【ライブレポート】11/19「THE MANZAI 2011」本戦サーキット・大阪ラウンド
10月からスタートした『THE MANZAI 2011』本戦サーキットも、いよいよ佳境! 4回目となる大阪ラウンドが11月19日(土)、なんば5upよしもとで開催されました。いま一番おもしろい漫才師を決定するこの大会では、予選を経て選ばれた50組の「認定漫才師」が全国5ヵ所で行われる本戦サーキットのうち2回に出場し、各ラウンドの順位によって与えられるポイントの合計で、上位15名が12月に行われる決勝大会へ。16~25位によるワイルドカード決定戦も行われ、さらに1組が同じく決勝大会に臨むことができます。
会場となった5upよしもとは立ち見も出る満員御礼で、10月、同じ関西エリアで行われた京都ラウンドにも足を運んだという熱心なファンも。MCを務めるヤナギブソン(ザ・プラン9)が舞台に登場すると、早くもテンションはMAXに。ヤナギブソンはおなじみのフレーズ「誰が興味あんねん!」を連発しながら大会趣旨およびシステムを説明し、さっそく20組の認定漫才師たちを呼び込んでいきます。
第1ブロックは、土佐駒、マヂカルラブリー、さらば青春の光、2700、トレンディエンジェル。
10月2日(日)の東京ラウンドで第2位という好成績を残したマヂカルラブリーは、野田が繰り出す特異な動きとシュールなボケで場内を沸かせました。
2700の、八十島お得意の歌をふんだんに盛り込んだネタには、会場から手拍子が! ツネのキレのあるダンスにも大きな笑いと拍手が起こります。
続いてはザ・パンチ、ドレッドノート、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、シャンプーハット。
この日も、いつもの黒いTシャツで登場したジャルジャル。福徳が次々と発していく珍妙な“英会話”で、お客さんをクギ付けにしていました。
小出水とてつじの「男らしさ勝負」で始まったシャンプーハットのネタは、謎のキャラクター登場で、いつしか“こいちゃんワールド”全開に。
第3ブロックは、夕凪ロマネコンティ、千鳥、吉田たち、プリマ旦那、メッセンジャー。
京都ラウンドでの雪辱(?)を胸に舞台に上がった千鳥は、旅館の女将に扮した大悟のボケが炸裂。ノブとのまったくかみ合わないやりとりで、ひときわ大きな笑いをさらいました。
メッセンジャーは、さすがベテラン!と唸らされるテンポのいいしゃべくり漫才で、お客さんのハートをがっちりキャッチ。子供の頃の思い出がどこまでも悲しい黒田に、あいはらも呆れ顔……?
最後のブロックは、学天即、POISON GIRL BAND、ビタミンS、チキチキジョニー、テンダラー。
5upよしもとの「ファーストバトル」でも絶好調の学天即は、四条のマイペースすぎるキャラと、電光石火でツッコミまくる奥田のコンビネーションが絶妙。
こちらもベテラン、テンダラーは、浜本のコミカルなアクションと息つく暇もないボケの連続で、何度も爆笑を巻き起こしました。
全20組のネタが終わった後、結果はなんとその場で発表! というわけで、集計を待つ間は、ヤナギブソンが気になるコンビとトークを展開していきます。千鳥は京都ラウンドで大悟がネタを飛ばしたエピソードを紹介しつつ、最後は「大悟の口が臭い」といういつものネタまでちゃっかり披露。また、テンダラー・白川は、「謎の多い人物」として、出演者たちからマル秘エピソードの数々を暴露されるはめに。さらにはビタミンS・お兄ちゃんのモノマネコーナーまで飛び出し、先ほどまでの漫才とはガラリと変わって、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がりました。
さあ、いよいよ上位3組の発表です! この日の結果は、
1位 千鳥
2位 学天即
3位 テンダラー
となりました。泣いても笑っても、本戦サーキットはあと1回で終了。決勝大会を戦う15組の顔ぶれが決まる瞬間が、刻一刻と近付いています。次回、11月27日(日)の東京ラウンドでの熱戦はもちろん、決勝大会での勝負の行方まで、しっかりチェックしてくださいね。
●本戦サーキット日程
◎11月27日(日) 東京ラウンド 会場:ルミネtheよしもと
●『THE MANZAI 2011』公式サイト http://www.themanzai.com/