『日清食品 THE MANZAI 2013』王者は、ウーマンラッシュアワー!!
12月15日(日)、『日清食品 THE MANZAI 2013~年間最強漫才師決定トーナメント!~栄光の決勝大会』が行なわれ、ウーマンラッシュアワーがチャンピオンに輝きました。
日本で最も面白い漫才師を決定する『日清食品 THE MANZAI』。一昨年からスタートした同大会は、2011年にパンクブーブー、2012年にハマカーンという王者が誕生しました。
今年はウーマンラッシュアワー、千鳥、東京ダイナマイト、風藤松原、天竺鼠、オジンオズボーン、レイザーラモン、NON STYLE、銀シャリ、学天即(※予選上位順)が決勝進出。番組のオープニングには尾上松也さんが披露し、紋付袴姿の決勝進出者が冷たい風が吹きすさぶ中、登場しました。
本日の昼間には予選12位から20位、計9組による決勝残り1枠を懸けた『ワイルドカード決定戦』も行なわれました。
ネタ順は、<1>囲碁将棋(予選20位)<2>スパナペンチ(予選19位)<3>ジャルジャル(予選12位)<4>テンダラー(予選14位)<5>どきどきキャンプ(予選17位)<6>磁石(予選16位)<7>和牛(予選13位)<8>流れ星(予選15位)<9>相席スタート(予選18位)。
福永一茂アナウンサー&三田友梨佳アナウンサーがMCを務めるなか、登場した9組。
福永アナは「普段はスポーツ担当で、バラエティが大好き。観るのは好きなんですけど、バラエティの現場の空気がわからなくて……こんなに緊張するのは初めて!」とあたふた。ジャルジャル・福徳に「なんで出はったんですか?」と訊かれても「わかんないです!」と真っ直ぐに答えるなど、戸惑うばかり。「16年やっててこんなに緊張するのは初めて!」と言いながら多くの笑いを起こす福永アナに、おそらくガチガチになっていたであろう芸人の緊張もほぐれたように思われました。
出場コンビ全組が爆発的にウケて、『ワイルドカード決定戦』は1時間ほどで終了。
ネタを終えたばかりの囲碁将棋は「ここまで来れたからには、やるだけやりました」(根建)「あとは弁当食うだけ」(文田)「こいつ、今日もう3食とってます」(根建)と彼ららしいやりとりを。和牛・水田が「普段、大阪で活動してるんですけど、ちょっとでも僕らのことを好きになってくれた人~!」と呼びかけると、客席から数人が挙手します。相席スタート・山﨑は、自身と可憐な三田アナを比べて「こうやって見たら、(自分と)あんまり変わらないなぁと思って。自信が持てました♡」と自己満足に浸っていました。
決勝ファーストラウンドは、レイザーラモン、チーモンチョーチュウ、オジンオズボーン、千鳥によるグループA、学天即、風藤松原、銀シャリ、ウーマンラッシュアワーによるグループB、天竺鼠、NON STYLE、東京ダイナマイト、ワイルドカードを勝ち抜いた流れ星によるグループCにて、順にネタを披露。それぞれ千鳥、ウーマンラッシュアワー、NON STYLEが勝ち抜きます。
その後行なわれたファイナルラウンドでは、NON STYLE、千鳥、ウーマンラッシュアワーの順にネタを披露。審査員の票が大いに割れるなか、ウーマンラッシュアワーが過去最多の1855組の頂点に登り詰めました!
番組終了後の囲み会見は、王者・ウーマンラッシュアワーとともに、最高顧問のビートたけしさん、MCのナインティナインが出席して開かれました。
「めちゃめちゃ嬉しくてテンションが上がってしまいました。ネタ中にも言ってましたけど、相方がネタを書いてくれているので“こいつ、やるな!”と思いました」と興奮冷めやらぬ様子で語ったのは、中川パラダイス。
村本大輔は「千鳥、NON STYLEともに同期。営業の帰りに2組はグリーン車で、僕らは指定席にいつも分かれていたので、“絶対に優勝してグリーン車になったる!”と思ってました。ファーストラウンド終了後、マネージャーからは“いま、黄緑です”と言われました」と噛みしめるように語ります。「10年間ずっと、千鳥とNON STYLEがテレビに出ているところを観て来た。僕らはオーディションも受からなくて、僕に関してはいままでに10人とコンビを組んで解散してきた。そんな性格やと(お笑いを続けるのは)無理と言われていましたけど、いまは“なっ?(間違ってなかったやろ?)”という気持ちです」と、自身を肯定しました。
色々と細かく、厳しい自分に付いてきてくれる相方・中川について、村本は「活かしてくれているというより、我慢してくれていると思う。1本目のネタ終わりも、ほかのコンビは握手している中、僕は“相づちが多い”とダメ出ししていました。そういうところにも耐えてくれているから、忍耐強いと思う」と感謝。それに対して、中川は「10人も解散してきているような相方は、僕が解散を切り出してしまうと誰とも組めないと思う。そういう意味では、逆に(コンビ間で)優位に立てています」と胸を張ります。が、「こういうところが話題になるということは、僕のキャラクターに感謝してほしい!」と畳み掛ける村本に、「嫌なヤツやなぁ〜」と顔をしかめる中川でした。
ビートたけしさんは「毎年、レベルが高くなってアスリートの戦いみたい。(ウーマンラッシュアワーは)現場の勢いの強さで勝ったかな。ベスト3はみんな面白いから、最後は好みになるよね」と総評を。ナインティナインも「みんな、本当に面白かった。圧巻です。すごい後輩やなと思う」(矢部)「(ウーマンラッシュアワーの同期は)当たり年やね」(岡村)と讃えました。
女性関係にだらしのない村本。報道陣から「これからその辺はどうなるのか?」と質問をされると、「THE MANZAI優勝できたということは、公式に(女性へ)手を出すことを認められたということやと思います」と強気な姿勢を崩さず。
ですが、「2本目のネタで、中川さんの背中をぎゅっと握っていたのは何か理由があったんですか?」との問いかけには、「お母さんの手を握っているような感覚で、緊張しているとやっちゃうんですよ」と弱い一面も覗かせます。「強く握っていたら、緊張しているんやなと思う。今日はすごく緊張していたと思います」(中川)と語るほどの強さだったとか。それほどの思いで挑み、掴んだ称号。優勝決定の瞬間に見せた感情の込み上げた表情は本番中では「嘘泣き?」と言われていましたが、本当に込み上げたものがあったのかもしれません。
そんな先輩の勇姿を、報道陣の後ろから静かに見守っていたのは、番組中のワラテンテストで漫才を披露したトレンディエンジェル・斉藤。ウーマンの2人に気付かれて「なんでおるの?」と話しかけられると、「この悔しい瞬間を目に焼き付けておこうと思いまして」と返答。来年の『THE MANZAI』へ、早くも闘志をたぎらせている様子でした。
優勝したウーマンラッシュアワーへは、副賞として日清食品製品30年分が。『笑っていいとも!』『人志松本のすべらない話』『めちゃイケSP』など、フジテレビの人気番組への出演も決定しています。もちろん、優勝賞品であるレギュラー番組も獲得。今後の活躍がますます楽しみです!
●日清食品 THE MANZAI 2013
http://www.themanzai.com/
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