【ライブレポート】第10回 サブロー&雀々二人の世界!!
大平サブローと桂雀々が、5年前より年2回のペースで開催しているイベント「サブロー&雀々 二人の世界!!」。その10回目となる公演が10月14日(金)、京橋花月にて開催されました。まずは、10回目を迎えるにあたり、山崎邦正、桂文三、ハイヒール、オール阪神巨人、ザ・ぼんちからのお祝いメッセージが流れます。
そして、大平サブローが〝桂サブサブ〟として登場。今回は、サブローが芸能生活36周年を記念して挑戦中の「36のむちゃブリ企画」でのコント赤信号・小宮孝泰さんからのリクエスト「地獄八景亡者戯」に挑むことに。枕では「取りあえず覚えました。私なりに色をつけています」と報告。そして、いよいよ本筋に。
サバを食べて食当たりで亡くなった男が、冥土で知り合いのご隠居と出会います。そして、共に三途の川までいくと、そこにはなんと、横山やすし師匠が! ボートが大好きだったこともあり、三途の川の船着き場を任されているという展開に、客席は大盛り上がり。そして「恐いキャラを変えた」という閻魔さまは、「いらっしゃーい!」と、あの師匠のお馴染みの台詞で迎えてくれます。サブローの得意とするモノマネを織り交ぜながら、オリジナルの「地獄八景」を披露していました。
続いて登場した桂雀々は「いたりきたり 桂枝雀作」を、さすがの語り口で聞かせます。そして、若手コンビ・学天即による漫才も。
最後は、サブロー、雀々、そしてゲスト・角淳一さんによる「スミッコ倶楽部」で、トリオ漫才を。角さんが12年間出演し、9月末で卒業したあの番組を、2人は「ミヤネ屋」、「おはよう朝日です」などとボケを連発し、角さんがツッコミます。
そして、おまけコーナーでは、「むちゃブリ企画」での角さんのリクエスト「モノマネ三昧」が行われることに。サブローは、原哲男さんや間寛平、明石家さんまの楽屋入り、スリムクラブ・真栄田から、福知山でスピード違反を取り締まる警察官、吉本興業の某社員までと、幅広いレパートリーで客席を沸かせます。また、雀々も、この場から逃れたい牛、お腹がすいてる牛などから、金井克子さん、日吉ミミさん、桂文枝と、こちらも負けずに披露していました。
落語、漫才、そしてモノマネで、幅広いお客さんを盛り上げた二人の世界。次回の開催と、サブローのむちゃブリ企画の今後にもぜひ注目してください。