「第3回沖縄国際映画祭プログラム発表会見」に監督・出演者ら豪華な顔ぶれが登場
本日2月22日(火)、吉本興業東京本部にて第3回沖縄国際映画祭プログラム発表会見が行われました。
会見にはまず、本日の司会アシスタントを務めるスリムクラブが登場。沖縄国際映画祭宣伝隊長である彼らは、沖縄の伝統芸能・エイサーの恰好で現れ、華やかなオープニングを飾りました。
続いて実行委員会委員長・大﨑洋による挨拶の後、各プログラムの担当者から詳細が発表されました。
まず、『長編プログラム』では、第一回からのテーマである“Laugh& Peace”の冠をつけたLaugh部門、Peace 部門にて、世界各国から選りすぐった15本に加え、よしもと芸人監督作品の3本、吉本興業とTV局バラエティ番組制作スタッフがタッグを組んだTV局映画7本という合計25本の新作長編映画を上映。Laugh部門では、板尾創路監督作品「月光ノ仮面」、木村祐一監督作品「オムライス」、「クロサワ映画2」などが12作品が、Peace部門では、長原成樹監督作品「犬の首輪とコロッケと」、「津軽百年食堂」ほか13作品がラインナップされています。また、『特別上映作品』として、国内外の懐かしいコメディ作品および幻の作品、映画と笑いに長年貢献してきた方々へのリスペクト上映などを予定。昨年惜しくもこの世を去った谷啓さん、藤田まことさんの特集上映を致します。
さらに今年から新たな試みとして立ち上げられた『地域発信型プロジェクト』として、「地域発信型映画」では、日本各地様々な地域の方々と企画、脚本作り、撮影に至るまでイチから作った7本の映画を上映。そして地元愛をテーマに地元を応援するCMの企画を募集した「JIMOT CM COMPETITION」では、映画祭期間内に行われるイベントでグランプリに輝いた作品に賞金47万円が贈られ、地上波でそのCM作品がオンエアされます。
これまでグローバルな視点が多かった沖縄国際映画祭ですが、今年は上記のようにグローバルとローカルを共存させていくプログラムを上映する予定であることが発表されました。
そして会見終盤には、映画祭に出品される作品の監督・出演者がゲストとして登場。
自身の自伝小説を映画化した『犬の首輪とコロッケと』の監督を務めた長原成樹は「大阪の下町で過ごした青春時代を描きました。在日とはなんぞや、恋愛とはなんぞや、親とはなんぞやという映画。かなりいい手応えです」とコメント。
『板尾創路の脱獄王』に続く長編映画二作目『月光ノ仮面』を監督した板尾創路は「戦争から帰ってきた落語家さんたちのお話でございます」と、簡潔に自身の作品を紹介しました。
今年で三年連続映画を出品することになる木村祐一は、最新作『オムライス』について「オムライスを作ろうと買い物に出かけた男の妄想だらけの物語。総勢100人を超えるキャストで彩ってもらいました。明石家さんまさんや、(ダウンタウンの)浜田さん、板尾さんにも出演して頂いています。さんまさんは売れないギャグ漫画家の役で、半分以上アドリブでダジャレを言って頂きました。撮り直しも快く引き受けてくださって、本当に幸せなひと時でした」と、撮影の思い出を語りました。
大ヒットを記録した『ドロップ』に続く監督作品『漫才ギャング』に関して、司会の木佐彩子さんから「また大ヒットの予感はしていますか?」と聞かれた品川ヒロシは「ヒットしてくれたらいいなと思ってますけど、予感はあんまり…(笑)。ヒットしたらいいですね」と、謙遜しながらもヒットへの期待をアピール。
沖縄県宮古島市の地元発信型映画『一粒の種~真太陽の島の大合唱~』に主演した宮古島出身のアーティスト・砂川恵理歌さんは「故郷の宮古島で、336人の島民のみなさんと私の曲を大合唱したんですが、336人がひとつになった時は体が震えるぐらい感動しました」と、印象深かったシーンについて語りました。
大阪府大阪市の地元発信型映画『謝謝OSAKA』に主演した木南晴夏さんは「大阪の人たちの温かさに触れながら、楽しく撮影できました」とコメント。
新潟県十日町市の地元発信型映画『雪の中のしろうさぎ』に主演したフットボールアワー・岩尾は、「地元の方たちがエキストラとしてもスタッフとしても協力してくださって。十日町市に住民票を移したいな、と思うぐらいでした」と、地元の方々とのふれあいに心動かされた様子でした。
静岡県三ヶ日町の地元発信型映画『とんねるらんでぶー』に出演したトータルテンボス・大村は「僕らのセリフは『しのびねぇな』『かまわんよ』の一言ずつだけでした(笑)」、藤田は「静岡の平野部の温暖なほんわかとした雰囲気を伝えられたらと思って、二分間渾身の演技をしました」と、裏話を披露。大村は「一言のセリフをアドリブでだいぶ増やしたので、その努力を見てほしいですね」と、見どころをPRしていました。
会見後の質疑応答では、ブレイク中のスリムクラブに話題が集中。記者から「スリムクラブで映画を撮りたいと思う方はいらっしゃいますか?」という質問がでると、木村は「僕が撮る権利をもらいます! M-1までの軌跡をABC(朝日放送)にお金を出して頂いて撮りたいです」とさっそく構想を語りました。それに対して品川は、「スリムクラブは本当に面白いけど、商業的に難しいかもしれないですね(笑)」を尻込みした様子。
すると、スリムクラブ・内間が「何でもやりますよ!アクションとかやりたいです」と意外なやる気を見せ、ゆっくりとした動きで“正拳突き”を披露。パシャパシャとカメラのフラッシュが向けられましたが、トータルテンボス・大村から「シャッターの無駄だろ!」とツッコまれていました。
沖縄国際映画祭は、3月18日(金)~27日(日)の期間、第1会場の沖縄県宜野湾市 沖縄コンベンションセンター及び周辺地区と、第2会場の那覇市、桜坂劇場および国際通り周辺・北谷町および周辺小学校を中心に開催されます。『長編プログラム』『特別上映作品』『地域発信型プロジェクト』に加え、TV番組の海外共同制作を目的とした新しいビジネススキームを開発する『沖縄コンテンツバザール』、レッドカーペットなどのセレモニー、ビーチステージでのネタなど様々なイベントを予定しています。
進化を続ける沖縄国際映画祭に、ご期待ください!
●沖縄国際映画祭
http://www.oimf.jp/jp/
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