たむらけんじ、小籔千豊が講師となって「パパ芸人のことばあそび」に登場!
8月15日(月)、キッズプラザ大阪で開催中の夏の企画展「はらっぱの教室」で特別課外授業「パパ芸人のことばあそび」が行われ、特別講師としてたむらけんじ、小籔千豊が登場しました。
こちらは、パパ芸人を中心に楽しい子育てを提案する吉本興業のプロジェクト「パパパーク」の一環であり、子どもたちと一緒にダジャレや一発ギャグを考えながら、言葉の楽しさ、面白さを知ってもらおうというもの。特別アシスタントは第1部、第2部ともプラスマイナスが担い、参加した4歳から小学生のお子さん20人と言葉遊びを楽しみました。
第1部の講師は、現在2児のパパでもある小籔千豊。まず、小籔が芸人になったきっかけを語り、お子さんたちに将来の夢を聞きました。中には「いろんな国に行きたい」という男の子もおり、「いろんな国に行くということは、いろんな国の人としゃべらなあかんから、お話しをする楽しさを知ったらいいよ」とアドバイス。続いてプラスマイナス・兼光が『名探偵コナン』の毛利小五郎の真似をして子どもたちの心を掴んでいました。また言葉遊びの見本として、「刀を買ってよかったな」や「フラフープ~」などを披露。子どもたちから微笑がこぼれていました。
そして子どもたちがダジャレを発表。
・独楽のことは困ったな
・刀を買ったな
・糊はノリがいい
など、快作を次々と発表。中には、ある子が発表した「サカナが朝かな?と思った」というダジャレを受けて、はさみがウサギに見えると前置きしつつ「ウサギが朝かなと思った」という、芸人用語で言うところの“かぶせ”で攻めるお子さんもいました。
プラスマイナスがお子さんたちに言葉遊びを教えている間、しきりに「将来、芸人だけにはならんときよ」とアドバイスしていた小籔。長女も「将来は芸人になりたい」と言い始め、頭を抱えているのだとか。このあたりについてはイベント終わりに詳しく聞いてみました。
続いて第2部では、3人の子を持つたむらけんじが登場しました。第一声は「みんな、どんな言葉が好き? 僕はおかねです!」。すると場内から「僕も!」とのレスポンスがありました。そして本日2回目となるプラスマイナスも登場。小籔の授業を経ているせいか、こころなしかリラックスしている様子でした。
ここでもまた、ダジャレを中心とした言葉遊びが。最初はぽつぽつと出てくる感じでしたが、たむらが「象」「トラ」などヒントを与えるうち、湧き出る泉のごとく、いろいろなダジャレがお子さんたちから飛び出しました。
・プリンは栄養たっぷりん
・狼がトイレに入った。お~紙がない!
・バッタががんばった
・スイカ、安いか
・イカが船の碇に怒りをぶつけたなどなど、なかなか大人でも思いつかないような、高レベルなダジャレも発表されました。
さて、特別講師を終えてみての感想を、小籔、たむらそれぞれに聞いてみたところ…。
小籔「僕も勉強になるというか、うちの子にも“ダジャレ言って~”みたいなことを言われたことがあって、う~んって考えているときに大人になってダジャレを言うのは不謹慎になる場合もあるけど、子どもやったらいいなとか思ったりしましたね。子どもの教育とか、キッズプラザさんがアプローチの仕方や方向性を示してくれたら、僕らみたいな若い夫婦は助かるなぁって思いますし、僕もそういうことのお手伝いもできたらと思ってます」
なお、小籔は家にいるときは「品行方正で何でもすぐ褒める父親」なんだそうで、「テレビで観て、皆さんがイメージされている僕とは違うと思いますよ」とのこと。そんな子煩悩な父親である小籔が唯一、反対するのが娘さんの「芸人になる」という夢。
「芸人になりたいって言ってきたことが何回かあって、そのたびに『あかん』と言ってきたんですけど、『なんであかんって言うの?』と聞かれたので、これまで自分が負ってきた苦労なんかを滔々と言って聞かせたんです。そしたら最終的に泣いてしまって。手前味噌ですけど、娘はとても感受性の強い子なので、『貧乏になったら辛いんやって、パパは私のことを心配してくれてる』って思っての涙なんかなと思ってたんです。でも後から泣いた理由を聞いたら『あかんって言われたから』と。普通に否定されたから泣いただけでした」
ちなみに、娘さんには将来、手堅い職業に就いてもらい、専業主婦になって、子どもの手が離れたぐらいにテニスに興じるなどの人生を送ってほしいそうです。息子さんには「芸人以外の職業」なら特に望むことはないそうですが、「15歳になったら世の中の仕組みを、僕が知っている限り、全部教えます。社会の表と裏を知ってもらって、そこからどう努力するかは自由です。早く15歳になってほしいですね」と小籔流元服の儀を考えているようでした。
また、たむらけんじは自由奔放なお子さんたちに接して、「僕たちの思った通りにはならないですね! やはり、子どもたちの勢い、爆発力には敵いません!!」。そして、「あと、発想力はすでに負けてました。。。」とまさかの完敗宣言(!?)も出ました。
最後に、手取り足取りダジャレや一発ギャグの仕組みをお子さんたちに教えていたプラスマイナスに感想を聞きました。
岩橋「最近、子どもがすごく欲しくて。今日改めて、再確認しましたね。でも、お子さんたちに教えるのは難しかったです。小さい子でもやっぱり、個性が出ますね。積極的な子や引っ込み思案な子、いろんな子がいて。自分の子どものころはどうやったなぁって照らし合わて、なんかこう、いろいろと考えてしまいましたね…。自分の人生を考えたとき、あの子たちはあんな若いときから人間としてちゃんと考えて、できているのに、自分は何をダラダラしてたんやろうって…。今日はいろいろ考えました」
兼光「各回40分でしたけど、濃い時間でした。あんな大勢の子どもたちと接する機会も、レクチャーする立場もないので、物事を伝えることが難しかったです。子どもの扱い方も大変やなぁと思いました。でも成長するのを見るのも楽しみやから、(将来自分に子どもができるのも)楽しみになりました」
小籔、たむら、そしてプラスマイナス岩橋、兼光と、それぞれの立場で様々な発見あった「パパ芸人のことばあそび」。子どもたちが考えたダジャレや一言は、8月19日(金)~21日(日)の3日間、天神橋筋商店街三丁目・関西大学リサーチアトリエ「楽歳天三。楽市楽座」にて「人を幸せにするこどもたちのことば展」で展示されます。自由な発想から生まれた“珠玉のことば”に触れてみてくださいね。
また、『パパパーク』とは、2010年8月にオープンした情報サイト。男の育児=イクメンをさらに楽しいものにすべく、よしもとのパパ芸人たちが日本一の子育て情報サイトを目指して展開しております。こちらもぜひ、覗いてみてくださいね!
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