「鬼は外! 福は内!」お初天神で中田カウス・ボタンらが福豆まき
1300年の歴史を持ち、「難波八十島祭(なにわやそしままつり)」の旧跡の一社でもある梅田の露天神社(通称:お初天神)。ここでは、毎年2月3日に節分祭・追儺式(豆まき)が行われ、大勢の参拝客で賑わいます。そして、2012年に創業100周年を迎える吉本興業の「戦後の創業」とも言える旧「うめだ花月」の氏神さまが、実はここお初天神。そんなご縁から、節分祭をさらに盛り上げようと、今年はよしもと芸人が、福豆まきをお手伝いすることになりました。
メンバーは、福々しい笑顔でお馴染みの中田カウス・ボタン。さらに師匠にあやかれと若手からビタミンS、プラスマイナス、女と男の3組が加わりました。
実は芸人たちの登場は知らされておらず、まったくのサプライズ! 参集殿に裃を身に着けた4組が現れると、集まった参拝客から大きな歓声が。「鬼は外! 福は内!」と元気いっぱいに叫びながら、枡いっぱいの豆をまき、皆さんの健康をと幸福を祈願していまいした。
福豆まきの終了後、カウス・ボタンが会見。「僕たちの初舞台はうめだ花月。1回目と2回目の合間に相方とこちらの境内に来て、よくネタ合わせをさせていただきました」とカウスは懐かしい思い出を披露。また、かつてボタンはお初天神すぐそばのお好み焼き店で働いていたそうで、「そこで相方に拉致されて漫才師になりました」と当時の秘話を明かし、笑わせていました。
とにかく2人にとって縁があるというお初天神。「そんな思い出深いところでお手伝いができて、今日は晴れ晴れして気分がいいですね」とカウスが言うと、「ただ、帰ると怖い鬼が1匹いますけどね」とボタン。すかさずカウスから「え? 2匹やろ?」とツッコミが入り、漫才さながらのやりとりで場を沸かせていました。
「どんな福が来てほしいか」との質問には、「今までたいがい福をもらってますから。だからこそ、ここまでやって来れました」(ボタン)、「またこの梅田の地に劇場が……できたらええなあ」(カウス)とそれぞれ答えた2人。カウスは今年、厄が明けたそうで、「今年の僕は強いですよ! 福男です!」と力強く宣言。「僕は生まれてこのかたず〜っと厄ですから」と笑わせたボタンとともに、今年ますますの活躍を誓っていました。