はんなりと!? ドタバタと!? 『祇園新喜劇』、始まります!
7月15日(金)、京都・祇園にオープンしたよしもと祇園花月。よしもとの京都での常設劇場としては24年ぶりの開場であり、京都ならではのコンテンツを毎日、発信しています。
8月9日(火)からは『祇園新喜劇』もスタート! 京都を舞台に、歴史や名所、年中行事をちりばめた、よしもと祇園花月でしか見られないショートストーリーで展開するオリジナル新喜劇をお贈りします。
その記念すべき初回の座長は、吉本新喜劇の次世代担い手との呼び声高い烏川耕一。烏川を中心に、小さな巨人こと池乃めだか、艶やかに華を添える末成由美らがはんなりと、ドタバタと、祇園に、そして京都の街に、パワー全開で笑いを届けます!
烏川耕一(以下、烏川)「よしもと祇園花月での新喜劇こけら落とし公演で座長をさせていただくということで、責任も感じておりますが楽しみでもあります。京都オリジナルの新喜劇なので、なんばグランド花月や京橋花月とは違う感じの、京都らしい話にさせていただきますし、その違いが楽しいんじゃないかなと僕自身も期待しています。そして私が猛獣使いとなって、ベテランさん……というか化け物を(笑)、うまくさばいていけたらいいなと思っております」
池乃めだか(以下、池乃)「24年ぶりですか。久しぶりに阪急電車の特急に乗ってきまして、懐かしいなぁと思いながら四条河原町の駅から歩いてきたんですけども、祇園の路地とか風情がありますね。おしゃれな路地がいっぱいあるんですよね。きれいな石畳で、喫茶店とかあって。この町並みをまた、楽しめると思ったらワクワクしますね。今日から1週間、『祇園新喜劇』を行いますが、京都花月閉館から24年経ちましたけど、京都のお客さんをもう一度、吉本新喜劇のトリコにできたらいいなという心積もりでおります。がんばります!」
末成由美(以下、末成)「私はこれでも一応、芸妓さんの役をやらせていただくんですけども、私もめだかさんと一緒で、久しぶりに京都に寄せていただいて、懐かしさや嬉しさを感じています。京都花月にも懐かしい思い出がいっぱいありますね。京都花月のポケットミュージカルの稽古で楽屋に泊まってたんですが、毎回、金縛りに遭って…。そういう思い出があります」
池乃「地下1階の布団部屋のね、湿った布団でね」
末成「そう、湿った布団で寝て、金縛り。隣はお墓というおぞましいようなところで…」
池乃「何もええ思い出ないやないの!」
末成「いやいや、それがまた逆にええ思い出、楽しいなと。この祇園会館の隣の旅館にもよく泊まらせていただいたりとか、数々の思い出がある京都に、そして『祇園新喜劇』のこけら落とし公演に呼んでいただいて、これはもうお客さんを腹の底から笑わせてあげたいなって思う気持ちでいっぱいです。京都花月のように、皆さんに認知されるよう続けていきたいですね。合言葉で『祇園花月に行こうよ』って言ってもらえるように、がんばっていきたいと思います!」
そして『祇園新喜劇』にどのようにして京都らしさを盛り込んでみたいか聞いてみました。
池乃「末成さんが何年か前に稽古してはった三味線をね、お座敷のお芝居でやりたいですね。あるいは岡崎動物園をモチーフにしたものをね。落語の『動物園』みたいな、ああいうお芝居をやりたいね」
末成「京都っていろんな歴史もありますし、いくらでもきでますよね」
池乃「時代劇とかね、帝の時分とかね」
烏川「それ古すぎでしょ!」
末成「企画としてはいっぱい出てくると思いますね」
祇園花月はどういう印象でしょうか?
池乃「NGKと違って花道があるので、花道を上手に使ってみたいですね。やっぱり時代劇やな。三度笠かぶってね」
末成「いろいろ夢は膨らみますね。結構歴史のある会館ですもんね」
烏川「桟敷席もありますしね」
池乃「やりやすそうな舞台ですね。その舞台を観てもらうには、お客さんに入ってもらわんとね。そのためにはまず、我々ががんばらんとね!」
『祇園新喜劇』はショートストーリーで展開します。なんばグランド花月や京橋花月とはまた一味違う『祇園新喜劇』を烏川座長はどのように見せていくのでしょうか?
烏川「なるべくスピーディーな展開にして、人数も少数精鋭でね。そのことがオリジナル、祇園花月でしか見られないものになると思います」
池乃「例えばNGKの新喜劇には20人出ていたとすれば、20人が順番にしゃべっていったら一人一人の台詞が少なくても結構な時間になる。『祇園新喜劇』は少数精鋭ということで、その分だけ一人当たりの台詞も増えてくるから、別段j、上演時間が短いからといってやり足らないということにはならないと思います。むしろ濃いものができるだろうし、若手にもチャンスが回ってくると思うので、新しいキャラクターも生まれると思いますね」
京都限定のギャグも生まれるのでしょうか?
池乃「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃーみたいなね」
末成「あれ、京都で生まれたんです」
池乃「突然ポッと出てくるかもしれんね」
烏川「そうですね。新喜劇は京都ならではの話をしていくので、その中でできるかもしれませんね」
末成「私、もうできてるの」
烏川「私たちも見てませんよ!?」
末成り「それは『祇園新喜劇』で見てください!」
末成由美の新ギャグにも期待したい『祇園新喜劇』は8月9日(火)から15日(月)まで、よしもと祇園花月で開催中! なお、今後も毎月1週間、開催されます。9月は20日(火)~26日(月)までを予定。京都ならではのストーリーや舞台美術、そして新ギャグ(!?)をお楽しみください!
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