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2011年2月14日 (月)

【ライブレポート】『テンダラーNGKライブ~Vol.3~』

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2月13日(日)、なんばグランド花月にてテンダラーの単独ライブ『テンダラーNGKライブ~Vol.3~』が行われました。彼らがNGKで単独ライブを開くのは8年ぶり、さっそく1本目の漫才が始まったと思いきや、ステージに現れたのはりあるキッズ・安田と今別府直之。しかしふたりはテンダラーを名乗り、『必殺仕事人』をモチーフにしたテンダラーのネタを披露しています。

と、その時、『必殺仕事人』おなじみのトランペットの音色が場内に響き渡り、客席通路から浜本と白川が登場! ふたりとも着物となかなかに渋い出で立ちです。そして“偽テンダラー”を退治して正真正銘、テンダラーの単独ライブが始まりました。

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まずはお待ちかね、漫才から。テンポよくリズミカルな漫才を約20分、楽しませてくれました。単独ライブだからこそたっぷり聴けたロング漫才ですが、時間の長さを感じさせない、ジェットコースターのようなスピード感もありました。

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お次は、コント『御堂ファミリー夜行バス』を。長距離走行の夜行バスに乗った白川が、浜本扮するバスガイドに翻弄される一夜を描いたこのコント、ラストシーンでは浜本によるキレ味抜群のダンスも披露されました。2本目のコントは、『ペット禁止』。ペット飼育疑惑が持たれているアパートの住人(浜本)と大家さん(白川)との攻防戦を描いたこちら、扉の向こうからは獰猛そうな動物の鳴き声が聞こえてきて……。舞台だからこそ描ける衝撃的な結末でした。

続いて「ゲストコーナー」。昔懐かしいゲームをゲストともに楽しもう!という趣旨のこちら、ゲストはbaseよしもとでのテンダラー単独ライブによく出演していたブラックマヨネーズ。そして司会進行は、ビッキーズ時代の名物だった“ハッピ姿で飴ちゃん撒き”で登場したすっちー、です。会場はこの“三つ巴”に大いに沸きました。

ゲームはコンビが協力し合ってのジェスチャーゲームやギネスに挑戦する「パンツ早履き対決」、「ダンス伝言ゲーム」などが行われ、ギネスに挑戦する「パンツ早履き対決」では、テンダラー、ブラックマヨネーズの4人による個人戦で「1分間にどれだけブリーフを履けるか」を競ったのですが、ギネス記録によると1分間で18枚が世界記録なんだそう。この数字を目安に猛スピードでブリーフを履く4人。そしてなんと浜本が、20枚という記録を打ち出しました! ちなみにここで履かれたブリーフは会場のお客さんに配られていました。また、最後の5つ目のゲームでは、B'z『太陽のKomachi Angel』の曲に合わせてコーラス部分を歌いつつ、空き缶を積み上げていくコンビ対決モノを展開。このゲームは、ブラックマヨネーズのために考案したのだそうです。

単独ライブもいよいよ終盤、続いてはコント「マジックオーディション」を。劇場所属マジシャンのオーディションという設定で、マジック世界大会の優勝経験もあるプロのマジシャン、内田貴光さんを招いて、浜本扮する“プリンセス・ハマコー”とのマジック対決を。クライマックスでは、浜本が段ボール箱の中に入っての剣刺しを内田さんとともに。内田さんの手によって段ボールにいくつもの剣が刺されてゆくのですが、こちらも見事大成功でした!

そしてテンダラーの着替え中に今別府による歌のコーナーが。浜本に1週間、みっちり歌の特訓を受けたという今別府が「雪国」を熱唱しているのですが、着替えが整い次第、歌は強制終了。しかしそのことを知らない今別府は、客席に降りて行き…。と、ここでスーツ姿のテンダラーが舞台に登場して強制終了。そうとは知らず、客席通路で慌てふためく今別府。こちらはテンダラー単独ライブ最多出演を誇る今別府へのミニドッキリでした。

さて、最後の漫才が終了し、エンディングへ。「8年ぶりにNGKで単独ライブをすることになって、最初は1階席が埋まったらいいなと思っていたけど、この光景を見て感動しています!」と浜本。場内は満員御礼、万雷の拍手。また、2月15日に37歳の誕生日を迎える浜本に内緒でケーキのサプライズもあり、「37歳と、41歳のおっさんコンビですが、体のキレを保ってがんばります。白川くんも、もうちょっとキレをよくして、がんばっていきましょう」という浜本の挨拶で幕を閉じました。

この日を皮切りに、これからは年に1回、なんばグランド花月での単独ライブを行っていくテンダラー。来年もどうぞお楽しみに!

なお、この単独ライブの記者会見も行われました。なんばグランド花月で単独を開くことについては、「ミュージシャンにとっての日本武道館のようなイメージを勝手に抱いてて、気合の入り方が違います」と浜本。そして白川も「NGKでやるのは注目度が高いですし、いつものネタライブとはひと味違いますね」と語りました。

また、NGKで単独ライブを開く目的のひとつとして、「今まで賞を取っていないので、『上方漫才大賞』を意識したい」と浜本。今後は年に1回のNGK単独ライブを基軸としていくそうですが、「もしかしたら、1時間くらいのネタライブとかやりたくなったら、小さい劇場でやるかもしれません」とのこと。また、今回もサプライズとして大がかりなマジックが披露されたように、「お客さんの年齢層もだんだん幅広くなってきているので、お子さんにも楽しんでもらえるよう、可能な限り ショー的なサプライズをやっていきたいですね」と浜本。来年の『テンダラーNGKライブ』ではどんなショーを見せてくれるか、こちらも楽しみです!

そして、この8年の間に何が一番変わりましたか?という記者からの質問に「8年前には差し入れとかなかったですけど、今年は西川きよし師匠から、芸人の憧れの寿司屋である『一半』からお寿司の差し入れをいただきました」と浜本。白川も「大きな桶、2つもあって……」と感激した様子で、「師匠から楽屋見舞いをもらえるなんて、うれしい限りです!」(浜本)と喜びを語っていました。

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