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2013年12月12日 (木)

『ワラチャン!』優勝はお嬢様フリップネタのたかまつなな! 賞金は教科書に…

日本テレビ開局60周年を記念して制作・放送されている『日本一テレビ』のひとつとして開催された『U-20お笑い日本一決定戦 ワラチャン!』は、12月11日(水)、決勝の様子が生放送され、20歳の女性ピン芸人・たかまつななさんの優勝で幕を閉じました。

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20歳以下のお笑い日本一を決める一大コンテスト『ワラチャン!』には、全国から1278組のエントリーが寄せられ、ビデオ審査、地区予選を経て、8月にはなんばグランド花月、ルミネtheよしもとという東西のお笑いの殿堂で準決勝を開催。
その中から見事8組が決勝へと勝ち残り、本日の放送に至りました。
なお、決勝の審査方法はデータ放送や番組サイトを使った視聴者による「国民投票」で、「イイネ!」が押された支持率(%)で順位をつけ、上位3組が2本目のネタを披露。
さらに2本目のネタを見て1組に「国民投票」をし、得票数によって優勝を决定します。

タカアンドトシ、羽鳥慎一アナウンサーのMCのもと、間寛平、関根勤さんらVIPゲスト、応援サポーターを務めたNMB48、そして決勝進出組に1組ずつ就任した芸人サポート8組が集い、賑やかに番組はスタートします。

まずは、決勝進出した全8組がそれぞれネタ披露。
激戦を勝ち抜いてきただけあって、いずれも個性的なネタで、スタジオの観覧客、ゲスト陣からも爆笑が生まれていました。

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ラパンジール



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からし蓮根



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出口・入口・堀ぐっちー



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たかまつなな



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ドラッパ



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粗品



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ガンキン



以上の8組で国民投票が行われ、上位3組は、1位たかまつなな(84.7%)、2位ドラッパ(73.0%)、3位出口・入口・堀ぐっちー(70.7%)という結果となりました。

その上位3組だけが、再びネタを披露。
そして国民投票の結果は、たかまつななが6万01740票、ドラッパが2万4007票、出口・入口・堀ぐっちーが1万5182票をそれぞれ獲得し、たかまつななの優勝が决定しました。

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生粋のお嬢様育ちで、そのお嬢様ぶりと世間とのギャップをフリップに詰め込んだネタで大会を制したたかまつななさん。
放送終了間際、マイクを向けられると、「うれしゅうございます! お父様、お母様、優勝しました」と、キャラを保ちつつ涙ながらに言葉を発しました。

まだ感動の余韻が残るなか、その直後には、MCを務めたタカアンドトシとともの会見に出席しました。





まず、今の感想を訊かれると、「ホントにホントにうれしゅうございます。今までいろんな人が応援してくださって、やっといい報告が出来ます。今までもなんでお笑いやってるんだって言われたり…」と感謝の言葉を口にするたかまつさん。
放送内では、お母さんから芸人の道を認められてないと告白していましたが、「高校生の時に、『ハイスクールマンザイ』という大会に出させてもらったんですけど、全然地区大会で落ちてしまって、高校生のなかで一番になれなかったら、プロになってもダメだよとずっと言われてたんですよ」といった詳しい経緯も明かします。
それを聞いて、「お母さんも変わるんじゃないかな」(タカ)「否定する理由がなくなっちゃったんですよ。日本一になっちゃったんだよ」(トシ)と声をかけるタカトシ。

ネタに関しても、「20歳以下だから、1本くらい面白いネタあると思ってたけど、2本目はさらに面白かったからね」(タカ)、「クオリティが変わらなかったからね」(トシ)と称賛し、たかまつさんは「うれしぃ…」と喜びを噛みしめました。
さらにタカは、「ドラッパは(ネタが)たかまつななに頼りすぎてた。でも営業はセットで行った方がいいと思うよ」といったアドバイス(?)も。

タカトシの指摘する通り、ネタ2本とも爆笑に包まれていましたが、「こんなにウケたことない」「笑いが起こった時に、どうすればわかんないんですよ」と、これまでにない爆笑に戸惑ったとか。
トシが「笑い待ちね」と言うと、たかまつさんは、先輩芸人たちが使ってるのは聞いてたけど、「“笑い待ち”は伝説の言葉」と思っていたそうです。

彼女の芸人サポートであり、事務所(サンミュージック)の先輩でもあるかもめんたるついては、「事務所ライブの時も、私の出番を袖から見てくださって、こういうところを変えた方がいいんじゃないかとか」と日頃から助言をもらっているとか。
そして決勝前日には、不安に陥り、いろんな人に相談している様子をマネージャーから叱られたそうで、そんな彼女を「マネージャーの言うこと聞かなくていいから」と槙尾さんが励ましたそうです。
さらには2本目のネタの後半、妄想を加速させる部分について「直前までカットしようと思ってたんですけど、かもめんたるさんが“面白いから絶対入れなよ”って言ってくださって。冒険する勇気がなかったんですけど、かもめんたるさんのおかげです」と感謝を述べました。

そんなたかまつさんとかもめんたるの関係を聞いたタカは、「バッファロー吾郎さんなんて、“ご飯いっぱい食え”しか言ってなかったからね。おひつジョークしか(笑)」とガンキンを引き合いに出し、トシが「仲はよかったけどね(笑)」とフォロー。

定番の「賞金(200万円)の使い道は?」という質問には、芸人を志した時から親からの資金援助がなくなり、さらには『ワラチャン!』に向けてアルバイトも休んでいたそうで、「(大学の)教科書も買えなくて、韓国語がついていけなくなっちゃって……」と、どうやら教材にあてるようです。

MCを全うしたタカトシに、大会全体について訊かれると、「なだぎさんが面白かったね。あの短時間でぶっこんできましたから」(タカ)と、粗品の芸人サポートを務めたなだぎ武の独特なマイクの持ち方を絶賛。
その後、トシが決勝最年少ながら、3位に輝いた出口・入口・堀ぐっちーを称えつつ、「できることなら(2本目のネタも)生でやらせてあげたかったね」と言えば、タカも「タレントとして完成してる」と魅力を語ります。

さらに、タカトシの推薦枠で決勝に進出した粗品については、「ウケてたね。惜しかった!」とトシ。
もう1組の神崎パルタとどっちを推薦するか迷ったそうですが、タカも「粗品にしてよかった」と満足気です。

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最後に、目標を訊ねられたたかまつさんは、まずは12月18日(水)に迫ったなかの芸能小劇場での単独ライブへ向けたネタ作りを挙げ、将来の目標としては「社会問題をお笑いを通してわかりやすく伝えられるようになりたい」とし、その志の高さにタカトシも取材陣も感心しきり。
「まだまだできてないので、大学の勉強をがんばって、お笑いの勉強もがんばって、いずれはそうなれれば」とたかまつさんが言うと、「君ならなれるよ」とトシが力強く太鼓判を押しました。


●『ワラチャン!』公式サイト
http://www.ntv.co.jp/warachan/