最新ニュースインタビューライブレポート

« 河内家菊水丸映画祭、開催決定! | メイン | ナベアツ監督映画ついに公開!金髪美女からキスのプレゼント »

2010年11月 5日 (金)

おかえりなさい、桂文福!

115

昭和47(1972)年に桂小文枝(のち五代目文枝)に6番目の弟子として入門、なんば、梅田、京都の花月劇場で修行を積み、平成元年に独立。多方面で活躍してきた桂文福が、約21年ぶりに吉本興業に復帰しました。

11月5日に行われた記者会見には一門の兄弟子、三枝と文珍も同席。和気あいあいとした雰囲気のなか、まずは文福が「勝手ながら、吉本に復帰させていただきました。22年間、各地で活動させてもらっていましたが、これからはNGKや京橋花月なんかにもどんどん出させてもらって…。来年は入門40年ですしこれを節目として…♪どうかよろしくお願いします〜」と、歌混じりでご陽気にコメント。

続いて、三枝が「彼が18歳で入門した時からの付き合いで。18歳の子どもを大人にしたのは…ここにいる私と文珍くんでした(笑)。かわいい子には旅をさせよということで、師匠も『勉強してこいよ』という意味で吉本からの独立を認めたんでしょう。吉本さんがまた受け入れてくれたことに感謝すると共に、亡き師匠にも報告をしたいですね」と入門当時のマル秘エピソードを交えながらコメント。

文珍は「私が紫綬褒章をいただいた時、文福くんから電話をもらったんですけど『しゅ、しゅ、しゅ、しゅ…』って、機関車トーマスかと…紫綬褒章ぐらい言われへんのか(笑)。そんな彼も歌を唄うとうまいし、相撲を語らすと大変うまいし、熱心でね…分かってないのは落語だけ(笑)。しかし芸というのは、最終的に人柄というところがありますからね。一門の総領である三枝の兄貴は『しっかり』、2番目は…こないだ選挙に出ました彼が『うっかり』、私は『ちゃっかり』と言われてまして、文福くんは『がっかり』(笑)。こういう子がいるから、落語界が盛り上がるわけで。人望もあって、皆に愛される男でございます」と笑わせながら、文福の愛すべきキャラクターを紹介しました。

文福はライフワークとして地方での落語の普及を行っており、今後もその活動は続けたいとのこと。「落語ブームですが、地方にはまだ落語を聞いたことがない人が多いんです。僕は紀州の田舎もんですから、地方の人の気持ちがよく分かる。僕らが行かんかったら、一生落語を聞かへんって人もいるんです。吉本さんの落語プロジェクトとタッグを組んで、この活動もパワーアップしたい」と、今後の展望を語りました。

最後には、得意の相撲甚句を披露。「よーし、もっと! がんばろかい! がんばろかい!」と記者会見を締めくくりました。

***************************

桂文福おかえりなさい記念興行 懐かしのNGK
『文福よ〜しもっと!! がんばろう会』
12月7日(火) 開演19:00
会場:なんばグランド花月
前売3,500円 当日4,000円(全席指定)
チケット販売:なんばグランド花月劇場窓口、チケットぴあ、セブンイレブン、サークルK・サンクス、ローソンの各お店
インターネット販売:電子チケットぴあイープラス
お問い合わせ:チケットよしもと0570-036-912(受付時間10:00〜19:00)