思い出はガリガリ君コンポタ味!? 板尾創路が映画『あさひるばん』初日舞台挨拶に登壇!
11月29日(金)、東京・新宿ピカデリーにて映画『あさひるばん』初日舞台挨拶が行なわれ、板尾創路が登壇しました。
この映画は連載35年を迎え、コミック累計発行部数2500万分、映画シリーズ20作を生み出した『釣りバカ日誌』の生みの親・やまさき十三さんが、72歳にして初めてメガホンを執ったもの。原作・脚本も手がけ、人生半ばを過ぎた3人の仲間と手と合わせて夢をつかみ取るという“友情”と“父と娘の絆”をコミカルに描いた温かい作品に仕上がりました。
この日の舞台挨拶には、やまさき監督ほか、主演の國村隼さん、山寺宏一さん、桐谷美玲さん、斉藤慶子さん、西田敏行さんも出演しました。
まずは國村さんが「平日の朝早くから、ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。楽しんでください」とお客さんへの感謝を述べたあと、板尾が挨拶。「國村さんと山寺さんと同級生という役で、松平健さんも同級生です! 同級生やなぁという感じの映画になっております。最後まで楽しんでいってください!」と語りかけると、会場からはクスクスと笑い声が起こりました。
國村さんと山寺さんと同級生を演じた板尾は「夢の同級生」と言いながら、「実際、國村さんは年上なんですけど……でも、同級生でも老けてる奴いますよね。同窓会に行ったら、歯ぁ抜けてる奴もおるし、人生経験の中で松平さんのような年齢の重ね方もあるし」と独特の言い回しで、演じた同級生という関係性を表現。
國村さんと西田さんが釣り対決するというシーンでは、「その場には、僕と山寺さんもいたんですけど、西田さんが差し入れてくれたガリガリ君のコーンポタージュ味がおいしかった。西田敏行から、あのおいしさを教えられる素晴らしさ!」と感嘆すると、「最近、シチュー味も出たんやで~」と優しく応える西田さん。「あれ、思い出したら泣きそうになります。みなさんは“ここでコーンポタージュ味のガリガリ君を食べたんだなぁ”と思いながら、釣りのシーンを観てください!」とアピールする板尾でした。
とにかく息ピッタリの國村さん&板尾&山寺さん。山寺さんが「最高に楽しかった!」と話せば、國村さんと板尾が微笑みながら頷き、桐谷さんから「本当にかわいらしい大人で。私も友だちと将来ああいう関係になれたらいいなと思いました」と言われると、3人ともニンマリ。また、桐谷さんの母親役である斉藤さんが「私も同級生っていう設定なんですよ!」と話すと、笑顔。やまさき監督の「みなさんのおかげを持ちまして、ホットな作品ができたと思います」という言葉には、非常に感慨深そうでした。
また、元高校球児だった監督(1年生時、甲子園へ出場。も、スタンドで応援していたそうです)より、元高校球児だった男たちを演じた3人に『あさひるばん』特製大漁旗のプレゼントが。受け取った板尾は「これはどうしたらいいのか……街で振る?」と笑わせつつも、「監督がずっとお元気で、僕らが2作目、3作目と受け取れるように。毎回、舞台挨拶で授与してもらいましょう」と続編を希望すると、会場からも温かい拍手が起こりました。
●作品情報
あさひるばん
監督・原作:やまさき十三
脚本:塙五郎、やまさき十三
出演:國村隼、板尾創路、山寺宏一、桐谷美玲、斉藤慶子、西田敏行ほか
配給:松竹
http://asahiruban.jp/
【板尾創路】