よしもと祇園花月で桂三枝が新たな落語会を開催!
吉本興業が24年ぶりに京都にオープンさせる常設劇場「よしもと祇園花月」。来る7月のグランドオープンに先立ち、既に毎週土曜・日曜は「週末ネタ公演」を実施し、好評を博しています。
そんななか、上方落語協会会長・桂三枝が、自身にとって同劇場では初となる落語会をスタートさせることになりました。題して「桂三枝 創作落語 祇園の会・其の壱」。記念すべき第1回は、6月18日(土)に行われ、文化庁芸術祭大賞受賞作品「ゴルフ夜明け前」と、今や数多くの落語家により口演されている「宿題」の2演目を披露する予定です。
6月1日(水)、お気に入りのスポットという清水寺門前のCafe五龍閣で行われた記者会見では、袴姿でゴルフクラブ片手に登場。まずは演目について、「初回ということで、京都にちなんだ創作落語を選んだ」と説明しました。『ゴルフ夜明け前』の「坂本龍馬が小倉山にゴルフ場を造った、という設定で、近藤勇とゴルフに興じる」(三枝)物語は、なるほど京都にぴったりです。ちなみにポスタービジュアルに使われている写真は、「映画版『ゴルフ夜明け前』で近藤勇を演じたときのものなんですよ」とのこと。こちらもぜひご注目ください。
三枝にとって、京都は思い出の多い街。「弟子時代は、師匠がしばらく京都花月に出演することになると、私は大阪へ帰らず、地下の布団部屋に泊まり込んでいました。裏手に墓地があって、怖かったんですけど(笑)」と当時を懐かしく振り返りました。「河原町へ食事に出ると、京都の皆さんから本当に親切にしていただいてね。今も感謝の気持ちでいっぱいです」というだけに、この地での落語会には自然と力が入ります。
新劇場・よしもと祇園花月については、「一度、出演させてもらったが、雰囲気がすごくいい」と絶賛。出番が終わった後は、シャンプーハット・小出水やダイアン・西澤ら若手芸人とともに京都の街を楽しんだとか。「場所が非常にいいので、帰りはどうしてもどこかへ寄ってしまいますね(笑)。それはそれで楽しいなと思います」と笑顔を見せていました。
今後は「祇園の会」を定期的に続けていきたいそうで、「季節ごとにやれたらいいなと思っています」(三枝)。「桂三枝はなしの世界」「桂三枝の笑宇宙」「創作落語の会」と、既にさまざまな落語会を行っているだけに、「祇園の会」ならではの特色を持たせたいとのこと。「京都ならではの雰囲気を出したい。ズバリ京都が舞台という落語は少ないが、できるだけ“はんなり”したネタをやれたらなあ」と語りました。
第1回は音曲漫才でお馴染みの平和ラッパ・梅乃ハッパや、一門から桂坊枝、桂三扇らも出演し、会を盛り上げます。三枝が繰り出す“京都ならでは”の新しい落語会を、お見逃しなく!
桂三枝 創作落語 祇園の会・其の壱
「ゴルフ夜明け前」「宿題」
日時:6月18日(土) 14:00開演
会場:よしもと祇園花月
料金:前売3000円、当日3500円(全席指定)
出演:桂三枝
平和ラッパ・梅乃ハッパ、桂坊枝、桂三扇
問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション 0570-036-912
【桂三枝】