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2011年1月 8日 (土)

【ライブレポート】京橋ナイト・ステージ『京橋ピンネタコレクション~R-1ぐらんぷりに向けて、仕上げにかかってます~』

 1月7日(金)、ピン芸ばかりを披露する『京橋ピンネタコレクション~R-1ぐらんぷりに向けて、仕上げにかかってます~』が京橋花月で行われました。

 タイトルのごとく、来るピン芸日本一決定戦『R-1ぐらんぷり 2011』の決勝に向けて日夜、しのぎを削っている芸人たちが集結したこのイベント。東西の猛者17人が出演し、得意のネタを次々と披露していきました。

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 MCは昨年の『R-1ぐらんぷり』覇者であるあべこうじと、COWCOW多田が担当。まずは「4組のネタからスタートです!」との掛け声とともに名前を呼ばれたのがくまだまさし、もう中学生、桜 稲垣早希、土肥ポン太。トップバッターのくまだは、からくりが仕掛けられた小道具を駆使した“宴会芸”で会場を沸かせ、二番手のもう中学生は珍しく漫談を。どうやら東京からネタ用の大きな荷物を持参してきたものの、出番直前で内容を変えたのだそう。そして桜 稲垣はおなじみ、『新世紀エヴァンゲリオン』のアスカによるコントを。最後は土肥ポン太が「がんばりすぎて悲劇を招く芸人シリーズ」という名のショートコント集を。土肥によれば、このコントには芸人たちへの様々な教えが盛り込まれているそうで、みな、うんうんとありがたい教え(!?)を素直に聞いていました。

 そして2ブロック目に突入。まずは斎藤紳士によるコント「芸能人の追っかけ」。アイドルグループの追っかけをしている女性を描いたこちら、時折出てくる“上から目線”発言やダジャレが笑いを誘っていました。次に関西の若手ギャガー・山田ひろあきが登場。師匠はサバンナ八木だそうです。「ギャグ100連発!」と雄たけびを上げて、ノンストップで20のギャグを連発し、最後はアンコールギャグまで行いました。続いて登場したのが佐久間一行。頭に羽をつけた原住民のスタイルでの「原住民あるある」を。2ブロックのトリはレイザーラモンRG。オープニングトークで「開演前に楽屋で、RGがバービーボーイズ教室を開いていた」とあべこうじがネタをバラしていた通り、講師のRGによる「バービーボーイズなりきり講座」を。

 お次は3ブロック目。先陣を切ったのが、かたつむり・林。コンビニに強盗に入ったが店員不在、そして・・・という“社会派コント”でした。次に、いがわゆり蚊によるコントが。バリバリのキャリアウーマンが実は・・・、という内容に、女性なら誰もが共感を覚えたのではないでしょうか。そして次は大西ライオン。大西ライオンが誕生するまでの軌跡を描いたミュージカル・コントを楽しませてくれました。4番手はよしもと復帰後初の舞台となる村越周司が登場。ダイナミックで迫力満点のギャグを15連発で披露しました。ラストはCOWCOW山田。得意のイラストを施した“紙めくり”で早口言葉のレッスンを。会場一体となって楽しみました。

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 そしてとうとうラストブロックに。まずは、昨年の『M-1グランプリ』で話題沸騰となったスリムクラブの真栄田が登場。「この星で一番レベルの低い生物」によるコントを繰り広げました。そしてテンダラー浜本によるコントは、とある芸人さんをモデルにしたような内容で。それが誰とは明確にはされませでんしたが、随所にその方を彷彿さえるフレーズが飛び出し、会場を沸かせました。続いてスリムクラブ内間が登場したのですが、口をタオルで縛っての漫談というなんとも前衛的なスタイル。最後には、内間なりのメッセージを残していきました。お次はいよいよ大トリ! パイセンこと矢野 兵動の矢野がさっそうと舞台に現れ、自身が考案したという「パイセン語講座」で締めくくりました。

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 コントに漫談、モノマネ、一発ギャグと様々なスタイルのピンネタで楽しませてくれたこのイベント。出演者の中から誰が今年の『R-ぐらんぷり』決勝の舞台へと駒を進めるのか、これからが非常に楽しみになところです。その『R-ぐらんぷり』、現在は1回戦を行っており、大阪では1月21日に同じく京橋花月で3回戦が、そして29日にはなんばグランド花月で準決勝が開催されます。こちらもどうぞお楽しみに!

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