「M−1グランプリ2010リターンズ」で笑い飯に賞金1000万円贈呈!
昨年12月26日、笑い飯の悲願の優勝で幕を閉じた「M−1グランプリ2010」。そして2月2日(水)、熱い戦いを繰り広げた芸人たちが再集結し、ネタやトークを披露する「M−1グランプリ2010リターンズ」が、なんばグランド花月で開催されました。
司会は陣内智則、月亭八光、ABCの加藤明子アナウンサーの3人。昨年の熱戦を振り返るVTRの後、チャンピオンの笑い飯が、トロフィーを手になんと客席から登場! 舞台へ上がると、お待ちかねの優勝賞金1000万円の贈呈式がスタートしました。
まずは副賞のオートバックス商品券100万円が、同社執行役員店舗販売企画担当の角倉正親さんから授与されます。続いてよしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役会長・水上晴司より賞金1000万円が……と思いきや、笑い飯に手渡されたのは、お盆に乗った何やら怪しげなかたまり。かけられた布を取ってみると、そこには500円玉の山が! 決勝で披露した「小銭の神さん」のネタにちなみ、なんと今年は賞金が500円玉で用意されていたのです。手渡されたのはその一部の20万円分。総量140kgという大ボリュームのため、残りは高く積み上げられ、2人の警備員さんが舞台へ運び込みました。
うず高く積まれた500円玉を前に、しばし絶句する笑い飯の2人。「何回かに分けてでもいいから、持って帰ってくださいね」と陣内に言われ、「エーッ!!」と悲鳴を上げていました。
贈呈式後に行われた会見では、西田が賞金を前に、「なんかお金というより鉄をいただいたみたい。実感が湧かないので、早く両替したいです」とコメント。哲夫は、「小銭の神さんからしたら、500円玉は大銭。1円玉で1000万円かも、と思いましたが、そういえば昔、ドラマ『特捜最前線』で“1円玉で21円以上は貨幣と見なさない”と言ってたなあと、そんなことを思い出していました」と、小銭に関するトリビアを披露していました。
仲間の芸人たちからかけられた言葉で印象に残っているものは?との質問には、「村上ショージさんから『お前ら、獲らんほうがいいのに。今度、残念会しよう』と言われました。素直におめでとうと言わない感じのエールに、グッと来ました」(哲夫)、「中国におられた寛平師匠に電話したら、ちょうど寝ておられたようで、『お金全部ちょーだい』というちょっぴり雑なボケ方をされていたのが印象に残っています」(西田)。また、M−1優勝で仕事が増えたかとの問いには、「いろいろ言ってますが、実はむちゃむちゃ仕事をいただいています。ただ、それをスリムクラブが凌駕しているというだけです」(哲夫)と答えるなど、最終決戦でデッドヒートを繰り広げたライバルの躍進ぶりに、ちょっぴりジェラシー!?なコメントもチラリ。賞金の使い道は、「いっそカバンに入れて竹やぶに捨てようかと」(西田)、「僕は子供たちにランドセルを贈ります」(哲夫)と新旧の時事ネタをからめつつお互いにボケまくるなど、最後まで爆笑の会見となりました。
なお、笑い飯をはじめ、スリムクラブやパンクブーブー、ピースらファイナリストはもちろん、準々決勝、準決勝で涙をのんだ精鋭たちがネタとM−1にまつわるエピソードを披露する「M−1グランプリ2010リターンズ」は、2月20日(日)15:30〜、ABCテレビで放送されます。あの興奮を再び味わえるスペシャル番組、ぜひチェックしてください!