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2011年7月 6日 (水)

吉例「桂文珍独演会」に向け“文珍・ガガ”が記者会見!?

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 全国ツアー「桂文珍47都道府県全国独演会ツアー~にっぽん!ハハハ!」をはじめ、京橋花月での「京橋精選落語会」、トリイホールでの「新根多御披露目の会」、東京・国立劇場での「大東京独演会」など、さまざまな落語会を精力的に展開している桂文珍。毎年、8月8日になんばグランド花月にて開催している吉例「桂文珍独演会」もその一つです。今年もいよいよ演題やゲストが決まり、7月6日(水)、文珍自らが意気込みや見どころを語るべく、記者会見が開かれました。
 今年で29回目となる同会について、文珍は開口一番「まだノーサイドにならずやらせていただいている。ありがたいことです」とニッコリ。「節電の夏ということで、冒頭に桂楽珍の寒〜い芸をお見せして、冷えたところで私が楽しい落語をやらせていただきます」と、さっそく茶目っ気たっぷりに笑わせます。
 『憧れの養老院』『猿後家』『南京屋政談』という3本の演題は、それぞれに思い入れのあるもので、『憧れの養老院』は、「高齢化を描いているネタで、時事問題もたくさん盛り込めるのが面白い」と文珍。師匠である文枝の得意ネタの一つ『猿後家』については、「古典のなかでは非常に燃料効率が悪いネタで、努力のわりに笑いが少ない。でも、伝統の世界に身を置く者として、こういうものもやっておくべきであろうと思いました」。多少はリニューアルする予定ながら、基本的には「親父の型を踏襲しながらやってみようかなと思っている」そうです。江戸落語『唐茄子屋政談』の上方版である『南京屋政談』は、「どちらかというとオチがない、『いい話だなあ』と思ってもらえるようなネタ。東日本大震災後、全国ツアーでもやらせていただいているが、お客様から非常に重厚な、深い拍手をちょうだいしています」と語り、今だからこそやりたいネタの一つとして選びました。
 また、ゲストの瀧川鯉昇さんは、文珍自身も「DCを4枚も持ってるんですよ」というほどのファン。「大変面白いおしゃべりをなさいますので、ぜひ一度出ていただきたいと思っていた」と言い、今回、ようやくラブコールが実ったとのこと。「鯉昇さんは『これやってください』とか言ったら緊張しはりますのでね(笑)。一番やりたいものをやってください、とリクエストしてます」と、演題は当日のお楽しみとしました。
 質疑応答では、今の日本で、落語が担うべき役割についても触れた文珍。落語会に来られるお客さんを見ていると、「大きな自然災害を経験して、ものじゃない『心の豊かさ』を求められるようになった」と感じるそうで、「文化としての力が、日本人に必要とされているのではないでしょうか。落語もそんな文化の一つの末端として、役割を果たせればうれしい」と力強く締めくくりました。
 最後の写真撮影では、持参したブルーのウィッグをかぶり、リストバンドやコーヒーカップ、メガネなどで、話題のレディー・ガガになりきった(?)文珍。当日も、どんな“サプライズ”な笑いを届けてくれるのか、今から待ち遠しいですね!

第29回 桂文珍独演会
日時:8月8日(月)開場19:00、開演19:30
会場:なんばグランド花月
出演:桂文珍、瀧川鯉昇、桂楽珍
料金:前売・当日ともに4500円
問い合わせ:チケットよしもとインフォメーション0570—36-912

【桂文珍】

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