『スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞』表彰式に 石井一久が登場!
12月4日(水)、都内で『2013 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞』の表彰式が行なわれ、今季限りで日米通算22年間に及ぶプロ野球選手人生を終えた石井一久が、ゲスト出演しました。
この賞は、プロ野球レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ打を放った選手に贈られるもの。2013年は浅村栄斗選手(パ・リーグ/埼玉西武ライオンズ)、長野久義選手(セ・リーグ/読売ジャイアンツ)が選ばれました。
トロフィーと賞金を手渡されて「大変うれしく思っております」と、緊張ぎみだった浅村選手と長野選手。しかしその後、トークセッションのため登壇した石井が「先日スカパーのアンテナの調子が悪くて、業者さんに来てもらったんです。ああでもないこうでもないってやってました」というエピソードを披露すると、会場にいた報道陣・関係者たちから笑いが起こり、両選手の表情も緩んでいきます。
トークセッションは、今シーズンのサヨナラ試合を映像で振り返りながら進んでいきました。
浅村選手の受賞の決め手となったのは、8月7日・西武ドームでの北海道日本ハムとの試合でシーソーゲームの末、ライトスタンドへ放った逆転サヨナラ3ランホームラン。
「サヨナラの場面は雰囲気も全然違いますし、自分がヒットを打てば勝つので、より一層気合いが入ります。楽しみながら打席に入ります」とコメント。そんな浅村選手の印象を聞かれた石井は「この試合も『浅村なんか打ちそうだな』って思っていたら、打ったんです。とにかく勝負強いし集中力がある。コンスタントにいい成績を残しているから本当に頼もしいですね。でも、コンスタントに遅刻もしてたんで(笑)」と、後輩の失態を暴露。またもや会場内の笑いを誘います。
長野選手の受賞の決め手は、8月29日・東京ドームでの阪神戦。延長10回裏でレフトスタンドへ放った弾丸ホームラン。首位攻防3連戦を3連勝で締めくくり、リーグ優勝を大きく引き寄せました。
「チームは1、2戦と勝っていたんですけど、自分は全然活躍できていなかったので、最後の最後に打ててよかったです」と話す長野選手。またもや印象を聞かれた石井は「右方向にも左方向にも器用に打てるので、(バッテリーの)洞察力が必要とされる選手だったと思います。あと、港区によくいる感じがします(笑)」と、偶然飲食店で出会ったエピソードを話しました。
終盤で、漢字一文字で表わした来年の抱負を発表した3人。
浅村選手は“感”。その心は「感謝の気持ちを忘れないように。今年打点王が獲れたのも、監督さんに使ってもらったことや、チームメイトのおかげなんで。あとは感動させられるようなプレーをしたいです」とのこと。続く、長野選手は“一”。「『スカパー!』のパー“”の横に伸ばすところ……じゃなくて(笑)、今年、日本一になれなかった悔しい気持ちを込めています。あとはもう一度、この賞に選んでもらえるようにという思いで選びました」と語ります。
“激”を選んだ石井は、「マイペースなんで、もう少し激しく動こうと思います。1日36時間欲しいタイプなんですけど、まだ24時間しかないからマイペースをやめて激しく動いていきます」と気合い十分。かと思いきや、「ユニフォームを脱がれてどんなふうに過ごしたいですか?」との質問には「のんびりしたいです」と答え、変わらぬ“マイペース”ぶりを発揮していました。
ストーブリーグ真っ最中のプロ野球の世界。来シーズンは、浅村選手・長野選手の更なる飛躍に期待がかかります。同時にマイペース・石井の“激”がどこまで見られるのか。ぜひとも注目(!?)ください!