【ライブレポート】京橋ナイト・ステージ『京橋スペシャルライブ~西川忠志のことをもっとよく知ろう!~ 』
1月26日(水)、京橋花月にて“よしもとロイヤルファミリーのプリンス”こと西川忠志を大フューチャーしたイベント『京橋スペシャルライブ~西川忠志のことをもっとよく知ろう!~ 』が行われました。
MCはランディーズ・中川とすっちー。「僕らも忠志さんのことをよく知らないから、このイベントで知っていきたいと思います! それではお呼びしましょう、西川忠志様でございます!」と丁寧な口調で忠志をステージに呼び込みました。そして、早速1つ目のコーナー「忠志とトークをしよう!」へ。
「吉本新喜劇では稽古をしてから舞台に立のが普通なので、稽古もせずにこうして立つのは初めてです!」と忠志。そして突然、客席に向かって「みんな、楽しみましょー!!」と拳を振り上げ雄叫びを上げての気合入れ。お客さんが「おー!」とレスポンスをしたことで、「皆さんの温かさに僕の緊張もほぐれました!!」とうれしそうな表情を浮かべていました。
さて、このトークコーナーでは、天竺鼠、モンスターエンジン、スマイル、千鳥、ダイアン、レイザーラモンHG/RG、矢野・兵動、川畑泰史が登場。まずは忠志の履歴書を拡大したパネルを元に、これまでの軌跡について。昭和43年生まれの忠志がドラマに初出演したのは5歳のとき、ハーフの子供の役として出たそうです。それから何本かのドラマに出演しつつも、自身が“デビュー作”と言うものは19歳のときに収録したドラマだそうで(オンエア時には二十歳になっていたそうです)、なんとこのとき、プライベートでも未経験だったキスシーンに初めて挑戦することになり……。そのお相手は堀江しのぶさんだったそうです。
また、この履歴書には「特技・趣味」の欄もあったのですが、そこにはいくつもの特技と趣味が箇条書きにされており、中には「ディスクジョッキー」「暗闇で石を投げる」「部屋で用を足す」など気になるものも。これら普段、忠志に抱いているイメージとはかけ離れたものだけに、「どういうことや!!」とステージは軽くパニック。まず、「ディスクジョッキー」というのは、妹の西川かの子が留学中、日本の文化が恋しいだろうからと、カセットテープに忠志がDJになりきってオリジナルの番組を吹き込み、そのカセットを妹のもとへ送っていたそうです。当時、大阪・箕面市に住んでいたことから「かのちゃん、元気~!? ヤング箕面~!!!」と必ず、オープニングで叫んでいたそうです。続いて「暗闇で石を投げる」とは、自宅の前に松林があり、夜になると真っ暗闇なることから、ちょっと石を投げてみたんだそうです。すると、ギャー!!!という悲鳴が聞こえ、徐々に近づいてくる人影。よくよく目を凝らして見ると、弟の広志さんが口から血を流して現れたそうです。前歯が欠けており「何かが飛んできた!」と広志さん、忠志が投げた石が口元に命中したそうです。そして「部屋で用を足す」。これは以前、テレビ番組のロケでアフリカへ行った際、ホームステイ先のトイレの不衛生さにどうしても慣れず、あてがわれていた部屋の中で“大の方”をやってしまいました……というお話でした。
ここで芸人たちから忠志へ質問が。「人を殴ったことはありますか?」と天竺鼠・瀬下。それが1回だけあるそうで、「高校生のとき、学校のグラウンドで。親友が彼女以外の女の子にベタベタしているのを見て、腹が立って“お前、何してんねん!”と言って、殴りました。親友も“悪かった”って謝ってましたね」と忠志。あまりに美しい青春エピソードに千鳥・大悟は「そんなヤツ、おるんですか!?」と声を荒げていましたが、RGによると「約25年前のあるある」だそうです。そんな忠志に瀬下からケンカの手ほどきがあったのですが、まず「メンチを切る」の「メンチ」も知らない様子。とりあえず、人の睨み方を教わっていました。
お次は、「忠志のギャグを考えよう!」のコーナー、村越周司、山田ひろあきのギャガーふたりも参加し、川畑泰史、矢野・兵動 矢野、レイザーラモン、ダイアン、スマイルとともに、ギャグを考案しました。レイザーラモン・HGの新ギャグである、人文字で女という字を作っての「フェー!」やダイアン・津田の「ゴイゴイス」が披露される中、スマイル・ウーウェイよしたかが「忠志さんは目力がすごいので、出会い頭に“ガン見、ガン見、ガン見からの二度見”というギャグはどうですか」と。こちらは先ほどの“忠志流メンチ”を応用してのギャグです。が、忠志に実践してもらったところ、最後の部分が「白目からのメンチ!」に変っていました。また、村越もこのギャグどうですか?とプリンスに不相応な“下品”なギャグを提案。周囲からブーイングが起こる中、忠志は上着を脱いで「やりましょう!」と実践していました。と、様々なギャグが提案されましたが、最終的には“忠志流メンチ”が採用されることに。「今後、吉本新喜劇の舞台でもこのギャグをやりたい」と忠志。気になる方はぜひ、なんばグランド花月へお越しください。
最後は「忠志と“あるある”を考えよう!」のコーナー。こちらには、川畑泰史、矢野・兵動 矢野、ダイアン、千鳥、モンスターエンジンが参加。「最近の“あるある”は歌に乗せるのが流行っているので」とすっちー、見本を見せてくれるのはもちろんRGです。おなじみ、石井明美さんの「CHA-CHA-CHA」に乗せて“西川家あるある”を1曲、披露しました。ちなみにその“あるある”とは、「西川家は、吉本陸上のとき豪華な弁当を持って来がち」。
このコーナーの趣旨は、忠志と“あるある”を考えて、最後は一番お気に入りの“あるある”をRGと一緒に歌ってもらうというもの。テーマ決めから行い、「西川きよし師匠あるある」に。伝説的とも言える“きよし師匠あるある”がいくつも飛び出す中、「CHA-CHA-CHA」に乗せて歌われる“あるある”は、ダイアン・津田が言った「きよし師匠はベランダで(テレビのロケの)エンディングを録りがち」に決定。忠志はRGと一緒にそれを歌ったのですが、これまでのRGが歌う「CHA-CHA-CHA」にはない忠志オリジナルの合いの手がビシビシ入り、京橋花月が揺れるほどの大爆笑に。RGも「こんなあるあるは初めてです!!」と興奮気味に語っていました。
そしてエンディングでは、「こんなに楽しくできたのも、お客様がいてこそです。ありがとうございます!」とさすがはプリンス、丁寧なお言葉をかけてくださいました。また、「第2回もあるときは、今日よりステップアップした西川忠志をお見せしたいです!」と次回に向けて早くも意欲満々のコメントを残しました。初めて共演する若手たちとの舞台を経て、今までとはまた違った魅力を放つであろう西川忠志にこれからもご注目ください!