねを披露します。“中学生が道路でケンカしているときにちょっとだけ醒めてしまうシーン”、“めちゃくちゃ泣きながら怒っていた小学生が友達のはやりのギャグに思わず笑ってしまうときの異常な顔つき”(下の写真)など、文字や静止画で見ると伝わりにくいですが、なかなかの好評ぶりでした。
かつては大阪の番組で映画のコーナーを受け持っていたこともあり、映画に詳しい中山は最後にもう一度作品をPR。「トレインスポッティングとか好きな人は絶対ハマるんじゃないでしょうか。音楽もいいですしね。また今まさに青春時代にいる人はこれを観たら、きっと元気になれると思います!」。
●作品情報 『ウォールフラワー』
チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家を志望する16歳の少年。高校入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられ、ひっそりと息を潜めて日々をやり過ごすことに注力していた。ところが、彼の生活は、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)という兄妹との出逢いにより、一変する。初めて知る友情、そして恋――。世界は無限に広がっていくように思えたが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へ転がり始める…。
原作・脚本・監督:スティーブン・チョボスキー
製作:ジョン・マルコヴィッチ
出演:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー
配給:ギャガ
(C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:http://wallflower.gaga.ne.jp/
11月22日(金)より TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
【中山功太】