【ライブレポート】くまだまさしのワークショップ
8月10日(水)、『YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO』の一環として、日暮里・プロモボックス!にて『くまだまさしワークショップ』が行われ、くまだまさし、佐久間一行、大西ライオンが出演しました。
日暮里は町工場や商店街が密集した、下町の雰囲気を色濃く残す街。そんな人情味あふれる街にちなんで、小道具を駆使したインパクト芸を得意とする日暮里出身のくまだまさしによる“小道具づくり”のワークショップが行われました。
まずは、それぞれのネタからスタート。
出て来た途端、「(お客さんとの距離が)近い!」と驚く大西はお馴染みの『ライオンキング』ネタ、そしてミュージカルコントで会場を一気にあたためます。
続く佐久間一行は、『R-1ぐらんぷり2011』決勝の1回戦で見せた井戸のネタを披露。かぶりつき状態で見つめるお客さんに慌ててしまったのか、ネタ中には歌とリズムが合わなくなるというハプニングが発生。ですが、失敗も笑いに変えてしまうあたり、さすがといったところです。
最後は、くまだまさし。ワークショップを開くにふさわしい小道具をふんだんに使ったネタに、大きな笑いが起こりました。
ワークショップのトップバッターは、くまだ。
舞台に登場する際に、くまだがよく使用しているサングラス芸のサングラスを画用紙で作成することになり、お客さんにはまず画用紙が配られます。
型どおりに紙を丁寧にくりぬいたのち、フレームにはカラーセロハンを貼って、よりサングラス風に。セロハンは赤、青、緑、黄色の中からそれぞれが好きな色を選び、フレームはマジックで好きなデザインにアレンジしていきます。
ワークショップ中にはお客さんのジュースが入ったコップが倒れるというハプニングもありましたが、くまだが差し出したタオルですぐさま拭いて対応してくださるなど、お客さんと芸人との見事な(?)連携プレーも観られました。
紙サングラスの柄の先と紐をセロハンテープで止めたら、作品は完成。
紐をひっぱり、おでこのあたりでサングラスを止めるという芸を全員でやってみることになったのですが、大体の方が前髪に引っかかって苦戦してしまいます。見事におでこへぴたっと紙サングラスを止めてみせたくまだは「プロですからね!」と胸を張っていましたが、「いや、くまださんみたいに丸坊主じゃないから無理ですよ!」と2人にツッコまれていました。
続いては、大西。トレードマークのライオンのかぶり物はあまりにも難しいので、キャップにフェルトで動物の顔を作ることに。大西が事前に作ってきた動物キャップに、会場からは「カワイイ〜〜!」と声が挙がります。
動物の顔のパーツをフェルトで作り、ボンドで貼り付けると完成。パーツを作る子どもたちの目は真剣そのものです。
個性が光る作品の数々に、芸人たちからも「すごい!」「カワイイ!」と感嘆の声が挙がっていました。
佐久間は、先ほど披露した井戸のネタに出てくるミニチュア井戸作りを伝授。長方形の画用紙を筒状に丸めて、それぞれが絵を描いていき、筒の底につまみを下に、色画用紙で作った井戸のお化けを上にそれぞれくっつけると完成です。
「地味な作業かもしれないけど、2学期に入ったら人気者になれるからね!」と、子どもたちを励ますくまだ。大西も佐久間も会場を周りながら、お客さんに声をかけ、盛り上げました。
「楽しかったです。皆さん、夏休みを楽しんでください」(大西)「帰ったら、(今日作った井戸の底が抜けないように)ストッパーをつけて楽しんでください!」(佐久間)「生まれ育った日暮里の皆さんの前でできてよかった。来年も再来年もこのワークショップをやっていきたいですね。今日はありがとうございました!」(くまだ)。充実した表情を浮かべる3人は作ったサングラスや帽子をかぶって帰路に着く子どもたちを、微笑みながら見送っていました。
●YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO partnerships with GEORGIA〜Laugh&Peace2011
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/
【くまだまさし】【佐久間一行】【大西ライオン】