佐久間一行、芸歴15年目にしてついにR-1王者に!
本日2月11日(金・祝)、「東洋水産PRESENTS R-1ぐらんぷり2011」が行われ、8人のファイナリストたちの戦いの結果、佐久間一行がチャンピオンの座を手にしました。
今年からトーナメント制での試合となった本大会。第一試合、佐久間は“井戸のお化け”をモチーフにした軽快なネタでヒューマン中村に勝利。続く第二試合では、民族のふん装でめくり芸を展開し、スリムクラブ真栄田をくだしました。そして最終決戦、勝ち上がってきたAMEMIYAとの一騎打ちでは、“中学校の休み時間”という彼らしいコントで笑いを巻き起こし、7人中6人の審査員の票を獲得。芸歴15年目にして悲願の優勝を果たしました。
放送後の記者会見で佐久間は「まだ信じられないです。決勝進出ですら初めてだったので、この舞台に来れただけで夢みたいだと思っていたのに…」と、実感のわかない様子。
3回ともパターンの違うネタを披露したことに関しては、「普段ライブでよくやっているのが、最終決戦にやったような一人コントなので、元々やっていた形のコントを最後にやりたかった。井戸のネタと民族のネタは、単独のライブのために作った変則的なパターンだったんですが、意外とお客さんや仲間から評判がよかったんです」と解説しました。
賞金500万円は「お世話になった人や、親に返して行きたいです。もちろん、“お世話になった”にはザリガニも含まれています。どんなにイヤなことがあって帰ってきても、水槽を見たらピースしてくれてるので(笑)」と、両親や仲間だけでなく、ペットのザリガニ“Tくん”の水槽をパワーアップさせることにも使いたいと宣言。
また、同期で昨年R-1王者となったあべこうじについては「僕はデビュー当時からピン芸人なんですけど、あべさんはコンビからピン芸人になったので、僕の方がピン芸人歴は長いんです。それなのにあべさんはずっとR-1の決勝に行っていて、僕は行けないことにくやしさがあって。でも、去年から少し考え変わったんです。ちゃんと現状を認めて、決勝に行った人を祝福しなくちゃ自分も祝福される日はこないだろうなと思って、素直にあべさんの優勝を『おめでとう』と感じることができた。今年の準決勝の前日に、あべさんが『がんばって』って声をかけてくれたんですけど、その後に『あ、違う。楽しんできて』と言い直したことがすごくインパクトがあって。あべさんには『楽しめたよ』って報告したいですね」と、共に切磋琢磨してきた盟友への思いを語りました。
副賞として贈られる“冠番組”では、「みんなでコントをやりたい」と語ったさっくん。最後まで仲間への感謝を忘れず、笑顔を振りまくさっくんの姿に、会見はほのぼのとした祝福ムードに包まれました。
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