よしもとニュースセンター : 【ライブレポート】『リサイクル大喜利～お笑いエコ選手権～』

２月２２日（火）、ヨシモト∞ホールＯＳＡＫＡにて、『リサイクル大喜利～お笑いエコ選手権～』が開かれました。この『リサイクル大喜利』とは、面白い大喜利の答えを別の方法でリサイクルし、もうひと笑い起こそうという、エコロジー感あふれるライブのこと。また、各大喜利とも優秀回答者を決定し、最終的に成績のよかった人へ「エコキング」の称号が与えられるとのこと。エコキングは誰になるのか、回答者は椿鬼奴、ダイアン・西澤、ギャロップ・林、銀シャリ、かまいたち・山内、藤崎マーケット、天竺鼠・川原という顔ぶれです。そして千鳥・ノブのＭＣのもと、『リサイクル大喜利』はスタートしました。

まずは普通の大喜利から。「スケッチブック大喜利」と題し、お題に沿った答えをスケッチブックに書き込んで発表してきます。

１つ目のお題は「コンビニの店員がよく言う言葉第１位は『温めますか？』ですが、第１００位は？は何？」。このお題に対し、「いつもより多めに温めております」（藤崎マーケット・田崎）。「それローソンや！」（銀シャリ・鰻）。「温まっております」（天竺鼠・川原）「そのタイプの電池買う？」（ダイアン・西澤）などの回答が上がりました。

２つ目は「『集合写真を撮ろう』や『道案内をしよう』でおなじみの「ぷいぷい」に、まさかの新コーナーが。何？」。このお題には、「いったん落ち着こ」（ギャロップ・林）。「せやろ？」（田崎）。「２動作の動きを１動作でやろう」（鬼奴）。「今度会うって約束しよう」（鰻）などが上がりました。

３つ目は「無駄なことしてるな～？　何をどうしている？」。このお題には、「ずっと右打ち」（鬼奴）。「ボジョレー・ヌーボーで水打ち」（田崎）。「北海道に行って卓球して帰ってくる」（藤原）。「肉を洗う」（鰻）。「プレーン中年、２度見」（銀シャリ・橋本）。「友だちにタダであげたゲームのカセットを１０００円で買い戻す」（かまいたち・山内）などがありました。

ここからリサイクル大喜利です。先ほどスケッチブックに書いた大喜利の答えを、新たなお題に対して用いるというルールです。スケッチブックはいったんノブが回収し、シャッフルして回答者に渡されます。誰のスケッチブックが渡されるかは、誰にもわかりません。

では、リサイクル大喜利スタート。まず１つ目のお題は「菅総理がう～んと３０分唸ったあとで放った一言は？」。「それローソンやろ」「核の恐ろしさ知ろ！」など、さきの回答が出るごとに、「それ、誰のスケッチブック！？」と盛り上がりました。そんな中、銀シャリ・橋本だけ「やりにくいわ」。橋本には自分のスケッチブックが回ってきていました。２問目は「高倉健が休みの日にしていることは？」というお題。こちらに対しては「肉を洗う」。「ネクタイを蒸す」などが上がりました。そして、「スケッチブック大喜利」での優秀回答者は、銀シャリ・鰻に決定しました。

続いて「お絵描き大喜利」です。絵で回答するのですが、こちらに関しては写真でお楽しみください。

まずは「こんなスイカ割り、見たことない。どんなの？」

そして「思春期を絵で表してください」

この２問を経て、リサイクル大喜利へ。回答者が描いたフリップをノブがシャッフルし、ランダムに４枚を選出。その４枚にストーリーをつけて、四コマ漫画にするという大喜利です。が、どの絵が選ばれるかも、その順番も全くわからないので、１枚目で想定していたストリーでは無理が生じるなどし、かなり苦戦している模様。挑戦したのは林、山内、藤原、西澤、橋本でしたが、みな、考え込む時間も生じていました。そんな中、かろうじて饒舌をキープした橋本が、この「お絵かき大喜利」の優秀回答者となりました。

最後は小道具を使った「リサイクル物ボケ」。この小道具も、京橋花月のお芝居やイベントで使われた小道具を用いているとのことで、細部にまでリサイクルにこだわっていました。回答者は様々な小道具を用い、一発ギャグのように回答するのですが、ファンタジーものからホラーものまで、それぞれの個性がよく表れた回答が次から次へと繰り出されました。

この「リサイクル物ボケ」でのリサイクル大喜利は、物ボケを披露している様子を映像に収めていたので、その映像を見ながらアテレコをしてもらうというもの。蛇口を用いた西澤の物ボケと、お盆と鞭を用いての林の物ボケ映像がピックアップされ、様々なアテレコが披露されました。そして優秀回答者はここでも橋本と相成りました。

ここで大喜利は終了。エコキングの称号は２ポイントを取得した橋本に与えられました！　一度のお題で出された答えを無駄にすることなく、最後まで使いきって楽しい時間を生み出すこの『リサイクル大喜利』、次回はまた２、３ヵ月後にあるかも！？とのこと。同じ答えでもお題が変わっただけで、爆発的に面白くなるなど、大喜利の奥深さも堪能できるイベントでした！