【ライブレポート】暗躍!芸人ブローカー~秋のスペシャルライブ~
11月13日(日)、関西テレビ『暗躍!芸人ブローカー~テレビに出ない(秘)芸人密売所~』の、秋のスペシャルライブがなんばグランド花月で開催されました。劇場や楽屋ではおもしろいと評判なのに、テレビでは滅多に見られない芸人を集め、光を当てるという内容だったけに、集まった芸人はかなりレアな顔ぶれ。お笑いツウの暗躍芸人ファンが客席を埋めていました。
「いよいよ来ましたよ、芸人ブローカーがNGKに!」と、番組でレア芸人のブローカーを務める中川家が盛り上げるものの、観客はしっとりとした大人の盛り上がり。敏腕イベンター役の小籔が「NGKといえば、幕が開いたら『きゃーっ!』って言うて、何言うても笑うお客さんばっかりやのに、今日のお客さんはツウやん!」。小籔はつねづね「活きのいい若手で、NGKがパンパンになる面子をそろえたい」と中川家に依頼していたけれど、まさしく“暗躍芸人”がそろったようで……。しかし礼二が「だからこそ!これが本当のライブじゃないですか」とさらに盛り上げると、客席から拍手が。「中古車の査定に来た気分で、肩の力を抜いて過ごしていただけたらと思います」という言葉で、イベントがスタートしました。
まずはじめのコーナーは「暗躍モノマネヒットメドレー」。
トップバッターのちゃらんぽらん冨好が、久保田利伸のモノマネ講座を開けば、続いてどんぴしゃ・赤峯が長渕剛の細かすぎるモノマネを披露。ほか、へびいちごによる掛布雅之のモノマネ、ショウショウによる田原総一郎と菅直人のやりとりという、序盤からコアな芸が続きます。ショウショウは、「このネタでこんなにウケたの、初めてです」と驚いていたのが印象的でした。
ライブブリッジVTRは、番組内でその個性的な風貌とキャラに注目が集まった桂三象が、さまざまなことに挑戦する「桂三象のできるかな」。奮闘する桂三象の姿に会場から笑いが。
続いてのコーナーは、「暗躍芸人大喜利」。桂文福、まるむし商店・東村、しましまんず・藤井、こっこなど、番組をにぎわせる暗躍芸人が揃いました。小籔と中川家・剛は、別室のモニターで大喜利の様子をチェックするとのことで、進行は中川家・礼二のみ。ディープなメンバーを前に、「どう転がるか分からんので不安で仕方ない」と珍しく弱気……!? フリップ大喜利では、「(会場が)ドカン!と来るのを期待してますよ!」と発破をかける礼二に対し、まるむし商店・東村がフリップに「ドカン!」と書いて回答するなど好き放題。「今、芸人人生のなかで、かいたことない汗をかいてます」と礼二が汗を拭い、なんとも混沌かつ味わい深い展開に。ほか、モノマネ芸人・ショウショウも参加してのモノマネ大喜利も行われました。
続いては、暗躍芸人29人が全員集合してのスイッチオントーク。やや表情が固い暗躍芸人たちに、「今、緊張している?」の質問すると、29人中、18人がスイッチオン。おしどり・ケンは「針金がないと落ち着かない」と語り、村越周司は緊張をほぐすため、おなじみのギャグを披露していました。続いて「番組に出演して、反響があった?」という質問には、17人が「はい」と回答。名古屋の太鼓持ち芸人として名を馳せるオレンジは、知り合いの社長が番組出演を喜んでくれ、さらには冠番組まで決定したそうです。さらにトークは盛り上がり、「井上安世を狙っている?」という問いには6人が反応。しかも「このなかに、実際に私を口説いてきた人がいる」と井上が暴露したものだから、出演メンバーが犯人探しに躍起になる一幕も。
トークコーナーが終わったところで、番組ホームページでかねてから募集していた暗躍芸人人気投票の結果発表。3位の林家染弥、2位のショウショウ、1位のしましまんずがとっておきのネタを披露しました。
暗躍芸人が大活躍したこのイベントもついにエンディング。しましまんず・池山の、暗躍芸人の悲哀と生き様を歌った「暗躍芸人FOREVER!」を全員で大合唱。暗躍芸人が主役の、前代未聞の一大イベントは幕を降ろしました。
このライブの様子は、関西テレビで12月18日(日)深夜0時40分から放送予定! ぜひチェックしてくださいね。