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2011年7月14日 (木)

【ライブレポート】泥の97年デビュー組・二期会 真夏の狂宴

7月13日(水)、よしもとプリンスシアターにて「よしプリスペシャルライブ『泥の97年デビュー組・二期会 真夏の狂宴』」が開催されました。

オープニングMCのBコースは舞台に出て来てすぐ、「しまったー絡まったー外してもらえます〜?」というお馴染みのトリオギャグを披露。その後、客席に下りてギャグをしているところに、ギンナナ・金成とニブンノゴ!・大川がいきなり乗り込んできたりと、初っ端からてんやわんやです。
出演者を全員呼び込んだものの、定番ギャグやお馴染みの登場スタイルを持っている芸人が多いのが、97年デビュー組。加えて、ミニコントもそこかしこで生まれていくため、オープニングだけですでに20分以上が経過してしまいました。

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まずは、コーナー「全員一丸! しりとりジェスチャー ギネス記録に挑戦!」。2
チームに分かれてしりとりジェスチャーを行ったのですが、Aチームの足を引っ張ったのはガリットチュウ・熊谷。
「みみ」の“み”から始まる言葉を書かなければならないのに、ペンは空を描きっぱなし。みんなに急かされ、熊谷がようやく絞り出した言葉は「みかん水」。これには会場が大爆笑!
「“みかん”と書きかけたけど、“ん”が付くからって急いで“水”足したでしょ!」とBコース・タケトにツッコまれます。

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ここで、開演前のネタ合わせ中にケンカをしていたことが暴露されたカラテカ。タケトが楽屋にいたところ、別のパーテーションからドーンという音と、カラテカ・矢部の「怖い。怖い」という声が聞こえたそうです。「“太郎(矢部)が1人でやればいいじゃん!”って入江は怒ってたけど、みんなが“太郎1人のほうがウケるぞ”って言ってたよ」と金成に言われ、納得がいかないという表情を浮かべる入江でした。

その後は、各コンビがネタを披露。トップを飾ったのは、Bコースです。

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2番手は、先ほどケンカしていたことが暴露されたカラテカ。入江が「握手して頑張ろう」と手を差し出し、矢部とガッチリ握手。仲直りしたかのように思われましたが、矢部がズボンで手を拭いたのを見逃さなかった入江。「腹立つわ〜」とつぶやいていました。

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増谷キートン、ガリットチュウもらしさ溢れるコントで、笑いを誘います。

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ギンナナは、金成が股間を押さえながら登場。舞台前に昨日の出来事を作家さんに説明していたら、ズボンの股の部分がざっくりさけてしまったそうです。「それじゃ、漫才できないでしょ。気になるから、それ脱げば?」と言う菊池に、「1人でパンツだったらおかしいから、お前も脱いでよ」と金成がお願い。パンツ姿の2人が漫才をする様は、実に奇妙でした。

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中盤のコーナーを挟んで、井上マー、レイザーラモン、バッドボーイズ、ニブンノゴ!、佐久間一行による渾身のネタが披露されました。

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最後のコーナーでは、97年組の異端児・しんじが出現。
「でぃあぁぁ〜〜!」と声を上げながら客席を転がりながら登場した彼に、観客からは悲鳴が上がります。いつもはガリットチュウ・福島が暴れるしんじを鎮めるのですが、この日は大川がその役目を務めました。

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こちらでは、しんじにカエルのぬいぐるみを見せた時に、どんな反応をするかを全員で予想したのですが……。みんなの答えとは裏腹に、「可愛い……ピョン太くん……可愛い」とぬいぐるみを愛でるしんじに一同唖然。「なんか、ざわっとして終わったよね」と静かに笑う金成でした。

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これまで培ってきたお馴染みのギャグ、慣れ親しんだ同期とのミニコント、舞台経験豊富な彼らだからこそ生み出せるさまざまな笑いの奇跡によって、2時間のライブはあっという間に終了。パンクブーブー・黒瀬が『M-1グランプリ』チャンピオンに、あべこうじ&佐久間一行が『R-1ぐらんぷり』のチャンピオンにと、ここ数年、めきめきを頭角を表している97年デビュー組。これからもぜひ注目してください!

【井上マー】【カラテカ】【ガリットチュウ】【ギンナナ】【佐久間一行】【しんじ】【ニブンノゴ!】【バッドボーイズ】【Bコース】【増谷キートン】【レイザーラモン】