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2011年9月30日 (金)

【ライブレポート】∞ホールOSAKA大感謝祭SP!~大人気芸人のネタと過去の人気コーナーを行います~

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 9月30日をもって、惜しまれながら幕を下ろすことになったヨシモト∞ホールOSAKA。これまで若手芸人を中心に、ユニークかつ実験的なイベントが多数行われてきた場所――そんな愛すべきホールのフィナーレを飾ろうと、ゆかりのある人気芸人が大集合しました! 珠玉のおもしろネタはもちろん、過去に∞ホールで行われたイベントの名物コーナーを復活させちゃおうという試みも。ここでは2日間にわたる「大感謝祭」の初日となる9月29日の公演の様子をレポートします。

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 まずはオープニングで、MCのバッファロー吾郎がステージに登場し、イベントの内容を説明。「普通こういうときは、大勢の芸人が集まって、年表見ながらトークしたりするもんですが、今日はネタとコーナーです!」(木村)と、予想外に普段通り(?)の構成に驚きを隠せない様子。とはいえ出演者の紹介では、木村が「僕がお客さんなら絶対来ますね! この中で嫌いなのはスーパーマラドーナの武智ぐらいです(笑)」と豪華さをアピールしていました。

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 さっそく前半戦がスタート! 各コンビの紹介VTRでは、過去に出演した∞ホールでのイベントのリストが映し出されるなど、フィナーレにふさわしい演出が。トップバッターは藤崎マーケット。「ハリウッドもののアクション映画にハマっている」という田崎とともに、名場面を次々と再現していく藤原。しかし、緊迫した雰囲気を脱力させてばかりで……。

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 二番手のヤナギブソンは和服姿で舞台へ。ご存じ坂本龍馬に扮して、なんとツイッターに興じるという奇想天外なネタを披露しました。幕末の志士たちの「つぶやき」にはツイッター「あるある」も満載で、客席は笑いの渦に。

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 「まいどー!」と元気いっぱいの掛け声で沸かせたストリークは、さっそく阪神ネタでグイグイ観客を引き込みます。途中から、小学校のころの思い出話に話題を変えようとする吉本でしたが、気づけば山田のペースで野球トークに……。

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 お次はシャンプーハット。懐かしのファミコンゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が得意だというてつじに、小出水が教える裏技とは!? マリオでもルイジでもない驚愕の新キャラは、抱腹絶倒の個性派で……。

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 ここで最初のコーナー、ヤナギブソンが浅越ゴエとともに∞ホールで行っていた「ライトトーククラブ」の人気コーナー「みんなで重箱の隅をつつきましょう!」に突入――と思いきや、照明がつくと、小出水が袖にはけずに横たわったままになっており、場内騒然! 本人はちょっとしたボケのつもりだったようですが、本当に倒れたのかと勘違いした木村から大目玉をくらっていました。
 このコーナーでは、世の中の気になることや腹が立つことをぶちまけていき、最も客席の支持を得られた人が優勝となります。「ノンアルコール・ノンカロリービールのルールがわからない」(田崎)、「変な歌詞が多すぎる」(山田)、「ヤクルトは本当に適正な量なのか」(てつじ)など次々と上がる意見に、メンバーたちはああでもない、こうでもないと独自の意見を披露。ヤナギブソンの「日曜日の時点での『来週の水曜日』はいつ?」という疑問には、木村が深く同意して、思わず「木村ポイントを差し上げます!」と意味不明な得点を与えたり、客席でアンケートをとったりして大盛り上がり。一方で、小出水は「う○こにニオイは必要か?」という疑問を詳細なイラストとともに提示して、木村から「知らんわ! そんなもん!」と一刀両断されていました。最後は何故か回答ボードを全員でシャッフルし、藤原の「チャーハンの価格は高すぎる」を引いた田崎が優勝するという、謎の結末に。

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 ネタ後半戦はスーパーマラドーナからスタート。「カラオケが好きだがどの歌も長すぎる」と主張する田中が、ヒット曲・名曲をどんどん短縮していくものの、いずれも武智から厳し~いツッコミが入ります。

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 続いての天竺鼠は漫才での登場。不可解な行動を繰り返す川原に、翻弄されるばかりの瀬下。言われるがままに二人で「鼻」と「メガネ」を演じますが、川原の指示に応えるうち状況はますますカオス化し……。

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 土肥ポン太は、客席と立ち話を楽しむかのごとくトークを展開。後半では自らが経営する八百屋さんでの人物観察から生まれた、ショートコントの数々を繰り出しました。

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 トリを飾ったのは千鳥! 「温泉旅館の予約の仕方がわからない」という大悟に、ノブが見本を見せることに。ところが電話に出た女将には全く話が通じず……。息もつかせぬ怒涛のやりとりで、この日一番の大爆笑をさらっていました。

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 二つ目のコーナーは、「base VS AGEAGE」からのゲームバトル。竹若、土肥、天竺鼠の赤チームと、千鳥、スーパーマラドーナの青チームに分かれて対決します。2人ずつが新聞を破れるまで引っ張り合い、手元に残った紙面から「最もセクシーな言葉」を選ぶゲームでは、赤チームにほとんどを持って行かれて青チームが大ピンチに。しかも大悟と川原の見分けがつかないと愚痴るノブに、川原が「わしゃノブじゃ!」と応えてさらなる大混乱となりました。
 ほかにも、お題に沿ったひとことを、しりとり形式で交互に応えて行く「タイムリミットひとことバトル」や、頭の上に加熱式弁当などに使われている熱源を乗せての「ロシアンぽかぽかゲーム」などが続き、結果は青チームの負け。罰ゲームとして、指示された人物になりきっての即興芝居に挑戦しました。アントニオ猪木さんや松浪健四郎さん、ラ王(?)などのキャラクターが入り乱れる舞台は破綻寸前……と、そこでノブに扮した大悟が「罰ゲームのクセがすごい!」の一言で場をさらい、チームの窮地を救いました。
 最後までアットホームな雰囲気で、客席も一緒になって盛り上がったひととき。∞ホールらしい締めくくりの一夜となりました。